※この作品はR-18です。

白濁の軌跡   作:たこ足八寸@skeb停止中

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 清楚かつ凛とした佇まいの可憐な少女、エリゼ・シュバルツァーの輪姦凌辱物語となります!!
 学園に現れる不審人物の目撃情報、一人で見回りをする可憐な生徒会長。このシチュエーションで生徒会長に待つ末路は一つしかないよねというお話になります。

 こちら一年以上前に募集したリクエストの品になります。今更ではありますが、ビビっと来ましたので執筆させていただきました。そもそもまだ見ていただけているのかなという不安もございますが、長いことお待たせしてしまった分拙い文章ではありますが少しでもご満足いただける出来になっていれば幸いです。

アルフィンとエリゼのシスターコンビ、可憐さとエロさのバランスが絶妙すぎると思う今日この頃。


踏みにじられる蕾、花開くことはなく(エリゼ・シュバルツァー)

「不審者、ですか?」

 

 聖アストライア女学院の生徒会室、一人の役員の言葉にエリゼ・シュバルツァーは書類の上で動かしていたペンの動きを止める。

 

「ええ、そうなんです会長。職員室で先生達が相談しているのを小耳に挟んだのですが、どうやら近頃学園の周りをうろつく不審人物が目撃されているそうで」

 

 話に耳を傾けると役員の少女は不安気な表情を浮かべながらも想像以上に詳しい内容を語りだす。

 曰く、下校時刻の夕刻に学園を囲むように設置してある柵の隙間から女子生徒を凝視する男がここ何日ものあいだ毎日のように目撃されていると。男の衣服は薄汚れていて身なりが整っているとはとても言い難く、皇族や貴族の子女らが多く通う名門女子高である聖アストライア女学院の関係者とはとても思えないそうだ。

 

「警備の方はどうしているんですか?」

「もちろん生徒からの報告を受けて警備の方もすぐに現場へ急行したらしいのですが、到着するころには既に姿を消しているそうなんです」

「現状では生徒しか姿を目撃しておらず、かといってそれ以上生徒に接触して来たという報告もないと」

 

 役員の少女が神妙な顔持ちで頷くのを視界に収めながら、エリゼはテーブルに置かれていたカップを手に取り口を付ける。中身の紅茶は少し温くなっていたが、心地よい甘みと風味は損なわれていない。

 

「なるほど、だから先生方も対応をどうするか決めあぐねているのですね」

 

 カップを置き、一息。

 学院には貴族の子女が多く在籍するためその警備は普段から厳重だ。特に今は皇族の一人でありエリゼの親友でもあるアルフィン・ライゼ・アルノールが在籍しているため、より一層厳重なものとなっている。

 

(けれど、この手の不審人物の目撃情報は珍しいものでもありませんから)

 

 聖アストライア女学院は帝国で最も有名な女学院と言っても過言ではない。それ故に、聖アストライアという看板は一つのステータスでありブランドとなっているのだ。学院に通う子女達は幼少から貴族としての教育を施されて育てられてきた為、その容姿は見目麗しく、所作は気品と美しさを兼ね備えている。

 下世話な話ではあるが、そんな彼女たちと交流を持とうとする男達は後を絶たないのが実情だ。それ故に今回の不審者に対しても、過敏に反応してこれ以上警備を厳重にすれば生徒たちをいたずらに威圧する結果に繋がってしまうのではないのかと教師陣は憂慮しているのだろう。

 

(内戦や大戦、他にも様々な事件が立て続けに起こりましたから生徒たちもそういった物々しい雰囲気には敏感になっていますから)

 

 エリゼ自身、様々な事件の渦中へと身を置き幾つもの修羅場を潜ってきた。だからこそ、そういった雰囲気が人に与える悪影響というものを実際に何度も目にし理解しているつもりだ。

 しかし同時に、他人を傷つける事を厭わない悪意をもった人間は確かに存在するという事も身をもって実感している。

 

「分かりました。私から先生方へせめて注意喚起だけでもおこなっていただけるように話をしてみます。ですが、そういった噂話が好きなのは分かりますがあまり言いまわる事のないように」

 

 話を聞いて不安がる役員達を安心させる言葉を紡ぎながら、話を持ってきた少女に釘を刺す事も忘れない。箱庭のような女学院の中では、ある種のスパイスとも呼ぶべき刺激を欲っして恐怖を覚えながらも噂話に花を咲かせる時がある。この話を持ってきた少女もただ小耳に挟んだだけでなく、そういった好奇心から色々と聞いてまわったのだろう。

 話をもってきた少女が椅子の上で身体を小さくしながら頷くと、エリゼは席を立つ。

 

「しかし、こういった危険を察知する力はとても重要です。あくまで学院のいち生徒会でしかない私たちに出来る事は少ないかもしれませんが、たとえ小さな事でも出来る事を一つ一つやっていきましょう。それが学院の生徒達を守る事に繋がる筈ですから」

 

 清楚かつ凛とした佇まいの中に垣間見える意思の強さは、歴史ある学院の生徒会長として十分すぎる風格と気品を漂わせていた。

 

 

 

 

 

 生徒会室で役員の少女から話を聞いてから2時間ほどたっただろうか。

 生徒会の業務を普段より早く切り上げ、教師達との話し合いを済ませたエリゼは愛剣を手に学院の周囲を歩いて回っていた。教師達はエリゼの願いを聞き入れ、生徒達への注意喚起を約束してくれたがそれは明朝のホームルームの時間に行われる。しかし、もしかしたら何らかの事件が今日起きてしまうかもしれない。杞憂といえばそれまでだが、エリゼにはその杞憂を看過する事は出来なかった。

 

(兄様は、こんな危ない事はやめろと言うでしょうか)

 

 兄であるリィンが自分を大切に思い、危険から遠ざかる事を祈っている事は分かっているつもりだ。だが、兄であるリィンに守られるだけではいけないという思いはエリゼの中に確かにあった。リィンの後ろを歩くのではなく兄の仲間たちのように隣を歩きたい、その為に自分に出来る事をやっていこうとそう決めたのだ。

 

「あれは……?」

 

 エリゼが訝し気な視線を向ける先、そこには一人の男が立っていた。

 簡素な上下の服は何日も洗濯をしていないのか皺が多く、薄汚れている。目深に被った帽子のせいでエリゼの立つ位置からは表情がよく見えないが、男の口元は深々と弧を描き笑っていた。

 

「失礼ですが、当学院にどういったご用件でしょうか?」

「い、いえ何でもありはしませんよ。そのー、えーっと、ですね………っ!?」

 

 エリゼが声をかけると、男の肩は目に見えて跳ね上がった。

 意味もなく手を動かしながらしどろもどろになって言葉を紡ごうとする男だったが、振り向いた視界にエリゼの姿を入れた途端その顔は動揺ではなく喜悦の色に染まる。

 声をかけてきたのが学院生、それも「帝国の至宝」と呼ばれるあのアルフィン・ライゼ・アルノールにも全く見劣りしないような美少女だと分かると男の視線が無遠慮にエリゼの身体を這い回る。ねっとりと舐めまわすような男の視線に薄気味悪さを覚え、思わず腕で胸元を隠すエリゼ。

 

「今すぐここから退去してください。さもなくば、憲兵に突き出します」

 

 しかし雄弁に語る男の視線が、エリゼの疑いを確信へと至らせた。

 男の年のころは40前後だろうか、二回りほど年の離れた少女に獣欲に満ちた視線を無遠慮に向けてくるこの男は危険だ。今は誰にも危害を加えていないものの、早めに対処しておかなければいずれ学院生に手を出すだろうという確信的な直感があった。

 しかし、エリゼの警告に対して男はニヤニヤと笑うだけでその場を離れようとはしない。

 

(抜く、べきでしょうか。出来れば抜かずにすませたかったのですが)

 

 男の一挙手一投足に注意を向けながらも手に持ったレイピアを抜くべきか思案する、その時だった───

 

「ッうむ゛ぅ゛!?」

 

 エリゼは一つ勘違いをしていた。たしかに目の前の男は学院の周辺をうろつく不審者であり、そこに間違いはない。

 だが、目撃された不審者は“一人”ではなかった。薄汚い服装の男というよくいる不審者像が、何日にも渡ってあらわれた不審者は全て同一人物だと思い込ませてしまっていたのだ。

 意識を前方の男だけに向けていたエリゼは口元に背後からハンカチのような布を押し付けられ、ようやくその思い違いに気づいた。

 驚き、目を見開いたエリゼだがその行動は素早い、すぐさま男を跳ねのけようと身体をよじる。しかしいくら鍛えているとはいえ少女の力で大の男の腕を一瞬で振り払う事は出来ない。

 そして、その一瞬がエリゼの命運を決定づけた。

 

「………っ…………」

 

 口元に押し付けられた布に沁み込んだ薬品は瞬く間に彼女の意識を奪い、滑り落ちたレイピアが地面に落ちる音が無常に響く。エリゼが意識を失った事を確認すると、男達はぐったりと無抵抗になったエリゼの身体を担ぎ上げて物陰に停車させていた導力車へと運び込む。

 

 唸りを上げるエンジン音が徐々に徐々に遠ざかり聞こえなくなると、その場には何事もなかったかのように寂しげな風音だけが吹き抜けた。

 

 

●

 

 

 緋の帝都と呼ばれる由縁である煉瓦色の街並みをより鮮烈に緋く染め上げていた夕陽も落ち、ヘイムダルは夜の闇に包まれていた。

 その郊外にある寂れた廃屋に一台の導力車が停まっている。

 昼間でも滅多に人の訪れないこの場所は、夜の帝都を照らす導力灯の明かりも届かず陽が落ちると深い夜闇に呑み込まれる。だがこの日は、廃屋の一室から漏れた明かりに照らされて、何人もの人影が踊るように窓に映り込んでいた。

 

「おいおいおい、とんでもねぇ上玉じゃねーか!」

 

 室内に響く興奮した男の声。その視線の先にあるのは、マットの上で寝息を立てるエリゼの姿。

 室内は散乱したゴミや埃にまみれ酷く汚れている。中央に敷かれたマットも置き去りにされた壊れた家具と比べれば幾分かマシではあるが、明らかに安物であり見るからにくたびれている。

 そんなゴミ溜まりのような場所においても腰まで伸びる黒髪は安物のマットの上に広がってなお絹糸のような艶やかさと夜闇を思わせる吸い込むような美しさを損なわない。穏やかな寝息をたてる瑞々しいぷっくりとした唇が、顔にかかった数本の髪を食む姿はどこか幻想的で非現実的だ。

 

「俺、知ってんぞ。こいつ確かエリゼとかいう名前のアストライアの生徒会長様だ」

「……まじかよ。それって、灰色の騎士の妹じゃねーのか?」

 

 《灰色の騎士》、その名前はこの場所に満ちた興奮の熱を冷ますのに十分すぎる意味を持っていた。先ほどまで場を支配していた興奮が動揺へと変わり、ざわめくような囁きが場を支配する。

 

「なに言ってんだ、お前ら。灰色の騎士様だろうが何だろうがビビるこたーねーよ」

 

 エリゼの周囲を囲んでいた一人の男が、寝息を立てるエリゼの上半身を抱き上げ他の男達の動揺を断ち切るように言葉を紡ぐ。

 

「どうせ俺達にはもう何も失うものなんてないんだ。失うものがないなら好き勝手して良い思いしようーじゃねーか」

 

 ここに集まった男達は皆、失敗者だった。

 資産運用に失敗した者、ギャンブルに失敗した者、家庭で失敗した者、仕事で失敗した者。

 理由は様々だが致命的な失敗を犯してしまったいわゆる人生の落伍者達。

 孤独の身がもっているのは僅かばかりの金銭と命のみ。彼らに残された選択肢はホームレスとして路上で明日をも知れぬ毎日を惨めに生きていくか、自ら命を絶つ、その二択のみだ。

 

「お前らが逃げるってんなら止めはしねーよ。けどもったいねーだろ、人生何回やり直したってこのレベルの女を好きに出来る機会はもう二度とねーかもしれねーんだぞ?」

 

 男はナイフを取り出すと、エリゼの着ている制服に手をかけ一息に振るう。高く鋭い音と共に、楚々とした黒いワンピースタイプの制服が腹まで真っ二つに引き裂かれた。

 制服の下からこぼれ出たのは雪のように白く、餅のように柔らかそうな肌。そして、清楚さの中に確かに女を感じさせる白のレース下着を大きく押し上げる二つの果実。

 

 寝息にあわせて揺れ動く胸の膨らみはどうしようもないほどに煽情的で、男達の視線を釘付けにする。

 

「…………っ!」

 

 ごくり、と誰かが息を呑む音が聞こえる。

 だが、誰が出した音なのかなどもはや意味を持たない。この場にいる誰も彼もが闇の中で眩く光る明かりに引き寄せられた蛾のように、エリゼの若く美しい身体に誘われていた。

 

「そうそう、それでいいんだよ。今だけを楽しんでいこうぜ」

 

 仲間達のその姿を見て満足そうに笑うと、男はエリゼの柔らかな頬を舐め上げる。

 

「そうだ、俺達にはもう失うものなんてないんだ」

「ああ、こいつの言う通り今楽しむ事だけを考えようぜ。後の事は後で考えりゃいいさ」

 

 もはや男達に《灰色の騎士》への恐れはなく、欲望に染まった男達の手はエリゼの華奢な身体の全身を這い回り始めた。

 

「アストライアの生徒会長様のくせに下着は意外と色っぽいの付けてるじゃねーか」

 

 聖アストライア女学院というお堅いイメージに反した、色っぽさを滲ませる下着は見ているだけで男の興奮を呼び起こし股間を膨らませる。引き裂かれた制服の中央で揺れ動く胸に触れてみれば下着越しとは思えない柔らかさと弾力が掌を多幸感で満たす。下着越しでこれなのだ、生の感触は一体どれほどのものなのか。欲望に逆らう理由はもはやなく、男達は血走った眼でエリゼの胸を守る最後の防壁をまくり上げた。

 

「おぉ………っ!!」

 

 高等部へと進学し、成長したエリゼの乳肉が下着をまくり上げられた勢いのままに大きく揺れ動く。ハリのあるお椀型の乳房の頂上では可愛らしいピンク色の突起が小さく、しかし確かに天に向かってそびえたっていた。

 舌なめずりをした男の分厚い掌がゆっくりとその柔らかな肉の中へと埋まっていく。最初は震えながら恐る恐るといった風だったが、一度揉めば魅惑の果実は男を虜にして夢中にする。遠慮をなくした掌の動きに合わせて歪み、震えて形を変える乳肉の感触は下着越しとは比較にならない。マシュマロのような柔らかさと押し返そうとするハリと弾力、そして年若い少女らしいきめ細やかな肌の感触。

 

「………ん………ふ……ぅ♥」

 

 乱雑な手つきではあるが、胸を直接刺激されるエリゼの口から艶めかしい声が漏れ始める。自慰などろくにした事のないエリゼの無垢な肢体が、他人に性感を刺激される初めての感触に否応なく反応しているのだ。

 

「ッもう我慢できねぇ、こっち寄越せ!」

 

 頬に僅かではあるが朱色をさして悶えるように身を捩るエリゼの姿に我慢できなくなった一人が、揉まれる動きにあわせて可愛らしく揺れる乳首を口に咥えこむ。柔らかな胸に鼻を押し付ければ、香り立つのは立ち上るほのかな汗の臭いに混じる甘い臭い。鼻穴を大きく広げて息を吸い込めば、それらが混ざり合った極上としか表現のしようのないえも言えぬ臭いが鼻孔を満たしていく。

 顔全体でエリゼの体温と臭いを堪能しながら小さな淡い色の乳首に軽く歯を立てチロチロと舌で舐めまわし、口の中で嬲りものにする。その隣では掌で乳房の感触を楽しんでいた男も合わせるように指先を使って乳首を摘み、引っ搔いて責め立てる。

 

「ふっ…ふっ、ぅ……っ♥………ん゛っ……ぁ……ッ゛♥」

 

 エリゼの口から漏れ出る声は確実に乱れて熱を増し、僅かにさしていた朱色は徐々に広がって頬を赤く染めあげ安らかな寝顔を眉を寄せた切なげなものへと変える。小さかった乳首は少しずつ硬さを増し、男達の手と口が離れる頃には真っ赤に充血して肥大化し乳房の上で卑らしく揺れていた。

 

「寝てる間に身体を好き勝手されてるっていうのに、もう濡れてんじゃねーか」

 

 唾液に濡れる卑らしく育った乳首を満足げに眺めると、男達の手がエリゼのスラリとした美脚を大きく開き制服を捲り上げる。

 その下から現れるのは黒いタイツと純白のショーツに守られた、これまで異性どころか敬愛する兄にすら見せたことなどないであろうエリゼの股座。しかしそこには、男の言う通り内側からこぼれ出した雌の臭いのする水が染みを作っていた。

 無骨な指がざらついたタイツ越しに感じるぷっくりとした肉唇を押しつぶしながら上下に動くと、痙攣するような感触と共に膣口が新たな愛液を吐き出しタイツに染み込んだ卑らしい染み跡を広げていく。

 

「ん゛っく……や、ぁ………ふ、ぅ♥……ぁ゛っひ♥♥」

 

 痙攣するのは膣口だけにとどまらず、秘所から駆け上る甘い刺激にエリゼの全身もビクビクと震え始める。体感した事のない感覚を拒絶するようにエリゼの頭が左右に振れ、男の指から逃れるようと身体を悶えさせる。しかし男達に両腕を押さえつけられた身体は逃げる事を許されず、震える声に宿る官能の響きだけが大きくなっていった。

 

「お嬢様も盛りがってきたみたいだし、そろそろ一回イカせてやるか」

 

 布を引き裂く高く鋭い音が再び響く。

 耳に響くエリゼの甘い声。火照り、じんわりと汗を滲ませながら赤みを増していく白い肌に興奮を抑えきれなくなった男達がエリゼの秘所を覆うタイツとショーツを無理矢理に手で引きちぎったのだ。

 剥きだしになったエリゼの秘所から、ショーツとタイツの中で熟成された愛液と汗の混じったすえた臭いがむわっと広がる。本来ならば顔をしかめるような蒸れた匂いだが、エリゼのような極上の美少女から醸し出されるこの匂いは男達にとって脳を蕩けさせる麻薬のような味わいだった。ぐったりと眠りこけて動かないエリゼとは正反対に、むき出しになった秘所では汗で湿った髪と同じ色の陰毛を張り付かせた膣口が男を誘うように卑らしくひくついている。

 

 男達の頭の片隅に僅かにのこっていた理性や罪悪感、道徳心といったものがその淫靡すぎる光景を前に完全に消え去った。

 

 じゅるっ♥じゅるるるるるるっ♥!!

 

 男の頭がエリゼの股座へと入り込み、ひくつきながら愛液を滴らせる膣口にむしゃぶりつく。舌が膣内へと入り込み縦横無尽に動き回り、ざらざらとした舌が膣肉をこそぎ上げながら肉唇に吸い付き音をたてて愛液を吸い上げる。

 

「ん、ちゅ……じゅるっ♥ちゅっ……じゅる、ちゅぱ、ん~じゅっ♥♥」

 

 エリゼのふっくらとした唇にも別の男が吸い付きその柔らかさと瑞々しさを堪能する。男の舌がエリゼの唇をこじ開けて舌を絡ませて唾液を流し込むと、ファーストキスを失った事にも気づけぬままエ火照ったエリゼの身体は求められるがままに自然と舌を絡ませていく。もしかしたら眠りの中では最愛の男性とのロマンチックなファーストキスを夢見ているのかもしれない。

 両胸にも男達の汚らしい唇が吸い付き、美しく整った乳房を卑猥に歪めながら唾液で濡らす。

 手の指にも、足の指にも、いたるところに男達の唇が吸い付き耳障りな音をたててエリゼ・シュバルツァーという少女の全身を余す事なく男達の体液で汚していく。

 一人の可憐な少女の身体に何人もの男達が群がるという目を覆いたくなるような光景。だが、その中心に埋もれるエリゼの身体にははっきりと快感の高ぶりが蓄積されていく。

 

「は……ぁ゛っ♥!じゅる、じゅるるるっ♥♥ん゛、ァ゛…ちゅる、んじゅ、ん゛ぅっ♥♥♥」

 

 キスの合間に漏れ出る声はもはや言い訳のしようがないほど熱に浮かされ、甘ったるい雌の声が廃屋の中に響く。浮き出た玉のような汗が火照った身体を流れ落ち、男達の体液と混ざって清楚さを示すアストライア女学院の制服に淫らな染みを作った。身体の震えはその激しさを増し、腰を跳ね上げそうになりながらもそれを堪えるように男達の握られた手足の指が丸まり力が籠るた。

 

 そして、高ぶる官能の波はあっけなく臨界を超えた。

 

「ッッッッッッ♥♥♥♥!!!!」

 

 エリゼの身体が一際強く跳ねるのと同時に、タイツに包まれた美脚がピンと爪先まで伸びきる。全身が強張り、腰を跳ね上げるような引き攣った痙攣が二度、三度と続く。

 

 そうして、エリゼ・シュバルツァーは目を覚ました。

 

「……ふぅーっ……はぁーっ…………んっぁ?」

 

 エリゼがまず感じたのは全身に感じる疲労と虚脱感。寝起きだというのにまるで全力疾走をした後のように全身を気怠さが覆い、吐く息が荒れている。

 

「ここ………は………?」

 

 そのせいか頭も靄がかかったかのように思考が回らない。ボンヤリとした視界に映る薄汚れた天井は、学院の寮でもなければユミルの実家でもない見たこともない天井だ。

 そう、まるで見覚えのない天井が目の前に広がっているのだ。

 そこまで思考が回ると頭にかかっていた靄は一息にはれた。眠りおちる前の最後記憶、あの場所で自分の身に何が起こったのかも。

 

「……へっ……ぇ?……っ何が!?」

 

 身体を跳ね起こした、つもりだった。しかしガッチリと掴まれた両手は微動だにせず、自分を取り囲もようにする男達の笑みが視界に映りこむ。

 

「よう、おはようさんお嬢様。随分遅いお目覚めだな。あんたの身体楽しませてもらってるぜ?」

「へ?………………………は、ぇ?」

 

 自分を見下ろす無数の男達の中で唯一見覚えのある学院の前で自分が声をかけた男の言葉の意味が最初エリゼには理解できなかった。だが身体に感じる肌寒さのままに視界を下ろせば、そこには制服を切り裂かれ下着をずり上げられて男達の前に晒された己の両胸が映る。

 比喩でもなんでもなく思考が停まった。何が起きているのか理解が出来なかった。

 しかし、現実逃避ともいえる思考停止は長く続かない。

 

「あっ…………ゃ……いやぁああああああああああああああああっっっ!!!?!?!?」

 

 先ほどまでとは違い、顔を羞恥で真っ赤に染めたエリゼの悲鳴が響き渡る。そして羞恥の次にエリゼを襲う感情、それは恐怖だった。聡明なエリゼの頭脳は、今の状況と眠らされる前の状況とをかけあわせて自分の置かれている状況を正確に理解してしまったのだ。これから自分の身に起きようとしている事を残酷なまでに正確に。

 

「いや、離してください!!離してっっっ!!!」

「そうつれない事言うなよエリゼちゃんよぉ、ファーストキスをした仲じゃねーか」

「ファーストキスって一体何を言って!?…………ッ!!?」

 

 身体を暴れさせるエリゼだったが男の言葉のままに自分の唇へと意識を向けてしまった瞬間、感じとってしまった。自分の唇、そして口の中に感じる異物感の残滓に。一度違和を感じ取ってしまうとダメだった、誰にも許したことのない筈の唇に残る男の感触。

 

「ひっ……ぁ……や、いや、いやいやいやいやっ!………ォ……エェッ!」

 

 思わず恥も外聞も投げ捨てて汚らしい声を上げて嘔吐いてしまう。自分の知らぬ間に大切なファーストキスを見ず知らずの男に奪われるという衝撃は年頃の少女であるエリゼには到底受け入れきれない。拒絶するように、口の中に残った男の感触を吐き出すように、何度も嘔吐き口から唾液をたれ落とす。

 

「俺は脚だ、タイツで蒸れ蒸れになった足の指の味は最高だったぜ~」

「手の指も負けてなかったぞエリゼちゃん。白魚の手とはまさに君のためにあるような言葉だねぇ」

「胸も美味かったぞ。頑張って吸い上げまくったけど流石にまだ母乳は出なかったわー」

「いやいや安心してくれマンコの味が一番だったから。お嬢様のマン汁の美味さといったらよ」

 

 だが、男達の言葉は止まる事無くエリゼの心をズタズタにしていく。

 男達の言葉一つ一つが眠っている間に蹂躙された己の身体を実感させる。一度意識を向けてしまえば最後、身体に残った男達の感触を嫌でも感じ取ってしまう。眠っている間に一体何をされたのか、これから一体何をされるのか、これまでとこれからの未知に対する恐怖と嫌悪が心をぐちゃぐちゃにして支配していく。

 こぼれ落ちる涙も、震える身体も止まらない。

 

「や………たす………たす、け………たすけ、て」

「そんな怖がるなよお嬢様。これからいーっぱい気持ちいい事するんだから」

 

 聡明なエリゼの頭脳は、男の曖昧な言葉に示す意味を正確に理解してしまう。

 

「い、や………いや…やめ、て………ひぃっ!!」

 

 引き攣ったような悲鳴。感じるのは己の股座に押し当てられた圧倒的な熱と存在感。視界に映るグロテスクな肉棒は否応なくこれから起きる未来を分かりやすそう想像させる。

 

「だから怖がるなって。お嬢様もちゃんと気持ちよくしてやるかよ」

 

 恐怖に顔を歪ませるエリゼの姿を男は楽しそうに笑いながら眺めだけに飽き足らず、膣口に何度も肉棒を擦り付けてエリゼの中の恐怖心を煽っていく。

 

「いや、やだ、やだぁ!!!それだけはやめて!本当に許して、許してください!!」

 

 身体を暴れさせるエリゼ、だが両腕をそれぞれ一本ずつ身体の横で男に押さえつけられてはどうしようもない。どれだけ剣の達人であろうと、修羅場を潜りぬけていようと、純粋な腕力差は無慈悲な現実だけを突きつける。エリゼに出来る事は己の股座に感じる肉棒の熱と感触に恐怖し、涙と鼻水を垂れ流したみっともない顔で泣きわめく事だけ。

 そこには聖アストライア女学院の生徒達から羨望と憧れの眼差しを向けられる生徒会長の姿も、敬愛する兄の隣に並び立つためにひたむきに努力する少女の姿もない。

 

「やめて、やめてぇえええええええええっ!!!!」

 

 そこにいるのはただ雄に犯されるだけ為だけに存在する哀れな肉穴。

 男の肉棒が膣口をこじ開けて沈み込んでいく、エリゼはただそれを目を見開いて見ている事しか出来なかった。

 

「んぎっ!?ぎ…ぃ、あぁあああああああああああああああ!!?!」

 

 ねじ込まれた男の肉棒は何の躊躇いもなくエリゼの中の純潔の証を引き裂く。窓を震わせる程に大きく響く悲痛に満ち満ちたエリゼの絶叫。股座からは純潔を失ったという現実を示す真っ赤な血が白い太ももを汚しながら流れ落ちていく。

 

「か………ひ、ぃ゛!ぐぎ……ひ、ぎ………んぐ……っぁ、ぎぃ!」

「あ゛~、やっぱ処女だったかこのお嬢様。処女マンめっちゃギチギチに締め付けてきてたまらん」

 

 取り返しのつかない大切なものを失くしてしまったという喪失感、股座から駆け上ってくる凄まじい激痛。心身ともに打ちのめされ、見開いた両目から大粒の涙をこぼしながら呻き声をあげる口がパクパクと意味もなく動く。男はギチギチに締め付ける肉壺の感触に恍惚とした表情を浮かべると、エリゼのくびれた腰をガッシリと掴んで腰を振り始める。

 

「ひぐぅっ!い゛っ……ぎ、痛っ……ぐ、がぁ……っ………いだ、ぃ!!」

「なんだ…これ、滅茶苦茶気持ちいいぞ。腰が止まらん!!」

 

 経験のない小さな膣穴にエリゼの細い手首ほどもある肉棒が出し入れされる。肉棒が動くたびに走る鋭い痛みに身を強張らせるエリゼを他所に、男は痛いほど締め付けてくるエリゼの肉壺の感触に夢中になって腰を振り続けた。見ず知らずの男が顔を恍惚とした表情を浮かべて己の股座で腰を振りたくる悪夢のような現実から逃げるようにエリゼの意識は何度も飛びかけるが、下腹部から走る痛みがそれを許してくれない。

 

「嫌、い…やぁ!やめ、で……あ゛ぎぃ!!ん゛ん゛っ!……や、ひゃめ…でぇ!」

 

 エリゼ自身に自覚はないが一度絶頂させられた事で膣穴を抉る肉棒の動きはスムーズだ、しかし初体験で強引な挿入を繰り返されるエリゼには何の気休めにもならなかった。少しでも肉棒から逃れようと腰を浮かせるが、追いすがるように打ち付ける男の動きが彼女を逃がさない。

 苦しみと辛さに支配され、弱弱しく身体を震えさせながら涙を流して顔を歪めるエリゼ。

 快楽一色に染まり、激しく腰を動かして気持ちよさにだらしなく顔を歪める男。

 エリゼにとっての煉獄が、男にとっての天国が、肉のぶつかりあう音を響かせながら続く。

 

「ぉ……もう限界だっ。射精す、中に射精すぞ………ッ!」

「な、中に出すって……ま、まさかっ!!?!」

 

 エリゼの疑問に答えるように男の動きが速くなる。

 男の中を駆け上ってくる衝動と本能を表すようにより激しく、より強く、周囲に響き渡る肉を打つ音と粘着質な水音が大きくなっていく。

 

「い……ひゃ……いやぁ!!!それだけは、それだけは絶対にやめてくださいっ!!!やだやだやだぁ!!赤ちゃん出来ちゃいますからぁ!!!赤ちゃんやらぁあああああああああああっっっ!!!!」

 

 狂ったように身体を暴れさせ全力で抵抗するエリゼ。

 だが、押さえつけられた両腕は微動だにせずどうやっても男達の拘束は振りほどけない。自由に動く両足を懸命にばたつかせるも、エリゼの折れそうな細い腰に腕を絡ませ柔らかな両胸に顔を押し付けて獣のように腰を振りたくる男をどかす事は出来ない。

 

「やだ……たひゅ…たすけ、て…………兄さ───っ!!?!」

 

 自分の中で徐々に膨らんでいく肉棒の感触。震える声で縋るように兄に助けを求めようとした刹那、無情にもその時はやってきた。

 

 どびゅりゅりゅりゅぶりゅりゅるりゅりゅっ♥ぶびっ♥ぶりゅ、びゅるるるるるる♥♥♥

 

 奥まで押し込まれた肉棒の先端からドロドロに粘ついた精液が吐き出される。凄まじい量の白濁液はあっという間にむき出しの膣内を白く汚しながら子宮口へと到着する。

 ぐつぐつに煮えたぎった濃厚精液は子宮口に阻まれてなお雌を孕ませる事を諦めずジワジワと染み入るように子宮内部へと侵入しようとする。下腹部に広がり、染みこんでいく熱がエリゼに中に出されたという事実を教え込む。

 男は確実にエリゼを孕ませると言わんばかりに、身体を震わせて鈴口に残った精液までも一滴残らず全てエリゼの中に吐き出していく。そこまでして、ようやく満足そうに肉棒を引き抜いた

 

 男が身体をどかすと、みっともなく開かれた自分の股座から黄ばんだ精液がドロドロとこぼれ落ちる光景が目に映る。

 

「あ………ぁ………あぁっ……」

 

 呆然とする視界の先に映るその光景は、自分が女としてどうしようもなく汚されたのだという事実を否応なく理解させる。

 

 いつか最愛の人の子供を授かるのだろうかと、ぼんやり想像していた未来。その未来で隣にいるのが幼いころから思いを秘め続けていた敬愛する兄だったらいいのになと、誰に語る事なく胸の奥深くに抱いていた夢

 瞼の裏に浮かんだそれら全てが罅割れ、粉々に砕け散った。

 

「……よし次は俺だ!」

「………………ぇ?」

 

 間抜けな声が漏れる。

 涙を流しながら閉じていた視界を開くと、そこに映ったのは先ほどとは別の男がエリゼの秘所に肉棒を突きつける姿。

 

「な、なんで?……もう終わり、なん……じゃ」

「はぁ?ここにいる全員が満足するまでに決まってんだろ!」

 

 男の言葉に、耳を疑う。

 

「俺は口でしてやるからな。特濃精液腹一杯になるまで飲ませてやる」

「俺は絶対に中に射精すぞ!他の誰でもねぇ俺の子を孕ませてやるからな!」

 

 周りの男達が口々に声を発し、途端に周りが騒がしくなる。誰も彼もがエリゼの身体をどう使うか、どこに射精するのかを笑って話しあっている。

 エリゼにはもう、ここにいるのが同じ人間だとは思えなくなっていた。

 

「ゃ………あ……もう……許、して───ひぐぅっ!!」

 

 言葉の途中で男の肉棒が躊躇なくエリゼの膣口に突き刺さる。皮肉な事に先ほど出された精液が潤滑剤となり一度目よりも苦痛は和らいでいた。だが未使用同然の膣内を強引に膣内を抉られる痛みがなくなった訳ではない。

 

「ぁぐ、ぁぎ……い、ぎっ……ぐ……もう、やめ…て………ゆるし……で」

 

 処女を失ったばかりの敏感な膣内からは男が激しく腰を動かすたびに変わらず鋭い痛みが伝わり、整ったエリゼの顔を苦痛で歪ませる。

 哀願を当然のごとく聞き流し、己の快楽だけを求めて好き勝手に腰を振る男。先に出された精液を膣肉に擦り付ける勢いで出し入れされる激しい肉棒の動きにあわせてエリゼの身体が滅茶苦茶に揺れ動く。

 

「ふ、うっ……ぐぅううううう!はっ……ぁ、はぁああああっ……!!うぁ、お゛っ、はっ、はひっ……抜いて……抜いてぇ!」

 

 男は言葉を喋る事もなく、無我夢中で腰を振る。肉欲をぶつけられるたびに美乳の先端で卑らしく膨らんだ乳首が赤い残光を残して飛び跳ね、きゅっと引き締まった白い尻肉が柔らかそうに波打つ。

 

「……ぁ…あ……あ、あ、あぁ…あぁああっ……もう…いやっ……うっ、あ………ふっぅ!……ぁ、お……た、たすけ、てぇ……っ!」

 

 生々しい乱れた息遣い、余裕を失い引き攣った悲鳴、助けを呼ぶ震えた声、顔を悲壮に歪め大粒の涙を流すエリゼの姿。普通に生きていたら関わりあう事もなかったである極上の美少女を一方的に蹂躙し、虐げているという興奮が嗜虐心を刺激し肉欲を際限なく膨らませていく。

 

「あっぎぃいいいい!ゃ、あっ……もう…犯さないでっ……ぁ……ぐっ!これ以上…中に、は………!!?!」

 

 悲痛なエリゼの姿で膨らんだ肉欲は容姿に違わぬ極上の肉壺の味と合わさり男の腰の動きを激しくする。

 肉を打つ音とかき回される水音という交尾の音がエリゼの悲鳴をかき消すように大きく鳴り響き、硬く反り返った野太い肉棒は子宮を押し上げてヘソ裏まで押し入りエリゼのなだからな腹を薄っすらと膨らます。

 

 ぶびゅるる♥びゅるっ♥ぼびゅるるるっ♥♥ 

 

「い…やぁああああっ……出て……また中に…中に…出て、る………っ!また……またっ……!…ひぐっ……ぐすっ……あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ!!!」

 

 避妊など微塵も考えていない、雌を孕ませるという雄の本能に従った種付け射精がエリゼの膣内を犯しつくす。

 脈動する肉棒、その動きにあわせて吐き出される精液、自分の胎の中で感じる雄の感触に声を上げて泣きじゃくるエリゼ。男が肉棒を引き抜けば、ぽっかりと形を歪められた肉穴からぼとっぼとっと精液の塊が落ちていく。

 

「…………あ゛、ぁ゛あ゛……っぁ゛あ゛あ゛!…お゛ッ、んひぎぃいいいい!!?」

 

 精液を吐き出しながらゆっくりと元の形を取り戻していく膣穴、だがそれを男達が許すはずもなくこぼれ出す精液を押し戻す勢いで三本目の肉棒が無慈悲に突き刺さる。

 幼子のように泣きじゃくり、駄々をこねるように両足を振り回して兄に助けを求めるエリゼ。そんな痛々しい彼女の姿を男達は笑って見下ろす。

 

「もういやぁああああああっ!!やだぁあああああ!!兄様助けてぇえええ!!!」

 

 廃屋の中から、夜の闇を引き裂く少女の悲痛な声が響き渡る。しかし、それを聞き届けるものは誰もいない。

 愛する両親にも、大切な親友にも、共に学ぶ学友にも、故郷に住まう人々にも───思いを寄せる、兄にも。

 

 誰も知らぬ帝都の郊外で、エリゼ・シュバルツァーは白雪のように美しい身体を嬲られ、汚され、辱められ、名も知らぬ男達に性欲の捌け口として使われ続ける。

 

 

●

 

 

 窓の外から小鳥の囀が聞こえてくる。静寂と闇に満たされていた夜が明け、朝がやってきたのだ。

 

「……………………………」

 

 穏やかな朝の陽光に照らされた室内、その床に打ち捨てられたエリゼの身体はぴくりとも動かない。僅かに上下する胸元が辛うじて彼女が生きている事を証明していた。

 最初に胸元を引き裂かれた制服はもはや原型をとどめないほど布切れ同然になるまで引き裂かれていた。あちこち断線した黒いタイツだけが辛うじて今のエリゼが身に纏う衣服と呼べるものだ。雪のように美しかったきめ細やかな白い肌は濁った精液で白濁に汚され、絹糸のように鮮やかだった黒髪はダマになった精液が絡みつき痛々しいほどボサボサにされている。周りには乱雑に扱かわれて抜け落ちた彼女の黒髪が何本も抜け落ちていた。

 閉じる事を忘れたかのように無様にガニ股に開かれた股座からは、肉棒の形を覚え込ませられぽっかりと大穴を開けたまま元に戻らなくなった膣穴から熱を持った精液をゴボゴボととめどなくこぼれ落ちている。

 

「……………………………」

 

 外から導力車のエンジンが始動する音が聞こえたかと思うと、徐々にこの場を遠ざかっていく。しかしエリゼは男達が去っていく音はおろか、顔を照らす朝の光も認識していないのか焦点のあっていない瞳でどこか遠くを見つめたままだ。

 

「………ぅ………………」

 

 死体のように微動にしなかったエリゼの身体が僅かに痙攣する。

 

 ちょろっ…じょろろろろろろろろろっ

 

 弛緩した股間から黄金色の小水が噴き上げて無様なアーチを描く。静まり返った室内に、エリゼの股間から噴き出す小便が床を叩く音だけが鳴り響いた。

 

 それだけの無様を晒しても、彼女の瞳は光を失ったまま。

 

 いつか大切な人に捧げるはずだった処女も、心の奥底に抱いていた淡い恋心も、女としての誇りと尊厳も、何もかもをたった一晩で全て踏みにじられたのだ。

 

「……………………………」

 

 美しい花を咲かせようとしていた可憐な蕾は摘み取られ、踏みにじられた。

 例え蕾を摘み取った者が煉獄の炎にその身を焼き尽くされたとしても、エリゼ・シュバルツァーという名の蕾が花開く事はない。

 

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