見知らぬ部屋で目を覚ました16歳とは思えない身体付きの美少女に訪れる末路は一つしかないよねというお話になります。
こちらSkebにてリクエストいただき執筆した作品となります!この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。
カルバード共和国首都イーディス。
今や長年対立を続けてきたエレボニア帝国を抜きさり、大陸有数の経済大国へと発展した国の首都に相応しい規模を誇る大都市。
その広大さ故にイーディスは12の地区に分けられ、その中でも5区オーベル地区はリベール王国やエルザイム公国の大使館、中世に建立されたイーディス大聖堂が居を構える落ち着いた文教地区としての色合いを感じさせる場所だ。中心街の喧騒から離れたこの地区には共和国でも有数の名門校であるアラミス高等学校がその歴史と伝統を感じさせる学び舎を構えていた。
春の温かな日差しの中、小鳥たちがさえずる心地よい空気に浸りながら学生達は談笑を交えて校舎までの道のりを歩み、街の人々もそんな彼らを微笑ましく眺めながら一日の支度を始める。
それが長年続くオーベル地区の日常風景。
だがこの日はそんな日常に、一つの異物が混ざり込んでいた。
「………………」
校門へと続く並木道に設置されたベンチに座る1人の男。新聞を広げ紙面の文字を読み進めているかのように装ってはいるが、その瞳は道行く女学生達へと向けられていた。紙面との間をチラチラと交互に行き交う視線はまるで獲物を探すかのような好色の眼差しだが、なかなか眼鏡にかなう相手が見つからないのか苛立たし気な舌打ちが学生たちの喧騒に混ざり溶けていく。
「名門校ってんで期待してたがどいつもいまいちパッとしやがらねぇな。何人かいいのは居たが、超がつく飛び抜けたのがいやしねぇ」
まあオデットとかいう奴も十分ではあったしこの鬱憤はそいつにぶつけるとするか、そう溜息混じりに毒づきベンチを立とうとしたその時だ。
男の視線が、視界に映り込んだ1人の少女の姿に縫い止められた。
透き通るような白い肌に、スッと通った鼻梁とふっくらとした桜色の唇。陽光を反射して煌めく腰まで伸びた艶やかな金色の髪が風を受け、なびくように柔らかく揺れている。楚々とした佇まいからは大人しい清楚なお嬢様といった印象を受けるも、長いまつげに彩られた青い瞳に宿る光が内に宿した少女の意思の強さを物語っていた。
だが何よりも男の視線を釘付けにしたのは、身に纏った制服の胸元を大きく押し上げてその存在をこれでもかと主張する豊かな双丘だ。
ネクタイの色からしてこの春に進級したばかりの2年生のようだが、学生とは思えない男好きのする年不相応な抜群のスタイルはあどけなさと蠱惑的な雌の魅力を矛盾なく併せ持って男の視線を離さない。
(くくっ……ちゃんといるじゃねーか)
遠目でも分かる少女の美貌に男は下卑た笑みを口元に張り付かせると浮かせかけた腰を降ろし、懐から取り出したTフォンのレンズを新聞の影から少女へと向ける。改造を施されたTフォンは本来鳴るべきシャッター音を響かせる事無くレンズ越しに少女の姿を捉え、その姿を写真として収めた。
画像越しでも分かる清楚でありながらも隠し切れない色気に男は満足気な笑みを浮かべると、〈Desire〉と書かれたアプリを起動させる。
「アニエス・クローデルってのか。このスリーサイズでまだ16とかたまんねぇな、おい」
画面に映るのは先程撮影した『アニエス・クローデル』の個人情報。氏名に年齢はもちろん、出身地や現在の住所に加えてスリーサイズといった身体的特徴、さらには生い立ちを含めた細かな経歴までもが事細かに記載されてずらりと並ぶ。
ニヤニヤと笑いながら画面をスクロールさせていた男だったが、ある一文が目に入り思わず指を止めた。
「………おいおい、本名アニエス・グラムハートってこいつまさか大統領の娘か!?」
男の顔を驚愕へと染め上げたのは、共和国政府の中でも一部の人間しか知りえないトップシークレット。思わず歩み去るアニエスの後ろ姿を食い入るように見つめていた男だったが、徐々にその口角を吊り上げていく。
「こりゃ当たりも当たり、久々の超大当たりじゃねーか」
男ならば誰もが思わず目で追ってしまう魅力あふれる容姿に、大統領息女という立場。これだけの好条件が揃った獲物はそう易々とお目にかかれるものではない。
「大統領息女様と聞けば、〈リベールの至宝〉の味を思い出すな。こいつの登録が終わるのは夜になるだろうし、それまではあの王太女様にまた楽しませてもらうとするか」
男の脳裏に浮かぶのはつい先日もたっぷりと楽しませてもらったリベール王家の極上女体。その味を反芻するかのように男は欲望で濁り切った瞳を怪しく輝かせ、堪えきれない下卑た笑みを浮かべながら校舎へと背を向けた。
◆◆◆
夜の帳が降り、月が中天へと昇りきった深夜。学生寮の自室で床に就くアニエスの姿を、カーテンの隙間から差し込む月の光が照らし出す。
規則正しい寝息を立てる寝顔は穏やかで、熟睡している事が良くわかった。
しかし、だからこそ彼女は気付かない。
机の上に置かれたXiphaが独りでに起動し、暗闇の中でぼんやりと淡く光る画面上でアニエス本人が入れた覚えのない〈Desire〉と名のついたアプリを起動し始めた事に。
『アニエス・グラムハートを全Owner《所有者》のSlave《奴隷》として登録完了』
『Owner命令に従い、Slave:アニエス・グラムハートの強制アクセスを実行………完了しました』
『ようこそ、全てのOwnerの欲望と願いを叶える〈Desiregarden〉へ』
その一文を最後に画面は暗転し、部屋は何事もなかったかのように夜の暗闇を取り戻す。
●
「ん……ぁ………まぶ、しいっ…」
瞼をくすぐる光の刺激に、アニエスの意識が眠りの底から徐々に浮上する。ぼやけた視界に映るのは無機質な照明の光と、やけに高く感じる真っ白な天井。
見慣れた寮の自室の天井ではないその光景に、意識が急速に覚醒する。
「ここは、一体……っ!?」
驚きのまま勢いよく上体を起こして周囲を見渡せば、視界に映るのはホテルのスイートルームを思わせる広々とした部屋だ。清潔感あふれる白を基調とした部屋には最低限の家具しか置かれていないが、そのどれもが一目で最高級の品質だと分かる高価な代物ばかり。それでいて決して下品に映る事は無く、品の良さを損なわない絶妙なバランスを保って部屋全体を彩っている。
だが普段ならば好感の持てる洗練された部屋の内装も、今のアニエスにとっては戸惑いと不安を助長する要因にしかならなかった。
「確か昨日は寮の部屋で眠った……はず。それに、いつのまに制服に?」
疑問は声となり、困惑が色濃く表情に現れる。
一体自分の身に何が起きたのか、記憶を辿っても答えを得る事は出来ず、それどころか大きな姿見に映し出された自身の服装が寝巻からアラミスの制服へと変わっている事に気付いてますます混乱を深めてしまう。
(落ち着きましょう………時計はありますが、今が昼なのか夜なのかは窓がないから分かりませんね。とにかくまずは外の様子を確認しないと)
謎と不安ばかりが募って逸る気持ちを抑えるように大きく深呼吸を繰り返し、いつの間にか握りしめていたシルクのシーツから指を離して立ち上がる。そしてこの場に留まっていても何も事態は好転しないと判断したアニエスが部屋の出口であろう扉へと向かって一歩踏み出した、その時だ。
ガチャリ、とドアノブが音を鳴らして回り扉が外から開かれた。
「おっ、アニエスちゃんもう起きてるじゃん」
「なんじゃつまらんのぅ。眠ってるところに悪戯したかったんじゃがな」
「何言ってんだ爺さん。起きてるところを無理矢理するのが楽しいんじゃんーか」
開かれた扉から姿を見せたのは年齢も体格もバラバラな3人の男達。誰1人見覚えのない顔ぶれではあったが、その口ぶりからして自分をここに連れてきた側の人間に違いないとアニエスは警戒の眼差しを向け身構える。
しかしそんなアニエスの姿を見ても男達は特に気にする様子も無く、むしろ楽し気な笑みを浮かべながら無遠慮に距離を詰めてきた。
「貴方達は一体誰なんですか?ここは一体どこで、何の目的で私を連れてきたんですかっ!?」
思わず声を荒らげ語気を強めるアニエスだったが男達はまるで取り合う様子を見せず、それどころかアニエスのそんな様子が心底面白いと言わんばかりにますます笑みを深めるばかりだ。その異様な雰囲気に気圧され思わず一歩、また一歩と後ずさるアニエスではあったが、広い部屋とはいえすぐに背中が壁へとぶつかり逃げ場を失ってしまう。
「………ッ!」
全身にねっとりと絡みつく男達の視線にゾワリと肌が粟立ち、本能的な恐怖に思わず息を呑む。咄嗟に身体を隠すように両腕を回して身を捩るアニエスだったが、皮肉な事にその動作が制服を押し上げる豊かな肉毬をより強調する結果となってしまい、男達のギラツク瞳に情欲の炎がより色濃く纏わりついた。
(こうなったら、一か八か強行突破するしか………!)
愛用の導力杖もなければXiphaもない丸腰の状態で成功するかは分からない。だがこれ以上距離を詰められては強行突破という最後の手段すらも取れなくなる。
それならばと、覚悟を決めたアニエスの両足が力強く地を蹴り前へと駆け出した。
(ご老人に手を上げるのは気が進まないですけど───ごめんなさいっ!)
狙うは3人の中で最もひ弱そうな、アニエスよりも体格で劣る小柄な老人。
突然の行動に虚を突かれたのか反応する事も出来ずに立ち尽くす老人を突き飛ばし、そのまま横をすり抜けて扉へと駆け寄る───はずだった。
「ど、どうして……身体がっ!?」
体当たりの直前、アニエスの身体が急制動をかけ老人の目の前で停止する。勿論それは彼女自身の意志による行動ではない。だが何かに身体を抑えつけられたり、縛りつけられているといった外的要因が理由という訳ではなかった。まるで目の前の老人へ”攻撃”するという行為そのものを禁止され行う事が出来ないかのような形容し難い感覚が全身に纏わりつき、突然身体を動かす事が出来なくなったのだ。
「優しいのぉ、アニエスちゃんは。こんな状況でもこの老いぼれを気遣ってくれるとは、本当に優しい娘じゃ」
嘯く言葉とは裏腹に、奇妙な現象に目を見開いて驚愕するアニエスの眼前で老人の口元が愉快そうに大きく弧を描く。そしてそんな老人の言葉に続くように、他の男達からも嘲りと愉悦の色が滲んだ笑みがこぼれ出した。
(この人達、一体……!?)
身体に起きた異変の原因は明らかに目の前の男達だ。しかし一体どのような原理でこんな事が起きているのか理解が追い付かない。
得体の知れない恐怖がアニエスを包み込み、抑えきれない感情が震えとなって身体を揺らす。しかしどれだけ身体が恐怖に震えようともゆっくりと伸ばされる老人の手を払い除け、間近に迫る脅威に”抵抗”しようとする事だけはアニエスがどれだけ強く念じようとも叶わなかった。
「ひ、ぃッ!?」
皺だらけの掌がアニエスの頬に触れ、年若い少女のみずみずしい肌の感触を堪能するかのようにゆっくりと滑らされる。干からびたようにカサついた気味の悪い感触に鳥肌が立ち、引き攣った悲鳴を上げて身を引こうとするがやはり身体の自由は利かず、”抵抗”も”逃走”も出来ぬまま老人の手を受け入れる事しか出来ない。
「ほっほっ、やはり若い娘の肌は良いのぅ。吸い付くような感触にこの弾力、たまらん手触りじゃ」
「い、嫌っ……やめてくださいッ!」
老人の掌が柔肌の感触を楽しむように何度も撫で回り、頬から顎、そして首筋へと滑るように下がってアニエスの白い首筋をいやらしくなぞっていく。
優し気なようでどこまでも身勝手な指先に肌を這い回られる感触はただただ気持ち悪く、不快でしかない。込み上げる生理的嫌悪感にアニエスは動かぬ身体の代わりとばかりに拒絶の言葉を叫ぶが、そんな少女の反応すら老人にとっては楽しみの1つに過ぎないのかくつくつと喉を鳴らして笑うばかりだ。
「そう嫌がるでない。儂らはただ、アニエスちゃんと仲良くなりたいだけなんじゃよ」
そんな言葉を紡ぎながらも、老人の瞳には捕らえた獲物を前にした獣の欲望が渦巻いていた。
アニエスを見つめる視線には枯れ果てた身体とは反対に煮え滾った生々しいまでの生気が宿っており、その生気に満ちたギラつく瞳がたまらなく恐ろしい。
「ひひひッ……いい反応じゃのぅ。そそる、そそる」
首筋を堪能していた指先が鎖骨の形を確かめるようになぞり上げ、そして制服のネクタイへと触れると布地を辿るように胸元を伝い降りていく。
「あ……ぁ……や、め…っ」
身体の自由を奪われ、成す術もなく老人の欲望のままに身体を触れられる恐怖は想像を絶するものだ。わざと恐れを煽るように殊更ゆっくりと、見せつけるように緩慢な動きで下がっていく指先の動きにアニエスの心臓は激しく早鐘を打ち鳴らし、震える言葉が形を失い霧散する。
顔を青ざめさせるアニエスの表情を愉しむように老人の目が細められ、たまらないとばかりに歪んだ口端から涎が滴り落ちた。
「───ッ!?」
そして遂に老人の指先がネクタイの先端へと辿り着き、制服の布地を大きく押し上げる乳袋とでも呼ぶべき豊かな膨らみを鷲掴みにする。
「おぉ……これは確かに凄まじい。何という重みと柔らかさ、服越しとは思えん揉み心地じゃ!」
制服の上からでもその大きさが分かるほどたわわに実った果実が布越しにも関わらず弾力に満ちた柔らかな感触で指先を押し返し、その極上の質感に目尻がいやらしく垂れ下がる。まだ誰にも許した事のない双丘を興奮に顔を歪めた鼻息荒い見知らぬ老人に弄ばれる恥辱と恐怖に、アニエスの表情が悲痛に歪んだ。
「や、やめてくださいっ!これ以上は、もう……っ!!」
「遠慮するでない、これから儂がたっぷりと可愛がってやるからの」
どれだけ拒絶の声を叫んでも老人の手は止まらず、制服越しの双丘の感触を愉しむように下から持ち上げて揺すり、捏ね回し、揉みしだいては年若い女の身体を弄ぶ。その度にアニエスの口からはか細い悲鳴が漏れ、目の前の現実を拒むように強く閉じられた目尻から涙の雫が溢れ落ちた。
(誰かっ……助けて……ヴァンさんッ)
アニエスの願いも虚しく我慢の限界を迎えた老人の指先が結び目を解き、衣擦れの音を鳴らしてネクタイを抜き取ると、そのまま皺がれた指先がシャツのボタンへと伸びていく。
「おっと、そこまでだ爺さん。それ以上は許さねぇよ」
驚いたアニエスが涙で濡れた瞳を開けば、そこに映るのは男達の1人である中年の男が老人の指先が届く寸前でその腕を掴み上げ動きを制止させる姿だった。
「………分かっておるよ、少し戯れただけじゃ。ほほっ、すまんすまん」
ギロリと老人の鋭い眼光が中年の男を射抜くもすぐに鳴りを潜め、今となってはあまりに薄っぺらい好々爺然とした笑みを浮かび上がらせて引き下がる。
一体何が起きたのか理解できないアニエスだったが、ひとまず老人の手から解放された事に安堵の息を吐いて胸を撫でおろした。
(身体が動く………!?)
まるで金縛りから解かれたかのように自由を取り戻した身体から強張っていた緊張が解け、動きを確かめるように両手を何度も握り直す。そして改めて身体が動く事を確認したアニエスは老人と入れ替わるように目の前に立つ中年の男へ視線を向けた。
「あ、あの……ありがとうございます」
まだ恐怖の残滓が色濃く残る中、アニエスは助けてくれた男へと頭を下げ感謝の言葉を口にする。そんな彼女の態度と言葉に中年の男は一瞬きょとんとした表情を浮かべていたが、直後に腹を抱えて笑い出した。
「なぁに、誰だって順番に割り込まれるのは嫌だろ?」
「なに、を…言って?」
笑いながら発せられた男の言葉の真意が分からず困惑するアニエス。いや、聡明な彼女ならば本当は理解していたのかもしれない。ただそれを理解してしまう事で訪れる恐怖を心が拒絶し、認めたくないだけなのだ。
例えどれだけ命の危機に瀕した修羅場を潜り抜け、人を、街を、世界を救おうとも、彼女は半年前まで戦いとは無縁の日々を過ごしてきた16歳の少女に過ぎないのだから。
困惑した顔に恐怖を滲ませるアニエスをあざ笑うかのように、中年の男は彼女の腕を掴むとベッドへ投げ捨てた。
「きゃぁっ!?」
キングサイズの巨大なベッドが柔らかなシーツの海へ沈み込むようにアニエスの身体を受け止め、スプリングが軋みを上げる。そして突然投げ飛ばされた事への困惑が抜けきらぬまま呆然と天井を見つめるアニエスへ覆いかぶさると男はその身体を組み敷き、細い両手首を頭上で押さえつけた。
「安心しろよ、俺は嫌がる女を無理矢理抑えさえつけて犯るのが好きなんでね、あの爺さんと違って抵抗を禁じたりはしねぇさ。いつも通りの設定で楽しませてもらうが、お前らもそれでいいよな!?」
問いかけという形ではあるが、答えなど端から聞くきはないのだろう。中年の男は他の男達に視線すら向けず、アニエスの首筋へと顔を埋めて舌を這わせた。
父親ほど年の離れた男に覆い被されて向けられる下卑た欲望に塗れた視線と、耳元に浴びせかけられる興奮に火照った吐息。生暖かいヌメった舌が首筋を這う感触はこれまで感じた事のない悍ましさとなってアニエスの全身を駆け巡り、一度心が安堵に緩んだからこそより深く、奥底にまで染み込むようにアニエスの心を塗りつぶしていく。
そして蓄積され続けた恐怖は遂に限界を迎え、部屋中に響き渡る甲高い悲鳴となって溢れ出した。
「───いやぁああああああ!!!」
だがそれは男を悦ばせる至福の音色にしかならず、子供のように泣き叫ぶ獲物を前に男の欲望はどこまでも滾っていく。首筋から顔を離した中年の男は興奮に血走った目でアニエスの泣き顔を見下ろすと、その手を彼女の胸元へと伸ばしてワイシャツを力任せに引き千切った。
「やだっ!お願いですからやめてください!!」
音を鳴らして布地が裂け、はじけ飛んだボタンがシーツの上を散らばり飛んでいく。
左右に大きくはだけたワイシャツの下から現れたのは大人びたデザインの水色の下着。そしてその布地の中で窮屈そうに押し込められてなお、圧倒的なボリュームを誇示するかのように豊かな谷間を作り上げる2つの肉果実だ。
下着越しでも雄の本能を刺激してやまない豊満な膨らみを前に、男は舌なめずりをすると邪魔だと言わんばかりに今にもはち切れそうな水色の布地を乱暴に掴んでたくし上げた。
「こりゃあ、想像以上だ……!大人しそうな顔してとんでもねぇエロ乳持ってやがるぜ」
どたっっっぷん♥!と窮屈さから解放されたアニエスの乳房がその質量と柔らかさを示すように重々しく揺れ弾みながら外気へと晒され、同時に男達の下卑た視線が彼女の生乳へと降り注ぐ。
16歳という若さに見合わぬ爆乳と呼んで差し支えのない規格外のサイズを誇りながらも、重力に抗うかのように垂れる事も形を崩さず事もなく見事な釣り鐘型を保ち続ける豊満な膨らみ。張りのある瑞々しい肌は染み一つない純白で、しっとりと汗で蒸れた頂には綺麗な桜色に染まりながらも乳肉の豊かさに相応しい大振りの乳輪と、無垢なアニエスの身体を表すように初々しい色合いをした小指の先ほどの小さな蕾がつんっと可愛らしく咲いている。
「いやっ……!?見ないで、見ないでくださいっ!」
頬を真っ赤に染めながら瞳を涙で潤ませ必死に拘束から逃れようと身体をよじるが男の腕はびくともしない。ただ暴れる両足がベッドを蹴り上げ、ギシギシとスプリングを軋ませながら虚しくシーツの上を滑っていく。
(どうして振りほどけないんですか!?)
アニエスの両手首を抑え込む男の掌は上から押さえつけているだけという技も技術も感じさせないあまりにも無造作なものだ。加えて男の見た目からも掌から感じる感触からも鍛えている様子は全く伺えず、かといって体格が特段優れているわけでもない。幾ら少女と大人という力の差があるとはいえ、中肉中背のどこにでもいるあり触れた中年男の雑な拘束がここまで微動だにしないのは明らかに異常だった。
先ほどといいやはり何かがおかしい、そうハッキリとした疑念を感じながらも答えを出す事は出来ず思考は空回りするばかり。時間をかけて考えを深めていけば何か糸口を掴めるかもしれないが、今はそんな悠長な事も言ってはいられない。一刻も早くこの場から逃れなければとアニエスが焦りを募らせた時だ。
男の節くれだった指が乳房を鷲掴み、握り潰さんばかりに力を込めて五指を乳肉へと食い込ませた。
「んぎ、ぃ……っ!?」
柔らかくも弾力に満ちた瑞々しい果肉が指の間から溢れ、確かな肉感と重みを感じさせながら指を押し返してくる。掌でも覆いきれない豊満な乳肉の塊、その柔らかさを堪能するように無遠慮に揉みしだいては思うがままに形を歪ませる男とは裏腹に、指の跡がつきそうなほどキツく乳房を鷲掴みにされたアニエスは顔を苦悶に歪ませ口の端から涎を滴らせて痛みに呻く。
「やっ、む、むねっ……痛、いッ…です………!やめて、くださいッ!」
「馬鹿言うんじゃねーよ。こんな牛みてぇなエロ乳を放っとく奴なんているわけねーだろ!!」
途切れ途切れになりながらも必死に搾り出したアニエスの懇願を男は下卑た笑みを浮かべて一笑に付し、それどころか苦痛に顔を歪ませ身悶えるアニエスの姿に煽られて荒々しさを増した指使いが柔らかな乳肉により深く食い込んでいく。爪をたてられながら躊躇なくひしゃげさせられる白い肉果実は熟れたように赤みを増して手指の跡を刻み込まれ、指の一本一本が蠢くたびに痛みを堪える呻きが溢れ出した。
「やめッ……本当に胸、ちぎれっちゃい…ま…すから!?あ、ぐ……んん、ん゛……ッ!」
愛撫と呼ぶにはあまりにも暴力的で一方的な欲望の発露。アニエスの口から飛び出す悲痛の叫びが絶える事は無く、目尻に滲んだ涙は頬を伝い落ちてシーツを濡らす。だが男はそんな悲鳴も涙も意に介さず、むしろ苦痛に喘ぐ少女の顔を見下ろすその表情は恍惚に浸りきっている。
そしてそんな男の指が一際強く食い込んだ直後、乳肉の頂点でぷっくらと膨らみ始めながら震えていた蕾が爪弾かれ、白く細い華奢な喉を晒してアニエスの身体が大きく跳ねた。
「はぁーっ、はぁっ……はぁー……ッ!」
乱れた呼吸に合わせて上下する乳房は脂汗で光沢を帯び、処女雪のように白無垢だった柔肌は痛々しげに赤みを増して熱を宿している。
だがそんな姿であってもアニエスの乳房の美しさは損なわれる事は無く、むしろ無残に踏み躙られた暴力的な痕跡が引き裂かれた制服と合わさって背徳的な色香となり雄の加虐心を煽り立てた。
(諦めちゃダメっ……!)
痛みと恐怖に霞む思考の中、それでもアニエスは男の欲望から逃れるようにシーツの上を藻掻きながら懸命に現状から脱する術を模索する。
しかし状況は絶望的だ。
何らかの方法で身体の動きは制限されて満足に動かず、手元には武器も装備もない。しかも相手は3人、気が付けば他の2人はドアを塞ぐように陣取っていた。
(ヴァンさんやレン先輩は絶対に助けに来てくれる筈です!)
大切な人達の顔を思い浮かべ、強く己に言い聞かせるようにして恐怖に染まった心を奮い立たせる。
助けが来ることを信じ、逃げ出す機会を伺いながら耐え忍ぶ事。それが今の彼女に出来る唯一の抵抗であり、反抗。
目覚めてから畳みかけるように襲い掛かってくる恐怖に為す術もなく怯えていた青い瞳が、強い意志の光を取り戻す。
確かに彼女は半年前まで戦いとは無縁の日々を過ごしてきた16歳の少女に過ぎない。痛みに泣き、恐怖に呑み込まれてしまう事もある。
だが決してそれだけの弱い存在ではない。
そして───
「いいねぇ。泣き叫ぶ顔もいいが、そうやって睨みつけてくる顔も堪んねぇよ」
この場に集った男達はそんな美しい意思の輝きを踏み躙り、屈服させ、汚し尽くす事にこそ無上の喜びを感じるのだ。
「───ッ!!?!」
アニエスの決意を挫くかのように突きつけられる、赤黒く脈打つグロテスクな獣欲の象徴。
(……こ、これ…が……男の人の………?)
知識としてはもちろん知っていたが、実際に目にしたのは初めてだった。
想像していたものよりも数段醜悪で、片手で握ったとしても指先が届かぬほど太く長い凶悪な形状。生々しい雄の匂いを放つ肉塊の表面には青筋のような太い血管が何本も浮き上がり、まるで別の生き物のようにビクビクと脈打っては先端からドロついた透明な粘液が滲み出る。
重力に引かれて垂れ下がる睾丸は拳ほどもあり、その大きさに比例してずっしりと中身の詰まった精巣は極上の雌を目の前にしてパンパンに膨れて張り詰めていた。
あまりの存在感に視線を逸らす事も出来ずにいたアニエスだったが、亀頭から粘ついた糸を引いて腹の上に滴り落ちた雄汁の火傷しそうな熱さに我を取り戻す。
(無理ですっ…あんなの……入るわけない……!?)
これから何をされるのか覚悟はしていたつもりだった。しかし、突きつけられた怒張を前にアニエスの思考は凍り付く。
助けが来るまでのあいだ本当に耐えられるのか?あんなものを入れられて自分の身体は無事でいられるのだろうか?不安と恐怖が蛇のように絡みつき、じわじわと心を締め上げる。
組み敷いて覆いかぶさる男の姿はさながら飢えた獣のようで、股座でいきり勃つ剛直にこれから犯されるのだと改めて実感してしまった。
いつか助けが来る事は信じている。だがそれは今ではなく、扉は無情にも閉じたまま開く気配を見せてはくれない。
(ヴァンさんっ……レン先輩……!)
身体が震え、顔が青ざめていくのがアニエス自身にも分かった。それでも彼女は恐怖に圧し潰されそうになる心を鼓舞し、ニタニタと笑みを浮かべて見下ろす男を気丈に睨みつける。
その表情を前にした男の口元はより嗜虐的に吊り上がり、煮え滾る欲望を体現するかのように脈打つ剛直の先端をアニエスの秘所へと宛がい割れ目を押し開いていった。
「ぁ゛───ッ!が───ッ!?いだ、いッ!ぐ、ぅうッ………あ゛っぎっ…あ゛ぁ゛あ゙あ゛ッ!!」
挿入というよりは強引に捻じ込んでいくという表現が正しいだろう。未通の少女の膣穴がいきり勃つ剛直を容易に受け入れられる筈もなく、ミチミチと軋みながら押し拡げられていく痛みに濁音混じりの悲鳴が上がる。
これまでアニエスが経験してきたどんな痛みとも比べ物にならず、熱した鉄杭を捻じ込まれるかのような灼熱の圧迫感に視界がチカチカと明滅を繰り返す。
「んぎぃッ!?も……む、りで……ずっ!ぬい、でくださ……ぃ、ごぉッ……お゛っ……あ、ぐぅ…!」
それでもアニエスは男の挿入を拒もうと必死に身動ぎして抵抗を試みるが、どれだけ暴れようともシーツに押し付けられた手首の戒めから逃れる事は出来ず、両足は割り込んだ男の身体に阻まれて閉じる事も叶わない。そしてそんなアニエスの必死の抵抗が愉快で仕方ないとばかりに鼻息を荒くする男は、笑みを深めより一層腰を押し進める。
そして───いつか思いを寄せる相手に捧げられればと夢想していた純潔はあまりにもあっけなく、無残に引き裂かれた。
「が……ァ───!?」
異物を押し返そうとする膣壁の動きなど物ともせずに押し入る亀頭の先端が子宮口へとめり込み、男の腰を打ち付けられた肉厚の尻肉が乾いた音を打ち鳴らして波打つように揺れ弾む。
股座から身体の奥へと突き抜ける衝撃に瞳が上擦り、呼吸さえも忘れて大きく開かれた口から舌が突き出される。溢れ落ちた涎は断末魔のような叫びと共に曝け出された白い喉を艶めかしく彩り、限界まで見開かれた青い瞳から流れ落ちた大粒の涙が痛みに紅潮した頬を濡らした。
「やっべぇな、こりゃ……気を抜いたらすぐにでも出ちまいそうだッ」
ピクピクと弱弱しく身体を痙攣させるアニエスとは裏腹に、男は剛直を咥え込む肉壺のあまりの心地良さに思わず腰をぶるりと震わせる。
体温の高い無数の肉ヒダが舐めしゃぶるように隙間なくねっとりと絡みつきながらも、初めて受け入れた異物を排除せんときつく締め上げうねるように膣肉を蠢かす。そんな相反する反応がもたらす快感たるや筆舌に尽くし難く、気を抜けばすぐにでも果ててしまいそうになるほどだ。
男は込み上げる射精感を歯を食い縛って押し殺すと、アニエスの細い腰を掴み直して極上の名器を味わい尽くさんと激しく腰を振りたくり始めた。
「あ、がぁッ……!!?やべ、でぇッ!ぁっ、ぐッ、ひぎっ!お゛ォ、ふご、ぉっ……うぎ、ィッ!」
剛直に追いすがるように吸い付く膣壁が引き摺り出された直後、間髪入れずにエラの張った亀頭が子宮口へとめり込むように叩き付けられ、そしてまた引き抜かれては抉るように再度子宮を押し潰す。亀頭から根元に至るまで満遍なく剛直へと絡みつく愛液と破瓜の血が混ざり合った濃厚な粘液が潤滑油となり、抽挿を繰り返す度に淫らに濡れた水音を大きくしながらピストンの勢いはより一層激しさを増していく。
(痛いっ、苦し…い、……息が出来な……っ!)
男が腰を打ち付ける度にアニエスの身体が跳ね上がり、肺の中身を絞り出すような叫びが喉を突くたび口の端からは泡立った涎が噴き溢れる。
擦れきった悲鳴の叫びが迸り続ける様は男に雌を屈服させ支配した達成感を与えてより激しく責め立てさせ、涙で顔を濡らす眼下の少女を穢し尽くしたいという際限なく湧き上がる本能のままに唇を奪い、舌を捻じ込んで絡ませた。
「んぶぅッ!?むぐぅぅうう!!」
処女だけでなくファーストキスまでもを奪われ、アニエスの瞳が大きく見開かれる。逃げ惑う舌が男の舌に捕らえられて激しく絡みあいながら擦り付けられ、無遠慮に口内を蹂躙する舌使いが頬の内側や上顎といった粘膜、歯列までもをなぞり、生々しい水音と共に混ざり合った互いの唾液が喉を伝って胃の中へと落ちていく。
「ごっぇ……んぶっ!ぢゅる、れろっッ!ん゛ぅうッ、んぢゅ……ぁ、えぉ……むぶぅう、ん゛ぶぅっ……ッ!」」
(きもち、わる…い……!)
流し込まれる唾液の苦味に吐き気が込み上げ、息苦しさに喘ぐ両足がシーツの上をのたうち回って何度もベッドに叩きつけられる。しかし男はそんなアニエスの苦し気な訴えに構う事無く何度も深く唇を重ね直し、口内を隅々まで舐めしゃぶって犯し尽くした。
「ぐぷッ、ぇあ゛…ぐぶっ、ぢゅるっ!ぶッ……お゛、ぶぅうッ!!?んぐぅうッ!お゛っ……ごぉッ!!」
肉壺の最奥までねじ込まれた亀頭が子宮口へとめり込み、汗に濡れた肉同士のぶつかりあう湿った打擲音を小刻みに響かせながら滾りを増した剛直がその奥へ侵入せんとばかりに何度も小突き上げる、
結合部からは愛液と破瓜の鮮血が混ざりあった泡立つ混合液が飛び散り、男の股座とアニエスの尻肉をべっとりと汚していく。
「ぶはっ、あー……たまんねぇ……!このまま中で全部ぶちまけてやるからなッ」
「だ、だめっ……やめてくださいっ!!それだけは許してくださいっ!?」
その言葉の意味を理解してしまったアニエスは髪を振り乱し半狂乱になって必死に許しを乞うが、男は構う事無くトドメとばかりにアニエスの身体を掻き抱くように密着させて今まで以上に激しく腰を打ち付け始める。
「あ、が……ぎぃッ!お゛っごぉ!?やべ、でぇっ!ださな、いで…ぐだざいッ!!い、や……ぁ、いやぁぁああああ!!!」
ぶびゅるッ♥!どびゅっ、びゅぼぉッ♥♥!ごぷっ♥びゅぶッどびゅるるるッ!ぶびゅるううううっ♥♥!!
無我夢中で身体を暴れさせる少女の悲痛な叫びをかき消すように響き渡る精の脈動。子宮口へとめり込んだ亀頭の先端から煮え滾る欲望を体現するかのような灼熱の奔流が迸り、アニエスの胎の中を満たしていく。
(あ、ぁ……出され…ちゃった……私の中に……いっぱい……)
密着した男の身体から感じる震えが、呆然と見開かれた瞳に映る男のだらしのない表情が、胎の中に吐き出された子種の熱が、どうしようもないほどにアニエスへと現実を突きつける。
青い瞳が虚ろに揺れ、あれだけ力強く暴れ回っていた身体が糸の切れた人形のように脱力し、あっという間に少女の胎を満たしきった精液が結合部からぶびゅっ♥と汚らしい音を鳴らして噴き溢れた。
今でもアニエスは仲間達が助けに来てくれる事を心の底から信じている。だがそれでも、見知らぬ男の精を無理矢理注ぎ込まれてしまったという絶望はあまりにも重く彼女の心にのし掛かった。
しかし、今の彼女には絶望に浸る時間すらも与えられない。
「お゛っ!?ォ゛ッ、んぎぃいいいぃいいいいッ!?」
男の腕がアニエスの片足を肩に担ぐようにして持ち上げそのまま彼女の身体を横向きに倒して強引に体勢を変えたかと思うと、射精を終えてなお微塵も硬さを失わない剛直がどぢゅんっ!と鈍い音を立てて深々と子宮口へと突き立てられたのだ。
肉壺の最奥を殴りつけられる暴力的な衝撃に美脚の爪先がビクンッ!と跳ね上がり、限界まで見開かれて上擦った瞳の奥で火花が弾け飛ぶ。
「ひぎぃっ、ァ、あ゛ぁ゛あ゙あ゛ッ!?ォ゛ッ……あ゛っ、ふぐ、ぅっ!ォ゛ッ、お゛、ぉッ……お゛ぉおッッ!」
そのまま始まる最奥を殴りつけるような暴力的な連打に翻弄されるがままアニエスの喉からは濁った絶叫が絞り出され、撹拌されて泡立った精液がぶじゅっ♥ごぽっ♥と下品極まりない音を響かせながら掻き出されて飛沫を上げる。
「あ、がっ、かひゅっ……なん…でっ!も、おわったんじゃ……!?」
「はぁ?んなわけねぇだろうが。たかだか一発出しただけで終わるかよ!」
息も絶え絶えになりながら必死に絞りだしたアニエスの問いに、中年の男はさも当然とばかりの答えを返す。
「う、そっ……そんな……そんなのって───ん゛ォ゛っ、ぉ゛お゛お゛ォ゛お゛ぉ゛お゛お゛お゛ッ!!」
愕然とするアニエスへ、その言葉が真実だと教え込むかのように剛直が更に力強く肉壺を抉り穿つ。胎奥から響く衝撃に背を大きく仰け反らせ、涙や鼻水といった自身の体液で顔を汚して絶叫と共に白い喉を曝け出して悶えるアニエスに降り注ぐ軽薄な声。
「そうそう、俺達だっているんだから一発で終わる訳ないでしょ?アニエスちゃ~ん」
声の持ち主は部屋へと入ってきた男達の最後の1人である若者の声だった。
日焼けした浅黒い肌の身体は他の2人と違って引き締まっており、その股座で雄々しくいきり勃った肉棒は槍のように長く逞しい。
「なぁ、そろそろいいだろオッサン?こっちも我慢の限界なんだ。口くらい使わせてくれてもバチは当たんねーだろ」
アニエスの金糸のような滑らかな髪の感触を堪能しながら、肉槍の先端から噴き出す雄汁を彼女の頬や目元に塗りたくる。噎せ返るような濃厚な性臭が鼻腔を犯し、吐き気を堪えるように顔を顰めてアニエスが逃げれば若者は口元を吊り上げさせてより強く肉槍を顔中に押し付けた。
「ちっ、しゃーねーな。好きにしろ」
軽い口調ではあっても若者に引く気がないという事を悟ったのか、中年の男は不承不承といった様子ではあるが舌打ち混じりに許可を出す。
その答えに若者は満足気に笑うとアニエスの頭を軽く撫で、次の瞬間彼女の頭を鷲掴みにして肉壺を犯される苦しみに喘ぐ口へと己の肉槍を荒々しくねじ込んだ。
「───げぶぉお゛ぉおおッ!!?!」
「おーおー、すっげぇ声。にしても喉も口も熱くて柔らけぇっ……!こりゃ最高だわ」
アニエスの口内に突き入れられた肉槍が青臭いえぐみを舌の上に残しながら喉を抉り、反射的に異物を吐き出そうと痙攣する喉奥がきつく締め付ける。その感触に若者は心地良さそうな吐息を漏らすと両手に巻き付けた金色の髪を手綱代わりにアニエスの頭を強引に前後させ、口内全体を使って己の肉槍を扱き始めた。
「んごぇッ、お゛ぶッぐべ、ぶっ、ぢゅるっ!ぐぶっ、ごぼっ……がぼぉっ!お゛げっ、ふぶっ!ごぼぉおおッ!!」
喉奥を抉る肉槍の感触にアニエスの青い瞳が見開かれ、息苦しさと吐き気に目尻からは大粒の涙がボロボロと溢れ落ちる。ぶちぶちと髪が引き千切れる音を鳴らしながら激しく口内を掻き回される度にくぐもった悲鳴が漏れ、口端から唾液や胃液に先走り汁の混ざった泡立つ粘液が飛び散ってアニエスの端正な顔立ちを汚していく。
「おいおい、口にばっか気をとられてねーでこっちに集中しろ!」
「んぶぐぅっ!?ぶッ、ごぼっ……お゛ぇえッ!!げぼっ、ごぇっ…やべッ…れ…ぉ゛っ、んぐお゛ォおおおおッッ!!!」
若々しい力強さで口内を蹂躙され、呼吸すらままならずに鼻水まで垂れ落として息苦しさに悶えていたアニエスの尻たぶへ中年男の平手が振り下ろされる。乾いた破裂音が鳴り響けば尻肉に走った痺れるような痛みに華奢な身体が打ち震え、膣肉が咥え込んだ剛直を痛い程に締め付けてしまう。
「やりゃあ出来んじゃねーか、それともケツぶっ叩かれるのが気持ちいいのか?」
「ち、がっ……ぢゅるっ、おごぉッ!ぐぼっ……ぎもぢよぐなんれっ、んぼッ、ぢゅぶるッげぶぅッ!?」
「ケツ叩く度にマンコ締め付けときながらよく言うぜ変態マゾ豚が!」
違う、と心の中でどれだけ否定の言葉を叫ぼうとも身体は男の言うように痛みと快楽を誤認してしまう。快楽など微塵も感じられないはずの乱暴な責めですら胎奥からは愛液が噴き溢し、悦びに打ち震えるかのように浅ましく肉壺を痙攣させて剛直を咥えこむ。
丹念に手入れをしてきた髪を手綱代わりに使われながら鼻水や涎といった体液で顔をぐちゃぐちゃに汚し、赤く腫れ上がったケツ肉をぶたれる度に男を悦ばせてしまう己の姿はあまりにも無様で、アニエスの心を傷つけ摩耗させていく。
「なんじゃなんじゃ、若い者だけで楽しみおって。爺も混ぜんか」
そんな悲壮な雰囲気を漂わせて嬲られ続けるアニエスの痴態に煽られとうとう我慢が効かなくなったのか、老人が傍まで歩み寄ってくる。その股座はズボンの上からでも分かる程に大きく膨れ上がり、彼の内で滾る欲望の大きさを物語っていた。
「おいおい、爺さんは一回お手付きしたんだから我慢してろよ」
「そう言うでない。なーに穴を使わせろとは言わんよ、儂の目当てはこれじゃこれ」
そう言った老人が舌なめずりをしながら視線を向けたのは、肉同士がぶつかる乾いた音が鳴り響く度に暴れ回る極上の白桃を思わせる双丘だ。
卑猥に揺れ踊る肉毬に誘われるように、老人の口が乳肉へとむしゃぶりつく。
「ん゛ーッ!!む゛ぅうう゛うッ!?」
乳房に張り付くように吸い付いた唇が汗ばんだ柔乳の味を余すところなく堪能するようにじゅるっ♥!ずぞぞっ……ぢゅぶるぅうッ♥!!ぢゅぞぞっ……れろぉおッ♥♥!と聞くに堪えない下品な音を響かせながら吸い上げ、ざらついた舌の表面が唾液をたっぷりと塗りたくるように乳輪をなぞるように舐め上げる。硬くしこり始めた感触を楽しむように乳首がコリコリと甘噛みされたかと思えば尖らせた舌先で先端をほじるように穿られ、乳房を好き勝手に貪られる怖気がくぐもった悲鳴となって迸った。
そしてわざとらしく卑らしい水音を大きく響かせて老人が唇を離せば、その下から現れるのはビンッ!と天に向かってそそり勃つ痛々しいほど硬く張り詰めた真っ赤な勃起乳首。
「まっこと美味じゃ美味じゃ、アニエスちゃんのおっぱいは最高じゃのぅ。どれ、もう片方も味合わせてもらうついでにこの可愛らしい手も貸りるとするかの」
凝り固まり雄の欲望を掻き立てる艶めかしを振りまいて震える真紅に色づいた蕾を満足げに見やると、老人は反対の乳首へむしゃぶりつきながら中年男の縛めから解放されていたアニエスの片手を掴み、己の股座でいきり勃つ怒張を無理矢理握らせる。
脈打つ肉の感触は火傷してしまいそうなほどに熱く、そして硬く張り詰めていた。いびつな形をした亀頭がアニエスの手の中でビクビクと震え、溢れ出した先走り汁が不快なぬめりと共に掌全体を汚していくのが分かる。
その不快感から逃れようと反射的に手を引きかけるが、許さないとばかりに老人は彼女の手の上から己の手を重ねて強く握り込み、白魚のように美しいアニエスの手指を道具のように使って肉棒を上下に扱き出した。
「んむ゛ぅうッ!ふぐ、ぉ……ごっ、ぶぇえッ!?おぼっ、げぶっ、んぶぅうっ……ぢゅるっ、えぉお゛ッ……!」
膣穴を抉られ、口を犯され、手指を使われ、乳房を貪られ、アニエス・クローデルという美しい少女の全身が余すことなく男達の欲望によって穢されていく。常人ならば目を背けたくなるような凄惨極まる光景だが、口角を吊り上げて嗤う三人の獣にとってはこれ以上ないほど甘美な光景だった。
滾り続ける興奮の赴くままにアニエスの身体を嬲る動きは激しさを増していき、響きを大きくする苦悶に満ちた少女の声に煽られるように男達の吐息が荒々しさを増していく。やがてアニエスの口を犯していた若者が一度大きく腰を震わせると、喉奥を通り越して食道にまで押し込んだ肉槍を震わせて背筋を仰け反らせた。
どびゅるッ♥!!ぶびゅっ、ぼびゅるるるるッ♥!どびゅるるるッ♥♥!
「ォ゛ッ、ごぶべっ!?んぶぐっ、ぶっ……ごぼぉおおッッ゛!!」
ドロついた凄まじい量と濃さの濃厚白濁液が食道を逆流して胃の中へと注ぎ込まれる。嘔吐感が湧き上がろうにも肉棒によって蓋をされてしまったアニエスに吐き出す自由は許されず、ただ喉を鳴らして生臭い雄の欲望を呑み干していくしかない。あまりにも酷い悪臭とえぐみを伴って喉奥から胃に至るまで満遍なく絡みつく特濃精液にアニエスは青い瞳のほとんどを上擦らせ、呑み込み切れなかった精液が逆流して口の端や鼻の穴から糸を引いてみっともなく垂れ下がる。
そして引き攣けを起したかのように激しく痙攣を繰り返す身体はアニエスの意思を離れて雌の本能の赴くままに残った二本の肉棒を締め上げ精を搾り出し、身体の内と外に浴びせ掛けられる熱く滾った汚濁の感触にアニエスは絶頂を迎えてしまう。
「───~゛~゛~゛~゛~゛ッッッ!!?!?!」
絶叫と呼ぶにはあまりにも無様で汚らしい叫び。
限界まで上擦っていた瞳が完全に裏返り白目を剥いた瞬間、剛直に串刺しにされた身体がガクンッ!と弓なりにしなり股座から勢いよく噴き出したイキ潮がびちゃびちゃと音を鳴らしてシーツを濡らす。
「げほっ!ごぼっ、げっ……がはっ……げほっ……お゛っ、げぇえ゛え゛え゛ェッッッ!」
ようやく肉棒を引き抜かれ、激しく咳き込みながらて酸素を貪るアニエスの身体が強くびくついたかと思うと、喉が蠢き胃液に塗れた精液を盛大に嘔吐した。
可憐な少女の唇から溢れ出す汚らしい嘔吐き声と吐瀉物。そのあまりにも無残な姿に男達の嗜虐心はどこまでも煽られ、萎えるどころか剛直をさらに猛らせ反り返らせる。
「グロッキーになってるみたいが、まだまだこれからだぜ?」
「ああ、俺達が満足するまでたっぷりと付き合ってもらうからな」
「さぁ次はどこを使って楽しもうかのぅ……ひひひっ!」
吐瀉物で汚れたシーツに力なく横たわるアニエスを見下ろしながら下卑た笑い声を上げる男達。
助けを求めるように扉に向けて伸ばされた震える手を握り返してくれる誰かは未だ現れず、汗ばんだ身体を白濁に汚された少女の肢体へ欲望に塗れた男達の手が絡みつく。
◆◆◆
あれからアニエスは実に1週間ものあいだ休む間もなく嬲られ、犯され続けた。これは比喩でも何でもなく、本当に休み無く犯され続けたのだ。
「………ォ゙ッ、ぅあ……ぉ、え゛っ……ァ゛……」
ゴミ同然になるまで引き裂かれ、中途半端に身体に引っかかった制服の残骸がアニエスの味わった凄惨な凌辱の痕跡を生々しく物語っている。
まさに文字通りの意味で肉便器という言葉が相応しい扱いにアニエスは眠るどころか気絶する事すらも許されず、ただただ男達の欲望のままにその美しい身体を貪り尽くされた。
ぐったりと俯せに倒れ込む白濁に塗れた身体は弱弱しい痙攣を繰り返すばかりでもう指一本まともに動かす事も出来ず、ぽっかりと開いたまま閉じなくなった膣穴とケツ穴からは泡立った精液がゴボゴボと逆流してシーツの上に広がる白濁の水溜まりを広げていく。半開きのまま濁った呻きを垂れ流す唇からは舌がダラリと溢れ落ち、焦点の定まらぬ青い瞳は上瞼へと半分以上隠れてしまっていた。
1週間ぶりとなるこの休息も、散々使い倒して飽きたというあまりにも身勝手な理由で男達が部屋を退出したが故だ。
しかし、それは決して終わりを意味してなどいなかった。
「おっ、いたいた」
「へー、話には聞いてたけど胸もデカイし滅茶苦茶可愛いじゃん」
三人の男達が退出して数分も経たぬうちに、扉が開いて彼等とはまた別の男達が入ってくる。
何人も、何人も、何人も、何人も、何人も、次から次へと男達が部屋へと入り込み、その数はあっという間に10人を超えて30人に迫ろうかという勢いだった。
その誰もが飢えた狼のようにギラついた欲望をその瞳に宿し、アニエスの身体を舐めまわすように見つめてくる。
「ひっ………ぁ……………ぃ、や」
男達が放つ欲望の眼差しにアニエスは顔を引き攣らせ、力の入らない身体を懸命に動かしてベッドの上を這いずって逃げ惑う。
しかしボロ雑巾同然になるまで犯され尽くした身体はもはや限界を迎え、震える手足は満足に動かずシーツの上をもがくばかりで一向に前へ進まない。
「や……やめっ……もう、ゆるし…てっ」
その言葉を最後に、アニエスの身体が獣達の肉檻の中へと引きずり込まれていく。むわりと噎せ返るような濃厚な性臭が充満する部屋に、少女の悲鳴が響き始めたのはその直後だった。
●
部屋を訪れる男達が途切れる事はなく、朝も昼も夜も関係無く雄の滾りを受け止め続ける日々が続く。食事も睡眠も許されずに延々と犯され続け、豊満な肢体が汗や唾液、精液によってドロドロになるまで汚されきると戯れに浴室へと連れていかれて身体を洗われ、美しさを取り戻した身体をまたその場で穢される。
「そろそろアニエスちゃんのむっちりボディにも飽きてきたし、次はキーアちゃんとシズクちゃんのロリコンビを犯してくるわ」
「あー、駄目駄目。あの子ら今ロリコン達の玩具にされてるから。かなりエグイ責め方されてるみたいだぞ」
「まじかー、ならティータちゃんとアルティナちゃんは?」
「あの2人は壁尻部屋で長蛇の列作ってたな。それよりミリアムを犯してた奴らの何人かが別の部屋に行って空いたみてぇだから、そっちに混ざってきたらどうだ?」
アニエスの身体を雑に使いながら話す男達の会話を聞くに、どうやら他にも年端もいかぬ幼い少女から子を持つ母親まで、様々な年齢の女性が国という垣根を越えて集められ欲望の捌け口として使われているらしい。
「んぐじゅるっ、んぶじゅるる……ッ!お゛ぇえッ!ごぷっ、んぉお゛ッ……げぶぅっ!」
アニエス自身の扱いを考えれば、他の女性達がどんな仕打ちを受けているのかなど想像に難くない。女を性処理の道具としてしか見ていない身勝手すぎる男達の会話に怒りすら沸くが、今の彼女にはただ汚らしい嗚咽を漏らしながら男達の肉欲を受け止める事しか出来なかった。
「んぶごぇえ゛ぇえ゛ェッ!?おぼっ、ごぼぉっ!げほっ、げほ……ぉえっ……!」
もはや何百回目かも分らぬ射精が口・膣穴・ケツ穴にぶちまけられる。同時にアニエスの両手を使っていた左右の男達が鼻水を噴き溢しながら生きるため懸命に精液を飲み干す彼女の顔へと欲望を解き放ち、反射的に目を瞑った瞼から頬へとドロドロに粘ついた黄ばんだ汚濁が降り注いだ。生臭さと熱さに顔を引き攣らせながら弱々しく呻くアニエスだったが、そんな彼女に追い打ちをかけるように周囲の男達が面白半分に白濁塗れの顔を更に汚しにかかる。
「ごげぇっ……ぉぶっ!?……じゅるっ、ぢゅぞぞっ、ぢゅるるるるるっ!!ごきゅっ、んぐっ……ごくんっ……!」
「あーらら、また精液で溺れちゃってるよ。ほらほら頑張って飲まないと死んじまうぞw」
「そういや今日、新しい女が来るらしいな。セシルとかいう看護師で、アニエスちゃん以上のデカ乳美女らしい」
「マジ?デカ乳ナースとか堪んねぇな」
ダマになった精液で顔中を覆われ、白い鼻提灯を作りながら懸命に口元を覆う精液を舐め取って呼吸しようとするアニエスの頭上を男達の下卑た会話が通り過ぎる。しかし今の彼女にもはやそれを気にする余裕などなく、ただ無我夢中で生臭い精液を舐め取っては飲み干していく。
そんな日々が更に1月、2月と続いた───
◆◆◆
それから一体どれほどの月日が経っただろうか。休む間むなく犯され続けるアニエスにはもう時間の感覚すら曖昧になってしまっていたが、雑談ついでに彼女の身体を使う男達の会話を漏れ聞く限りでは既に数か月以上もの月日が流れているようだった。
だが彼女の待ちわびる助けは未だ訪れず、部屋の扉を開けるのは欲望に塗れた獣達だけ。
それでも変化はあった。数ヶ月もの時が経過した事で男達が一通りアニエスの身体を堪能し終えたのか、穴という穴を乱雑に使い潰す勢いで肉便器のごとく犯され続けるという事は無くなっていた。
男達には責める場所にこだわりのある人間が多いらしく、代わりに同じ嗜好を持った者達で集まりじっくりと時間をかけてアニエスの身体を責め立て始めたのだ。
「ん゛、ぉ゛、ぉ゛ッ……お゛ぅっ♥……あひっ、……ぃ゛っ……ッお゛……ァ゛、っ゛゛♥」
室内に響き渡る苦し気な声。しかしその声音は今までとは違い、熱く蕩けきった甘い響きを孕んでいた。
「お゛っ……ん゛ゥ、ッう゛♥ぁ、ぎっ、ひっ……ぉ゛、ぉっ……ひゃめ…れッ♥む、ね…さわらなぃ゛で……ぐだざいッ♥!ひぐっ、ォ゛ッあ゛゛ッッ♥」
背後から抱きすくめるように伸ばされた無骨な両手が爆乳を下から掬い上げるように持ち上げてねっとりと手指を絡ませ、大きな掌でも収まり切らないデカ乳肉が指の間から溢れ出して卑らしく淫らに揺れる。
今までの男達が満足する為だけの乱雑な指使いとは全く違う、まるで恋人を慈しむかのような繊細な指使い。
強すぎず弱すぎない絶妙な力加減で乳房が擽るように揉み解され、じんわりと染み込むようにように広がっていく心地よい快感がアニエスの喉奥から隠し切れない甘い喘ぎを溢れさせる。
「あひっ、んっぁ♥ふっ、ひぅうッ……んぉ゛、ぉっお゛ッ♥♥」
乳房をまさぐる手つきはどこまでも優しく、与えられる刺激は弱弱しい。だがだからこそもどかしい快感が延々と続き、弱火で煮詰めるように身体を昂らせ脳髄をドロドロになるまで蕩かしていく。
「いづま、れっ……つづげ、るんれすか……ァ゛っ♥も、あらま……おがひく、なりゅっ♥はひっ、ひィっ……ぃい゛ッ♥」
絶頂寸前まで性感を昂ぶらせながらも決してイかせてはくれない生殺しの状態がもうかれこれ3日以上は延々と続いていた。
最初こそは今までの暴力的な凌辱との違いに戸惑い、快楽よりもくすぐったさを強く感じていたアニエスだが、今では無様に舌を垂れ落としながら鼻の下を伸ばしただらしない表情を浮かべてしまっている。
真綿で首を絞められるかのような緩慢な快楽に蝕まれた身体はすっかり脱力しきって背後の男にぐったりともたれかかり、乳房を揉まれる度に痺れるような快感が背筋を駆け上って子宮が切なげに疼く。ぷっくらと膨れ上がった乳輪の頂点では小指の先にも満たなかった小さな蕾が下品なまでに肥大化し、限界まで硬く張り詰めて真っ赤に熟れきっていた。
「おねがぃ、しまひゅっ……イかへてっ……イかへてくらしゃ、いッ♥」
ぐらぐらと焦点を失った瞳を揺らしながら、呂律の回らない舌でアニエスがうわ言のように懇願を繰り返す。
身体は無意識のうちに腰をへこへこ♥と上下に振りたくり、少しでも快楽を得ようと男の掌に乳房を必死に擦り付けて媚びを売る。大きく開かれた股座からは白く濁った本気汁の塊が絶え間なく噴き溢れ、シーツの上に大きな水溜まりを形作っていた。
「お゛っ……ぁ、ぎっ♥!あ゛、ぁぁっ♥!ふっ、ひィっッう゛、ぅ゛ゥウっ……ィっ、ぁアあッ♥!ん゛ッッお゛っ、ぉほッ♥♥!!」
男の指先が乳輪の縁をくるくると円を描くようになぞり、爪先が硬く屹立した勃起乳首の先端をカリッカリッ♥と擽るように引っ掻く。たったそれだけの愛撫でも、今のアニエスには強すぎる快感だ。焦らしに焦らされた分、その快楽は何倍にも膨れ上がって脳髄を焼き尽くし、腰がビクンッ♥!と力強く跳ね上がる。
だが、絶頂には至れない。
あとほんの一擦り、たった一掻きでいい。それだけの刺激があればこの疼きから解放されるというのに、男は決してイかせてはくれない。
鼻水が長い糸を引いて垂れ落ち、舌先から涎が滴り落ちるがもはやそんな事は気にならなくなっていた。
いつになればイかせてもらえるのか。思考回路の全てが快楽への渇望で埋め尽くされ、狂おしい程の焦燥感に心が焼き焦がされる。
「もっ……ッ、イがへで……ぇ゛っ♥!イき、たひっ……ぢぐびっ、うずいれ……くるひっ、んでずッ♥はやぐ……ぢくび…いじめれっ、くらひゃい゛っ♥♥!!」
もはやアニエス自身、自分が何を口走っているのか分かっていないのだろう。涙と鼻水でグシャグシャに蕩けきったその表情は快楽に溺れた雌そのもの。普段の姿からは想像もつかない程に浅ましく淫らに強請り、無様に絶頂を懇願するその姿は年端の行かぬ少女とは思えない卑猥さで雄の劣情を煽り立てる。
しかし男はそんなアニエスの姿に興奮こそ覚えど、決して彼女の懇願に応えようとはしない。どこまでも徹底してアニエス・クローデルという少女の身体へと限界を超えて疼きを蓄積させ、貪欲なまでに快楽を求める淫らな肉体へと作り替えていく。
そしてそれは、乳房だけにとどまらなかった───
◆◆◆
「んぉ゛お゛゛お゛ッ♥!!お゛ぅ゛ッ……ォ、ほっ♥!!イぐっ……まらっ、イグぅううう゛ッ♥♥!!」
ベッドの四隅から伸びた鎖によって大の字に拘束されたアニエスの股座から、天井にまで届きかねん勢いでイキ潮が高々と噴き上がる。
「イグっ、イッでまずッ♥!ずっとイッでるのにイグのどまらな……あ゛ぁアぁあァああ゛ッッ♥!んぉ゛っ……ォ、ッお゛っほォおおぉぉオ゛ぉおおぉお゛ッッ♥♥!!?」
鎖をガチャガチャと煩く掻き鳴らしながら首を仰け反らせて舌を突き出し、濁った嬌声を叫び散らしながら何度も何度も絶頂を繰り返す。
アニエスが一体どれだけの間こうして無様にイキ潮を噴き上げのたうち回っているのかは、汗でぐっしょりと濡れた髪を張り付かせて紅潮する全身と、ベッド上に幾つも作り上げられた雌臭い匂いを漂わせる濁った水溜まりが物語っていた。
「ィギッ……♥!?ぉ゛っ……ほォ゛~~~~~~~ッッッ♥♥!イグッ、イっ……ぐっ……イ゛ぐっ……ィい゛っ、ぐっ……ォお゛ぉ~~ッッ♥♥!!」
アニエスの身体を苛むのは規則的な電動音を鳴らし続ける性玩具。それも子宮口を責め立てる事に特化した凶悪な形状を持つポルチオバイブだ。膣奥まで突き入れられた極太バイブは無数の突起で覆われ、子宮口に密着した状態でピストンや回転、振動などありとあらゆる刺激を用いて絶え間なく快感を叩き込み続ける。
しかもこのバイブは極悪な形状をしながらもどういう訳かアニエスの膣の形に最適化されており、恐ろしいほど的確に彼女のポルチオ性感帯やGスポットを抉り、擦り、穿ち、押し潰す。強弱や緩急をつけた動きに加えてピストンの間隔も一定ではなく、不規則なタイミングで強烈な刺激を叩きつけられるせいで慣れる事も出来なかった。
「イ゛ぐイ゛ぐイ゛ッッッぐゥ♥!やべ、でっ…ゆるじでくだざいッ♥!!イぎだくない、もうイギだぐないれずっ……ん゛゛っぅお゛ォ゛゛♥!!?」
何十回目かも分からない潮吹きと共に下腹部が小刻みに震え、緩みきった膀胱からじょろろろろろろっ♥と黄金水が惨めなアーチを描きながらベッドに降り注ぐ。びっしょりと濡れきったシーツはもはや吸いきる事も出来ず、小水はベッドの端から溢れ出して床にまで黄ばんだ染みを作り上げた。
しかしそれでも責め苦は終わらない。それどころかアニエスが小便を漏らした事を咎めるかのようにバイブの回転速度が一気に上昇し、何本もの高速振動する電マが外から子宮を圧し潰す。
「~゛゛ッ゛~~゛~゛ッッ゛゛ッォ゛ぅ゛っ──~~゛ッ♥♥♥!!?!!」
もはや言葉すら失った、獣の咆哮のような絶叫。
白目を剥き、天に向かってピンッ!と震える舌を突き出し、涙と鼻水で顔をぐしょ濡れにしたみっともないアヘ顔を晒しながらアニエスがイキ狂う。口元からはぶくぶくと泡立った唾液が噴き溢れ、狂ったように上下に振りたくられる股座からとめどなく噴き上がるイキ潮が辺り一面に撒き散らされる。
(じ、ぬっ……イギじぬッ♥!じきゅう、ごわれる……ッッ♥♥!!)
もう何時間、いや何日こうしてイキ続けているのかも分からない。快楽と呼ぶには強烈すぎる激悦に脳髄が沸騰し、意識が焼き切れそうになる。
だが決して意識が途切れることは無く、アニエスに気絶という安寧は許されなかった。
どれだけ絶頂しようとも意識は覚醒したまま、鋭敏になっていく性感を更に追い詰めるような重く深いアクメを刻み込まれる。もはや快楽と苦痛の境界は曖昧で、気持ちいいのか苦しいのかも分からず、ただただ暴力的なまでの快感を延々と叩き込まれて子宮口でイクという感覚を覚えこまされるのだ。
◆◆◆
「ひゅ~……っ!ひゅ~……っ!ん゛、ぉ゛……ォお゛っ♥!!」
両手と首を穴の開いた板に挟み込まれて固定され、両足には開脚バーを取り付けられて下品なガニ股立ちを強制されたアニエスが苦し気に浅い呼吸を繰り返す。湯気が立ち上りそうなほど火照った全身に玉のような脂汗の雫を浮かべ、半開きになった口端から涎を滴らせながら苦し気な呻き声を上げる原因は大きく膨らんだ腹の中にあった。
「ふっ、ふ゛~っ……ふぅうう゛う゛ッ♥♥!!……ぉ、お゛っ♥!お゛っ……お゛ぉッ♥♥!!」
膨らんだ腹がビクビクと痙攣したかと思うとアニエスが背筋を仰け反らせて濁った嬌声を上げ、ぶびぃっ♥!と汚らしい放屁の音と共に腸内にたっぷりと詰め込まれた媚薬スライムがケツ穴から顔を覗かせた。
このスライムは直腸で吸収された栄養素を養分として成長し、同時に媚薬効果のある体液を分泌して雌の排泄器官を性器並からそれ以上に敏感な性感帯へと作り替える。そして一定量の媚薬成分を吐き出しきると、腸内で暴れ回って排泄を促すのだ。
「ふぎっ……ィい゛っ、ぉお゛ッ♥♥!?ほぉッ……ぐ、ぅう゛~~ッッ♥♥!」
鼻水を噴き出し、歯茎が剥き出しになるほど歯を食いしばってアニエスは必死にケツ穴から飛び出ようとするスライムを締め付ける。本人からすれば大勢の男達の前で排便紛いの行為をしない為に必死なのであろうが、端正な顔立ちをいきませてケツ穴から飛び出たスライムをぶらぶらと揺らしながら身体を震わせるその姿はこの上なく滑稽であり、無様極まりなかった。
「んぉ゛ッ♥!お゛、ォおおっ……だ、めぇッ♥!?まらでりゅ、でぢゃゔッ……トイ、レ…いがぜでっ、ぐだざ……っ♥!おねが、おねがいじまずっ……ォお゛っ、ぉオオォオ゙ぉぉお゙ッッ♥♥!!」
半ば白目を剥きながらの必死な懇願の言葉も虚しく、限界を迎えたアニエスのケツ穴から勢いよくスライムがひり出される。
「おごっ、ほォッ……あぉおぉオ゛ッッ♥♥!!イぎだぐない、スライム出しながらイきたくないのに゛ッ♥♥!!んぉお゛っ、ほォッ……イぐイぐっ、イっ……ぎゅぅうぅうう゛う゛ッッ♥♥♥!!」」
媚薬漬けにされた腸肉をスライムが擦り上げながら飛び出していく感覚は凄まじい排泄快楽となってアニエスを襲い、どれだけ彼女が泣き叫ぼうともその身体はあっけないほど容易く絶頂へと押し上げられてしまう。ぶぼっ、ぶっびゅうぅッ♥!と下品極まりない音を響かせてスライムがケツ穴からひり出される度にアニエスの腰は惨めに跳ね上がり、みっともないアヘ顔を晒して潮とも小便ともつかない透明な液体を噴き散らかす。
「………ォ…………あ゛、へ………♥」
やがて全てのスライムをひり出し終えた頃には、アニエスは完全に白目を剥いて舌を突き出したまま声にならない呻きを溢してピクッ……ピクンっ♥と身体を小さく痙攣させていた。
ケツ穴はまるで真っ赤なバラが咲いたかのように腸肉が捲れ上がり、ヒクつくたびにねっとりとした腸液が糸を引いて真下に積み上がったスライムへと滴り落ちる。
しかしそんな無様な痴態を晒そうとも、アニエスには休む暇など与えられない。新たな媚薬スライムをぎっしりと詰め込んだシリンダーの先端が湯気を上げて痙攣する見事なアナルローズに狙いを定め、一切の躊躇も無く中身を流し込む。
「ぉオ゛ォっおぉおっオ゛おっ~~~ッ゛♥♥♥!!?」
もはや数を数えるのも馬鹿らしくなるほど積み上がったシリンダーの山にまた一つ空の容器が積み上げられ、濁りきった野太い絶叫が部屋中に響き渡った。
◆◆◆
ベッドの上でうつ伏せになったアニエスの身体を圧し潰すように覆いかぶさった男がずろろっ……ぬろぉ~……と、まるで焦らすかのような速度でゆっくりと膣穴から肉竿を引き抜き、膣壁を余す所なく擦り上げながら亀頭が抜け切る寸前まで腰を引くとまたじっくりと時間をかけて押し込んでいく。
「ぅ゛くぅッ゛゛っ゛、あ゛っっっ♥♥ォ゛、ォ゛う゛ッ゛……ぉお゛ッ♥♥」
ゆっくりとした男の腰使いに合わせて開きっぱなしの唇からぼたぼたと涎を垂れ流しながらアニエスが濁った呻きを上げ、肥え太った男の巨体の下からはみ出すように飛び出た手足がビクンッ♥ビクッ♥と不規則に跳ねまわる。
「ぉお゛っ、あ゛……ぁ、ぇッ……♥♥!あぇっ、へ……ッ……はへっ……♥♥」
休みなく続けられるスローセックスにアニエスはぐったりと疲弊しきっており、汗だくの身体はてらてらと濡れ光りながら痙攣を繰り返す。
しかしそんな状態にも関わらずグズグズに蕩けさせられた膣穴の感覚だけは鋭敏に研ぎ澄まされており、肉竿の表面にビキビキと浮かび上がった血管の凹凸や、エラの張った亀頭の形状、そして膣奥を叩く鈴口の膨らみまでもがはっきりと感じ取れてしまう。
「ぉ゛っ、お゛~~……ッ♥♥!んぉおっ、お゛~ッ……ォ゛っ……お゛~~ッ゛ッ゛♥♥!!」
男達は1人ごとに丸一日をかけたスローセックスでアニエスに膣穴で感じる快楽というものがどういうものなのかをじっくりと教え込み、その数は今日で15人目に達していた。
絶頂などもはや数えきれない程に経験させられ、イキ癖を付けられた身体はどんな些細な刺激でも浅ましく反応して濁りきった嬌声を上げてしまう。声を抑えようと顔を押し当て続けた枕は涎と鼻水でベトベトに汚れ、少しでも快楽を逃そうと掻き毟ったシーツは幾筋もの爪痕でボロボロになっている。
(ま、げ…な゛っ、い゛♥!ぎっろ゛、だずげに……っ、ぎで……ぐれるッ、がら……っ♥!)
思考は霞がかかったようにぼんやりとし、ぐずぐずになるまで蕩けきった頭は気を抜けば直ぐにでもこの行為を受け入れて流されてしまそうになる。だがそれでもアニエスは仲間の助けだけを信じて最後の一線を踏み越える事を拒み続けた。
しかしそんなアニエスのちっぽけな意志など男達には関係なく、ずろろろっと下品な水音を立てながら肉竿がゆっくりと引き抜かれ、そしてまた膣肉が丹念に解され耕かされる。
「お゛っ……んぉ、オ゛ッ♥!ぁ、へ……ぉ゛ごぉ っっ♥!あ、ぁア゛っ、ぉ……ォ゛、ォ゛ゥ゛ッッッッ゛♥♥!!」
寄り目になった瞳が上擦り、鼻の下が無様に伸びきってだらし無く開いた口から舌が突き出された。
(ヴァンざ、ん………レン…ぜん、ば…い………ッ!)
瞼の奥に裏返った瞳に映る2人の姿に縋るように、名前を呼ぶ。
順番を待つ男達の数は───残り34人。
●
「よう、一年ぶりだなアニエス」
この世に存在するありとあらゆる種類があるのではと錯覚しそうになるほど無数に散乱した性玩具の中心で倒れ伏すアニエスに、1人の男が声をかけた。
「また随分と派手にやられたようじゃねーか、これ全部使われたのかよ」
「あ…な、た………は……たし、か……最初に…部屋に来た……」
部屋中に散らばる性玩具には雌汁や腸汁がべっとりとこびりつき、男の言う通りその全てを使って嬲られたアニエスの声は酷く掠れきってしまっている。数えきれないほどある性玩具の量は一日二日で使いきれるわけもなく、床一面にぶちまけるように広がった様々な体液と合わせて察するに、週単位で徹底的に嬲り尽くされたであろう事は想像に難くない。
「すげぇな、1年間ぶっ続けで散々犯されといてまだ俺のこと覚えてたのかよ」
男はアニエスが部屋で目を覚ました時、最初に部屋を訪れた3人組の1人である中年の男だった。未だ自分の顔を覚えていたアニエスに驚きを隠せないでいたようだが、逆にどこか納得したかのような雰囲気を漂わせてもいる。
「まあそうでもないといまだに助けを信じて反抗しやしねーか。なに、今日は健気に頑張るお前に良いものを見せてやろうと思ってな」
そう言って男は心底愉快そうに喉を鳴らすと力無く横たわるアニエスの髪を掴んで強引に顔を持ち上げ、正面を向かせた。
「───〈Desire〉、例の映像を流せ」
男が指を鳴らしてそう命令を下すと、眼前の空中に映像が浮かび上がる。
「……………………ぇ……………?」
あまりにも間の抜けた声が、アニエスの口から溢れ落ちた。
『ん゛ォ゛お゛゛ッっお゛っッオ゛ぉ゛っ♥!オぉ゛~ッ、ぉっほォっっ♥♥!!イ゛ぃっイ゛ひっ───お゛゛ッッ゛イグ♥♥♥!!!』
映像に映し出されているのはアニエスが囚われた部屋と全く同じ内装の部屋。そこで1人の女が寝転がった大柄の男に両腕を掴まれ、背面騎乗位の形で下から勢いよく突き上げられながら惨めな嬌声を上げている。
唯一身に纏った黒いタイツに包まれていてなお分かるむっちりと肉のついた尻肉に、ほっそりとした蠱惑的なくびれのライン。激しく揺さぶられる身体の動きに合わせて大きく実った形の良い乳房がぶるんっ♥ばるんッ♥と跳ね回り、白濁に塗れた汗だくの身体に”スミレ色の髪”がべったりと絡みつく。
「なん……で………」
『オ゛ッ゛オ゛ッ゛オ゛ォ゛オ゛ッ!!♥!イッグ、イッ……グイグイグッ♥!!ん゛っっ゛ほぉ゛ぉ~~~~──ッ゛ッ゛ッ゛♥♥!!』
呆然と呟くアニエスの目の前で、映像の中の女が背筋を弓なりに仰け反らせて顎を跳ね上げた。飛び出した長い真っ赤な舌が虚空を舐め回し、股座から噴き上がったイキ潮がびちゃびちゃと重たげな水音を鳴らして床に打ち付けられる。
ぷしっぷしゅっ♥と断続的に残りカスのような雌汁を噴き溢しながら痙攣していた身体が、ガクリと首を垂れ落とす。
『んぉ゛……ッほ、ォっ……♥!お゛~……ッ、ほっ……へひ……♥♥』
露わになったその顔に普段の理知的な彼女の面影はなく、悪戯気に細められていた仔猫のような瞳は完全に裏返って白目を剥いていた。優雅な仕草で紅茶を楽しんでいた口元からはだらしなく舌が垂れ落ち、鼻先からは塊になった鼻水がみっともなく糸を引いて滴り落ちている。
女としての尊厳をかなぐり捨てたかのような、あまりにも無様なアヘ顔。
だがどれだけ惨めに変わり果てようとも見間違える筈がない。この1年間味わった地獄の中で、アニエスの心を支え続けてくれた信頼し尊敬する人の顔を。
「………レン…せん…ぱ、い…………?」
それは紛れもなくアラミス高等学校の生徒会長にしてアニエス・クローデルが敬愛する先輩、レン・ブライトその人であった。
変わり果てたレンの姿を目の当たりにしたアニエスの思考は真っ白に染まり、動揺と困惑で瞳がぐらぐらと揺れ動く。だがそんな彼女を嘲笑うかのように映像が切り替わり、別の部屋を、別の少女を映し出す。
『も゛ッッ゛ゴェ゙ッ♥!んぶっ……ご、ぶぅッ~゛~゛ぐべッ♥!じゅるっ……お゛ぇえ゙っぷ~゛ッ゛、ッ、ッ゛゛♥!』
新しく映し出されたのは長い桃色の髪を二つに結った、愛らしい容姿の少女。いや、愛らしかったと今は呼ぶべきか。
鼻フックによって限界まで引き伸ばされた鼻孔から鼻水を垂れ流しにしながら小さな口にはあまりに不釣り合いな大きさの剛直を捻じ込まれ、聞くに堪えない嗚咽と嘔吐き声を響かせるその姿にかつての愛らしさは微塵も残ってはいない。
「ナーディア、ちゃん………」
短期留学生としてアラミスへと転入してきた彼女ではあったが、共に学園生活を謳歌し様々な事件や出来事を乗り越えてきた。
過ごした時間はまだ短いながらも、今ではすっかり打ち解けた新しい友人。
そんな彼女が今、爪先立ちで腰を下ろしたあまりにも卑猥な蹲踞姿勢を強制され、喉奥を巨大な肉の塊に蹂躙されている。
『───ごッぇ♥♥♥!!?!』
映像の中で華奢な身体を上から圧し潰すように肉棒を押し込まれたナーディアの喉がはっきりと分かる程に歪に膨れ上がったかと思うと、そのまま彼女は白目を剥いて身体を大きく震わせた。何事かと思ったのも束の間、無様に開ききった鼻穴と口端から胃液混じりの黄ばんだ精液が噴き出し始め、食道にまで入り込んだ剛直が射精したのだと直ぐに理解させられる。
男はガクガクと明らかに危険な痙攣の仕方をするナーディアの身体を無理矢理押さえつけ、一滴残らず腹の中へと汚濁を注ぎ込むとようやく剛直を引き抜いた。
じゅろろろろろッ♥と粘っこい水音と共に引き摺り出された肉棒にはナーディアの唾液と胃液、そして男の精液が絡まり合ってぬらぬらといやらしく光り、こんな醜悪なモノが15歳の少女の身体に捻じ込まれていたかと思うと怖気が走る。
だが当のナーディア本人には、既にそんな事を気にする余裕はなかった。
『ぉ、ごっぉおぶぅえ゙ぇえぇぇッッ♥♥♥!!!』
まるで噴水のように白濁とした吐瀉物がナーディアの小さな口から噴き出し、彼女の身体と床を汚していく。
最初はあまりに凄惨な口虐が原因かと思ったがそうではなかった。当然それも原因の一つではあるのであろうが、そもそも既に彼女の胃袋には新しい精液を受け入れるだけの余裕が微塵も残っていなかったのだ。
男が退いた事で露わになったナーディアの腹は大きく膨らんでおり、白い肌につけられた痛々しい殴打の痕跡が何度も無理矢理嘔吐させられた事を知らしめる。
『……っ、ご……お゛っ♥げぶ……ッ゛ェ゛ゥ……んぎぃあ゙あぁあああ゙あッッ♥♥!?』
虚ろな瞳を上向かせて呻き声を漏らしていたナーディアの口から上がる絶叫。彼女の薄い膨らみの頂点に鎮座した乳首に取り付けられた、牛などの家畜につけるような大きなリングピアスが思い切り引っ張り上げられたのだ。慎ましい大きさの乳房が限界まで引き伸ばされ、痛みに喘いで泣き叫ぶナーディアの口に新しい剛直がねじ込まれる。
「あーあー、流石に4年目にもなると使い方が雑になるな」
「4年目って…そんな筈、ないですよ。だって、ナーディアちゃんとはあの日も学校で一緒に授業を受けて………」
「あぁ、そう言えば言ってなかったっけか?───この世界の1日はな、現実だと5秒程度でしかないんだよ」
思考が、止まる。男の言葉の意味が何一つ理解出来なかった。
「お前さ、この1年で飯食べたり眠ったりした記憶あるか?そもそも、人間が1年間休み無しで犯され続けてまともに生きてられわけねーだろ?」
「何を…言ってるん、ですか?」
言葉尻が震える。思考がぐちゃぐちゃにかき乱される。これ以上聞いてはいけないと、本能が訴えてくる。
「改めて歓迎の挨拶といこうか、アニエス」
そんなアニエスの姿をどこまでも悪意で歪みきった笑みを浮かべて見下ろしながら、男は仰々しく両手を広げて語り出す。
この場所の、この世界の秘密を。
「───ようこそアニエス・グラムハート、アーティファクトなんていうとんでも技術が作り上げた男の欲望と願いを叶える楽園。仮想世界〈Desiregarden〉へ!!!」
男の言葉一つ一つがアニエスの胸の奥へと沈み込み、理解したくない現実を否が応にも理解させられる。
かつてマルドゥック社からの依頼で訪れた仮想空間メルヒェンガルデン。ここはあのお伽の庭と同じなのだ。この場にいるアニエス・クローデルの身体も、この部屋も、何もかもが導力ネット上に構築された紛い物。
だが───アニエスを含めレンやナーディア、他にも捕らえられている女性達も含めてその意識だけは紛れもない本人のもの。
現実から意識だけを切り離され、この地獄のような仮想世界の中に囚われているのだ。
「ちなみに、お前の知り合いの美人・美少女は全員この世界に来てるぜ」
そう言って男が指を打ち鳴らせば空中に無数の画面が展開され、そこにレンやナーディアの他にもアニエスの見知った女性達の姿が次々と映し出された。
「……ぁ………ぁ、あぁ……!?」
見知った顔の女性たちが画面の中でその美しく可憐な肢体を様々な方法で弄ばれ、欲望の赴くままに嬲られている。汗や涙だけでなく、吐瀉物や精液などあらゆる体液に塗れた彼女たちは皆一様に絶望と苦痛の表情を浮かべて泣き叫んでいた。
「仮想世界だからな、こんな事も出来る」
ただ茫然と目の前に広がる地獄のような光景を見ている事しか出来ないアニエスを他所に、男が三度指先を打ち鳴らせば一瞬で周囲の風景が切り替わる。
「ここは……解決事務所?」
もはや懐かしさすら覚えるバイト先の風景に、気が付けば涙が頬を伝っていた。
机の上に雑然と置かれた書類やファイルの山に、いつも皆で囲んだテーブル。気が付けばアニエスはいつもの私服を身に纏ってソファーに座っており、今までの事は全て質の悪い悪夢だったんじゃないかと思えてきた。
背後で扉が開く音が鳴り、ずっと会いたかったこの部屋の主が帰ってきたのではとアニエスは笑みを浮かべて振り返る。
「久々に楽しませてもらいに来たぜ、アニエスちゃん」
「ネタばらししたんだろ?じゃあもう遠慮する事もねーし、たっぷり楽しませてもらうか」
「元々、遠慮なんてしてないくせによく言うなw」
そんな淡い希望はあっけなく打ち砕かれ、惨たらしい現実が再び牙を剝く。
部屋の扉を開けて入ってきたのは待ち望んだ誰かではなく、一様に下種な笑みを浮かべて股座を硬くいきり勃たせた男達。その姿はこの場所が仮想世界に作り上げられた紛い物でしかなく、アニエスの味わった地獄のような一年が現実だった事を思い出させるのに十分すぎる物だった。
「……来ない……で………っ」
男達との距離が一歩、また一歩と縮まる度に全身から汗が噴き出して鳥肌が立ち、足がガクガクと震えだす。今すぐこの場から逃げ出したい───なのに身体はどうあっても動いてはくれない。
「逃げたいのに身体が言うこと聞かねーだろ?基本的に女のアバターには抵抗、逃走、攻撃、後は発狂と気絶もだったか。とにかく俺達が楽しむのに邪魔な要素は出来ないよう設定されてんだよ」
白いコートが剥ぎ取られ、腰に巻かれたベルトが千切り取られる。スカートが破かれて地面に落ちたかと思えば、赤いブラウスが下着ごと引き裂かれて豊満な胸が弾むように露わになった。
そこまでされても絶望的な男の言葉を耳にした心が恐怖に震えるばかりで、両の膝裏と両肘に腕を差し込まれ抱え上げられてなお身体は逃げるどころか抵抗すら出来ない。
男の両手がアニエスの後頭部でガッチリと組まれ、血管を浮かび上がらせるほど硬く張り詰めていきり勃つ怒張の先端が肛門へと押し付けられる。
「……やだ……誰、か…たすけ……ヴァンさ───ん゛ォっっ゛ほぉ゛ぉ~~~゛~ッ゛ッ゛ッ゛♥♥♥!!?!」
ずりゅぶぶりゅううぅうッ♥♥!!と、凶悪すぎる雄の怒張がケツ穴を捲り上げながら一息に根本まで捻じ込まれた。
部屋中の空気を震わせる、つんざくような絶叫。だがそれは痛みに泣き叫ぶ哀れな少女の悲鳴ではなく、どこまでも快楽に蕩けきった下劣極まる野太い濁声。
涎を撒き散らしながら顎が跳ね上がり、青い瞳が一瞬でぐるりと裏返る。抱え上げられた両足は指先までピンッと伸びきってピクピクと痙攣を繰り返し、たっぷりと肉の付いた尻肉を圧し潰されるほど深々と突き立てられたケツ穴の接合部からは粘ついた腸汁がぶびゅッ♥と音を鳴らして溢れ出す。
ぶしゅッ、ぶっしゃあぁあああぁああッ♥!
股座から勢いよく噴き上がったイキ潮が大きな弧を描き、主のいない部屋のデスクを派手な水飛沫を打ち鳴らしながら汚し尽くした。
「ォ゛゛……ッッご……ひ、はへ……♥…あ゛ぇ゛……ぉ、っ……ッ゛゛♥」
だらしなく舌を垂れ落とした唇から意味をなさない呻き声を漏らして、アニエスはケツ穴アクメの余韻に悶え狂う。
意識を半ば飛ばしながらも腸内を埋め尽くす圧倒的な質量をもった熱の塊に腸肉は独りでに絡みつき、媚びるようにむしゃぶりついては強く締め付ける。あまりに浅ましく変わり果てた己の身体に、例え仮想世界であろうとも男達に嬲られ続けた1年間が夢などではなく紛れもない現実であったのだと改めて突き付けられた。
そしてそんな絶望の感情すらも、腸壁を擦ぎ上げる剛直がもたらす圧倒的な快楽に塗り潰されていく。
「ぅ゛オ゛゛ッ!♥っほ、ォ゛ッお゛っ、オぉッ♥!ン゛゛っお゛ッ~~゛っッ゛♥!!ッッオ゛゛ほぉっッ♥♥♥!!」
男の腰が打ちつけられる度にほどよい弾力を持ったデカ尻が波打つようにたわみ、汗に濡れた二つの肉毬が上下に跳ね踊っては互いにぶつかりあってばちぃんッ♥と間抜けな音を響かせた。
「オ゛゛ッッ゛!♥ン゛っほ、お゛ぉッ♥!!ォ゛っオ゛っ、お゛っいっっグ…………っっ♥♥!!!ケツイグっ♥!ケツ穴イ゛グぅううぅうッッ♥♥!!」
視界が明滅し、思考が白熱して意識が飛びかける。
獣の咆哮を思わせる野太い嬌声は一突き毎に深まっていく快楽によって声量を増しながらより品性の欠片もないものへと変わっていき、ふっくらとした桜色の唇が下劣な絶頂宣言を叫び散らす。
いっそ狂ってしまえれば楽になれただろうに、この世界でアニエスは気絶も発狂も許されない。1年をかけて開発され尽くした淫らな身体が貪る破滅的なまでの激悦の全てを、正気のまま受け止めさせられるのだ。
「お゛゛゛っッっご“っ───~゛ッ~゛~゛~゛ッ゛ッ゛♥♥♥♥!!?!?!」
天に向かって震える舌を突き出したアニエスが、声にならない絶叫を上げて全身を激しく痙攣させる。
「こんなエロい姿見せられて我慢なんて出来る訳ねーよなぁ!」
壊れた蛇口のようにイキ潮を噴き溢し続けていた肉壺を別の男の剛直が抉り上げたのだ。
「ぉぎゅお゛♥♥!?お゛っっ♥!ィひぎっ、ひぎゅッ♥♥!!ふっぎィ゛゛いぃいッ♥♥♥!!オ゛゛ッッお゛ぅ゛っオ゛゛♥♥♥!?!」
「流石仮想世界、一年みっちり犯してやったのに穴の締まりが全く緩まねぇ……!」
涎塗れの爆乳がひしゃげて左右からはみ出るほど強く挟み込まれたアニエスの身体へと、交互に、時には同時に連続してハードピストンが叩き込まれる。裏と表の2方向から押し上げられた子宮が形を歪ませ、抱え上げられた両足が胎の中で重く響く暴力的なまでのポルチオ快楽に悶え狂って宙を何度も蹴り上げた。
泡立った腸汁と白く濁った本気汁がボタボタと雨のように床へと降り注ぎ、湯気を立ち昇らせる生臭い水溜まりを作り上げていく。
「おい、あれ見てみろよ」
男達が見つけたのはテーブルの上に置かれた写真立てだった。そこに写っていたのは仲間達と一緒に笑いあう、幸せそうなアニエスの姿。
それが今では凌辱の限りを尽くされ、鼻水や涎で汚れきった無様極まる下品なアヘ顔へと変わり果てている。
あまりにもかけ離れた2つの顔。そのギャップが男達の興奮を駆り立て、二穴を抉るピストンがより一層激しさを増してアニエスを責め立てる。
「~゛~゛~゛~゛~゛~゛~゛~゛~゛~゛ッッ゛゛♥♥♥♥♥♥!!!?!?!?」
どびゅっ♥ぶびゅるるるぅうっ♥♥!! ぼびゅッ♥ぶっびゅうぅう~~っ♥♥!!
二穴の最奥に捻じ込まれた剛直から吐き出されるドロドロに煮え滾った白濁汁。ゼリー状の半固形濃厚精液は腸肉と膣肉を隙間なくみっちりと埋め尽くし、接合部の隙間から噴き出して床に広がる淫汁溜まりを白く染め上げていく。
そして男達の身体の隙間からはみ出た爆乳の先端に咲き誇る、真っ赤に熟れたデカ乳首をピクピクと震えさせながらガクリと首を項垂らせるアニエスの耳元で男が囁いた。
「現実のお前の身体が起きるまでざっと6時間はある。それでまでの後12年、こっちの世界でよろしくな」
◆◆◆
それからの日々はまさに地獄という他なかった。
学園祭で使用したドレスや、仲間達と海を訪れた時に着た思い出の水着。レースクイーンやバニーガールなどの雄の劣情を煽る卑猥なデザインの衣装など、様々な服を着させられて犯されるのはまだ序の口だ。
処女を犯す事に興奮を覚える男達に、何度も何度も処女膜を再生させられて何千回と破瓜の痛みを味あわせられた。
幼い少女を犯したいという男達の欲望を叶える為、幼少時代の姿に身体を設定された上で明らかに不釣り合いな大きさの肉棒を小さな穴という穴に捻じ込まれ犯された。
かと思えば熟れた女性が好みの男達の為に、アーティファクトがアニエスが成長した姿を予測演算してどこか母親であるソフィーの面影を残した30過ぎの姿で犯された。
妊婦を犯したいと男達が願えば妊娠した姿に設定され、しかもヴァンとの子供を身籠っているという偽の記憶を植え付けられて泣き叫びながら犯される姿を愉しまれた。
人間以外と交わる姿を見たいと男達が言えば、犬に犯され、豚との交尾を強制させれ、馬に犯され、果ては何百匹もの魔獣に1年以上輪姦され数えきれない魔獣の仔を産み落とした。
新鮮な反応が見たいという理由で記憶を消され、現実だと思い込まされたイーディスで見知らぬ男にレイプされる恐怖を幾度となく味あわされた。
気が狂うかと思うような地獄のような責め苦の連続。だがアニエスの精神が壊れる事を、この世界は許さない。
身体を弄られ、記憶を書き換えられ、それでもなお正気を保ったまま男達の欲望を叶える道具として使われ続ける。そんな生活が、男の言葉通り12年ものあいだ休む事無く続いた。
●
「ん……ぁ………まぶ、しいっ…」
瞼をくすぐる光の刺激に、アニエスの意識が眠りの底から徐々に浮上する。ぼやけた視界に映るのはカーテンの隙間から差し込む朝の暖かな日差しと、自室の天井。
見慣れた光景を前に意識がゆっくりと覚醒していく。
「なんだか、長い夢を見てたみたい」
長い、とても長い夢を見ていたような気がするのだが、何一つその内容を思い出す事が出来ない。
「そうだ、今日は朝から生徒会の集まりがあるんだった」
だが思い出せない夢の事など直ぐに意識の片隅へと消えていく。
ベッドから抜け出し登校の準備を始めた頃には、アニエスは夢を見ていた事すらも完全に忘れてしまっていた。
◆◆◆
導力ネットでは今、とある噂が話題を集めていた。
曰く、ゼムリア大陸中の美女・美少女が犯されるレイプ映像を販売する動画サイトが存在すると。
大多数の人間があくまで噂でしかないと一笑に付すような信憑性の欠片もない眉唾な話。
だが万が一の可能性を捨てきれずに、そのサイトを探そうと試みる者はどこにでもいる。
「まじかよ、これ!?」
画面に映る光景を信じられない面持ちで見つめるこの男もまたその一人だった。
『エリィ・マクダエル』
『ティオ・プラトー』
『イリア・プラティエ』
『アルフィン・ライゼ・アルノール』
『ニナ・フェンリィ』
『ジュディス・ランスター』
画面上に並ぶのは家に籠りがちで世情に疎い男でも名前と顔を知っているような、大陸トップクラスの知名度と美貌を持つ女達。画像を開けばそんな彼女達が凄惨に凌辱され、あられもない顔を晒した姿が無修正で何枚も映し出される。
ごくりっ、と思わず息を呑む。
このサイトが本物なのかどうかまだ確証はない。冷静に考えれば合成写真を用いた質の悪い詐欺サイトの可能性が高いだろう。それでもサンプル動画と書かれたリンクをクリックしようとする指先を止めるには、あまりにも女達が美しすぎた。
やたらと長く感じる読み込み時間を経て、動画が再生される。
『お゛ッお゛ぉ゛ッ♥♥!!んお゛ぉ゛♥!オ゛ッ゛゛オ゛ぅ゛っ♥!もう無理゛でずッひぬっ、ひんら゛ぅっ……ッ♥!!?あらまごわれるっ♥!!おねがいじまずっ……もぉやべでぇえええッ♥♥!!』
「うそ、だろ」
画面一杯に映し出されるのは、紛れもなく〈帝国の至宝〉とまで呼ばれる”アルフィン・ライゼ・アルノール”の姿。
誰もが一度は夢想したであろうエレボニア帝国皇太女がその抜群のプロポーションを誇る裸体を曝け出し、ウェーブのかかった長い金色の髪を握られバックから激しく犯されていた。
惨めに寄り目になった瞳のそのほとんどを上擦らせ、帝国の王族である筈の彼女が下劣極まる野太い濁声を叫び散らしながら見知らぬ男に許しを乞う。物のように扱われて腰を打ちつけられる度に低い身長に見合わぬ豊満な乳房を激しく揺れ弾ませながら犯され続けるアルフィンの姿から目を離せないでいると、サンプル映像は唐突に映像は終わりを迎える。
「今の、やっぱ本物のアルフィン皇太女殿下だよな……?」
想像もしていなかった事態に動揺を隠せぬまま呆然としていると、新商品販売と銘打たれた知らせが入ってきた。
「アニエス・クローデル?」
二分割にされた画面上に映し出される、清楚な微笑みと下品なアクメ顔。
映像の販売本数はあっという間に10万を超えてなお凄まじい速度で伸び続け、その勢いは留まる気配を見せない。
気が付けば、震える指は動画の再生ボタンを押していた。
『オ゛゛ッッ゛!♥ン゛っほ、お゛ぉッ♥!!ォ゛っオ゛っ、お゛っいっっグ…………っっ♥♥!!!ケツイグっ♥!ケツ穴イ゛グぅううぅうッッ♥♥!!』
流れ出す非道な凌辱映像。しかし気付けば、男の口元はハッキリと笑みの形を作り上げていた。
そして笑みを浮かべているのはこの男だけに限らない。今や大陸中の男達が暗い情欲を宿した笑みを浮かべて、アニエス・クローデルの痴態を食い入るように見つめているのだ───
●
『───を全Owner《所有者》のSlave《奴隷》として登録完了』
『Owner命令に従い、Slave:───の強制アクセスを実行………完了しました』
『ようこそ、全てのOwnerの欲望と願いを叶える〈Desiregarden〉へ』