※この作品はR-18です。

ヒロイン全員百合レズ   作:XW

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 こちらの小説では久方ぶりの投稿で、一応新章スタートになります。
 毎度の事ながら、ある作品を元にした部分がありますので、何か問題等あれば教えてくだされば幸いです。
 今回も短めではありますが、良ければ見て行ってください。
 それではどうぞ。


第十章 神盾奪還作戦
第六十話 奪還作戦、始動


 

「それは確かなの?」

 

《信頼できる情報筋からだからな。神盾同盟領地から、数人の女達が連れ出され行くのを見、その中にはクラウディアやオリヴィアと言った者達も……行先は恐らく、》

 

「オリガ陣営の……拠点。」

 

《拠点で何されるか分からんが、良い事ではないのは確かだ。とにかく、何かあったらまた連絡する。》

 

 KISARAGI総司令室内にて、ナイトレイドリーダーであるナジェンダの通信を聞き、冷や汗を掻くハニー。

 その通信の内容は、オリガ陣営に侵略された神盾同盟領地に居るクラウディアやオリヴィアと言った女性達が、オリガ陣営の拠点に連れだされて行くと言うものだった。

 

「……最早、モタモタしてる暇もありませんわ。」

 

「神盾同盟奪還作戦の選抜メンバーはもう決まっているわ。でも場所がオリガ陣営の拠点となると……」

 

「……せめて、奴らの拠点への座標を掴めれば良いんですが……」

 

 通信が切れた後、同じく通信の内容を聞いていたみちるの言葉に亜美が答え、それに続く形で選抜メンバーの一人である天利が顎に手を添えながら言った直後だった。

 

「ハァ……ハァ……っ!! モルガンの神殿跡地で、オリガが作った転移門の残留思念を見つけました!!」

 

「っ!? それ本当!?」

 

「なら、そこで奴らの拠点への座標を掴めるかもしれないわね。」

 

 息を整えながらやって来た翔子の話を聞いて美奈子が驚き、それに続く形で呟くレイ。

 

「アニスフィア殿、マテリアル改良と一緒に頼んだ、例のアレは?」

 

「探索装置の事? それならもう完成してるよ!! それを残留思念内にある座標に向けて射出すれば、奴らの拠点へと続くゲートが一瞬だけ開く。そこから敵さんの拠点へと潜入は可能だけど……」

 

「一度潜入した後、そのゲートも座標も使えないわ。」

 

「要するにっ!! 命がけの片道切符って奴ね。」

 

 フランソワーズの問いにアニスフィアが答えた後、その話に続く形で言ったさやかの話を聞き、拳を鳴らしながら呟くまこと。

 

「……月野総隊長!! 私か他のセインティアの誰かを、救出作戦の一員として参加させてください!! 潜入先で囚われたセレスティン様達の居場所を的確に探すなら、私達の力が必要かと!?」

 

「……分かった。良いですか、ハニー総司令?」

 

「うん……天利ちゃん!!」

 

 そのような話を聞いた翔子の提案を聞いたうさぎはハニーに問い、その提案に頷いたハニーは尽かさず天利の方を見、

 

「頼んだよ……」

 

「はい!! 必ずセレスティン様達を連れて戻ります!!」

 

 ハニーの言葉を聞き、天利も覚悟を決めたように頷くのだった。

 

―――――

 

「だぁあああ!!」

 

「オラぁああ!!」

 

 一方KISARAGI総本部内にある戦闘訓練室では、両手から放つ炎を纏いながら拳を殴る女性に対し、褐色肌でうさ耳な女性が足技をぶつけっていた。

 

「フン、相変わらずの足技だ。とても兎女とは思えんな。」

 

「ハッ!! そういうアンタはガチなライオン顔負けじゃねぇか!?姐さんよ!?」

 

 拳と足技をぶつけ合った後距離を取り、互いを見ながら言い合った「ブラック・クローバー」のメレオレオナ・ヴァーミリオンと「僕のヒーローアカデミア」ミルコは、そのまますぐに再びぶつかり合った。

 

「に、任務前のウォーミングアップしてるって聞いて来たんですけど……ほ、本当にウォーミングアップ何ですかコレ?」

 

「まぁ……この二人から見たらウォーミングアップなのかもしれませんね。」

 

 そんな二人の様子を見ていた百合子は唖然となり、フェルトはそんな百合子に愛想笑いしながら答える。

 どうやらメレオレオナとミルコは、天利を含んだ奪還作戦の選抜メンバーに選ばれたらしく、その前のウォーミングアップとして戦い合ってるのだが……百合子とフェルトからしたらその意気を軽く超えていた。

 

「ハァアアア!!」

 

「よっと!! だぁああ!!」

 

「んぅう!?」

 

 メレオレオナが炎の拳を振るえばミルコがジャンプして避け、そのミルコがキックを放てばそれを両手で防ぐメレオレオナ。

 二人の攻防は明らかにウォーミングアップってレベルではなかった。

 

『ハァアア!!』

 

「はいストッ~プ!!」

 

 その後も二人の闘いが続くかと思われたが、それを待ったをかけるようにして間に立った女性が両手を出し、二人の動きを止めた。

 

「んだよタツマキ!! こっからが最高潮だってのに!?」

 

「それとも何か? 貴様も交わりたいのか?」

 

「これから任務ってのにそれ以上力発揮させてどうするのよ!? これくらいにして、あまり余った力はオリガ辺りにでもぶつけなさい!!」

 

 二人の闘いを止めた、「ワンパンマン」のタツマキを見てミルコとメレオレオナが言ったのに対し、呆れ気味に話すタツマキ。

 どうやらタツマキもまた、奪還作戦の一員らしい。

 

「ったく……あぁ二人も悪いわね。この女傑共のアホ喧嘩を見せちゃって……」

 

「あぁいえ!? 二人の闘いを見れたのはある意味良かったですし、それを止めるタツマキさんも凄かったですし……」

 

「………そう、」

 

 メレオレオナとミルコを見て呆れた後に百合子とフェルトに言ったタツマキは、百合子の発言を聞いて少し照れた後、百合子の元へ近づいた。

 

「え、えっとタツマキさん……何でしょうか?」

 

「総司令から聞いたんだけど……あんたが私達のオリジナルを、私達以上に知ってる縄利百合子?」

 

「あ、はい……」

 

 じっと見つめられ、少しだけ戸惑う百合子にタツマキは問い、それに百合子が頷いたのを見た後、百合子から離れるタツマキ。

 

「……まぁ、詳しい事は任務終わった後でも聞くとするわ。」

 

「………」

 

「心配しなくても、全員オリガって言う変態ダークエルフから助けてあげるから、あんたらは安心して待ってなさい!!」

 

 そう歩きながら言ったタツマキを見た百合子に対し、タツマキは百合子とフェルトに対して声を上げ、そのままメレオレオナとミルコと共に去って行った。

 

「な、なんだかんだで優しい一面もあるんですよね、タツマキさんって。」

 

「……知ってます。」

 

 その後、フェルトの話に対し、少しだけ笑みを浮かべながら頷く百合子だった。

 

――――――

 

 少し経ち、タツマキとメレオレオナとミルコらと共に集合場所に向かった百合子とフェルトの前には、奪還作戦のメンバーが集まっていた。

 

「作戦のメンバーを紹介するわ……って言っても、縄利さんは全員知ってると思いますけどね。」

 

「ツキカゲ所属の、青葉初芽よ。初めまして……って言ったら良いのかしら?」

 

「その弟子の、石川五恵です!! よろしくお願いします!!」

 

「アンジェよ……ま、黒蜥蜴星人と言えば分かるかしら?」

 

 既にマテリアル体に換装、レディ・ジャスティス姿になっていた天利が言った後、百合子に挨拶する初芽と五恵とアンジェ。

 

「転移ゲートは一瞬しか開かない……それをミモザの魔法で押し広げた後、リーベルトのワープで転移先の拠点へと一気に飛びます!!」

 

「任せてください!!」

 

「うむ。」

 

 天利もとい、レディ・ジャスティスが話した後、それぞれ頷きながら答えるミモザとリーベルト。

 

「私も同行し、技術部代表としてアニスフィア殿達連携を取るわ。」

 

「園子さんに奏さん、お二人もですか?」

 

「あぁ!! ハニー総司令の推薦でな。」

 

「私らの槍で、皆を護るんよぉ~。」

 

 っと、パイロットスーツ姿のさやかが言った後、フェルトの問いに対し笑みを浮かべながら答える奏と園子。

 

「成程……って、百合子? どうしたんですか?」

 

「いえ……個人的にちょっと、嬉しい事があって……」

 

 二人の話を聞いて頷いた後、そっぽ向いて涙を少し流す百合子を見て驚いたフェルトの問いに答える百合子。

 どうやらこの世界では、奏が生きてる事が嬉しかったらしい。

 

「………きょ、拠点から脱出したのを確認したら、何名かが合流地点で待つらしいので、安心して戻ってきてください。」

 

「うん……任せといて!!」

 

「ッ……ご武運を。」

 

 少し戸惑った後、フェルトの言葉を聞いて頷いた翔子が言った後、嬉し涙を拭った百合子は翔子達にそう言った。

 

 それから程なくして、レディ・ジャスティス、翔子、タツマキ、メレオレオナ、ミルコ、初芽、五恵、アンジェ、ミモザ、リーベルト、さやか、奏、園子の十三人は、座標があるモルガンの神殿跡地へとワープで跳ぶのだった。

 

―――――

 

 モルガンの神殿跡地……そこにワープしたレディ・ジャスティス達は、もっとも強く残留思念を感じた場所に来ていた。

 

「皆さん……準備は良いですか?」

 

『あぁ(えぇ)(はい)!!』

 

 レディ・ジャスティスの掛け声に対し、翔子達が頷いた直後だった。

 

「よっと!! 間に合ったわね。」

 

「その任務……私達も同行しよう。」

 

 レディ・ジャスティス達の前に現れた、ナイトレイドのマインとアカメはレディ・ジャスティス達に向けてそう言った。

 

「貴方達はナイトレイドの……どうしてここに?」

 

「私らのボスが、KISARAGIがダークネスクローに対し大きな奪還作戦を行うと知ってね。」

 

「私達もダークネスクロー……主にオリガ陣営の行動は看過できないからと言う理由で私とマインが派遣されたのだが……不満か?」

 

「いえ……ナイトレイドの中でも実力者である二人が共に来てくれるのは心強いです!!」

 

 さやかの問いにマインとアカメが答え、アカメの話に対しレディ・ジャスティスが答えた後に翔子達も頷いた。

 

《探索装置準備OK!! 行くよぉ!!》

 

 そんな中で、アニスフィアからの通信が来たのと同時に、KISARAGI総本部から探索装置のレーザーが放たれた。

 

「っ!! 来るわ!!」

 

 レーザーを目視したさやかが言った後、レーザーは神殿跡地にある空間へと直撃。

 その空間に穴が開き、向こうには城らしきものが見えた。

 

「ミモザさん!!」

 

「はい!! 植物魔法、魔砲の花!!」

 

 空間が開いたの確認したアンジェの掛け声に頷いたミモザは、すぐさま魔法を展開。

 巨大な花中心から放たれたビームは穴に直撃し、見る見る内に穴は大きくなって行った。

 

「良し!! 一気に跳ぶぞ!!」

 

 穴が大きくなり、城が大きく見えるようになったのを見、リーベルトは言ったのと同時にダークパンサーを纏い、そのまま穴の向こう側へ向かいレディ・ジャスティスと共にワープした。

 

―――――

 

 開いた空間の穴から何かが出たのと同時に塞がると、ワープが成功したレディ・ジャスティス達はすぐに周囲をも渡すと……

 

「アレが……」

 

「オリガ陣営の……拠点。」

 

 っと、奏と翔子は目の前にあるオリガ陣営の拠点、黒の城を見て呟くのだった。

 

 

 




 いかがだったでしょうか?
 色々あって遅れた感じになってしまい申し訳ございません。
 こんな感じな小説ですが、何か意見などありましたら感想か専用の活動報告、もしくはメッセージにコメントよろしくお願い致します。
 失礼致しました。
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