※この作品はR-18です。

白濁の軌跡   作:たこ足八寸@skeb停止中

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登場ヒロインは閃の軌跡Ⅰで初登場した《 妖精 シルフィード 》「フィー・クラウゼル」
黎の軌跡にて、可愛らしさを残しつつ美しく成長した20歳となった彼女が今回のターゲットです。



※今回、スカトロはありませんが浣腸描写がありますので苦手な方はご注意ください。


妖精が堕ち、猫が鳴く(フィー・クラウゼル)

「気分はどうだ?フィー・クラウゼル」

 

 薄闇が広がる地下室に男の声が響く。

 

「ん、最悪かな」

 

 声に応えるのは、《 妖精 シルフィード 》の異名を持つB級遊撃士フィー・クラウゼル。冷淡な瞳を男に向ける彼女は今、コルセットとブーツを脱がされた上で両手両足を鎖によって拘束されていた。

 

 両腕は頭上で一纏めに天井から伸びる鎖によって固定され、両足も地面から伸びる鎖によって肩幅に開いた状態で拘束されている。鎖によって吊し上げられた体はつま先立ちとなり、身じろぎするのが精一杯で姿勢を変える事すらままならない。

 

「ふん、我々アルマータをコソコソと嗅ぎまわるからだ」

 

 男は共和国を騒がすマフィア組織、アルマータの構成員の一人だった。

 

(現在地も不明。当然だけどXipha《ザイファ》も武器も取り上げられてる。これは不味ったかな)

 

 とある依頼の帰りに偶然にもアルマータの構成員を発見したフィーは尾行を開始、アジトの一つを見つけたところまでは良かった。しかしギルドに連絡を取る前に襲撃にあい、目を覚ました時にはこの有様だ。

 

 試しに手足を動かして見るが、ジャラジャラと甲高い音がなるだけ。脱出の糸口は見えない。

 

「無駄な事を。貴様にはギルドが現在掴んでいる情報、所属している遊撃士・職員の詳細情報を洗いざらいはいてもらうぞ」

 

「ふーん、私がそんな事を本気で喋ると思ってるんだ?考えが甘いんじゃない?」

 

 男を見つめる冷淡な緑の瞳に、侮蔑の色が混じる。

 

「いいや?だからこそ、我々のような人間がここに来たのだよ」

 

 言葉と同時、男は手に持っていた鞭を振り抜いた。

 

 ビシィィィィィ……ッ!!

 

「ッぐ…!」

 

 鞭がフィーの体を捕らえ、薄手の服をやすやすと切り裂いて肉を打つ音を地下室に響かせる。

 

「元猟兵という事らしいが、それも幼い時だけだろう?」

 

 男が指を鳴らすと、更に3人の男が鞭をもってフィーの四方を囲う。

 

 バシィィィッ!

 

「ぐっ!」

 

 無防備な背中が

 

 ピシィィィッ!

 

「あ゛ッ!」

 

 露出した剝き出しの手足が

 

 パァァァァァンッ!

 

「ぃぎッ!」

 

 成人してから急成長した女性らしい胸元が

 

 男達の振るう鞭を打ち込まれ、痛めつけられる。

 唇を噛み締め、嗚咽を最小限に抑える事がフィーに出来たささやかな抵抗だった。

 

「かの猟兵王殿は、幼い君にこういった事に対する訓練は行ってくれたかな?」

 

「お父さんは、あなた達みたいな下種とは違って優しかったから。こういった事は、教えてくれなかったかな」

 

 打たれた箇所がじりじりと炙るような熱を持ち、痛みと共にフィーを苛む。

 脂汗が流れ、痛みに涙が滲むが、それでもなおフィーは不敵に笑って見せた。

 

「それでも、そんな事より大切な事をたくさん教えてくれた。ギルドの情報は何一つあなた達には教えない。残念だね?」

 

 フィーの言葉に男は落胆の色は見せなかった。むしろ、嗜虐的な笑みを口元に浮かべると鞭を持つ手に力を込めた。

 

「結構。それぐらい強がれる相手の方が、私達も楽しめるというものだ。それでは本格的に始めるとしようか」

 

 言葉共に4人の男が鞭を振りかぶり、四方八方からフィーの体を打ち付ける。

 しばらくの間、地下室には肉を打つ音と妖精の鳴き声だけが響き渡った。

 

 

●

 

 

 パァン、パァァァァァァァンッ!――ピシィィィィィッ、ピシャァァァァァァァンッ!

 

 「ぎっ!ぐッ!ひぎっ!が、あ゛ッぁあ゛ァアアア!」

 

 肉を打つ乱打音が響き、その度にフィーの体が揺れ鎖が甲高い音を鳴らす。

 もはや嗚咽を抑える事もままならず、鞭が打ち込まれる度に白い喉を晒して苦痛の悲鳴をあげた。

 着ていた衣服は既に下着を含めてズタボロになっており、もはや布切れが体に引っかかっているといった方が正しい。

 白くきめ細やかな肌には赤い鞭跡が全身のいたるところにはしっており、この短時間でフィーを襲った暴虐の凄惨さをあらわしている。

 

「はぁッー!…はぁッー!…ぐッ!……ぜっ、は!……はぁッー!」

 

 荒い呼吸を繰り返す度に、剥きだしにされた両胸が大きく揺れる。フィーの美乳には特に集中的に打ち込まれ、痛々しく真っ赤に染まっていた。

 

「ふふ……もう、終わり?…意外と、大した、事、ないね……!」

 

 ポロポロと涙を流し、美しい銀髪を脂汗でぐっしょりと濡らして顔に貼り付けながらも、なおフィーは目の前の男を嘲笑った。

 

「喋る事はあるか、と聞くのは無駄なようだな。流石は《 妖精 シルフィード 》と言うべきか。どうやらお前の意思の強さに対してこの程度の暴力は効果が薄いらしい」

 

 そう言うと男は、部屋の隅にある棚へと移動して中身を物色し始める。

 

「まあそれならそれで暴力の質を上げるという方法もあるが、これ以上はお前の体に傷が残る」

 

 男が取り出したのは薬品が入った小瓶と注射器。手慣れた手つきで薬品を吸い出し準備を整えていく。

 

「上からのオーダーもある。情報を喋った後も、お前の体には色々と「利用価値」があるとの事でな。」

 

「最低の下種野郎だね……!」

 

 「利用価値」。タブーとされる人身売買などを平然と行う組織が捕らえた女に見出す「利用価値」が何を指すのかなど言われずとも理解出来た。

 侮蔑の感情だけを込めて吐き捨てられた言葉に、男はくつくつと笑いながらフィーの背後へと回る。

 

「尋問方法を選ぶくらいには、お前の容姿の美しさには価値があるという事だよ」

 

 身に纏うのは布切れとなったボロ布のみ、全裸同然の恰好だ。全身の至る所に赤い鞭跡をはしらせ、脂汗で体を濡らしている。

 それでもなお、フィー・クラウゼルの肉体は美しく、扇情的だった。

 いや、だからこそというべきか。

 

 白くきめ細かな肌に、美しい銀色の髪。

 スラっとした手足は、鍛え上げられながらも女性としての柔らかさ・しなやかさを失っていない。

 数年前までは肉付きの薄かった胸や尻、太ももには見違えるほどにムッチリとした肉がつき、僅かに残る幼さの中に確かに女を感じさせる蠱惑的な部位とかしている。

 

 そんな《 妖精 シルフィード 》という通り名に全く見劣りしない可憐な容姿を持つ女が、痛めつけられ、ボロボロの衣服を纏って肌を隠す事も出来ずに鎖で拘束されて吊り下げられている。

 

 これほどまでに雄の嗜虐心を煽り、情欲を滾らせる光景が他にあるだろうか。

 

「ッ!」

 

 男達の下種な視線が自分の体に突き刺さっている事を感じ、屈辱感と羞恥で悶える。だが、拘束された手足では剥きだしになった体を隠す事は出来ず無情に鎖の擦れる音を鳴らすだけだ。

 

 男達の下種な視線に応えるように背後に回った男の手が、剥きだしになったフィーの片胸を掴む。

 鞭に打たれた胸は痺れるような熱と痛みをフィーに伝え顔を顰めさせるが、男は構う事なく手の中に丁度納まるサイズの美乳を揉みしだき、その柔らかさを堪能する。

 

「好きにすればいい。結局、さっきと同じで痛いだけ。趣向を変えるとか言ってたけど、もしかしてこれで女が気持ちよくなるとでも思ってた?浅はかだね」

 

 羞恥に僅かに顔を赤く染め、これから自分の体が汚される事を理解してなおフィーは男に対して気丈な姿勢を崩さない。

 それが彼女にできる唯一の反抗であり、何をされてもお前たちに屈する事はないという意思表示でもあるからだ。

 

「くく、なに本番はこの後だ」

 

 男はそう言うと、手に持っていたピンク色の薬液が入った注射針をフィーの首元に突き刺した。

 

「ぐっ!」

 

「おっと、動くなよ。下手に動いて針が折れでもしたら事だぞ?」

 

 チクリ、とした痛みが首元に走り反射的にフィーが逃れようと体をひねる。しかし直後に耳元で呟かれた男の言葉に悔し気に動きを止め、体内に得体の知れない薬液を注ぎこまれる不快感に強く目をつぶった。

 

「自白剤?残念だけど、自白剤は何でも喋らせられる魔法の薬なんかじゃないよ。何なら、自白したと思わせて嘘を言うかもね、ひぅっ♡」

 

 得体の知れない薬液を注入された弱みを見せないよう、不敵な笑みを浮かべて嘲笑の感情をのせた言葉を紡いでいたフィーの口から甘い声が漏れる。

 

「どうした?さっきと同じように胸を揉んだだけだぞ?」

 

 先ほどと同じく、男の無骨な手がフィーの美乳を揉みしだきその柔らかさを堪能する。

 行為は同じ。しかし、胸から伝わる感覚は先ほどとは全く違っていた。

 

「はひっ♡ひッ、あ゛♡」

 

 痺れるような熱と痛みが、堪えきれない快感へと変換されて胸から駆け上がってくる。

 男の手によってフィーの美乳が形を変える度に、抑えきれない快楽が甘い声となって口から漏れ出た。

 

「ま…まひゃ、か。今、うったにょは、お゛ぎっ♡!」

 

 男の指が胸の頂点にある桜色の突起を摘み上げる。その瞬間、フィーの体がビクリと跳ね、蕩けそうになりながら言葉を紡いでいた口から舌がピンと飛び出した。

 

「そう、媚薬だ。依存性こそないものの、女を壊しかねないとびきり強力なやつだ。」

 

「ぃひ♡あ゛ッ♡あ゛ッ♡やめッやめて、……ほぉっ♡!」

 

 男の親指と人差し指が乳首をこねる度、スイッチを入れられたかのようにフィーの口から嬌声が漏れ出しビクビクと体を震えさせる。

 

「やめて?そのわりには乳首が勃起してきているぞ?本当はもっとして欲しいんじゃないのか?」

 

 男の言う通り、可愛らしかったフィーの桜色の乳首は赤く充血して上を向いている。男が指を動かす度に充血した乳首はコリコリとした感触を返し男の手指を楽しませた。

 

「ちがッ…ん゛、ぁあ゛あ゛♡!ちくび、さわらにゃいで♡!」

 

 自分で触った時とは比べものににならない強烈な快楽。フィーは涙を流し、口の端から涎を垂らしながらよがった。

 

「ならば、こちらを触られるのがご所望かな?」

 

「お゛ぉおお゛お♡!!」

 

 胸とは違う、下半身から駆け上がってきた不意打ち気味の鋭い衝撃に、フィーは両目を見開いて腰をガクつかせた。

 胸を弄る男の反対の手指が、フィーの股間の奥にある小さな芽、クリトリスを刺激したのだ。

 

 ぷしゅ!♡ぷしゅ♡と断続的に噴き出す潮が男の手指を汚す。

 

「なんだ、これだけでもうイッたのか?」

 

 そういって男は、愛液でベトベトに汚れた自身の手指をフィーの眼前に晒すと、ねちょねちょと音をたてて見せつけるように指を動かした。

 

「イッてにゃい、イッってなんかぁ、あ゛あ゛ぁあ゛♡♡♡!!」

 

 その事実から目を反らすように、フィーは目を瞑り首を横に振る。

 しかし快楽に蕩けそうになりながら必死に紡いだ否定の言葉を言い切る前に、男の手指が今度は乳首とクリトリスを同時に刺激した。

 

「しょこ、だめ♡!はなして♡!お、ぉお゛お゛♡!ぢくびも、グリトリスも、お゛♡はひっ♡はにゃ、はにゃしてぇえええええ♡♡♡」

 

 男の手指がクリトリスを潰し、乳首を引っ張ってフィーの小ぶりな美乳をもちのように限界まで引き延ばす。

 一つだけでも神経を焼く強烈な快楽をフィーの脳に叩き付ける刺激が2ついっぺんに、それも先ほど以上の強さでフィーの体を駆け巡る。

 

「ひぐぅううう♡!あ゛♡だめ、ぁ、おほぉお♡!」

 

 快楽がフィーの体を蹂躙し、全身が大きく仰け反る。かと思えば、快楽を逃がそうとしているのか腰がガクガクと前後に動き、その度に鎖が大きく揺れ動いて耳が痛くなるほどの甲高い音をかき鳴らした。

 

「はぁー♡はぁー♡ひっ、…は♡へー♡」

 

 ようやく絶頂が収まったのか、フィーの体が力を失い脱力する。

 しかし、両腕を拘束した鎖が地面に倒れ込む事を許さず、ガシャンと大きな音をたてて彼女の体を支えた。

 

「随分と消耗したみたいだな、《 妖精 シルフィード 》」

 

 噴き出した潮で汚れた足元の地面に、涎を垂れおとしながら荒い息を吐くフィーに男がそう投げかける。

 

「さて、ここで一度聞いておこう。ギルドの情報を言う気はあるか?《 妖精 シルフィード 》」

 

 しかし、フィーからの返事はない。

 顔を俯かせ、荒い息を吐くだけだ。

 

「どうなんだ!」

 

 業を煮やした男がフィーの髪を掴み、顔を無理矢理あげさせる。

 

「ッ!」

 

 瞬間、男の顔にドロリとした液体がかかる。

 

「それ、が。返事だよ。私は何も、話さない」

 

 男に唾を吐きかけたフィーの顔には、薄っすらと笑みが浮かべられていた。

 鞭に打たれて痛みを与えられ、非合法の媚薬を打たれて強すぎる快楽に犯され、それでもなお彼女は侮蔑の感情をのせた笑みを男に向けたのだ。

 

「俺を怒らせた事を後悔するなよ、《 妖精 シルフィード 》……!!」

 

 顔に吐かれた唾をぬぐい取り、男がフィーから離れる。

 明確な怒気を込めた男が、再び隅の棚を物色し始める。

 

(ざまぁないや。けど、やっちゃったかな。)

 

 そう思いながら、しかし後悔はなかった。

 仲間の情報を渡す気も、あんな下種な男に屈する気もない。

 

(ジンもエレインもとびきり優秀。時間はかかるかもだけど、私が消息をたった地点から必ずここに辿り着くはず)

 

 幸い、自分には情報を吐かせた後の「利用価値」が見出されているようだ。

 尋問手段には制限がかけられるはずだ。後遺症や体に傷が残る類、ましてや命を危険に晒すような手段を取る事はないだろう。

 いくら怒りに呑まれたとはいえ、アルマータの構成員が上の意向を無視するとは思えない。

 

(ならきっと耐えられる。さっきは初めてで醜態を晒したけど、快楽の最大値は分かった。なら耐えられる)

 

 息をゆっくりと吸い、そして吐く。

 消耗した体を僅かでも回復させ、媚薬で火照った体を冷ますためだ。

 

(私は帰る。共和国ギルドに、帝国の皆のところに……!)

 

 

●

 

 

 共和国のとある場所にある屋敷、その地下ではあるイベントが行われていた。

 

「紳士淑女の皆々様!本日は我々アルマータの奴隷オークションへのご参加、改めてありがとうございます!」

 

 行われているのはアルマータの資金源の一つとなっている奴隷オークション。人身売買だ。

 会場には見るからに資産家である事が分かる身なりのいい男女が集まっており、全員が身分を隠す為に一様に仮面をつけている。

 

「オークションも残すところ後一点。本日の目玉商品を残すのみとなりました!!」

 

 張り上げられた司会の男の言葉に、会場が俄かにざわめき始める。

 それはこのオークションが開始される前から真偽不明のとある噂が流れていたからだ。

 今回のオークションはその真偽を確かめる為、引いてはそれが真実だった時に何としても手に入れる為に参加した客によって普段の倍近い客入りだった。

 

「それでは皆様、まずは前方のモニターにご注目ください!」

 

 司会の言葉に合わせて、壇上に巨大なモニターが用意される

 

「今回の目玉商品はオークション開始以来最大最高の商品となります。そこでオークションを更に盛り上げる為、このようなものをご用意させていただきました!」

 

 暗い画面にノイズが走り、ゆっくりとタイトルのような文字が映し出されていく。

 

【《 妖精 シルフィード 》フィー・クラウゼル】

 

 

 

 フィーがアルマータに拉致され、既に数か月もの時間が経過していた。

 

 

●

 

 

『お゛お゛お゛お゛お゛お゛♡♡♡!!!』

 

 快楽に蕩け、濁り切った嬌声が響き渡る。

 電動ブラシが重低音を響かせながら、机の上で体を固定されたフィーのクリトリスを磨きあげる。

 

『や゛げッや゛げる♡!も、もう、や゛め、や゛めでぇ♡♡!!お゛ぉお゛お゛♡!』

 

 丁寧に皮を剥かれ、直接媚薬を塗りたくられたクリトリスは小指サイズにまでビキビキに勃起し、痛みを感じるほどに硬く真っ赤に染まってそそりたっている。

 剥きだしとなったその場所を電動ブラシが凄まじい勢いで削り上げ、磨き上げる。

 

「お゛ッ♡はひっ♡ぎ、あ゛ッ♡ぁ゛あ゛あ゛あ゛♡♡!!」

 

 猫のような可愛らしい瞳を限界まで見開き、舌を天に向かってピンと突き出して悶え狂うフィー。

 刺激から逃れようと、滅茶苦茶に体を暴れさせるようとするものの、手足どころか体の至る箇所を机に固定された体はびくともしない。

 

『ごわれ゛る゛♡!私のグリごわれちゃうがらぁ♡♡!!イグ、まらイグ!ひっあ、イグゥウウウ♡♡♡!』

 

 逃しようのない快楽が蓄積し、爆発する。

 大きな机をガタガタと揺らす程に一際強く体を痙攣させると、フィーの黒目がグルンと裏返った。

 

 ぶっしゅぅううううぅうううううッ♡♡♡♡♡!!!!

 

 天井に届くほど高々と潮が吹き上げられ、雨のようにフィーの下半身に降り注ぐ

 

『イ゛っでる!もうイ゛っでるがらぁ!!離して、グリ離じでぇ!!」

 

 視界が白く染まり意識が吹き飛んだのも一瞬。

 電動ブラシはフィーの絶頂に関係なく、ただ機械的にフィーのクリトリスを刺激し続けた。

 何度も何度も何度も繰り返された行為。

 意識を飛ばしては覚醒させられ、失神という休息すら許されない快楽地獄。

 

『ぎっ♡!?ぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛♡♡♡!!!ま゛って゛!ぞこやだ!一緒になんてむ゛りぃ!』

 

 クリトリスを弄られる前に徹底的に開発された膣穴にあるGスポット。

 視界の端で動く別の電動ブラシが、膣穴を目指す動きを見せた事にフィーは泣いて懇願する。

 

『…………ッッッ♡♡♡!!!』

 

 Gスポットを的確に削り上げた瞬間、絶頂に絶頂が重なった大絶頂がフィーを襲う。連続して絶頂するたびに、股座からはぶっしゅ♡!ぶっしゅ♡!っと盛大に潮を吹き上げた直後とは思えない大量の潮が何度も吹き出しフィーの下半身を更にベトベトに汚す。

 

(イギ終わってないのにまたイグッ!イグッ♡またイ゛ッだ♡!もうイギだくないのに♡♡止まらない、とまらないぃ♡♡!!)

 

『もう許じで、許じでぇえええええええええ♡♡♡!!!』

 

 数える程もバカらしくなるほどの回数を絶頂させられ、白目を向いた浅ましいイキ顔を晒しならがらブザマに許しを請う。

 しかし、そんな声など聞こえていないといように電動ブラシは重低音から高音へと響かせる音を変え、その振動速度を強めた。

 淡々と、だが確実にGスポットとクリトリスを捕らえて離さない電動ブラシは無慈悲に刺激を続け、フィーは呼吸すらままならい快楽地獄の中で涎・尿・潮を吹き出し続ける。

 

 

 暗転

 

 

『んぎっ…………ぐっ、ぎ、がっ…………!!』

 

 両手首、両足首を背中側で一纏めに縛り上げられた状態で釣り下げられたフィーが苦悶の声を上げる。

 全身を脂汗でびっしょりと濡らし、何かを堪えるように奥歯を食いしばっている。

 

 ぐきゅるるるるるるるるるる……!

 

 ゴロゴロとした音が室内に満ちる。その発信源はフィーの腹部だった。

 

『すげぇな、これ何L入ってんだ?」

 

『さぁなー、まさかここまで入ると思ってなかったから数えてなかったわ。10L以上は入ってるんじゃね?』

 

 10L以上、それはフィーの体内に収められた浣腸液の量だった。

 それもただの浣腸液ではない。

 妊娠したかのように大きくパンパンに膨れあがるまで詰め込まれた浣腸液は全て、これまでのフィーの痴態をオカズにして射精された男達の精液で出来ていた。

 

 本来排泄にのみ使う不浄の穴。

 そこに異物を突きこまれ、あまつさえどこの誰が出したかも分からない冷えた精液を流し込まれる。

 その悍ましさは、フィーが美しい銀髪を振り乱して慌てふためくには十分すぎるものだった。

 しかし、囚われの身に拒否権などあるはずもなく。ドロドロとした粘度のある冷えた精液が小さな尻穴から逆流し、腸内を犯しながら体内に染み込んでいく感触にもだえ苦しむしかなかった。

 

 映像のはじめのうちは、怨嗟の声を吐きながら男達を睨みつけていたフィーだが、精液浣腸を流し込まれ薄っすらとした柔らかな腹部が徐々に丸みをおびていくごとにその声は小さくなっていった。

 

『ぁ……ぎっ…おげ……が、ぐる、じ…い…!』

 

 今ではゴロゴロと腹部が大きな音をたてるたびに尻穴がひくひくと震え、僅かに堪えきれなかった浣腸精液がぶびっぶび、と流れ出して太ももを伝う。

 しかし、喘ぎ苦しみながら歯を食いしばって耐えるフィーに情けをかける人間などこの場にいるわけがなかった。

 

『はーい、それじゃあ次いってみよう』

 

『ッ!?もっ…む、り…はい…らない……ッ!おなか、げん……かいッ!」

 

 フルフルと弱弱しく首を振るフィーを無視し、尻穴に何十本目かになる精液を満タンに詰め込んだシリンダーが突きこまれる。

 

『おほっ!…あ゛、ひ…ぎ…お゛お゛ぉぉおおっっ!!!』

 

 唯一自由に出来る喉を限界まで反らして絞り出されたフィーの絶叫が木霊する。

 限界に思えるフィーの腹部はシリンダーが押し込まれる度にゆっくりと膨らみを大きくしていった。

 

 ごぎゅるぅうううううううううッ!

 

『おな、が…やぶれ…っ!も゛、やべでぇえ………ッ!!』

 

 精液が流し込まれた事に反応したかのように腹部が鳴り響き、それに比例するかのようなとてつもない苦しみがフィーを内部から苦しめた。

 縄をギチギチと揺らし、大きなお腹を揺すって苦痛を表すがシリンダーを押し込む手が緩む事はない。

 

「ひっ……ッは…ぁ…ぜ、ひゅー……ひゅー…」

 

 精液を全て流し終えた時には、フィーは肌を真っ赤に上気させて、項垂れた顔の下で息も絶え絶えというように荒い息を繰り返した。

 

 ぎゅるっ!ぐぎゅるるるるるるるーーーーーー!!!

 

 そんなフィーの体が、尋常ではない音が腹部から響きわたった瞬間に跳ね上がる。

 

『お、ついに来たか!待ってました!!おい、撮影機材もってこい!!」

 

 両目を見開き、ガクガクと体を痙攣させるフィーをしり目に撮影用の機材が追加で用意される。

 

『さー、準備オッケー。盛大に漏らしてくれていいぜ」

 

『……も゛べ、りゅ…トイレ…トイレにいかせて…おねがいしましゅ!……トイレにッ!』

 

 涙を流して懇願するフィー。しかし、そんな懇願はかえって男達の情欲を煽るだけだった。

 玉のような汗を全身に浮かべ、口元には脂汗で湿った髪が張り付いている。上気した赤い肌を震わせ、焦点のあわない瞳をグラグラと揺らしながら悶える姿は酷くなまめかしい。

 強調するように縄に縛られた小ぶりな胸の下では、小柄な体躯には不釣り合いな妊婦のような腹部がフィーが悶える度に揺れ動いている。その中身全てが雄の欲望の象徴である精液ともなれば、見るもののサディスティックな欲望を刺激してやまなかった。

 

『んぎぃいいいっ!も゛…だ、め…!いや…やだ……出したく、出したくない……ッ!』

 

 周囲の男達は、フィーの尊厳が破壊される瞬間を己の肉棒をしごきあげながら今か今かと待ちわびている。

 そんな男達の視線だけでなく、撮影用のカメラまでもがフィーを捉えて離さず決定的な場面を待ち構えていた。

 

(いや、いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!いやぁああああああ!!!)

 

 遊撃士としてではなく、一人の女として、大勢の男達とカメラの前で醜態を晒したくないという精神力だけが寸での所で全てを押しとどめていた

 

『や……あ゛…ッ!ぁあああぁぁぁあああぁああああああああーーーーーーーーーッ!!!』

 

 しかし、精神力だけで何とかなるほど肉体の生理反応というものは甘くない。

 無慈悲に、無情にその時はやってきてしまった。

 

 ぶびゅるるるるるるるるるぅるーーーーーーーーー!!!!

 

『みにゃ、みにゃいでぇええええええええええええええええええええええええええ!!!』

 

 下品な音をたてながら、ついに尻穴から白濁した精液が凄まじい勢いで噴き出す。

 突き刺さる男達の笑い声と下劣な視線。泣き叫ぶフィーを無視し、動画だけでなく写真をとるためのフラッシュまで瞬いた。

 

『とまって、とまってよぉおおおおおおおおお!!!』

 

 しかし、ここまで耐えに耐えぬいた尻穴はもはやフィーの言う事を聞かず閉じる事無くブザマな音をたてながら精液を噴き出し続ける。

 

 数分の時間をかけて、ようやく精液の噴出が止まった。

 床は広範囲にわたってフィーの腸液と精液が混じり合った液体でドロドロになり、数分に渡って排出を続けた尻穴は捲れ上がり閉じ切る事も出来ずに、大穴を開けてピクピクと痙攣を続けている。

 

「…ぅ……ぁ…やら……やらぁ……」

 

 たった数分。しかし、大勢の男とレンズの前で漏らしてしまったという事実と男達から無遠慮に投げかけられる侮蔑の言葉と嘲笑は、フィーの誇りと尊厳を破壊し尽くすには十分すぎるものだった。

 

 びゅるっ!びゅるるるるる!!

 

 そこに追い打ちをかけるように、フィーの痴態で興奮した男達の精液がフィーの体を白く汚しす。

 

 それが、トドメとなったようだ

 

『う…ぁ…あ……あ゛ぁああぁあ゛ああぁあ゛ああ゛あ゛ああ!!』

 

 体の中も外も汚され尽くし、尊厳も誇りも踏みにじられて心まで汚し尽くされた。

 限界を迎えた心が、遂に胸の内に抑え込んでいた弱さを抑えきれなくなったのだ。

 幼子のように泣きじゃくるフィー。

 聞いている者の心の方が痛くなるようなその泣き声は、もはや取り繕う事すら出来なくなった彼女の心の弱さであり本心だ。

 しかし、この場にその泣き声に心打たれるものはいない。

 サディスティックな笑みを浮かべて、もっともっと泣き声を聞きたいとばかりに次の浣腸液を用意するものがいるだけだ。

 

 

 暗転

 

 

『脱走なんて考えやがって、身の程を知れクソアマぁ!!』

 

 ビシィィッ!バシィッ!パァァァァァーーーーンッ!

 

『む゛おぉおおお゛ォ゛おぉおおおお゛ッ♡♡♡♡!!!!』

 

 映像の中で、背中を鞭で連打されたフィーの口が獣のような唸り声をあげる。

 否、今の彼女は人の言葉を喋る事を許されていなかった。

 

『むぅーッ!むぐ、ふぅー!むふぅーッ!』

 

 口元にボールギャグが嵌められているのだ。荒い息を吐く度に、ボールギャグの穴からダラダラと涎が流れ出しフィーの体をベトベトに汚す。

 

 フィーは今、後ろ手に両手を縛られボールギャグと目隠しをされた状態で三角木馬に乗せられていた。

 何度も鞭で打たれた体は痛々しい鞭跡を残しているが、それが優しく思える程にフィーの美しい美乳は痛めつけられていた。

 乳房には真っ赤に溶けたロウが全体にまぶされており、鞭跡など目にないほどに赤く胸を染め上げて熱でフィーの美乳を炙り続ける。それだけでなく、今までの調教と呼ぶべき尋問と媚薬によって常にガチガチに勃起するようになった乳首には大きなクリップが強く噛みつき押しつぶしている。

 

『おら、休んでじゃねーぞ!』

 

『むごッ!?む゛、んむ゛ぅううううううう♡♡!!』

 

 フィーの足首に撒かれた鎖が地面へと下がり、それによって引っ張られたフィーの体が三角木馬に押し付けられ、充血したクリトリスが磨り潰される。

 

『苦しいか?ならやめてやるよ』

 

 足首の鎖が緩められたと思えば、クリップから伸びたヒモが天井へと巻き上げられる

 

『ッッッ!?…むぎぃいいいいいいいいいい♡♡♡!!!』

 

 解放されたクリトリスの代わりに、今度は乳首が天に向かって引き延ばされフィーの美乳が無残に円錐状になるまで伸び切らされる。

 だがそこまで引き延ばされても、クリップはガッチリとフィーの乳首を挟み込み彼女の勃起乳首を更に大きく引き伸ばし続けた。

 

 クリップと三角木馬を交互に用いた、女の急所と呼ぶべき突起への三転責め。

 

(ぎぼぢいい♡!痛いはずなのに、痛いのがぎぼぢよすぎる♡なんで、なんでぇ!なんでこんな事されてるのに頭溶けそうになるほどきもちいいのぉ♡♡♡!!)

 

 本来ならば痛みで悶絶するような行為だが、媚薬に犯され開発されきったフィーの乳首とクリトリスは痛みを全て快楽へと変換してしまう。

 

 目隠しをされているため、次はいつ・どこを・何で攻めたてられるか分からない恐怖。そして、拷問紛いの行為をされているにも関わらずそれらに対して浅ましく快楽を貪ってしまようになった己の肉体への絶望。

 

 目隠しに覆われた両目からは、途絶える事無く滂沱の涙がこぼれ続ける。

 

『今日1日、一瞬たりとも休めると思うなよ!立場ってもんを体に叩きこみ続けてやるからな!!』

 

『むぅ゛…ッ!んむ゛!む゛ぅうううう…!』

 

 ボールギャグを嵌められたフィーには、許しの言葉を口にする事は出来ない。

 出来る事は、ただ恐怖に体を震えさせ、唸り声を上げながら弱弱しく首を横にふって懇願の意思を示す事だけだ。

 

 室内に電撃の光と音が木霊する。

 そして、乳首とクリトリスに電気を流された事によるフィーの絶叫がその音をかき消した。

 

 

暗転

 

 

 様々な淫具が散乱した石畳の部屋に、手足を拘束されたフィーが転がされていた。

 

 フィーの体は、頭から足の爪先まで全身くまなく男の精液で汚され尽くしている。

 つい先ほどまで長時間にわたって男達に嬲られ続けていた事が一目でわかった。

 

 尻穴はぽっかりと男の肉棒の大きさに開ききっており、直腸を覗かせるその穴からは大量の精液がゴボゴボと泡立って流れ落ちている。

 

『…ッ…ぉ………あ…』

 

 陰毛と涎で汚し尽くされた口元からかすかな呼吸音が聞こえるたびに、噛み跡をいくつも付けられたフィーの胸が僅かに上下し、凄惨な状態でありながら生きている事を知らせる。

 

 そんなボロボロの状態でありながら、脅威的な事にフィーの目には理性を保ち続けていた。

 

(これで、何日目かな……?一か月?二か月?もしかしたらもっと経ってるかも)

 

 最後に陽の光を浴びたのがいつなのか、もはや思い出せない。

 凄まじい尋問による失神と覚醒を繰り返した事により、もはや時間の感覚は曖昧だ。

 

(もうすぐ、助けが来る……。ジンやエレイン達ならこれだけ時間をかければもう後一歩の所まで来てるはず)

 

 それだけが、今のフィーの希望であり。辛うじて彼女の精神に理性を繋ぎ止めている最後の一線だった。

 想像を超えた尋問により、尊厳や誇りは徹底的に踏みにじられ、泣き叫び男達に許しを懇願する事は何度もあった。

 だが、フィーは救出という希望を寄るべに、尋問と尋問の僅かな休息時間の度に罅割れる心を必死に繋ぎ止めここまで正気を保ち続けてきた。

 

(あと、少し……もう……少し)

 

 願うように心の中で何度も後少しと唱え続ける。何度も行われてきた心を繋ぎ止めるための逃避であり儀式だった。

 本来ならば、このまま眠るように意識を落とす所だったが今回は違った。

 

 ガチャリ、と厳重に施錠されている筈の扉が開きコツコツと靴音がフィーの元へと近づいてくる。

 

『久しぶりだな、《 妖精 シルフィード 》。いいざまだ』

 

 聞き覚えのある男の声。

 倦怠感に包まれた体を無理矢理動かして顔を上げれば、そこには捕まった初日にフィーの目の前に現れた男の姿があった。

 

『ギルドの情報を言う気はあるか?』

 

 フィーを見下ろす男の顔には嘲りの表情がありありと浮かんでいる。

 それに負けじと、フィーもかつてと同じく不敵な笑みを浮かべて答えた。

 

「私は、なにも…喋らないッ。ここに閉じ込められて一月か、二月か分からないけれど、もうすぐ、ジン達が、やってくる……ッ!そうなれば、あなたの負け。』

 

 体に残った力を振り絞り、気丈に男を睨みつける。

 

『くく…く、は…ははははははははははははははははは!!!!!!!!』

 

 しかし、それに帰ってきたのは男の笑い声だった。

 フィーの言動全てが可笑しいと言わんばかりに男が笑う、笑う、笑う。

 

『なに、が……可笑しいッ!あなたはもうすぐ、捕まるんだよ』

 

『なにがも、なにも…くふッ!…はははは!駄目だ抑えきれん!!ぶははははは!!』

 

 声を荒げたフィーを意に介さず男は笑い続ける。

 フィーはもはや目の前で笑う男を呆然と見つめるしかなかった。

 

『はぁー、ここまで笑ったのは久々だぞ。くくく、ここまで見事に嵌ってくれるとは」

 

 ひとしきり笑い終えた男が、手が汚れる事も厭わずに精液で汚れたフィーの髪を掴み上げると彼女の体を引っ張りあげた。

 至近距離で男とフィーの目があう。

 そして男が、嬉しくて、嬉しくて嬉しくて仕方ないかのように、口を悪意に染まった三日月の形に歪めてフィーに言い放った。

 

『一月?二月?ばかが、お前がここにきてからまだ一週間しかたっていないんだよ」

 

『……………………………………………………………………………………ぇ?』

 

 間の抜けた声がフィーの口から漏れる。

 

『そうだ!お前が一、二か月に感じた出来事は全てこの一週間の間に起こった事だ!』

 

『え、は……え?なに……何を言って???』

 

 受け止めきれない現実。反射的に疑問符から口からこぼれ出す。

 

(苦しくて、辛くて、壊れそうなほど気持ちよかったあの日々がたったの1週間?)

 

 目の前で男が朗々とフィーの時間間隔を狂わせた手段を語るが、何も頭に入ってこなかった。

 

 泣き叫び、よがり狂い、尊厳を粉々に砕かれるたびに罅割れそうな心を必死に繋ぎ止め続けたあの途方もなく長い日々がったったの一週間。

 

『ぅ……あっ……あ、あ、あ……あぁああああああああああッ!!!』

 

 それを理解した瞬間、涙が溢れだすのを止める事は出来なかった。

 

 頭を抱え、体を縮こまらせて泣き叫ぶフィーの姿を男は満足げに眺めると、扉へと踵を返す。

 

『ではな、《 妖精 シルフィード 》。喋る気がないようなので、俺は帰るとする。次に会うのが、貴様の体感時間で半年後か1年後か知らんがな』

 

 あの地獄のような体験が再び自分を襲う。

 目の前の男がこの部屋を出れば、次にチャンスを与えられるまでに自分は一体どれほどの間、あの地獄のような時間を過ごす事になるのか。

 

『待って!』

 

 気付けば、フィーは男の脚にしがみついていた。

 

「俺は暇ではないんだ。用がないのなら離せ。それとも、喋る気になったか」

 

『…それ…はッ』

 

『喋る気がないのならば離せ!!』

 

 男がしがみついたフィーを引き剥がし、扉へと手をかけた。

 男があの扉の向こうに消えれば、再びあの地獄がやってくる。その現実がフィーの体をガタガタと震えさせ、心を蝕んでいった。

 

 扉が開き、室内に僅かに光が差す。

 ずっと、ずっと待ち望み続けた光。だが、そこから生まれたのは安堵ではなく地獄へと落とされる途方もない恐怖感。

 

 最後の理性が、焼き切れた。

 

『まっでぐださい!!』

 

 背後から聞こえてくる懇願に、男は扉にかけた手を離し、振り向いた。

 

『しゃべる、から。何も、かも……ッ!だから、だからぁ!もう……ゆるじでッ』

 

 全裸土下座だ。

 《 妖精 シルフィード 》と呼ばれたギルドの若手エースが、尊厳もプライドも何もかも投げ捨てて、鼻水と涙で顔をぐしゃぐしゃに汚しながら、惨めに男に許しを懇願していた。

 

『も゛う、やだ…ッ!何でもする、何でも話す!だから、だからも゛う!!』

 

 囚われてなお、気丈に自身を睨みつけ、あまつさえ唾まで吐き掛けてきた意思の強かった雌が完全に屈服している姿。それに、男が暗いを笑みを抑え込めるはずがなかった。

 

『そうだな。ならば、その言葉が嘘でないのなら俺の靴を舐めろ。そうすれば考えなおしてやる』

 

 ニタニタとした笑みを浮かべながら、男がフィーの前に己の靴を差し出した。

 外は雨だったのだろうか。靴は泥にまみれ、加えて汚れ切ったこの部屋を歩いた事で様々な体液も付着させている。

 

『やる、やります♡♡!』

 

 普段のフィーならば、激怒し殺意を込めた視線を投げかけるような要求。しかし、心の折れ切った彼女は一も二もなく男の靴に飛びつくと、丹念に舌で付着した汚れを舐めとり始めた。

 

「はははは!こうなっては、《 妖精 シルフィード 》などとはとても呼べんな!メス豚、いや喜んで靴をなめるなど家畜以下か!!』

 

「私はメス豚以下♡家畜にも劣る最底辺の存在♡」

 

 その場には、男に媚びる女の声と嘲笑を響かせる男の笑い声だけが響き渡った。

 

 

●

 

 

 そこで、映像が終了した。

 

「いかがでしょうか、皆様!私共の用意した余興はお楽しみいただけましたでしょうか!!」

 

 異様な熱気に包まれた会場に司会者の男の声が響き渡る。

 

「素晴らしい、素晴らしいとも!」

「参加してよかった!やはりあの噂は本当だったのか……!」

「映像が断片的なのが口惜しいくらいだ!」

 

 ざわめく客席。興奮冷めやらぬ熱狂ぶりに。司会者の男は満足げに頷く。

 この後に登場するであろう、「彼女」。今回のオークションの目玉商品の登場を待ちわび、会場の興奮と期待は最高潮に達していた。

 

「それではお待たせいたしました!本オークションの目玉商品!元西風の旅団員にして現B級遊撃士、フィー・クラウゼルです!!」

 

 舞台がゆっくりとせり上がり、姿を見せたフィーの姿に歓声が上がる。

 

「ん、私のエッチな映像で興奮してくれた♡?」

 

 両腕を頭の後ろに回して脇をさらけ出し、両足を大きく広げたがに股の姿勢で登場したフィーが身に着けていたの猫耳に猫尻尾、そしてマイクロビキニだった。

 ただでさえ乳輪が見えるほど面積の小さい黒のマイクロビキニは、勃起した乳首に押し上げられいつ乳首が零れておもかしくない状態だ。

 

 がに股に開いた足の間では、猫の尻尾のアクセサリがゆらゆらと動いている。淫靡な笑みを浮かべて、フィーがお尻を客席に見せるように突きだせば、そのアクセサリーが尻穴に突き刺さっている事が分かる。

 

 魅力的な肢体を惜しげもなく晒し、雄の情欲を煽るように次々と下品なポーズを取るフィーの姿に、客席の男達は身を乗り出してかぶりつく。

 

「こちらのフィー!映像でご覧いただいた通り、既に完全に心を堕としてあります。その証拠に、お気づきのお客様もおられるかもしれませんが、映像途中の彼女の独白は全て!このフィーが後から映像に追加で吹き込んだものです!!」

 

「自分が犯される映像を見るのは凄い恥ずかしかった♡けど、凄い興奮した♡♡」

 

 顔を赤く染めるフィーの股座からは、その時を思い出したのかトロトロと愛液が太ももを伝って流れ落ちていく。

 

「更に、このフィー!いまだ処女を失ってはおりません!フィー、見せてあげなさい」

 

「分かった♡」

 

 そう言うと、フィーは自身の膣穴を両手ぐぱっ♡と大きく広げる。そこに、カメラが近づいた。

 瞬間、興奮によるどよめきが広がる。

 

 全く使われていない真新しいサーモンピンクの膣壁。

 その奥にある彼女の処女膜が、モニターにデカデカと映し出されたのだ。

 

「はぁーッ♡はぁーッ♡早く、早くオチンポ突きこんでほしい♡」

 

 肉棒を突きこまれる己を想像したフィーが、口の端から涎を垂らしながら幸悦した表情で自身の手指で膣穴を弄る。

 処女とはいえ、開発されきった膣穴はすぐに愛液をダラダラと垂れ流しはじめ、手指で掻きまわされる事で泡立ち、白濁としたドロドロの本気汁が作られる。

 

 その淫靡すぎる光景に、どこからともなくゴクリと唾を飲み込む音が聞こえてくる。

 

「仕方のないメス猫です。ですが、このメス猫の体の淫乱さはこれだけではありません!フィー、マンコを弄るのはそれくらいにしてお客様にお尻を向けなさい」

 

「んっ、了解♡♡♡!」

 

 期待に満ちた返事をすると、フィーが数か月前に比べて明らかに肉付きのよくなった尻を客席に突き出す。

 

「処女膜保護の関係で浅い部分とクリトリスしか開発出来なかった膣に比べ、フィーのアナルは極太の器具を飲み込んでも快楽によがれるほど徹底的に開発してあります」

 

 フィーの隣へと移動しながら司会者の男が解説を続ける。

 その隣では、待ちきれないとばかりにフィーが尻肉を両手で押し広げながら男を誘うように尻を振っている。

 

「論より証拠。それではこれより、デモンストレーションを行いたいと思います!」

 

 フィーが鼻息荒く尻を揺らすたびに合わせてゆらゆらと動いていた猫尻尾を男が掴んだ。

 そして、一息に尻穴に突き刺さっていたそれを引き抜いた。

 

「んお゛おおおおおおおぉぉおおおーーーーーッッ♡♡!!お゛ッ♡ほッ♡おぼぉおおおおおおおおーーーーーーーッツ♡♡♡!!!」

 

 ずぼぼぼぼぼぼッ!!

 

 フィーの尻穴に突きこまれていたアナルパールが凄まじい勢いで引き抜かれる。

 腸の中を占有していた異物が抜けだす解放感。玉が尻穴を押し広げて出ていくたびに感じるとてつもない排泄快楽。それらが合わさり常軌を逸した快感がフィーの頭へとなだれ込んだ。

 

 ひょっとこのように伸ばされた口元、両穴から鼻水を噴き出しながら伸び切った鼻下、裏返り完全な白目となった瞳。ブザマの一言に尽きるアヘ顔がモニターに映り込み、フィーの肛門絶頂を余すところなく観客へと見せ付けた。

 

「ぉ゛……あ゛が……ぎッぃ♡」

 

 肛門が焼け溶けたのではないかと思う程の快楽と熱に、フィーの両ひざがガクガクと震える。

 その横ではフィーの尻穴から引き抜いたアナルパールを、観客に見せつけるように司会者の男がかかげていた。

 

 腸汁によってべっとりと汚れ、照明の光でテカテカと光輝くそれはとてつもない大きさと長さだ。

 

「凄まじいな、あんなものが女の体に入るものなのか」

「一つ一つの玉があの女の手首ぐらいあるんじゃないか?」

「あのブザマなイキ顔!とんでもない変態ではないか!」

 

 益々の盛り上がりを見せる客席の姿に、司会者の男はデモンストレーションの成功を確信する。

 客たちはアナルパールの大きさに驚愕し、そしてフィーの見せた痴態に一様に股間を膨らませている。

 

 あのメス猫を自分の思うままに犯したい、なまめかしい極上の肢体を己の物にしたい。

 

 客席からそんな欲望に塗れた声が聞こえてくるようだ。

 

「それでは最後に、フィーから皆様に向けて話していただきましょう」

 

 絶頂が抜けきらない体をゆっくりと動かすと、しゃがみこみ爪先立ちの体勢で脚を水平に開いたエロ蹲踞の姿勢を取る。

 

「私のオマンコもケツマンコも口マンコも、胸も足も脇も何もかもを私を買ってくれた人にあげる。だから、どうか私の新しいご主人様♡卑しいメス猫に早くオチンポをください♡♡♡」

 

 淫蕩に染まり切った笑みを浮かべ、猫のように舌なめずりをしながら紡がれたその言葉。

 一瞬の静寂、そして会場が沸騰した

 

「それでは、メス猫フィー!一千万からのスタートです!!!」

 

 男達の怒号が響く。

 メス猫の色気にやられた男達によって天井上がりに価格が吊り上がっていく。

 

「ん゛ッ…あっ♡おごッ♡イ゛…おほぉッ♡」

 

 そんな自分の体に値段が付けられるという状況に、フィーはマゾヒティックな悦びを感じる。我慢の効かなくなった両手は乳首とクリトリスを弄り始め、下品な声が口から漏れた。

 

 

 

 

 もはやこの場に、気高く強い意思を持った美しい《 妖精 シルフィード 》はもういない。

 ここにいるのは心が壊れ、快楽に溺れたメス猫が一匹いるだけだ。

 

 

 

「イグッ♡」

 

 響き渡る喧騒の中、蕩けた顔をしたメス猫がイキ潮を噴き出した。

 

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