※ショタいじめ注意。
ベルデ国に地震が頻発している。
地殻変動が起きているのだ。
この地は四元素の精霊と連動しているらしい。
精霊に精神的過負荷……要するに多大なストレスを与えることで、地殻変動を進行させる。
一番てっとり早いのは実体化させて犯すこと。
良質な魔力も奪って蓄えられて此方にとっては良いことずくめ……なんだけれど。
「ぐっ……ああっ……が、あう、ああ……!」
風の精霊が悶絶の声を上げている。
少女ばかりの四精霊の中で唯一の少年は、淫らな拘束具による責め苦に耐えようとして、何度も雌として絶頂していた。
「ほら、もっと舌を使え」
「ううっ!ひぐっ……うぅん……」
「上手くなってきたじゃねえか」
磔にされている少年が奉仕出来るよう、ダンテが軽く宙に浮かんで、腰が当たるようにする。肉棒が幼い口に挿入されて、亀頭を舐めるように仕向ける。……だけど先日の、あの少女の脾肉の心地良さを想起した。
「げふっ、がはっ、うっ……あっ、あ……!」
「おっと悪ぃ。つい考え事してた」
喉まで突いてしまったようだ。激しく噎せた少年に対して特に悪びれる様子もなくダンテは腰を引いた。肉棒はまだ抜かしてない。浅く前後して、歯が立てられないように顎を掴む手は緩んでない。
少年は精霊だけあってこの世離れしたような美貌をしていた。犯して、穢して、泣かし続けても尚衰えず逆に艶やかさが増している。最初は普通の女よりずっと面白くて愉しめると思っていた。実際にこの少年を愛でて虐めるのは愉しかった。
軽く出すか、と少年の口を玩具にするように自分の肉棒を扱かせて、精を放出する。喉の奥に流れ、溢れたものは顔にかけられた。
「げっほ、かはっ…………うっ、あ、あ………………あ……」
口を解放された少年は、けれど乳首と男性器と尻穴をずっと苛んでいる拘束具で、まだまだ悶え苦しみ続ける。捕まえた当初の毅然とした顔色はすっかり失せていた。……この子が完全に堕ちる日も近いだろう。
だけど、ダンテには淫らになっていく少年の顔に別の顔が重なって見えた。
金の髪に、青い瞳の幼顔の少女。
精霊でもないただの人間の女の筈なのに。今直ぐにでも抱きたい、汚したい、悦ばせて、墜としてやりたい。そんな考えが、ここ最近ずっと脳裏に蠢いている。
「面白くねぇ」
食い足りない。
満たされない。
ずっと一人の少女のことが頭に留まっているからだ。
風の精霊を凌辱して得た魔力は、同じ属性も相俟ってすこぶる調子を良くする。
だけどただそれだけという感じがしてきた。
奪い得られる魔力ならジャンヌの方がずっと美味しかった。女としての甘露も極上だったことに違いないが。
魔力に依存している種族にしか分からないが性交すると魔力自体の循環が著しく改善される人間が偶に居るらしい。ジャンヌがその稀なタイプだったのか?彼女が肉感的な魅力だけでなく、上質な魔力を内包していることはダンテもとっくに気が付いているが…。
(体だけじゃなく魔力も美味い、格別に)
だから雌と見れば孕み袋にしようとする人型獣型モンスターだけでなく、魔力を餌として求める虫類や粘液系モンスターにも良い意味で好かれてるのかも…。只の人間だったら、これらは容赦なく捕食してくる。魔力が盾になって彼らに満腹感を与えていたのなら、ジャンヌが生き延びている理由の一つとしての説明はつく。
(あいつも普通の女じゃ、ないんだよな……)
普通の女だったらとっくに死んでいる。或いは泣き寝入りしている目に遭っているというのに、ジャンヌは懲りてない。彼女は諦めてない。何度負けて、凌辱を受けようとも立ち向かってくる。
(なんでまた街の近くまで帰したんだろうな……)
斥候からの話を聞くとまだ研鑽をしながら各地で精霊救出を試みているようだ。馬鹿な。時間が経てば経つほどダンジョン化した霊地の危険度は増している。彼女の魅力的な肢体と魔力を欲しがる魔物も比例するように増えているし。実際彼女を襲ったモンスターは両手の指を折り畳んで往復が出来るくらいの目撃情報がある。
(ほんと、どうして無駄なあがきをするんだか)
街の方でも、入り込める奴曰く、そちらの警邏にも出来る範囲で参戦しているようだ。……その部分で何故か口淀んでいるそいつを脅し付けてみれば、多分、おそらく、売春も行っていると聞いた。貴族を相手する娼婦達に混じっていたのを見かけたらしい。いやきっと見間違いだアイツも騎士なんだからそんなことする筈がないと、何故か早口でまくし立てるように訂正されてた。……今にも殺されそうで、命乞いしてるみたいな顔で言っても、説得力がない。そんなに恐ろしい形相をしていたんだろうか。
(……苛々する)
……兎に角、分相応なことをし続けているのは分かった。
ジャンヌは、あの騎士の少女は今日か明日死んでもおかしくないことには違いない。
或いは誰かに壊されるかもしれない。
そうなるとどうにも納得いかない気がする。そうなってしまった場合は巡らなかったと割り切れるかもしれないけれど。
だが腹の虫が収まらないんだ。
足りないんだ。交われば交わる程愛でたくなる少女の肌に飢えているんだ。
(あ、そっか)
何であの時あんなこと言ったのか、たった今、気が付いた。
『なあ、ジャンヌ……オレのものになりなよ』
戯言のつもりだった。誘いの言葉は、結局少女の耳には届いてなかったようだけど。
「決めた」
今度あの少女がここにやってきたら、その時こそ少女の全てを奪おう。
まだ壊れてないなら。まだ誰にも壊されてないなら。頑固な気性、屈服しない心が消えてないなら。
その命も肌も瞳も髪も柔肉も魔力も全部、オレだけのものにする。
(だから来いよ、ジャンヌ)
恋焦がれるような気持ちで、待っていた。