交通事故でカラダを失い、魂だけになりました!! 作:日々の妄想日記
皆さんごきげんよう~~♪
オレはこの物語の主人公であるサクヤ。
今年で高校を卒業し、新卒でとある企業に入る予定の学生だ。
事件は、ある日の学校帰り、突然起きてしまった。
・・・・・・、ドッカ~~ン!!"
オレが交差点を曲がって右折しようとした時だ。
大きなトラックが信号を無視ししてオレのいる場所に曲がって突っ込んできたのである。
柱の側にいたオレは当然なら即死である(まだこの時点では)。
まんまと2トン車と柱の間に挟まれ、病院についた時には既に、オレは死んでいる状態だった。
今の職場に入社も決まってて、卒業も間近に控えた2月の寒い時期の時である。
(ココは・・・・・・、どこだ?)
安置所に着いた頃、オレは魂だけの存在となって天国でもなく、地獄でも無い場所を彷徨っていた。
何も空間がどこまでも続いていく。
そしてオレは、ひたすらその天国でも地獄でもない場所を歩き続けているのだ。
こうしている中、オレ本体のカラダは実家に引き取られた。
母さんと父さんが悲しそうにオレの亡骸を抱きかかえているのがオレの視界には何故か確認できた。
「おや?こんな所に人間が来るとはな・・・・・・」
「誰だ・・・・・・。アンタは・・・・・・」
「オレか・・・・・・。オレは、そうだな、お前らの世界で言うならば、宇宙人と言った所か・・・・・・」
「まぁ、天国でも地獄でもない所を彷徨っているから、宇宙人に出くわしてもおかしくないか・・・・・・」
これから何が始まるのか、何故かオレの本心は理解できていた。
「オレの名前は"サイコー"・・・・・・、そう、お前の世界で言う寄生生命体だよ!!」
すると、どこの星の人かは分からないけど、その宇宙人の人影からにゅるにゅると顔を持つ生物がオレの目の前に現れた。
「お前のその欲望、オレは気に入ったぞ!!」
「えっ?」
確かサイコーと言ったか?
宇宙人なら人の心など読み解くのは昼飯前か。
「あの銀河にいた野蛮な銀河警察共によって、後一歩の所でオレはあの星を完全に支配出来たモノを、最後の最後に無残な形となってあの世に送られてしまったが・・・・・・。まさか、ココで地球からやってきたヤツに出会えるとはな・・・・・・。光栄に思うがいい!!オレと契約を結べばお前は助かるのだ!!」
「話は何となく見えてるんだが・・・・・・、とりあえずココをどこか教えてくれ!!」
「そうだな・・・・・・。残念だが場所としての確かな名前はない。だが、悪の人間に殺されたり、反逆行為を繰り返し最終的に死刑されたモノや、お前のように交通事故でカラダがバラバラにされたモノがココにやってくる・・・・・・。だが、どいつもお前のように、そこまでの欲望を抱えたモノは居なかった。
地球人も、異星人もな・・・・・・」
「でも何でアンタは死んでる気配がしないんだ?死んでたら普通、その横の人みたいに"天使の輪"とかあったりするモノじゃ・・・・・・」
「言っただろう・・・・・・。オレは"寄生生命体"だと」
「まさか?」
「察知したようだな・・・・・・。オレは死んでから魂だけにされる寸前とっさにこの肉体を持つ男に憑依したのだ。だが、異星人のカラダの為か、力を上手く発揮出来ん」
そりゃあ、ココはあの世だし天国でも地獄でもない場所と言ってちゃ~何だけど、アンタの思い通りにはならんわな!!
「そこでだ!!このままではオレの復讐が果たせなくなってしまう。どうだ?オレと契約を交わさないか?」
「契約だって?」
その寄生生命体はオレに契約を言い渡した。
オレを"意識を持った魂"だけの状態にしてオレの住んでいた地球へ帰る変わりに、そのチカラで地球を征服しろと言うのだ。
「無事に地球全人類を征服できた暁にはオレが過去に支配した星一つ分を分け与えようぞ!!」
彼は最後にそう言ってオレを魂のまま、本当に地球へ送り返してくれた。
まぁ、星一つはどうでも良かったんだけどな・・・・・・。
オレが送り返された先は実家・・・・・・。
その実家には黒幕が家中に張り巡らされ、玄関先では父と母が葬儀の受付をしていた。
当然ながら、魂だけの状態となったオレの姿は、母さんたちには見えていないようだ。
「母さん・・・・・・。心配かけてごめんね・・・・・・!!」
オレは、悲しそうにお悔やみを受け取る母さんを後ろから抱きしめた。
その瞬間!!
「うわっ・・・・・・。この情報量は!!」
母さんを後ろから抱きしめた時、その全てがオレの元へと流れ込んできた。
あまりにも情報量が多いので、どんな情報をゲットしたかは割愛させてもらうけど、父さんにも同じような事をしたら、母さんと同じく、物凄い量がオレの頭脳にインプットされた。
「凄いだろう?オレのチカラはよ・・・‥」
「なっ・・・・・・、アンタどこから?」
「あの世さ・・・・・・。あの世からテレパシーでお前に伝えてるのだ。さぁ、今こそヤツらに復讐の時だ。オレの願望を果たすためにも、まずはお前の母親にでも憑依してもらおう!!」
まさか、あの世から監視できるとは・・・・・・。
オレはあのサイコーがあの世で指を鳴らした瞬間、オレの意思とは関係なく、オレの魂は母さんのカラダへと吸い込まれていった。
葬式の受付が終わり、休憩中。
「てめぇ・・・・・・。いきなり何してくれてんだ!!オレはまだこの力を世界征服の為に使うって、決めてないんだぞ・・・・・・!?って、えっ・・・・・・。声が違っ・・・・・・!!」
「当然だな・・・・・・。今お前は、お前自身の母親に憑依した。つまり、その母親の持つ仕草や感情、過去の記憶は全てお前のモノだ!!」
「おめぇ・・・・・・。一体何も目的でこんな事を・・・・・・」
「もうこうなったらこの指名からは逃れる事は出来ん!!お前は欲望のなすがまま、地球全人類を乗っ取り我が、サイコー一族の為、栄誉ある雄姿にならなければならんのだ。」
「・・・・・・。まさか、本当の悪の親玉に出くわしてたとは、オレ、何てとんちなヤツだろうか。だが、あのままじゃ本当にオレの魂は成仏出来ないみたいだったら、この世に送り返してくれたたけでも感謝せねばならんな!!」
ヤツの情報によると、地球より遥か彼方の辺境の惑星で、ある民族を救うために戦っている5人の女性のヒロイン達がいるという。
元々その民族はヤツが支配していて、ヤツが国姫を乗っ取ろうとしたとき、リーダー格となる子がビーム銃で激破、洗脳されていた人々をその日の神殿にある"精霊な水"で解除したんだとか。
もしオレがこのチカラで地球を支配していけば、その異変に気付き、銀河警察が必ず察知し対峙しに来るという。その銀河警察のヒロイン共はこの地球から選ばれた5人の若者のようで、戦闘の無い時は実は、地球で休日を過ごす事もあるらしい。
こんな組織があったの、オレ知らんかったぞ?
ってか、いつの間に地球の警察は銀河の警察を手を組んでるんだ?
まぁ、そんな話は置いといて、今オレのすべき事は、サイコーが出来なかった事を果たすため、この地球を征服することである。
その為にこの憑依の能力は絶対出来だ。
また、サイコーはオレにこうも言っていた。憑依した際にオレはその脳内に卵を産み落とす事が出来、その卵がかえると自由にオレの意思で操れるようになるのだという・・・・・・。
まるで、そのサイコーの能力はド〇ゴ〇ボー〇のベ〇ーの能力のようだ。
とりあえず、いろいろあって今日は疲れたから、とりあえず、寝るか。
慣れない体で葬式を体験したから疲労が半端ない。