※この作品はR-18です。

東方エロだけ   作:棒尻口汁

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ルナサ放尿奇譚

 とある寂れた商業施設。かつてはギッシリとテナントが入り賑わった大型ショッピングモールも大資本の出店攻勢には敵わず、辛うじて残った売れ筋の店を1階に集めて持ちこたえるのがやっとだ。ガランとした2階には延々と閉店セールを掲げる店や売る気もないような時代遅れの商品を雑に並べた店がポツポツとあるだけで、客の姿はからきし。そんなフロアのことさら空きスペースしかない一角、の更に奥、案内板も剥がれかけた男性客用便所の古びたドアをギイ、と開ければ、そこがルナサ・プリズムリバーのソロプレイ会場だ。

 

 壁に掛けられた清掃記録の帳面は随分昔に途切れており、換気扇も止められ饐えた小便の臭いが薄く漂う男子便所。営業中の商業施設の客用設備とはとても思えない、そんな便所の大便用個室からルナサのくぐもった喘ぎ声が漏れ聞こえる。

 和式便器を後付けで改装したせいでギシギシ軋む洋式便器に座ったルナサは、何やら古雑誌のページを捲りながら自らの股間を弄っている。スカートとパンティが纏わりつくルナサの足元には擦り切れた段ボール箱が1つ。その中にはルナサが手にするのと同じ趣向の雑誌が何冊も入っている。もう何十年も前に発行された月刊エロ劇画が1年分。ルナサが没頭するのは、自分と同じように公衆用便所でオナニーをする女が男に見つかり、嫌がりながらも犯されてしまうという定番の読み切りである。個室から引きずり出された女は汚れた小便器の前で放尿したばかりのペニスを咥えさせられ、情欲を掻き立てられてしまう。そして女は隆々と勃起した逸物に屈し自ら求め小便器へ手を付き、背面立位で挿入を受け入れる。

 摘発逃れのため黒く塗りつぶされた男根のシルエットや結合部のコマに書かれた粘液のオノマトペやを凝視しながらルナサは右手指2本を膣へ挿入し、センズリ用漫画のオナペットに自身を投影して悦楽に浸る。

 仕上げに使ったのは女が膣内射精され絶頂を吐露しながら失禁するシーンだ。男性用小便器に女の小便がぶち撒けられ、女性器から溢れた精液がそこに混ざる。この場での再会を2人が約束するセリフで読み切りは終わった。

 ひとしきりアクメを味わったルナサだが、半脱ぎのスカートやパンティを履く気配がない。左手に持った雑誌を段ボール箱へ戻し、愛液まみれの右手を安物のトイレットペーパーで拭うと、パンティとスカートから足を抜いて完全に脱いでしまう。そして個室の内錠を外し、小さく開けたドアの隙間からそっと男子便所内の様子を伺う。個室2つと小便器が3つ、洗面台が2つ。もちろんルナサの他には誰もいない。

 下半身を丸出しにしたルナサは足音を殺すようにそろそろと個室から出て小便器の前へ向かう。誰も来ない便所。だが、小便器の黄ばみや臭いから、誰かが使っているのは間違いない。個室に無造作に置かれたダンボール箱一杯のエロ本、補充されているトイレットペーパー。自分以外に、この便所の主がいるのではという予感はあった。そうであれば、その縄張りに女がしばしば出入りしていることも気付かれているかもしれない。

 個室と違って男子便所自体のドアには錠がない。今からする行為中に男子便所のドアを誰かが開ければ、隠しようもなく丸見えだ。男性用小便器に放尿する自分の姿がその人に、それはきっとこの便所の主に、見られてしまう。誰も来ない男子便所にエロ雑誌を溜め込むような男に、センズリ用漫画のオナペットがするような変態行為を、見られてしまう。痴女が男子便所に自分から入って、犯されて悦んで、虜になる。そんな都合の良い下卑た妄想でチンポを扱く男に、そのとおりの姿を曝け出す。買い漁ったアダルト雑誌に載っている変態プレイを片っ端から試される。そんな危険を冒すなんて。そんな危険を犯す。犯したい。犯されたい。

 ルナサは脚を肩幅ほどに広げると、小便器に心もち腰を突き出し、下腹部へ気持ちを寄せる。無毛の恥丘は先程の自慰でヌラヌラとテカり、興奮で肥大した陰唇が陰裂からはみ出ている。チョロリ、と尿が溢れだすが、ほぼ真下へ流れるせいで便器のタレ受けにも届かず、ビチビチとタイル張りの床へ撒けてしまう。慌てて便器の両縁を握ってタレ受けを跨ぐようにガニ股になり、まるで小便器へ抱きつくように近づくと、ようやく尿が目皿に当たるようになった。

 ルナサは気付いてか気付かずか、3個ある小便器のうち、この便器だけがやたら汚い。黄ばんだ尿石がこびりつき、濃く縮れた陰毛が何本も底に貯まっている。小柄なルナサがガニ股になり、便器へ顔を突っ込むような体勢になっているせいで、内壁にこびりついた古い尿臭が強く鼻を衝く。自らの放つ尿から立ち昇る新鮮な尿臭と、その尿が溶かす固化した雄尿の刺激臭。先程自慰のオカズにした漫画のシーンが思い浮かぶ。尻を丸出しにして便器へしがみつき放尿する姿。誰かに見られるのは嫌だ。でも、あのシーンを知っている人になら。見つかって、見られて、それで。

 換気扇も回らず、店内放送も聞こえない便所に、ルナサが放尿するチョロチョロという音だけが響く。だが、そこに、足音。コツ、コツと2つも聞こえるやいなや、ギイ、とドアの開く音。ルナサの後ろで、男子便所の、ドアが開いた。

 ドキリ、紅潮。ルナサの反応は無論驚きに起因するものだが、その高揚がすぐさま性的興奮へすり替わる。排尿に強い快楽を覚え、触ってもいない陰部にアクメが走る。大きく割った股が膝からガクガクと震え、便器の縁を強く掴んで声にならない喘ぎで今までにない絶頂に溺れるルナサ。

 ようやく排尿と絶頂が落ち着きルナサが恐る恐る後ろを振り向いたとき、ドアは閉まっていた。

 誰もいなかった。

 

 翌日、相変わらず誰もいない2階の片隅。誰も来ない便所。辛うじて店が残る区画にも別に便所があるため、こちらの便所は誰にも必要とされないのだ。だから、必要とする者が、少なくとも、2人。

 ルナサはあの後何事もなく帰宅すると、3回、思い出し自慰をした。変態行為の自己嫌悪による心地良い陰鬱に包まれながら反省するに、あの時後ろから見られたとして、それが少女の変態プレイだとは気付かれなかったのではないか、である。

 確かに下半身は丸出しだったが、上半身はちゃんと服を着ていた。なれば、後ろから見たとして彼の人は少年ではなく少女だと断定できまいではないか。ズボンもパンツも脱いで放尿するというのは幼ければよくあることだ。小柄な自分が腰を落としていれば、パッと見た目はその程度の男児が迷い込んで用を足している、そのように見るのが自然だろう。男性用便所で自慰後の少女が立ちションをしているなどという可能性に気を配る奴はまあいない。であるから、特に気を留めるでもなく立ち去った。つまり、あれは変態行為でもなんでもなかった。

 ならば。ならば、次はちゃんと変態行為と気付かれるようにしなければならない。

 今日ルナサが個室で選んだのは、昨日とは別の読み切り。アクシデントで服を失った女が全裸で公衆便所に逃れ、用を足しに来た男へ助けを求めるが、外套の提供と引き換えに体を求められる。女は背面駅弁で男に貫かれ、他の男が小便をする隣の便器へ素っ裸で放尿アクメを晒してしまう、という内容だ。事が終わると約束通り外套を貰えるが、行為は撮影されており今後の関係継続を覗わせる締めとなっている。

 足先をピンと伸ばしトロンとしたイキ顔を浮かべるルナサも靴と靴下以外はすべて脱ぎ、裸で股間を弄っている。ドアフックへ帽子からパンツまで引っ掛けての全裸オナニー。そして、甘い悦楽が残る下腹に溜まる尿意。今日は朝から排尿していないのだ。なるべく長く放尿しないといけないから。ちゃんと見つけてもらえるように。

 吊った服の重みで滑りが悪いドアの内錠をなんとか外し個室から出て、昨日と同じ小便器へ向かう。これは外套を貰うために仕方なくなんだから。エロ漫画のシナリオを反芻しながら、ガニ股になってタレ受けを跨ぎ、縁を握って身体を、顔を、便器へ近づける。昨日と同じツンとくる尿臭の中に、青臭い別の臭いが混じっている。小便器の内壁にへばり付いた、白い粘液。劇画エロ雑誌に繁く描かれるアレ。男性器から射ち放たれる、快楽の証。

 ルナサはそのザーメンへ鼻を擦り付けんばかりに近づけ、精臭を吸い込む。やはり昨日、見られていた。気付かれていた。そして、このザーメンを射精したチンポ、そのチンポを扱いた男、この便所の主は、私の尻で、私の放尿で、私の痴女行為で勃起して、オカズにして、センズリ扱いた。きっとそうだ。

 だから、今日も男の人がオシッコする便器にオシッコしないといけない。オシッコしているところを見てもらわないと、服が着られない。早く、早くオシッコしないと。早くオシッコしたい。オシッコしてるところ見てもらったら昨日みたいに気持ち良くなるから。早く素っ裸でオシッコしてるところを見て欲しい!

 陶酔の表情を浮かべたルナサの陰裂が濃い尿を排出し始める。我慢したせいで色、量とも強くなっており、ジョボボボという賑やかな排泄音が便器で奏でられる。ルナサの耳はドアの外へそばだてられ、足音が近づいてくるのを待ち構える。

 しかし、そう長くもない排尿の間に意中の男が現れるなど、2度も続くだろうか?ドアが開いたとして、全く別の客や従業員の可能性は?

 だが、ドアの外で足音がコツ、コツ、と鳴り、ギイ、とドアは開いた。

 暖房が効かず裸では辛い気温だが、ルナサの身体は姦喜と共に熱く火照る。男が、見ずとも間違いなく男が、この便所の主が、放尿を続けるルナサの背後に迫ってくる。そして、ピコン、という電子音。スマートフォンの撮影機能。録画を開始したときの、音である。

 ルナサはその音でアクメに達した。男性用小便器に縋り付き、まるで便器とセックスをするように震える腰をカクつかせる。未だ勢いの衰えない小便が腰の動きに合わせて放尿音の波形を描くように波打つ。

 ルナサは排尿アクメに身をくねらせながら、小便の湯気が立ち込める股ぐらから何かが差し出されるのを見た。録画のカウントが回る、スマホの画面である。前面カメラが捉え続ける排尿の様子が、録画されながらスマホの画面に映し出されている。捲れた陰唇の奥で小便を放り続ける尿道口、その下でドロリと濃い愛液を垂らす膣口、その後ろの肛門。ルナサの恥部が鮮明に記録され、そしてレンズはその様子を見下ろすルナサの顔をフレームに収める。

 ガニ股の間から差し出されたスマートフォンは尿の飛沫を浴びながらも巧みに位置を変え、商業施設の男子便所で全裸排尿アクメするルナサ・プリズムリバーをこれ以上は無い猥褻なアングルで囚えた。ルナサはあたかもセンズリ用漫画のオナペットであるかのように、痴態をもってその撮影会に応えたのであった。

 ルナサが忘我のアクメから覚めると、男子便所のドアは閉まっていて、他に誰もいなかった。内腿の乾き始めた尿と愛液をガサガサとトイレットペーパーで拭い、個室のドアフックに掛けた衣類をノロノロと着るルナサが気付いたのはただ一点、帽子に、パンティが被せてあることだけだった。

 

 翌日。2階に残った僅かな店は一様に定休日で、本当に誰もいない。1階はまだそれなりに客が居て賑わっているのに、まるで切り離されてしまったかのようなフロアの薄暗い一角、の更に奥。ルナサ・プリズムリバーのソロプレイ会場は紳士用と書かれたドアの向こうである。が、客は紳士ではないし、出演者は淑女ですらない。

 個室に籠もるルナサの表情は、大型ライブ直前の控室でのそれよりも複雑である。今日のルナサのシナリオは、昨日とは別の読み切り。バンドマンとしてそれなりに成功した女だが、ライブで得られる声援に飽き足らず露出魔となって徘徊する。公衆便所で待ち構えていたのは噂を聞いたエロチューバーだった。流石に躊躇する女だが身元がわからないように編集すると宥められ、日頃の鬱憤を晴らす如くマゾ気質を披露する。が、それは生放送だった。それまで築いた立場の崩壊と同時に被虐奴隷としての歓びを見出した女は、カメラを向けるエロチューバーへ更なる変態プレイを要求するのであった。

 そんな下劣雑誌を片手に、据え付けの悪い洋式便器に跨り股を大きく拡げてグチュグチュとマンズリに耽るルナサ。靴も靴下も脱ぎ捨てた裸体に卑己紹介や卑語、卑猥なマークなどを墨で太々と書きつけ、頭には履いていたパンティを被り、センズリ用漫画のオナペットと同じ有様で出演の準備を続ける。

 性欲と尿意が熟した頃、ルナサは錠を解けたままの個室のドアを淫汁でベットリと汚した手で押し開け、裸足でペタペタと小便器へ向かう。

 昨日ここで垂れ流して以来、一回も用便はしていない。シャワーも浴びず履き続けていたパンティはクロッチに黄染みの筋がついたまま、帽子代わりに頭を覆っている。身体は今日のデビューをアピールするためのキャッチコピーやサインやでデコレーションされている。下腹は膀胱が溜め込んだ尿でぽっこりと膨らんでいる。

 ルナサはステージに上る前にコンディションの調整をするのと同じ入念さで水分を摂っていた。湯茶だけではなく、コーヒー、栄養ドリンク、精力剤。尿の量と色、そして放尿絶頂のための必要な準備。

 見られる準備が整った。いや、やっぱりダメでしょ。こんな姿を他人に見られたらダメ。ましてや録画されるのなんて絶対ダメ。ましてやましてやそれを動画サイトに流されるなんて絶対絶対ダメダメ。みんな離れていっちゃう。妹2人はどうなるの。プリズムリバー3姉妹は。今後の公演は。3人で築いてきた立場と獲得したファンは。全部失っちゃう。この破廉恥行為とどっちが大事なの。今の私と今までの私。どっちが大事なの?

 でも、今日はドアが開かないかもしれない。誰にも見られないかもしれない。ここでオシッコして、服を着て、帰る。うん。それなら、今の私も今までの私もそのまま。

 でも、昨日、もう撮られちゃった。中綴じのホチキスが錆びてところどころページがパリパリになった古エロ雑誌でオナニーする私が、男用小便器でオシッコするところ全部撮影されちゃった。ここを使わせてくれて、エロ本を読ませてくれて、私の立ちションアクメで興奮して、私の立ちションアクメを撮りたい人がいる。

 じゃあ、ここでオシッコして、見られて、撮られて、二人で読んでるエロ漫画のマネっこしてもいいよね。その人が動画サイトに流したいって思ったら、流されてもいいよね。身元がわからないように編集するって嘘つかれて、生放送で無修正で公開されても、いい。

 センズリ用読み切り漫画のオナペットに、なる。

 ルナサは異臭を放つ小便器へ恋人相手のように抱きついた。頭をすっぽりと便器の内側へ入れると、内壁には昨日よりも大量のザーメンがネットリと付着している。ルナサはうっとりと内壁に頬ずりしながらゼリー状のザーメンを舌で掬い上げ、唇を寄せてチュルチュルと啜り上げる。生臭いザーメンを口内で咀嚼しながらガニ股で腰を下げ、プリッと尻を突き出し、陰部を便所入口ドアの方へ向ける。

 放尿の開始は唾液と混ぜ合わされたザーメンの嚥下と同時だった。ぱっくりと拡げられた股間の陰裂からパンパンの水風船が萎むようにプシャアアアアッと小便が迸る。すぐに便所のドアがギイ、と開き、小便器が並ぶ壁に何かが映し出された。

 ポータブルプロジェクターが投影する4分割画面には、勢いよく放尿するルナサの姿が前後、上下からリアルタイムで映っている。その隣の画面には個室で陰部を弄るルナサ、洋式便器の内側から撮ったルナサの局部アップ、下半身丸出しのルナサの立ちション、そしてローアングルからの全裸イキションが映っている。

 初めから全部知られていた。見られていた。記録されていた。その上でルナサの嗜好を認め、少しずつ寄り添ったのだ。昨日の痴態、一昨日の痴態、そして今日、今の痴態を見せられ、昨日、一昨日よりも更に深い絶頂に達するルナサ。しかし、今日はただ悦楽に呑まれるのではない。後ろで見ているだろう男に向かって自ら尻を振り、噴き出す小便を撒き散らかす。

 頭上に晒される自身の痴態に負けじとザーメンの残滓を求め小便器の内壁をペロペロと舐め回すルナサの頭部がぐいと引き上げられたのは、画面上のカーソルが右下へ動き、フキダシのアイコンをクリックするのを見せるためであった。

 コメントの表示機能がオンになり、途端に万を超える視聴者が打ち込んだ怒涛の猥言が画面を埋め尽くす。

 それを直視したルナサは心臓が止まったかのようにビクン、と一度震え、硬直した。放尿の奔流もピタリと止まっている。最悪の望みと最良の怖れとが同時に叶い、残されたのはしがみつく小便器と添い遂げる途だけ。

 身を灼く絶望の恥悦にまず応えたのは膣だった。ブジュリと垂れたのは尿ではなくドロドロの淫液。そしてビクン、ビクンと痙攣する度に短い嗚咽が零れ、度にプシッ、プシッっと尿とも潮ともつかぬ液体が陰裂から噴く。果てにヒュゥと息が深く吸われ、絶叫。絶頂の叫びと共にルナサの身体の総ての穴が開いた。

 涙が、鼻水が、涎が、白目を剥き狂悦に歪むルナサの貌を更にぐちゃぐちゃにし、汗腺から滲んだ滝のような汗が墨で書かれたルナサ・プリズムリバーという名前や変態ヴァイオリニスト、限界露出挑戦中といったボディペイントを暈す。

 ルナサは両手で両乳房を握り、硬くしこる両乳首を指でグリグリと抓ってたちまち乳アクメに達すると、凄まじい勢いで濃黄色の雌ションを迸らせる陰裂に右手を遣り、四方八方へ尿が飛び散るのも構わず一心不乱にマンズリを始める。空いた左手もすかさず尻穴へ回し、指を束ねて汗で泥濘む肛門へ突っ込むとグニグニと掻き回し、二穴オナニーで一層の淫蕩法悦へ性命を委ねる。

 男性小便器の排水が間に合わない流量でジョバジョバと小便を搾り出し、汗だくの身を仰け反らせて多重アクメを絞り出し、腹の底から騒霊に相応しい艷やかな姫鳴を紡ぎ出すルナサ。それを撮り続ける多数の隠しカメラ。その生中継を看る膨大な視聴者。

 いつしかルナサの顔には男物のブリーフが被せられていた。口を塞ぐ股ぐら部分の生地には今しがた射精したであろうザーメンがびっしりと貼り付いており、ルナサは唸りながらブリーフの布地を頬張ってほかほかの御褒美を貪る。ブリーフに染み付いた雄の陰部臭を鼻水と共に啜り込み、このブリーフが包んでいたチンポ、口一杯に犯すザーメンを発射したチンポが小便器から生えているが如く便器に向かって腰を振り、二穴を穿り、小便を噴き散らかす。

 朦朧となったルナサには、もはや画面に流れるコメントはほとんど読めなかったが、肛門で達する度に尻穴を拡げて見せ、膣で達する度に陰唇を開いて見せ、陰核で達する度に包皮を剥いて見せる。グネグネと蠢く褐色の、桃色の、紅色の粘膜が大映しになる都度コメントが沸く。その間にも陰裂は留まることなく雌小便を放水し続け、ついに一杯になった小便器のタレ受けから溢れて便所の床へ流れ出す。その捩れる尿道口が、飛沫く黄金水の軌跡が、刺激的な香りを伴って濛々と湧き昇る尿気が、太い尿条が便器へ飛瀑し肌目細かく泡立つ様がルナサの肢体、表情、局部それぞれの視点に添えられ、射尿アクメに性器、肛門、乳房のアクメを足して羞恥を掛けた淫乱オナペットのソロプレイを余すところなく中継する。

 遂に腰の砕けたルナサがへたり込み、ようやく放尿の勢いも弱まってきた。ジョロッジョロッと残尿が滴る最中、顔に被せられていたブリーフを手に持ち、ザーメンが塗されていた布地を膣へ押し込むようにしてゆるゆると陰部へ擦り付ける。

 身体の落書きは汗と尿であらかた洗い流され、頭に被っていた自分のパンティも脱げ、ビチャビチャになったタイル床へうずくまる。股間を弄りながら埋み火のような残悦に微睡み、排水の追いついた小便器のタレ受けへ頭を預け、まるで男性小便器に膝枕されるように、ルナサは気を失った。

 

 心地よい気怠さを伴ってルナサが目を覚ますと、個室の洋式便器に座っていた。服を着ている。下着を付けている。靴下を履き、靴を履いている。汗と尿と恥液に塗れたはずの身体も、涙や鼻水や涎に塗れたはずの顔も、自分のパンティと男のパンツを被ったはずの頭も、擦り切れるほど弄ったはずの陰部も、何ともなかった。身体に書いたはずの墨の痕跡も、尿意も無い。足元には段ボール箱なんて無い。個室の内錠を外し、ドアを開ける。埃の積もった小便器が据え付けられているのはただの壁だ。タイル張りの床はカラカラに乾いている。

 閉店15分前を告げる店内放送が聞こえた。ルナサは誰も居ない男子便所を出て、誰も居ない2階から閉店間際の1階に降りた。見切り品を漁る人が程々に彷徨く食料品コーナーで、自分も半額の惣菜を手にする。ぼんやりとレジで会計を済ませ、受け取ったお釣りとレシート、割引券のような紙片を財布へ仕舞い、くたびれたショッピングモールを後にし、家へ帰る。

 途中、スマホで執拗にエゴサーチしてみたものの、男性小便器に放尿しながら二穴オナニーするボディペ全裸パンツ被り有名騒霊バンドの長女が生放送で絶叫アクメ晒しまくりだのという記事はついぞ見つからなかった。自宅で妹二人と夕食を摂っても、そんな話題はさらさら出ない。普段どおり食器を洗い、洗濯機を回し、トイレで用を足し、風呂に入り、そう、明日は燃えるゴミの日だから、財布に入れたレシートも捨てておこう。

 

 財布からレシートと一緒に出てきた紙片は割引券ではなかった。古いエロ漫画雑誌の1コマを切り取ったような質の悪い紙は仄かに湿り、薄くアンモニア臭がする。コマの隅に隣町のショッピングモールの名前と3階、南東角とだけ手書きされていた。コマに描かれているシーンは、女が




とあるファンアートで妄想しました。
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