教室が夕焼けでオレンジ色に染まっている。
部活動が終わった頃だろうか、外からは生徒たちの別れの挨拶が聞こえる。
そろそろ、校舎の出入り口も施錠される頃なのだろか……。
そんな制限時間のある教室内で、一人の小柄な女生徒が体操服姿で現れた。
日本人形を思わせるような顔つきに腰まで届くロングの黒髪が印象的な
美少女と呼んで差し支えない風貌だった。
「……やっぱりここにあった。制服、忘れてた」
誰もいない教室で独り言を呟くと机の中に収められていた椅子の上から
手提げバックを取り出し、机の上に置く。
慣れた手つきでチャックを引くと、中からは学校指定の物だろう、白いオーソドックスな
半袖のセーラー服一式が顔を覗かせた。
「……ここで着替ちゃうか」
長い髪をゴムで束ねると躊躇いなく上着を脱ぎ、椅子の背もたれにかける。
少し控えめな胸にシンプルなスポーツブラという姿になると次は
今時珍しいブルマの少しきつめのゴムを引っ張り
小ぶりなお尻が半分ぐらいまで見えたとこで手を止めた。
「……いるんでしょ、出てきて」
扉の向こう側で人の気配に気が付いた月白桜花(つきしろおうか)が声をかける。
必死に息を殺し、教室内を覗いていた人物は心臓が飛び出るほどに驚き
姿は見られていない、走って逃げれば、と思い足に力が入る。
「……出てこないと、大声だす……」
時計の針の音がはっきりと聞き取れるような教室内に、小さいながらも凛とした声が響く。
隠れていた人物を脅迫すると観念したのか一人の男子生徒が申し訳なさそうに
頭を下げながら姿を現した。
「ごめん……」
「確か、同じクラスの……」
「ごめん、忘れ物取りに来たら、その、つい……」
「……見てていいよ」
「えっ?」
「興味、あるんでしょ」
桜花の言葉に、男子生徒は思わず顔をジッと見てしまう。
普通ならば顔を確認後、強く口止めされるか、教師に突き出されるか
本当に大声を出されるかのいずれかだろう。
もう一度、男子生徒はじっと桜花の顔を見つめるたが、彼女の乏しい表情から
何を考えているか全くわからなかった。
「……来て」
「……」
桜花がクイクイと小さな手を動かし、自分の近くに来るように促すと
男子生徒は何度か唾を飲みこみ催眠術にかかったかのように最短距離を歩いて桜花へと近づいた。
「……脱ぐね」
「……」
桜花は再びブルマに指をかけると
何のためらいも見せずに男子生徒の目の前で足首まで下し上履きをはいたままの
足を抜くと、さっき脱いだばかりの体操服の上に軽く投げた。
流れるような一連の動作の後には飾り気のない白いスポーツブラと小さなリボンの
付いたショーツ姿の美少女が目の前に立っていた。
「あの、あ、えと、可愛いです」
男子生徒が率直な感想をぶつける。頭の中に飾り立てる言葉など浮かぶ余裕もなく
ただ突然にして見れた同級生の下着姿に安直な言葉しか出なかった。
「……ありがと」
わずかにほほ笑んだように見えた桜花は男子生徒へと一歩近寄ったかと思うと
股間へと手を伸ばし半勃起状態のペニスをズボンの上から軽くまさぐった。
「……勃起してる?」
「いや、あの、その……」
「……正直に言って」
「……してます」
「……ふぅん」
ズボンの股の間に手を差し込み、股間をまさぐり始めた桜花を男子生徒はその
期待感から止められなかった。玉の部分から竿にかけて何度も往復する桜花の小さな手に
弄ばれ、性器には大量の血液が流れ込み、股間部分はあっという間に膨らんでいく。
見回りでも来たらどうしようと頭の中によぎるが、好奇心はそれを遥かに上回っていた。
「……苦しそう……おちんちん、出してしていいよ」
大きくつばを飲み込んだあと、男子生徒は意を決したかのようにチャックを下し、
トランクスのボタンを外し、桜花の眼前へとペニスを突き付けるように露出した。
「……オナニーしてる所、見せて」
誰の席だったかも思い出せない隣の机に下着姿のまま腰を乗せると大きく足を開いて
挑発するようなポーズをとると桜花はじっと男子生徒の方を見つめ始めた。
「えっと、……」
「……してるんでしょ?……オナニー。……シコシコする奴」
「そりゃ、まぁ……」
「……私をオカズにして、やってみせて」
桜花が前かがみになり、覗き込むように男子生徒を見つめる。
整った顔の美少女が出してくるHな要求に男子生徒の期待は膨らみ
ここが教室であるという背徳感や緊張感よりも、その先の行為を想像して
ペニスを揉み、勃起を維持させる。
「……そうやって揉んで固くさせるんだ」
「……はい、くっ……」
男子生徒は桜花の隅々まで凝視していた。艶やかな髪、ブラを付けていても分かる
形のいいバスト、抱きしめやすそうな細い腰、そして白く伸びた足、太もも……そして
白いショーツ。
そのショーツをの中心部を透視でもするかのような勢いで特に念入りに見ていた。
「……カリ首の部分パンパン。先っぽのピンクの割目からお汁でてる……」
「うっ、うっ……」
「……汁を指で伸ばして、血管とか浮き出てるとこ、そんな強くこするんだ」
「あっ、はい」
桜花が前に乗り出すと男性器に顔を近づけて口の中に溜めた涎を上から垂らし
その行為が更に男子生徒の興奮度とペニスの潤滑を増していった。
「……滑りよくなった?汁だけじゃ、足りなさそうだったから……」
「あっ!すごい」
「……どんな事、想像してるの?お口でされちゃうとか?それともおっぱい?……
やっぱりこことか?」
桜花が更に大きくのけぞるようなポーズで今までにないほど大きく股を開き
股間部分を強調するポーズをとるとショーツが性器に密着して薄っすらと中央にスジが入り、
その形をおぼろげながら外からでも確認できた。
「ぬお、うっ……」
「……もう、限界?イっちゃう?先端からピュッピュする?」
「………………」
「……いっぱい出そう?」
「はぁっ……うぅっ」
男子生徒は一心不乱にペニスをしごき上げて、返事など既にできない状態だった。
空想の中では、桜花の口にペニスをねじ込んだり、脇に挟んだり……。
おっぱいを口に含んで乳首舐めて、そして、オマンコに何度もぶち込んでいた。
「……うぉっ、うっ」
「……出る?ちょっとまってね」
桜花は素早く自分のカバンの中に手を入れるとポケットティッシュを取り出して、
手のひらに数枚重ねて広げると男子生徒のペニスの前に差し出した。
「……ここに、して」
「う、くっ……」
「……ハーーーーッ」
「出るっ!イクッ、あっ」
桜花がペニスに生暖かい息を吹きかけたのが、決定打となって男子生徒は一気にペニスを
しごき上げた。
一度大きくペニスが隆起すると、桜花の手のひらのティッシュにヨーグルトのような
精液が吐き出されていった。
「あっ、うっ、くっ」
「……あ。すごい……いっぱい……」
根元から搾り上げ、最後の一滴までティッシュの上に出したのを確認して
桜花は精液が染み出してきているティッシュを更にティッシュで包んで
隣の机の上へと軽く放り投げた。
「その、何と言っていいか……」
「…………」
「とてもよかったです」
「……そう……よかった……」
「……こんなので終わるわけないだろうが!!」
「……よしなさい!離して!」
さっきまでの少しおとなしめの男子生徒の声が豹変し、桜花の腕を左手首を掴んで
ひねり上げた。目つきもさっきまでとは打って変わって
血走り、そして大きく見開かれていた。
「……やめて!落ち着いて」
「グヒヒヒ、女、……犯ス……」
教室の空気が生臭く変わったかと思うと妖魔の結界が張られその中は霧のようなもの
に包まれ、壁は薄ぼんやりと赤黒く内臓の様な気味の悪い色に光っていた。
天井から生えてきた触手が桜花の首にまとわりつき上へと引っ張られ、壁から生えてきた
触手には両足首を引っ張られ、机の上で大きく左右に股を開かさせられる。
「くそっ……グッ……」
「……スグに良くしてやるよ」
首に巻き付いた触手に指を絡ませ少しでも息を楽にしようと桜花はもがいていたが
彼女の非力な力では引きはがすどころか、触手と首の間に指を入れる事すら
できなかった。
そんな彼女をあざ笑うかのように、いつの間にか下半身をむき出しにした男子生徒は
その股間から生えた長く蛇のように躍動するペニスをブラの上側から
胸をこすりながら通過させ桜花の目の前に突き付けた。
ペニスの側面からは更に細い触手が何本も飛び出しその付け根からは生臭い催淫液が
染み出し桜花の感度を上げていった。
「や……めろ、ひゃぁっ、うん、あっ……」
ヌルヌルとした長いペニスに何度もブラの上から胸を往復され
ブラ下に入り込んだ細い触手に乳首を直接刺激され、桜花が思わず声を声を上げた。
「やめ、本当にやめ……あっ、うん……」
「乳首こんなじゃないか、身体は正直だな」
催淫液の効果もあるのだろう、ブラの下で桜花の乳首は勃起し、そこに触手の先端
が人間の舌のように動き、蠢いていた。
「……しかたない」
桜花があきらめたかのように一息つくと、ショーツのお尻側に手を突っ込み
そこに忍ばせておいた一枚の札を取り出し男子生徒に向けて突きつけた。
『ドウン』
重力波の様な、重みのある光線が放たれたかと思うと男子生徒の身体は教室の壁まで吹き飛ばされる。
壁に叩きつけられ更に追い打ちの光線が当てられると麻酔を打たれたかのように
身体が動かなくなった。
『な、なんだこいつは……』
男子生徒は今まで出会った事の無い術を使う少女に驚いていた。
これまで何人かの女生徒にさっきの様な行為をしてきたが
こんな反撃などされたことなど一度も無かったのだ。
「……まだ妖化して間もないみたいね」
「な、な……」
教室の壁にもたれかかって座り込む男子生徒に、札を構えながら桜花が近寄る。
反撃を警戒してのその構えには全く隙などは無かった。
「ねぇ、あなた。担任の先生の名前は?」
「え?」
「……名前よ。言って」
「え…っと井岡……です」
「じゃ、その前は?」
「っと……山岡……」
こんな状況にも関わらず、表情を変えずに淡々と質問を続ける事に男子生徒は
恐怖の感情を抱かざるを得なかった。
「……その前は?」
「……その前は?」
幾度か同じ質問をされた男子生徒は自分の記憶がおかしい事に気が付いた。
学園に入ってからの担任の人数が明らかにおかしいのだ。
「あれ?え?なんで?」
「……気がついた?」
「担任が……7人」
「……そう。おかしいよね」
「なんで?俺……あ、そうだ、あの時」
「……」
「俺、死んだんだ……」
「……」
自分の過去を思い出し、事実を悟り項垂れた男子生徒に
桜花が子供癒すようにしゃがみ込み目線を合わせる。
「……あなたは、まだ人間の部分が大きいの。でも妖魔に憑かれて段々と
人間らしさを失っていってるの」
「……」
「……憑かれると欲望とか本能だけの存在になっていくの。あなたは女生徒を襲って……」
「……」
「……私が呼ばれたの。転入生を装ってね」
「……」
「最初の行為で満足できれば、何も気づかずそのまま成仏できたの……」
「……」
「でも、ダメった。思ったより妖魔がしぶとくて……」
「……俺、どうすれば?」
「…………今ならまだ、人として死ねるわ」
「……」
もう既に戻るべき肉体もなく霊となった彼を生き返らす手段などないのだ。
桜花は悲しそうな目で項垂れた男子生徒を見つめていた。
絶望的な返答にしばらく考え込んでいた男子生徒が大きく鼻をすすり
手の甲を目に当てて涙をぬぐい、意を決した表情を桜花に向ける。
「俺、人として……死にます」
「……そう」
桜花はその震える声から放たれたその決意の言葉を聞くと3mはあるだろう
ペニスに手を当て、そっと唇を寄せた。
「えっ?」
「……意識をしっかりもって、人として気持ち良くなって」
桜花の小さな舌がペニスを舐め始める。舌先をすぼめて固くして
浮き出た血管にそってに数十センチ進んだ後、横からかぶりついて唇で挟み込むと
ハーモニカを吹くようにペニスをスライドして舐めていく。
「う、うぉお、キモチいい」
「……チュル……チュー」
「す、すごい……」
「……先っぽこっちに持ってきて」
桜花の要望に応じ、先端部を桜花の眼前へと移動させる。
横から飛び出ていた細い触手は既に存在しなくなっていて
のっぺりとした長いペニスといった風貌となっていた。
先端部を目の前にした桜花の顔は、少し微笑んだような表情で
先端部に溜まっていたカウパー液を舌先で亀頭全体に塗りたくる。
「……おっきい」
「……」
粘膜のこすれあう音と共に、ペニスが桜花の口の中へと入っていく。
口の中で先端部を舌先でこすり、カリの部分に巻き付けるように動かす。
「うあっ!俺もうダメです!」
「……いっふぇ……いいよ」
桜花はペニスを口に含ませながら両手でペニスをしごきあげるスピードを上げ
射精をうながしていた。
「イクッ!」
「ゴフッ……ジュ、ジュル…………ッックン」
桜花はペニスから放たれた精液を口で受け止め喉の奥へと流し込んでいった。
「……服、脱ぐね」
「……」
唾液や精液で汚されたスポーツブラを脱ぐと、程よいサイズのバストがプルンと震えた。
「……下着、脱がせて」
「い、いいの?」
「……そのぐらいなら、身体、動くはず」
物欲しそうな目線に気が付いた桜花が壁にもたれかかったままの男子生徒に顔に
お尻を突き付ける。
男子生徒の身体をまたぎ、股をひらいた状態でショーツを少し下にずらして
手を止め、そこから先は下すように促した。
「し、失礼します」
「……どうぞ」
長い髪が左右に分かれ、そこから見える漆喰のような真っ白い肌。
そこから続くくびれたライン。そこから更に少し下の突き出されたお尻。
男子生徒はそのお尻を隠しているショーツに両手をかけると自分自身を
じらすかのようにゆっくりと下ろし始めた。
背中から続くなだらかか二つの尻の山、その割目が見え始め、次に窄まった穴が見え
ついに二枚の小さなヒダにピタリと合わさった桜花の性器が眼前にさらけ出され
男子生徒の興奮は何段も跳ね上がっていった。
「……さわって」
「……」
男性生徒は唾を大きく飲み込んで桜花の開かれた股の間にある閉じられた二枚貝の中央の溝に指をあてた。
桜花の身体からでた分泌物を指先になじませるように入り口を指でかき混ぜ
指先をさらに先へと進ませた。
「はぁっ、うん、は、うん」
「うぉ、すげ、中からあふれてくる」
「……あ、うん、いた、あ、うん、いいよ、気持ちいい」
「ヌルヌルしてて、液がこんなに」
こんな時でも呟くような桜花のしゃべり方に男子生徒は逆に興奮していた。
乱暴にしていじめてやりたいという気持ちと、大事に相手を気持ちよくしたいという
二つの気持ちが沸き上がる。
「……ね。すごい、ぐちゃって、あんっ、かき回して、あんっっ、大丈夫だから」
「こ、こう、こうか、こういうのが気持ちいい?」
指に力が入り、それでも桜花が痛がらないようにと配慮しながら、左手で桜花の足を掴み
右手は指先に精神を集中させ、ハンドミキサーのように膣内をこね回しつづける。
「……ンっ、イク」
桜花の身体が小刻みに震えると同時に膣から体液が飛び出した。
指先が抜かれると、真っ白な液体にまみれた膣口が小さく口を開けていた。
桜花が倒れこむようにペニスへと抱きつき、さっきのように唇を寄せた。
そのまま1mほどの距離を唇を這わせると、ペニスを胸に抱えるように持ち上げ
太ももでペニスをはさみ上げた。しっとりと汗ばんだ皮膚の感触に男子生徒は思わず
歓楽の声を上げた
「うわっ、くう!すげぇ」
「……こんな、長いままじゃ……できない」
「えっ……」
「……小さくなったら、しよ」
桜花は唾液を大量にペニスに絡ませ、勃起した乳首を血管にはわせ
脇の下やひざの裏側、太ももに股間で挟み込むように密着させ
クリトリスと股間の二枚貝も唇のようにペ二スに絡ませ
正に全身を使ってペニスに刺激を与え始めた。
「うぉお、それ、きもちちい」
「はぁん……意識してっ……はぁっ、小さくして……ああん」
「ううっ、うっ」
「あんっ、意識強くもって。……妖魔に負けないで、ん、はぁん」
「はぁっ、ふいっ、いく、いぐっ!」
「ああんっ!」
少しずつ短くなってきたペニスに抱きつき裏側のスジに舌を這わせた途端
大きく躍動したペニスから驚くほど大量の白い精子が勢いよく飛び出し天井まで届き
人間とは違うその濃さからスライムのように天井から垂れさがって異臭を放っていた。
「あん、はぁっ……頑張ったね……しちゃお」
「はぁはぁ……はい」
あれだけ長かった男子生徒のペニスは男子生徒の意志により、行為中に少しずつ小さくなり
射精後は完全に自前のサイズへと戻っていた。
「……ん、まだ固い」
桜花はペニスの上に腰を移動すると、右手を添えながらゆっくりと腰を下し始めた。
手を添えられたペニスは迷うことなく膣口に導かれ、すぐさま根元まで桜花の内部へと侵入していった。
「うおお、これ、気持ちいい、ヌルヌルで、温かくて……」
「……あんっ、う、うん……あんっ」
男子生徒は桜花の術によって体の自由が奪われていたが全身の力を振り絞りって腰を突き上げていた
「あ、ああん、ん、くっ、いいよ、気持ちいい」
「俺も、俺もです、すごく気持ちいいです」
「う、ん、いいっ、あんっ」
桜花の形の良いおっぱいが目の前で揺れ、髪が乱れる。
自然と二人は両手の指を絡み合わせるようになり、桜花が男子生徒の胸に倒れこみ
男子生徒は密着度を高めようと桜花のお尻を両手で鷲掴みにして更に腰を激しく上下させた。
「いぐっ!いきます!」
「いい、いいよ!イって!私もきちゃう、イっちゃう!」
射精すると同時に桜花の上半身が跳ね上がり、再び男子生徒の胸元へと倒れこんでいった。
ペニスが桜花の性器から引き抜かれると、精液に赤い液体が混ざっていた。
「え、あの、もしかして……」
驚いた男子生徒が桜花に声をかける。
「……気にしないで」
「そんな事言われても……」
「……私はそういう身体なの」
「……」
「……詳しくは聞かないで欲しい」
「……」
「……さ、あなたは行くべきところに行きなさい……導いてあげる」
「……はい」
桜花は詳しい説明を省き、男性生徒の前で手を閉じ、霊気を込める。
隙間から光が見え始めたところで両手を上に向けると
その光は男子生徒の全身を包んでいった。
その光に包まれて、頭を下げながら消えていく男子生徒を桜花は笑顔で見送った
「……一件落着っと」
ふっと一息つき、桜花は考える。
もし、姉様が私がこんな事をしていると知ったら何て言うだろう。
『憑りつかれていたら全部ぶっ飛ばしちゃえば解決よ!』
……多分、こんな感じになるだろう。
こういう一人一人に寄り添った解決方法は時間がかかる上、危険度も各段に跳ね上がるのだ。
でも、それでも一人でも満足して天に上ることができるのならそれは喜ぶべき事。
不死の呪いが解け、いつの日か天に上る時の道しるべになるのではないか。
そう思うのだった。
幽癒奇譚(ゆうゆきたん)とお読みください。
一話完結式で何か思い浮かんだら付け足しでUPしていこうかと思います。
pixivにも同時投稿しています。