刀使調教 作:羽衣
*一
体に温水が当たる感触を感じて薫はゆっくりと目を開ける。
気がつくと薫はバスルームにおり、そこで体にシャワーを当てられ、柔らかなスポンジで体を洗われている最中であった。
薫の体を洗うのは調教師であり、彼は丹念に優しく薫の体を綺麗にしていく。
薫は心地よい感触とともに、体についた愛液の跡や濃厚な性行の匂いが洗い流され、尻、股座、胸など、普通人に触らせない場所も洗われていく。
男に体を洗われるなんて、普通の彼女なら気が付いた瞬間に飛び起きて抵抗するだろう。
だが今の薫にとってはもうどうでもよかった。
裸を見られようが、ここで犯されようが、もう心が折れた彼女にとって恥ずかしさや苦しみ、悲しみは何も感じなかった。
だからこのまま、彼に昨日受けたような調教を受けることになるだろうなと、薫は他人事のように彼女は思考するが、それでも虚な目でされるがままに受け入れる。
思い浮かべるのは先ほど見たエレンとねねの顛末。
自分もああなってしまうのかという、考えが浮かぶが、怒りも悲しみも恐怖も何もない。
ただ頭に浮かぶのはあるのは、二人の獣の交尾のようなセックスの光景。
エレンが顔を惚けさせ、巨根を受け入れながら、現状を報告してきた時のことが忘れられない。
自らの罪を突きつけられ、変わり果てた二人の情事は、薫の心に深くトラウマとして刻まれていた。
自分もこのまま調教をされ続ければ、ああなってしまうのは理解できている。
それでもなお、心が折れた彼女はまるで人形のように体の支配権を調教師に明け渡していた。
やはり、もう薫にとっては全てがどうでもよかった。
もう相棒たちがああなってしまったら、昔には戻ることができないのだ。
たとえここから脱出したとしても、自らの行いのせいで昔の日常には戻れない。
薫はそう思い込み、全てを放棄していた。
このまま、彼女の体を蹂躙し、犯しつくすことは容易だろう。
今の全てを諦めた薫はそれを受け入れることだろう。
だが、調教師はそのような事は何もしなかった。
代わりに甲斐甲斐しくスポンジを使い体の汚れを落とし、落ち着く香りのシャンプーを使って薫の頭髪をマッサージするように泡立て洗っていく。
清涼感のあるシャンプーの匂い、頭髪を洗われる心地よさ、邪な感情が一切感じない動きで洗われる体、そしてシャワーが温かい温水を出し、薫の体についた泡や汚れを落としていく。
それらの行動は幼い頃、親と共に風呂に入り体を洗ってもらった時のような安心感があり、疲れ切っている薫の心に染み渡っていく。
その安心感に体を委ねた薫は、そのまま体を清潔にされていき、一通り洗い終えると、調教師は薫の小さな体を正面から抱きかかえ、そのまま湯船に浸かった。
ちょうど良い風呂の温度がゆっくりと薫の疲れを溶かしていく。
薫の体が小さいとはいえ、二人で入浴しても十分な広さを持つ浴槽であり、手狭な感じは一切しない。
だから、こんなにも正面から抱き合いながら風呂に入る必要はないのだが、いつの間にか薫は離れないように調教師の背中に手を回して抱きつき、離れることを拒否するかのように調教師の胸元に顔を埋めていた。
この行動は薫自身にもなぜやっているのか分かっていない。
今の彼女はなにも考えておらず、放心しており人形のような状態である。
だから自ら体を動かす意思はなかったはずだが、彼女は無意識に抱きついていた。
その理由は今までの積み重ねにある。
あんなに安心感を抱いていたのに、もう二度と感じることができないかもしれない友の暖かさへの悲しみや寂しさ。
先程、トラウマになるほどの光景が繰り広げられていた部屋から連れ出してくれた男の人肌の安心感。
疲れ果て汚れきった体を優しく洗ってくれた事への信頼感。
そして、寝ている間に再度投与されたノロ。
凄惨な肉体的精神的ダメージを受け、壊れ折れてしまった彼女の心は、投与されたノロの影響も合わさって調教師に信仰に近い感覚を抱いていた。
冷静ならば、普段の彼女ならば、これがおかしい事だと気がついたかもしれない。
だが今の彼女がそれに気がつくことはない。
そんな彼女を、調教師は赤子をあやすかのようにポンポンと背中を優しく叩いていく。
薫は叩かれるたびに、折れた心が癒されていく錯覚を覚えた。
ここはもう安心だ。この人なら大丈夫だ。
壊れた薫の心はゆっくりと確実に懐柔されていき、抱きつく力を強める。
水滴が落ちる音のみが風呂場に響き二人はただ無言で、ただただ抱きしめ合う。
数分の時が過ぎた時、調教師は薫に語りかけた。
「薫、君に告げないといけないことがあります」
彼の胸板に顔を埋めていた薫は、その虚ろな顔を上げ、調教師と視線を合わせる。
なにも映してないように見える彼女の瞳を見つめながら調教師は告げた。
「舞草が君の捜索を始めた。君の勝ちです」
その言葉を聞いた時、薫の体は一瞬震え瞳にかすかな光が灯る。
「ここまで動きが早いとは思いませんでした。まぁ、君のおかげでエレンさんと『飼い主』のマッチングを成功させることができましたが、時間が足りなさすぎて君を壊すことも堕とすことも無理そうでしてね」
そう調教師は言うと、抱きしめてきていた薫を優しく引き剥がし、対面に座らせる。
「おそらく、明日の夜にでもなればここは舞草に見つかり君は自由です。おめでとう。」
そう語り終え、調教師は笑った。
「あ…? え…?」
それに対し薫は言葉が理解できていないかのように疑問符を浮かべる。
突然すぎて薫には分からなかった。
助けが来る?勝利?
止まっていたはずの薫の脳内に様々な単語が浮かび消える。
だが、そんな状態にもかかわらず薫の口が動く。
一つ。一つだけ、薫は聞きたいことがあった。
もしかしたら、という思いを胸に彼女は言葉を紡ぐ。
「なら…元の生活に……戻れるのか? エレンやねねと元の生活に…?」
それは一縷の望みをかけた質問。
一つの希望を夢見た質問だった。
だが、結局は夢は夢である。
「それは無理ですよ」
調教師は無情にも告げた。
その答えを聞き、薫は絶望し瞳を澱ませる。
薫は分かっていた、分かっていたが信じたかったのだ。
薫の戻りかけた瞳の灯りが再び消え始め、また人形へと後戻りし始める。
そんな彼女を観察しながら調教師は言葉を続けた。
「だって、エレンさんと飼い主であるねねさんの関係は社会で認められるわけがありません」
「舞草がここを見つけた時、最初に見るのはエレンさんとねねさんの愛に満ちた性行為でしょう」
「ですが、それを知っているのは当事者である彼女たちと私と薫のみ、舞草の方々はエレンさんをねねさんが襲っていると思い、ねねさんを斬り殺すでしょうね」
調教師が予想を口からこぼした瞬間、ばしゃりと音を立てて薫はすがりつくように調教師の肩を掴んだ。
先ほどの虚ろだった姿が嘘のような素早い行動。
薫は目を見開き恐怖を顔に浮かべ調教師にすがりつく。
だが調教師は何事もないかのように言葉を続けていく。
「そうなってしまうと、エレンさんの目の前で斬り殺されることになりますね。」
「いやだ…」
「愛する『ご主人様』を殺されて果たして彼女の心は持つのでしょうか?」
「ダメだ…」
「ただでさえ、親友の選択で調教され犯され堕ちてしまった彼女の心はどうなるか、薫ならわかりますよね?」
「いやだぁ…」
薫は涙を流し
そんなことは嫌だと、助けてと、弱々しく調教師にすがりつく。
もう元のエレンやねねが戻ってくることはない。
だとしても、永遠に彼女らを失うことは薫には耐えられなかった。
だが、精魂尽き果てまともな精神状態ではない薫にはどうすることもできない。
できるのは、ただただ目の前の男に助けを求めることだけである。
薫は駄々をこねるように泣き声をあげ、その声が風呂場に響き渡る。
そんな弱り切った薫を調教師は優しく抱きしめた。
「あ…」
薫の口から声が漏れる。
再び感じた安心する体温。
力強い肉体。
それを感じ、薫の涙は止まる。
調教師は、薫を抱きしめながら頭を優しく撫で、耳元で甘言を口にしていく。
「ですが薫の協力で、それを防ぎ彼女たちを守ることができます」
「オレの…協力……?」
「そうあなたのです。あなたが私のペットになり、私に協力してくだされば二人は助かりますよ」
彼の甘言がゆっくりと薫の耳に入り脳を揺らす。
自らと親友を誘拐した元凶の言葉。
ペットになれという狂った提案
普通ならば信じるに値しない提案だが、今の薫には違っていた。
ノロをいれられ、先の戦いにおいてタギツヒメに盲信を植え付けられた冥加刀使のような状態となっている薫にとって、その言葉は信じるに値しない元凶の言葉ではなく、エレンに似た暖かさをくれる人の優しい提案。
誘拐され調教される前の彼女ならば、持ち前の強い信念でノロの影響を破ることができただろう。
現に打ち破った刀使は存在する。ならば歴戦の彼女ならやれていたはず。
だが、意識を失うほどイカされ続け体力を失い、友人を自らの手で壊してしまったと思い込んで精神を病み、信じていた仲間達が快楽に沈み悦楽に狂う姿を見て心を壊され、そして安心感を調教師に抱き縋ってしまった益子 薫には、それは無理な話であった。
たとえ調教師に対して思うこの気持ちが、ストックホルム症候群だとしても、今の益子 薫には、調教師が信用できる人間に見え、彼の提案が救いにしか見えない。
そして、自らの選択で友を壊してしまったと思い込まされている薫には、自分で何かを決めて行動するという行為を無意識に拒否しており、自らが導き出した答えよりも他者の、目の前にいる信頼できる人の言葉の方が信用できる答えであった。
「わかった……ペットになる」
薫は調教師に宣言する。
そう語る瞳は、先ほどまでの人形のような瞳ではない。
盲目的に目の前の男を信じる淀んだ瞳。
調教師は、その瞳を見て終わったことを確認し、最後の問いかけを薫に伝える。
「敵だった君がちゃんと協力してくれる確証が私にはまだない。だから、その証拠を私にみせてくれないかい?」
彼はそういうと、薫を抱きしめながら指で彼女の秘部の入り口を優しく撫で上げた。
「んぁ……❤」
薫の口から甘い声が漏れる。
それと同時に、突然彼女の子宮の奥が熱くなり始める。
それだけではない、まるで発情のスイッチを入れられたかのように、息が荒くなり、乳や子宮は疼き、肌が敏感になっていく。
明らかに普通ではない体の状態。
だが、薫にはそんなことどうでもよかった。
二人の親友を救うため、目の前の信じれる人に、協力の証拠を見せなければという、とめどなく湧いて出る盲信の感情に薫は支配されていた。
今からどうすればいいのかは、もう学んでいる。
どのように奉仕すればいいのかも、すでに覚えている。
ペットと飼い主との正しい関係は、エレンとねねを見て知っている
薫は男の唇にキスをした。
啄ばむような初々しいキス。
だがそんな初々しさとは逆に彼女の目は、彼女が忌避した堕ちたエレンと同じ瞳をしていた。
やっと堕ちてくれた刀使に調教師は言う。
「どうすればいいか、すでに知っているだろ?薫?」
敬語を無くした馴れ馴れしい言葉。
そして、まるで飼い犬を撫でるかのように薫の髪を優しく解いて行く手の動き。
その全てが、薫の心を底なし沼のような忠誠心の渦へと沈ませていく。
そして『飼い主』の言葉に『ペット』は答え、もう一度『飼い主』に口づけをし始める。
「ああ………」
ここに、1匹の従順なペットが誕生した。
*二
「ふぁ…ぁむ❤ んむぅ…んちゅ、んむ❤」
ぴちゃりぴちゃりという水音が風呂場に響く。
薫と『飼い主』は、湯船に浸かりながら薫の小ぶりな胸が潰れて形を変えるほど抱きつきあい、情熱的に舌を絡め唾液を交換し合い、それでも物足りないかのように切なげに唇を重ねる。
映像で得た知識しかない薫の動きはまだ拙いものであったが、『飼い主』が舌を出すとすぐに自らの舌を絡め、『飼い主』の唾液をこぼさないように唇を重なる動きは、『飼い主』への献身の心は、『飼い主』の征服欲を満たすには十分であった。
「ん……あっ…❤」
薫は下腹部に湯船よりも熱い温度を纏った肉棒が触れたのを感じ甘い声が漏れる。
視線を下に向けると、男のグロテスクな肉棒が限界まで勃起し、目の前のメスを犯したいと主張していた。
求められたのならば答えなければならない。
薫はそう考え、キスを名残惜しそうに止め、上目遣いで『飼い主』を伺う。
「あ…えっと…それに奉仕したいので風呂から上がってくれないか…?」
普段の無口で面倒くさがり、気だるげな彼女とはまったく違う、おどおどとした子犬のような態度。
そんな変わってしまった彼女に『飼い主』は満足しながら、風呂のヘリに足を広げ腰掛けた。
『飼い主』の股の間で彼を見上げる薫の目の前には直立したペニスがあった。
風呂に入っていたため、性行特有の匂いや男の匂いはまったくしない。
だが、その熱と大きさが薫の性欲を掻き立てる。
「で、どう奉仕してくれるのかい?」
『飼い主』の言葉に促され、薫は口を開きペニスに近づく。
こうなった時、刀使は『ご主人様』にどうすべきなのかを動画の可奈美が教えてくれていた。
あのビデオのことを思い出しながら、薫の口が、『飼い主』のペニスを咥えこむ。
「はぁ…むぅ…❤」
ぬるぬると生き物のように蠢く薫の舌が肉棒に絡みつき、ペニスを咥えたまま頭を前後させていく。
「じゅるっ……んふっ❤……ふっ、んっ」
奉仕するたびに、先ほどまで匂いがしなかったペニスから我慢汁が漏れ、精液の匂いが溢れ始める。
薫の口に広がる、経験のない匂いと味。
鼻から頭まで一気に突き抜ける匂い。美味しくもないがまるでマーキングされたかのように広がる『飼い主』の味。
このままじゃ嗅覚も脳みそも痺れそうなそれらに、薫は少しずつ慣れていき、さらにはクセになって行く。
まるでタバコとかお酒などの一度ハマるとなかなかやめることができないもののような、このまま引き返せなくなるような味や匂い。
だが、薫にはもう引き返せる昔などなかった。
「ふぁ…あむぅ…ん、ちゅ、ぷぁ❤」
薫は匂いと味に慣れてくると、ペニスの様々な場所を舐め時には甘噛みし、時折上目遣いで『飼い主』の顔を確認して『飼い主』が気持ちいいと感じてる場所を健気に探していく。
そんな愛らしいペットを『飼い主』が優しく頭を撫でる。
その感触に薫は気持ちよさそうにしながら、さらに奉仕を進めて行く。
味や匂いで興奮し、気持ちいい場所を探すのが楽しくなってきたのか、薫は頬を赤らめ、楽しそうに男根を舐める。
そうやって舐めて行くうちに、ドクンと男根が波打った。
薫はこの状態を動画で見て覚えていた。
そして可奈美が言っていた言葉を思い出す。
『これであなたも❤ ご主人様を喜ばすことができるよ❤❤』
ああ、これで喜ばせることができるのか。
薫はあの時は忌避していた可奈美の言葉を信じ、咥えていたペニスを喉の奥まで突き入れた。
男根の根元から濃厚なオスの匂いが香り、喉は嘔吐反射を繰り返す。
すぐにでも吐き出しそうになるが、薫は必死に咥え舌を使い口腔内でペニスを舐め回す。
咽頭での奉仕と気持ちが良い場所を重点的に攻める舌の動き。
それに男の射精感を一気に極限まで導かれ、男は一気に精を放つ。
びゅぶっ びゅるるぅうううっ…!!
口の中で爆ぜる精液を、薫は嫌がる事無く受け入れた。
「ん、ん、ちゅ…❤ んん❤」
それだけではなく、精液が出し切るまで彼女は男根をしゃぶり続け、残った精液を最後まで搾り取る様に、口を窄めて吸い付く。
ペニスに優しくキスをして口を広げ、ペニスに残った精液を舐めかしく舌を動かし、舌ですくい飲み込んだ。
そして見せつけるように喉を動かす。
その動きはビデオで見た可奈美の動きと全く同じである。
射精が終わっても、薫はペロペロとお掃除フェラをやめず、美味しそうに男根に奉仕を続けていった。
そんな彼女の口からは、口の中で混ざり合った唾液と精液がどんどん垂れていき、彼女の口の周りと『飼い主』の下半身をドロドロに汚している。
粘液に濡れながらも蠱惑な表情で娼婦のように奉仕を進めて行く薫の姿は、ねねとの性行為に夢中になっていた相棒と同じ表情であった。
そんな変わり果てた薫の姿に、今まで幾度も刀使を堕としてきた調教師も思わず呻き、つい両手で薫の頭を掴み、彼女の動きを止めてしまう。
「……ろうひた?」
薫は男根を舐めながら、不思議そうに『飼い主』を見る。
何も疑問に抱いていないような表情と澱んだ瞳。
小柄な体格の彼女が自分に絶対的な信頼を寄せ、健気に奉仕をしている。
いつものお客様の為の刀使ではなく、自分の為の刀使がここに存在している。
それを認識した調教師はもう我慢する事ができず、調教師としての矜持を脱ぎ『飼い主』として可愛いペットに向き合い始めた。
『飼い主』はぬるりと、男根を薫の口から引き抜き、彼女に視線を合わせながら告げる。
「……薫、今から少し激しく行くぞ」
息が荒くなった『飼い主』の声が薫の耳に入る。
明らかに興奮し今すぐにでも襲い掛かってきそうな『飼い主』の表情。
『飼い主』が自分の行為で、興奮し性欲を抑えられなくなったことを認識した薫の胸中に達成感が浮かび上がる。
今度は失敗しなかった。今度はうまくいった。
これならオレでもうまくやれる。
ボロボロに壊され、ノロで無理やり修復された彼女の心に、その達成感は心地よく、麻薬のように広がる。
ゆえに、『飼い主』への返答の内容はすでに決まっていた。
「わかった…お前が満足してくれるなら」
「…オレもうれしい」
薫は優しく笑う。
その表情は『飼い主』が初めて見た年相応な笑み。
本当ならば彼女が信用し信頼した人にしか向けない笑みで、彼女は今『飼い主』に向けて微笑んだ。
それを見た『飼い主』はたまらず立ち上がり薫を抱え上げ、彼女の膣に男根を突き入れた。
限界まで勃起したペニスが、まだ誰も入れたことのない薫の蜜壺に突き刺さる。
今までの調教でほぐされているとはいえ、まだ完全に柔らかくなれていない膣壁をゴリゴリとえぐり一気に奥までペニスのカリ首が入り込んだ。
「アッ…ガッ……」
突然の蜜壺からの快楽と刺激に、薫の脳は受けきることができず頭が真っ白になると同時に、目を見開き口は酸素を求めてパクパクと動く。
だが脳と違い体は反応しており、やっと来てくれた『飼い主』の剛直を迎え入れるように膣壁が収縮し、すぐにでも形を覚えようと膣肉がキュン、キュンと反応する。
そんなペットに応えるために『飼い主』は、肉棒を捻じ込み、猛々しい肉棒で膣孔を広げ思い切り腰を前後させた。
ずぶっ、ずぶっ、ずぶっ と音を立ててペニスが打ち込まれて行く。
「ンッ…アッ❤ アッ❤ アァッ❤❤」
腰が打ち付けられるたびに薫の口から喘ぎ声が漏れる。
挿入音がリズミカルに響いていき、蜜壺から愛液が溢れ出て辺りに散らばる。
駅弁ファックともいうべき格好で、子宮につながる陰口でペニスを貪っていき、ずぶずぶと見え隠れする『飼い主』のペニスを薫は、惚けた顔で見つめることしかできない。
強すぎる快楽は薫の脳を常にショートさせ続けていた。
「ほら、薫。こっちを向いて」
それに気がついた『飼い主』は薫に声をかけ、彼女の蜜壺を堪能しながら体を動かし、薫の顔をある方向へと向けさせる。
従順にその行動に従った薫はその方向を見た。
そこには、裸の二人の人物がいた。
ガタイのいい男と小柄な少女。
小学生と見間違うほど小柄なその少女は、快楽でとろんと目尻を下げ、頬は上気している。また、汗に濡れた長髪は顔に張り付き、熱く息を吐く口の端からは唾液の線が溢れ顎を伝っている。
そして、その秘部は男の太いペニスを受け入れ、前後する肉棒に擦りつけるように身体を揺らし肉欲に溺れているのが一目でわかった。
(まるで…あの時のエレンみたいだ)
薫は思考が定まらぬ脳でどこか他人ごとのようその光景を見る。
すると、目の前の男が男根を突き刺している少女に顔を近づけて囁いた。
「これがペットになったお前だよ」
「ぇ…?」
耳元で聞こえた『飼い主』の声に、薫は目を瞬くと目の前の少女もまた同じ行動をした。
そして、再び腰のピストンが始まり、目の前の少女が喘ぎ、自分も喘ぐ。
そう、薫が見ているのは風呂場に備え付けられた大きな鏡。
目の前でエレンのようだと思った少女は自分自身であった。
目の前の少女の胸が、突然男に揉みしだかれ乳首を指で弾かれる。
普通なら痛みが走るであろうその行動は、器具によって調教された乳首には快楽にしかならず、身体を揺らして部屋に木霊する嬌声を上げた。
その行動に気をよくしたのか、男は少女の小ぶりな胸にしゃぶりつき、乳首を甘噛みし痕を残して行く。
少女は、口からよだれを垂らしながらその行為に抵抗しようともせず、むしろ胸を突き出しもっとやってと笑い体を揺する。
そんな彼女に応えるように、男根がまだ小さい彼女の秘部に突き入れられて行く。
男に求められるがまま、従順なペットのようにその従い求め奉仕する少女。
それが自分なのだと薫が気がついた時…
「はぁ❤ あぁ❤ あ、あ、あ、ぅぅぅぅぅ❤❤❤❤❤!!」
ショートしていた脳が戻り、認識していなかった快楽を認識し、一気に絶頂した。
ビュルッ!ビュルルルッッ!!!
薫の蜜壺に精液が注ぎ込まれて行く。
彼女の小さな子宮に入りきれないのか、どぽどぽと溢れ薫の足を精液が伝って行く。
だが、絶頂し射精したとしても男の腰の動きは止まらなかった。
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!
「んぁっ❤! ああんっ! はぁっ… イィッ! これっ❤ きもちいぃ❤❤❤」
ぬちゃぬちゃと溢れた愛液が肉棒と肉襞を濡らす。
薫は先程と違い、笑顔で快楽に惚けながら性行を続けて行く。
「あっ!❤ イっ、あぐっ、んぅ、あぁぁぁっ!❤」
薫は嗤いその快楽を受け入れ、貪欲に求め始める。
「はぁああ❤ あっ❤ あぁあっ❤ すご、い…すごいぃ またイクッ❤❤…イッて❤❤ バカみたいに 幸せになる❤❤」
頭を振り乱し、薫が叫び背中を反らす。
絶頂し続け、おマンコから溢れ出る悦楽に、薫は悦び嬌声を上げる。
『飼い主』はそんな薫を抱き寄せ、鼻先が触れ合うほど顔を近づけた。
「バカになってもいい、ずっと私が幸せにしてあげるよ」
「あっ❤ あぁあっ❤ ほんとっ? いなくならない? オレをおいていかないっ?」
薫は快楽に惚け、涙を流しながら男にすがる。
「ああ本当だ。君がペットである限り、私に従う限り」
「ならずっとペットがいい! なんでも従う! だから一人にしないでくれ!」
自分のせいでもう戻らぬ昔のエレンとねねを思い浮かべ薫は泣き叫ぶ。
そんな薫を調教師は抱きしめ囁いた。
「わかったよ薫。ずっと君を離さない」
求めていた言葉をささやかれ、薫はやったやったと繰り返しつぶやきながら、自分からもお尻を叩きつけるように腰を振りはじめた。
はっきりとした意思で、目の前の男が『飼い主』と認め心まで征服されきった薫は、男を喜ばせるためにうねり蕩けきった蜜壺を動かし、いきり起つ肉棒を膣壁でねっとりと絡め『飼い主』を喜ばせるために蠢く。
「っ、あ゛っ❤ ひぃっ❤ すごッ❤ だめに、なっちゃう❤❤ はぅ、んぁっ❤」
もう、薫の心も体も、完全に『飼い主』の虜であった。
『飼い主』に盲信し、『飼い主』が喜ぶよう膣壁を動かし、『飼い主』が興奮するように嬌声を上げる。
その望みは『飼い主』を喜ばせるため。
身体と心の望みが一致したことによって、持っている全てを使う薫のその行動に二度射精した『飼い主』も限界に近づいてくる。
蜜壺に入った男根が再び熱と硬さを取り戻し、『飼い主』の絶頂が近づいてきたことに感づいた薫は『飼い主』にねだり始めた。
「一緒…っ❤ 一緒がいい❤❤ お前と一緒がいい❤❤❤ 一緒に、イこ……ッ❤」
幼子のような甘える口調で、熟練の娼婦と見間違えるような妖艶な笑みを浮かべ、極上の名器でペニスに奉仕をして『飼い主』に甘えるペット
いつも面倒くさがりな顔を快楽でどろどろに溶かし、いつも気だるげな瞳を快楽に澱ませながら『飼い主』の肉欲を煽るその行動は、なんとか耐えていた男の射精感を壊すには十分であった。
「出すぞっ!!」
「あぁ、あぁあぁあ❤ あぁああああイクぅううううう―――ッ!❤」
ドプンっ❤ ドププ❤
絶頂と射精は同時だった。
膣壁が蠢き、大量に射精された精液を美味しそうに飲み込んで行く。
再度の吐精がたっぷりと時間を使い、薫の子宮を満たしていった。
「ふぁ…あぁ…ん、んん❤」
膣内に精液が満ちていく幸福感にうっとりしながら、薫は情感たっぷりに息を吐き出す。
「はぁ……❤」
その姿は幸福に満ちており、数時間前までの心が折れてボロボロになって居た薫の姿はなかった。
「満足したかい?薫」
聞こえる『飼い主』の声。
薫は表情を惚けさせながらこくりと頷く。
そんな可愛らしいペットの様子に『飼い主』は微笑む。
「これで君が協力してくれる確証を得れたよ薫。一緒にエレンさんやねねさんを助けれるな」
調教師はそう言い、指で彼女の髪をとかしていった。
その言葉を聞いた薫は、今度もまた選択を間違えることがなかったと安心し、ほめてほめてと言うように、男の手のひらに頭を擦りつけ甘えて行く。
可愛らしい子犬のような、幼子のような彼女の様子にドクンと、男のペニスが波打つ。
膣に入れているペニスが動いたことに気がついた薫は、笑顔を浮かべ『飼い主』に聞く。
「なぁ…オレはどうしたらいい?なんでも命令してくれ。なんでも従うから……❤」
期待に目を輝かせながら蜜壺を動かし、ペニスに奉仕し始めたそんな従順なペットに『飼い主』は命令を告げた。
求めていた命令を得たペットは、『飼い主』にすがりつく。
ペットになれた刀使の嬌声は朝日が登るまで途切れることはなかった。
*三
ピロリンッピロリンッ
携帯から簡素なメールの着信音が鳴る。
長舟女学園の学長である真庭 紗南は、忙しそうに書類を書きながら、届いたメールを確認した。
それは、ある組織の調査のために遠征に出した信頼できる部下達からであった。
書いてある内容をさっと読み、 紗南はクスリと笑う。
書いてあった内容は、どうも二人して携帯を川に落として水没させてしまい、修理に時間がかかって連絡が取れなくなっていた過程が面白おかしく書かれてあった。
確かに調査に出してから二人とは一度も連絡が取れて居なかったが、三日連絡取れない程度で心配するほど過保護でもない。
さすがに5日6日連絡が取れなかったら、怪しんで居たかもしれないが、調査に出している二人のうちの一人の面倒くさがり屋のことを考えると三日連絡が取れないなど不思議でもない。
だが二人して携帯を川に落とすとは、二人とも疲れているのかもしれん。
タギツヒメの一件が終わってからすぐに、このあるかもわからない組織の調査だ。
二人にも疲労が溜まっているのだろう。
「帰ってきたら、休暇を与えてやろうか」
紗南はそう独り言を呟き、面倒な書類を手に取り仕事を再開したのであった。
真庭 紗南は気がつかない。
すでに、メールを送ってきた二人は変わってしまったのだと言うことを。
ひとまず益子 薫編終わり
やる気が湧いたら蛇足書きます