ヒロイン全員百合レズ 作:XW
今回もある作品を元にした部分があったり、変な部分があるかもしれませんが、ご了承してくだされば幸いです。
また何かあれば教えてください。
そんな感じでもよろしければ、見て行ってください。
それでは、どうぞ。
「あ、アイツは……」
「神盾同盟の第二砦の主にして、その神盾同盟を裏切った……」
「プリム・フィオーレ……」
突如としてオリガの目の前に現れたプリムを見て翔子とカティアと美衣も驚く中、オリガは傷による痛みを堪えながら立ち上がり問うた。
「プリム……貴様、どう言うつもりだ。」
「どう言うつもりですかと……まぁ単刀直入に言いますと、用済みになった貴方様を処分しに来たって所ですかね?」
『っ!?』
オリガの問いに対し、不敵な笑みを浮かべながら答えたプリムの返答を聞き、オリガだけでなく翔子達も驚いた。
「どう言うつもりだ……貴様、妾が貴様に、」
「感謝しているんですよ? 貴方様達に寝返った事で私はアリシア姉様と永遠に愛し合えていますし、悪魔としての生活も充実してますよ。ただ……」
オリガが睨みながら言った事に対し、プリムはアリシアを優しく抱きながら答えながら、少し悲しげな顔を浮かべると……
「ただしょうがないのです。あのお方のお命令で、オリガとその仲間を切り捨てよと。」
「っ!?」
プリムの言葉を聞き、驚愕を露にするオリガ。
「貴方がたは少々、やり過ぎたようですね。そのせいでKISARAGIの皆さまに目を付けられ、こうして大きな反撃を食らっているのですから……」
「……用済み、と言う事か。」
「えぇ……でもあのお方も感謝はしていましたよ。少しは自身の願いに近づいたと。」
『……………………』
プリムの話を聞いて驚きを隠せないオリガは言い、それに答えるプリムを見て、動揺を隠しきれずに聞いていた翔子達。
「………そうか。だがこのオリガ、そう易々と切り捨てられると思うなっ!?」
っと、オリガは自身の右手をプリムに向けて突き出し、催眠を用いようとした直後……
「っ……」
「がぁああ!?」
オリガの右腕はアリシアの剣によって斬られ、それによってオリガが悲鳴を上げる中、プリムは斬られ落ちたオリガの腕を拾うと、その指にはめられていた生命の樹の指輪を手にした。
「これは私が使わせていただきます。それと黒の城、ついでにラドミラさんも本日をもって私の傘下に入りますので。」
「き、貴様ぁああ!?」
「っ!?」
生命の樹の指輪を見ながら言ったプリムに対し、オリガは叫びながら魔法を放とうとした矢先、アリシアに腹をけられた事で地面に倒れてしまい、そのまま気を失った。
「指輪を外されて魔力が減ったのか……それとも怒りで防御すら忘れたのか……いずれにしても、これで貴方は正式に用済みですわね。」
そんなオリガを見下ろしながら言った後、プリムは翔子達、そして自分達を見ているであろうセーラームーン達に対して口を開いた。
「それではKISARAGIの皆様方、私達はこの辺で。あっ、用済みになったオリガ様達は好きにしても構いませんので。」
そうプリムが頭を下げながら言った直後、何処からともなく琵琶の音が鳴り響き……
『っ!?』
同時にプリムはアリシアと共に姿を消し、それを見て驚く翔子達。
「鳴女か……これ以上は不毛だな。」
「っ!? ま、待ってくださいイングリッド!?」
それを見て同じダークネスクローの鳴女の仕業だと見抜いたイングリッドが剣を鞘にしまい、その場から去ろうとしたのを見てエンジェルブレイドが呼び止めようとするが……
「貴様とはいずれ決着をつける。その日まで、鍛錬を怠るなよ。」
エンジェルブレイドに対してイングリッドが言った後にまた鳴女の琵琶の音が鳴り、それと同時にイングリッドも姿を消した。
「イングリッド……」
「っ…………」
イングリッドの事を思い、俯くエンジェルブレイドを見て先ほどまで残りのダークエルフらと戦っていたエンジェルエンダーはエンジェルブレイドの肩を優しく触れた。
かくしてオリガ陣営との戦いは、そのオリガ陣営がダークネスクローに切り捨てられる形で幕を閉じた。
――――――
オリガ陣営との決戦から、一ヶ月と少しの時が経った。
あれ以来、ダークネスクローに属する者や協力者は行動を起こさず、姿すら見せていなかった。
小康状態が続いていた……と言った方が良いだろうか。
「ハァアアア!!」
「っ!!」
そんな日々が続いていたある日の事、KISARAGI総本部内にある戦闘訓練室では、ノエルとルジュが文字通り戦闘訓練をしており、ノエルの水の槍とルジュの緑色の刃がぶつかり合っていた。
「おぉ……」
「んぅ……」
その様子をナオミと一緒に見ていた百合子とフェルトは、二人の戦いぶりに少し声を漏らしていた。
ちなみにこの世界のナオミはマテリアル体を上手く使い、人間体とメッセージバード状態を使い分けているらしい。
「ふぅ……話しには聞いてましたけど、なかなかやるっスね、ノエルさん。」
「そう言うアンタもね……正直あんたらが長期休暇からもう少し早く帰って来てほしかったぐらいよ。」
「……すいませんでした。」
「まぁまぁ……」
そうしてる間に訓練が終わり、マテリアル体を解除しながら戦闘訓練室から出たルジュは同じようにマテリアル体を解除したノエルに言い、それに言い返したノエルの言葉にそっぽ向きながら言ったナオミを宥めるフェルト。
「でもまぁ……確かに、私らがもっと早く復帰してたらって、今更言っても遅いかぁ~。あの後オリガ達はどうなったんだっけ?」
「協力者のベルゼブブさんが属する魔王城の地下施設に身柄を拘束しています。監視は続けていますが、現在脱獄を考えてる者はいないらしいです。」
「まぁ、大将のオリガ様が生命の樹の指輪? を取られて魔力が弱体化したのもあって、その気すら起きない、ってのが正解かな?」
ルジュの問いにフェルトが答えた後、その話に付け加えながら頭を掻くナオミ。
「でもその……セレスティン様達、オリガ陣営にえっと……色々された人達の回復は遅れてそうで……」
「だよね……今はまだ動きはないけど、何時ダークネスクローが動くか分からない……そうなったら、セレスティンみたいな人達がまた増えるかもしれない。」
『……………』
その後、百合子の話を聞いてルジュが言い、それを聞いて百合子とフェルトとナオミとノエルが黙っていると……
「だからこっからは、そんな人らが減らす為にも、私達も頑張る!! 休んでいた分はしっかり働く!!」
「えっ、それって……」
「ちょっとルジュ、まさか……」
ルジュの発言に百合子が問い、何かを察したナオミも聞くと……
「私達もH・フォースに加入して戦うって事!! 天利さんにはもう話付けて了承してもらったから!!」
「ちょおおお!? ルジュあんた、何勝手な事やってんのよ!? んな事したら次休めるの何時になるか分かんないでしょうが!?」
「休みは十分以上に休んだじゃん!? それにいい加減働かないと給料出ないしチョコ買えないじゃん!?」
「金なくなったら私から借りる癖に?! ってか、いい加減借りた分の金返せ!!」
「返す為に働くの!!」
っと、ルジュの発言を聞いたナオミはキレながらルジュの首を絞めながら頭を拳でグリグリしながら言い、それに言い返したルジュに更にツッコむナオミだった。
「ハァ……まったく……」
「でも……心強い仲間が増えるのは、良い事ですね。」
「はい……んぅ?」
そんなルジュとナオミを見てノエルが呆れる中、フェルトの話に百合子が頷く中、天利とトモエが姿を現わした。
「ダークネスクローも、じっと休んでいるわけでもないですしね。」
「えぇ、H・フォースの招集の再開、同時に編成を始めませんとね。」
「………はい!!」
トモエと天利の言葉に、百合子が覚悟を新たにしながら答えるのだった。
―――――
城戸沙織ことアテナが居る聖域。
そこにはアテナの他に、KISARAGIのハニーやさやかにフランソワーズにセイラ、そしてチームセーラーズのうさぎの姿があった。
「プリムが言っていたあのお方と呼ばれる存在、恐らく奴が……オリガや朧達すら従える、ダークネスクローの首領のような存在かも。」
「それが本当だとしたら……かなり厄介な奴、なんて生易しい存在ではないわね。」
「黒の城の主であるオリガ……彼女を陣営ごと切り捨てれたのを見るに、敵は戦力にも余裕があるように見えるわ。」
「朧、イングリッド、アスタロト、それにナザリックの者達……それ以外にも、悪しき力を持った者達が加担しているでしょう。」
オリガ陣営との決戦や、これまでの戦いをふまえて、改めてダークネスクローの脅威さの事をうさぎとセイラとフランソワーズが言った後、目を瞑りながらもそう答えるアテナ。
「でも、だからって私達が諦める理由なんてない……でしょ?」
「……………」
その話を聞きながらも、不安な顔一つ見せないさやかはハニーに言い、それに頷いたハニーは聖域から地上を見つめながら……
「この世界の平和も、未来も……私達が守らないとね。」
首元のチョーカーに触れながら、そう答えるのだった。
オリガ陣営との決戦を終えたものの、ダークネスクローの脅威が完全になくなったわけではない。
それでも彼女達……真に平和を愛する者達は戦い続けるのだろう。
いかがだったでしょうか?
とりあえず年内のヒロイン全員百合レズの投稿はもしかしたら最後かもしれません。
今後は最近減り気味って言うか忘れかけて気味だった百合レズ部分も復活させたりなどしていくよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
また何かありましたら、感想か専用の活動報告、メッセージにコメントよろしくお願いします。
失礼しました。