刀使調教 作:羽衣
この部屋は、各地域の学院にあり一部の人間しか知らない部屋。
美しくうら若き刀使を人知れず調教し、『飼い主』の元に引き渡すための部屋である。
若き彼女達が未熟な精神で恋をしてその若き花を散らす前に、一定の地位についている人間、「飼い主」とマッチングさせるため、刀使を「飼い主」にふさわしいメスに調教するため、今日も一人。若き刀使が長舟女学院に隠されたそんな部屋に運ばれる。
*一
照明が点いておらず唯一の明かりは、電源はついているもののまだ何も写していないテレビのディスプレイのみ。
そんな真っ暗といってもいい暗闇に包まれた部屋で、小学生のような小柄な体格の少女が手を後ろに縛られ、足も拘束され、テレビの正面に椅子に座らされていた。
彼女の服装は下着のみであり、慎ましい胸に合うようなブラジャーと秘部を隠すパンツだけが彼女の体を隠す最後の砦であった。
「ん……っ……!ぁ、く……っ」
「ふぅ……んっ、はぁ……んっ……」
何かを堪えるような熱のこもった少女の吐息が部屋に響く。
その少女、『益子 薫』は傍に立つ男に下着の上から胸をいじられていた。
ブラジャーの上から撫でるような胸への愛撫。
小学生に間違えられそうな体格であり貧乳である彼女に揉みしだくような大きな胸はない。
だが、ブラジャーの上から撫でその下にある乳首に刺激を与え、全体をマッサージするかのような愛撫の動きは薫にもどかしい刺激を与えていた。
「お…まえ……オレに…なにを…んっ…した…っ?」
薫は息を荒げながら背後から調教を続ける調教師を睨む。
こんな見も知らぬ男から、胸を触られて興奮するほど自分は痴女ではない事を、薫は自覚している。本来なら嫌悪感しかないはずである。
だが、オナニーの時に自ら胸に触る時以上の快楽が、そして幸福感が心に湧き上がってくるのだ。
心と感覚がちぐはぐな状態に薫は顔を歪める
調教師はそんな強がる薫の様子に満足しながら答えた。
「さっき君に注射したノロだよ。感覚を増大させるのと素直にさせる効能がある」
「嘘つけ…それだけじゃないだろ…これ…んっ…」
「いいや、それだけだよ。」
「……んッ! ンンッ❤」
調教師がつまむようにブラジャーの先端を触る。
すると薫その美しい背中をピンと反らして体を跳ねらせた。
薫は身を震わせて、肌を火照らせ、はぁはぁと荒く呼吸をする。
そんな薫のパンツはジワリとシミを作っている。
明らかに薫は絶頂していた。
だがそれを認めたくないのか薫はふるふると首を震わせる。
そんな薫を横目に調教師は淡々とブラジャーのホックを外し取り外す。
ブラジャーの下からは、可愛らしく慎ましい小ぶりな胸が、ぷるんと小さく震えながら現れる。
「んなぁ…!! お前!何外して…フゥっ! クっ……!」
乳首が外気に触れたことにより、ブラジャーを外されたことに薫が気がつき、咎めようするが、それよりも早く、調教師の指によって乳首が押しつぶされた。
「……ンッ!!」
薫の体が跳ねる。
それと同時に、調教師の指は完全に勃起してしまった薫の乳首をクリクリとこね回し、キュッと引っ張り上げる。
「ンっ……ッ……ンっ……んッ……❤」
苦しげだが、甘さを無理やり押さえ込んだ結果漏れ出すような声が薫の口から漏れていく。
薬を体内に注射されてしまった薫の体は感覚に敏感になり、胸への愛撫を最大限に甘受させ、性感帯として十全に機能していた。
薫は今まで、エレンのような大きな胸が男に喜ばれ、性行為の際に弄られるものであると思っていた。
だが今、薫の胸を、乳首を丁寧に愛撫する調教師は楽しそうであり、弄られている薫もまた快楽を感じ興奮している。
自分の小さな胸が男を楽しませている。
その現実と、愛撫の悦楽が
甘い痺れを背筋を這わせ、胸から強烈な快楽が走り、股下が少しずつ濡れて行く。
すぐにでも、喘ぎ声をあげたい、すぐにでも満足するまでオナニーしたい。
そんな気持ちが湧き上がるが、薫は耐える。
これは注射された薬のせいなのだと、言い訳し。
この気持ち良さは生理現象だと、理由をつけ。
内から湧き上がる幸福感を勘違いだと、思い込む。
最初拘束時にあった余裕そうな、面倒臭そうな表情はここにはない。
汗ばみ肌を上気させ、発情した匂いを発しながらも、快楽に食いしばる薫の表情がここにはある。
なんとか耐える薫だが、ここで終わるわけがなかった。
「ひぅ…っ❤」
調教師の舌先が薫の乳首を舐めあげた。
薫は可愛らしい声をあげ、体を震わせる。
乳首に来た新たな刺激。しかし新しい快楽はここだけではない
ジュプっ
「んぁ!! ンンっ!」
薫の体が跳ねる。
突如パンツの中に入って来た調教師の指が、薫の蜜壺に侵入して来たのだ。
グチュっ、グチュっ。
かき鳴らされる酷く粘っこい水音。
「やっ…バカ…!! やめっ……んッ! ンンッ❤」
乳首と秘部に突如発生した脳をスパークさせるような快楽。
薫は、腰を引き、自らの手で蜜壺に入った調教師の指を引き抜こうと、体を動かそうとする。
だが、体は椅子に拘束され、腕は背中で縛られているため、その行動は無駄に終わる。
そんな無駄な行動をしているうちに、乳首はしゃぶられ、おマンコの中を指が縦横無尽に動き回る。
膣壁を撫でられ、ヒダの一つ一つに優しく刺激を与えるように指を動かす。
グチュッグチュッグチュッ
淫靡な水音がかき鳴らされる。
必要以上に大きく掻き立てられるそれは、薫の聴覚から入り、今まで誰にも触らせなかった秘部を弄られ愛撫されている現実を薫に知らしめた。
ガクガクと薫の腰が動き、胸は突き出される。
今まで普通のオナニーしかしてこなかった薫にとってその刺激は未知のものであり、耐えきれるものではない。
「あ゛っ、あ゛ぁあっ!! や、めぇれぇ!! さわ、るなぁぁあ❤❤❤」
快楽で舌が回らない薫の悲鳴が響く。
だが終わらない。
指は薫のマンコの中、膣壁をほぐし、こねり、開拓する。
乳首は吸われ、舐められ、キス跡がつけられる。
薬によって敏感になり、胸への愛撫で発情した薫の体は容赦無く脳内に快楽で真っ白に変えて行く。
びちゃびちゃと、マンコから噴水のように溢れ出る愛液は、薫のパンツが意味をなさないほど濡らし、椅子に大きな水たまりを作っていく。
「あ゛っ!! ん゛っ!! あぁ!! ひあっ! んひぁあ…! ああぁ! ンッア!!」
「ん゛っ!! ぉお゛っ!! あ゛っ、ぁあ゛っ❤ あ゛あ゛ッッ❤❤」
獣のような喘ぎ声が薫の口から次々に放たれる。
水音と薫の嬌声が部屋に響き渡り続ける。
薫の脳内はすでに真っ白で何も考えられず、喘ぎ声を出すのみ。
だが、永遠に続くかと思われた愛撫はすぐに終わりを迎えた。
「ぉお゛っ❤」
薫の体が今まで以上に跳ねた
それは蜜壺のある部位を指がほぐした時だった。
体を貫くよう刺激が薫の脳に電流のように走ったのだ
それは調教師が薫のGスポットを見つけた証拠。
薫の弱点が見つかったということ。
薫は、荒い息を吐き、ヨダレを垂らしながら、調教師に目を向ける。
そこには強気な視線は一切なく、そこを触らないでくれという懇願の視線が向けられていた。
調教師はそれを確認すると、薫を落ち着かせるように笑い
思いっきりGスポットに指をめり込ませた。
「あ゛っ❤ い、っぐぅぅぅううっーー~~っ❤❤❤❤❤❤❤❤」
プシャァァァ!!
薫は絶頂し秘部から愛液が噴水のように吹き出した。
ドパドパと秘部から愛液が流れ落ち、調教師の腕と椅子を濡らして行く。
すでに椅子からは愛液は流れ落ち、床を濡らしていた。
濃厚な雌の匂いが部屋に充満し、薫はびくびくと体を痙攣させ、絶頂の余韻に浸る。
薫の人生の中でここまでの絶頂は初めてのことだった。
喘ぎ声が止まらず、普段触らないような場所をさわれれ、意識が真っ白になるような甘い刺激なんて16歳の薫は経験したことがなかった。
虚ろな意識の中、薫はそれを認識し、甘い吐息が無意識に口から漏れる。
その表情は、虚ろだがどこか満足げな表情であり、漏れる吐息はどこか妖艶な色気を感じさせる。
「気持ちよかったかい?君が望めば続きをしてあげるよ?」
調教師はそんな薫に優しく語りかけた。
薫は絶頂からまだ意識が完全に帰ってきていない惚けた表情で、調教師を見つめる。
この未知の快楽をくれた人。
そして今優しく語りかけてくれる人。
胸に不思議な感情が湧き、薫は彼に視線を向け、口を開き….
「…….じゆうになったら…ぶったぎってやる…」
そんな憎まれ口を吐いた。
薫は分かっていた。
彼らの組織に鎌府女学院が売ったのは『ノロを使った催眠効果のある薬』
そしてノロを入れられ、操られた刀使たちを薫は直に見たことがある。
だから、この感情が偽物であると確信していた。
それに加えて、どんなに快楽に脳を焼かれようと、甘い刺激に体を支配されようと、今捕まっているエレンやねね。自分の帰りをまつ仲間たちのことを思えば、いかに痴態を見せようとも最後の一線は絶対に耐える自信があった。
そんな決して折れない強い意志を見せる薫を見て、調教師は驚くも納得した。
益子 薫の今までの経歴を見る限り、気だるげな雰囲気とは違い、その意志が強いことは資料で知っていた。
だが、実際に確認してみると、やはり驚愕はするものだ。
調教師はそんな、薫を褒めるように頭を撫でる
「やっぱり…君に決めて本当によかった」
満足そうな調教師の声。
薫はまだ整わぬ呼吸をしながら、そんな彼を睨む
「お前に……褒められても…嬉しくない」
「そんなこと言わないでくれよ」
調教師はそう言っておどけ、しつけをするように薫の乳首をつねった。
「 んぐぅっ❤❤」
薫は色気のあるうめき声とあげ、小さく秘部から潮を吹き出す
「今日はこのまま、どこが気持ちいのか。どこをいじれば気持ちいいのか勉強していってくれ。今日入れてあと四日。時間がないからハードにいくよ」
調教師はそう言いながら、クニクニと乳首を弄る。
再び始まった断続的な悦楽に、フゥーフゥーと獣のような声を上げ、悦楽に耐えながら薫は調教師に挑戦的な視線を向けて言葉を吐き捨てた。
「なら…んっ……あと四日耐えれば、お前をぶった斬れるわけ…だな」
快楽に犯され頬を赤らめ、表情を惚けさせながらも、強い意志を絶やさない薫の視線が調教師を貫く。
「そうだね、その時は君が好きにすればいい」
調教師は正面からその視線を受けながら、笑い。そう彼女に返答をすると、再び愛撫を再開する。
「うぐ❤ ひぐ❤ あ❤ あ❤ あぁ❤ ひぁ❤」
快楽を抑えた薫の声が響く。
その声は、夜遅くまで途切れることはなく。薫はその日、新しい快楽の記憶と、どうすれば気持ちよくなるかの知識を体で植え付けられて行くのであった。
*二
暖かい
薫は肌に当たる温かみと、頭に触れる柔らかい感触に意識が浮上して行く感覚を覚えた。
そしてゆっくりと目を開けると。そこには金色の髪で彩られた女の裸が目の前にある。
「オー薫。まだ眠っていてもいいのですヨ?」
優しげな声が聞こえ、薫が頭をあげると、そこには親友の姿があった。
「エレン!」
薫は目を見開くと同時に意識が覚醒し、体を動かそうとする。
だが体の力が入らず動かず、そのままエレンの胸元に倒れた。
むにゅんという感触と共に、エレンの胸に顔が当たる。
「んっ…そんなに慌てなくてもいいのですヨ。薫」
エレンはそんな薫を優しく抱きしめ、頭を撫でる。
薫もエレンも服ひとつ着ていない裸であった。
そんな二人は暖め合うかのように抱き合い、ベットの上に寝ている。
その現場に薫は気がつくと同時に、今までのことを思い出した。
捕まった自分とエレン、ねね。
その犯人である、あの男
そして意識が飛ぶまで体に覚え込まされた調教の数々。
薫はそのことを思い出し、心配するようにエレンに問いかける
「エレン!お前は何もされてないか…!? 何かされていたのなら…!!」
「落ち着いてくだサイ、薫」
「むぷっ…」
エレンは慌てる薫の頭を優しく抱きしめ、自らのグラマスな胸に埋もれさせ遮る。
そして落ち着かせるように、背中を撫でながらゆっくりと言葉を口にした。
「私は大丈夫ですヨ。それよりも今は薫デス…何をされたか分かりませんが、体をまともに動かせないのでショウ?」
その声を聞きながら薫は優しく自分を抱きしめるエレンの腕から脱出しようとするが、体に力が入らない。
何時間も拘束され、激しい愛撫を受けていた薫の体は力尽き、まともに動きすらしない状態となっていた。
そんな薫の体を慈しむように、落ち着かせるように、エレンは抱きしめる。
お互い裸であるがゆえに、ジワリと、エレンの暖かい体温が直接薫の体を温める。
その温かみと優しげな声に、疲れ果てた薫の瞼はゆっくりと落ちて行く。
「話なら、朝になったら時にまた聞きマス。それまではゆっくりやすんでくだサイ」
そんなエレンの声を聞き薫は体を脱力させ、スヤスヤと寝息を立て始めた。
エレンは薫に何が起きたのか知っていた。
調教師と名乗る男が薫に何をしているのか、モニター越しに見せられていた。
薫が自分やネネを人質に取られたために、薬を受け入れ、喘ぎ、嬌声を上げ調教を受ける姿を数時間見せつけられていた。
薫は、普段は不真面目だが、実際はとても優しく人一倍に仲間思いな親友だ。
そんな親友が自分のせいで、辱めを受けている。
それがエレンには許せなかった。
調教を施すあの男も、おとなしく捕まっている自分も。
エレンは疲れ果て熟睡をする薫を見つめながらボツリボツリと呟く
「ありがとうございます薫。ですが私たちはパートナー。あなただけに苦難は押し付けません。私もあなたのために…」
いつものカタコトな言葉ではなく、流暢な日本語。
ふだん尊敬する祖父の真似や周囲を和ませるためにワザとやっている口調をやめ、エレンは一人決心する。
彼女が思い浮かべるのは、先ほど気絶した薫を調教師が連れてきた時に話した提案。
ねねは、それをすぐに受け入れた。
エレンもまた、友のためにその提案に乗ることに決めた。
「薫…一緒にここをでましょうね」
エレンの優しげな声が気持ちよく眠る薫に投げかけられる。
2人と1匹は守りたい者のために自身を犠牲にする。
それは美しい家族愛であり友情。
だがそれは、底なし沼に一緒に落ちて行くのと同義でもある。
一日目は過ぎて行く。
二日目が始まるまでの間、エレンと薫は互いに抱き合い、心落ち着く時間を過ごすのであった。