刀使調教 作:羽衣
*一
「ん…ぐっ…」
薫の甘い声が漏れる。
昨日と同じ椅子に座らされ、昨日と違い腕は自由になっているものの、逃げ出せないように腰と足を拘束されて、断続的に快楽を教え込まされている。
薫は蜜壺にバイブを入れられ、胸には搾乳機のような器具が張り付き、機械的に刺激を与えられていた。
蜜壺の中に突き刺さるバイブが細かく震え、乳全体が揉みほぐされ、乳首からまだ出もしないミルクを絞ろうと吸い付いていく。
「はぁ…はぁ…」
薫の荒い息が部屋に響く。
だが昨日の教育で薫もある程度の快楽にはなれるようになっており、すぐに股下をびしょびしょにすることはなくなっている。
だがそうだとしても、この器具達の刺激は、昨日ほどの意識をやられるほどの快楽ではないことを薫は認識していた。
耐えられる…耐えれるのだが、問題はそこではない。
『ンっ❤ ンフっ❤ ン、チュッ❤ っ……❤』
ピチャピチャと艶やかな水音が薫の耳に侵入してくる。
それは薫の正面に置かれたテレビから流れていた。
まだ幼い少女がピチャピチャと男根を舐めまわし、口にくわえている。
まだ小学生ぐらいの年齢の子供がグロテスクなペニスを、美味しそうに舐めて奉仕していた。
その行為は今まで幾度もやって着たと思わせる、熟練の動き。
そんな動きを女児が行うという矛盾し狂った光景。
そしてそれだけではなく、画面の先の彼女はまるで見せつけるように、画面の先にいる、今後同類となる刀使に教えるように、丹念にペニスに舌を絡めて行く。
『こうやって…んぷっ…舌でカリ首に引っ掛けるように舐めると…ンっ❤ レロォ❤ いいんだよ❤❤』
画面に映し出された少女の声がスピーカーから聞こえる。
その声は、あまりに甘くとろけている声。
ひどいことをされ、調教の結果、男の性奴隷へと堕ちてしまった女児とは思えない声であった。
そんな声が薫の脳を精神を犯し、体を発情させる呼び水となる。
胸と秘部からくる甘い刺激がより感じるようになる。
目の前の彼女がこうなっているのは、薬が原因のものだと、心を壊された結果なのだと、思っていても、幸せそうに奉仕する彼女の様子は薫の脳を混乱させ続けていた。
これが、身も知らぬ少女なら、ここまでのことにはならなかった。
だが、このフェラを続ける少女に見覚えがあるのだ。
その声に聞き覚えがあるのだ。
ぐっぽ、ぐっぽ
『ハァ……っ❤ ンっ、む……っちゅっ……❤ ぷはっ❤』
画面では卑猥な音を立てながら大きすぎるペニスを咥え、頭を激しく前後し始める。
小さな口にペニスを頬張り、熱心に頭を動かしていく。
すると口とペニスの間では唾液とがまん汁が泡を立て、少女の呼吸も苦しそうな荒いものになっていく。
だが、その表情はとても幸せそうであり、幸福感を感じさせるものであった。
そんな彼女を見ていられず薫は、思わず顔を背けた。
しかしその顔は後ろから捕まれ、画面の方に向けられる。
「だめですよ薫。今日は勉強の時間なのですから、ちゃんと見てもらわないと。それに知り合いでしょう?」
背後に立ち、共に動画を鑑賞していた調教師が、言い聞かせるように薫に語りかける。
そんな調教師を薫は睨みつけた。
「いつからだ…いつから…可奈美は…」
薫の信じられないような信じたくないような声が溢れる。
そう、今目の前の動画で男根に奉仕する少女は、仲間である衛藤 可奈美であった。
映し出された彼女の幼さからして今から数年前の映像なのだろう。
そんな数年前の幼い可奈美が、熱心に奉仕を続けている。
そこには普段の彼女の天真爛漫な元気さはなく、蠱惑で妖艶な姿が映し出されている。
「動画の始まりに映された日付を見たでしょう?4年前、彼女が10歳の時ですよ」
調教師はさも当然のように語る。
たしかに4年前の日付が映し出されていた。
映し出されていたが、それでも信じられなかった
「そんなバカな! オレ達と一緒にいる時、可奈美におかしなところは何も…!」
「当たり前ですよ。それが、私たちが調教する刀使なんですから」
当たり前のように語られた調教師の言葉。
今まで可奈美と交流してきて彼女におかしなところは何も見えなかった。
仲間思いで剣バカとも言うべき剣術を愛している刀使だったはずだ。
だが、4年前には可奈美はこうなっていたのだと言うのだ。その証拠として、今目の前で幼い可奈美がフェラチを見せつけている。
その現実に薫は恐怖し心が折れそうになる。
もしかしたら他の仲間もこうなっているのではないか、という恐れが内から湧いてくる。
だが、それでも薫の心は折れない。
たとえ、他の刀使がこうなっていたとしても、相棒として活動してきたエレンはそうではない事を彼女はしているから。
そして、そんな彼女のために、彼女と元の生活に変えるために薫は折れそうになった心に喝をいれる。
「知り合いの情事。勉強になりましたか?」
調教師の言葉に、薫は歯を食いしばりながら答えた。
「なにが…勉強だ…こんなひどいものを見せやがって…」
薫は表情を顰めながらも、否が応でもなく画面に視線を向ける。
「ひどいもの…? 彼女はこんなにも幸せそうですよ」
「なにが、幸せそうだ。薬使って洗脳してるだけだろ」
「この映像は4年前のもの、まだ薬は作られてませんし、それに知っての通り可奈美さんはこの後も健康的にすくすく成長して今でも『飼い主』と幸せな生活をおくってますよ。それは他の刀使たちもです」
「どうだか……」
薫は悪態をつき、画面で可奈美が男根から射精された精液を口で受け止める様子を見つめる。
表情を惚けさせ『飼い主』からの寵愛を受ける彼女を見ることで、薫は器具で身体中に刺激を受ける体が余計に発情して行くのを感じ、歯をくいしばる。
自分はこんなことにはならないと、必死に言い聞かせるように画面を睨む薫。
調教師はそんな彼女を宥めるように頭を撫でた。
*二
今日受けるのは技術の学習だと調教師は、調教が始まる時に言った。
そもそも、今日薫は体に違和感を感じながら目を覚ました。
目を開けあたりを見回した時、昨日と同じ部屋で、体が拘束されており、胸には器具が取り付けられ。膣にはバイブが刺さっていた。
処女膜は、過去に剣の特訓中の激しい動きで無くなってしまっている。だから処女膜が知らぬ間に奪われるという自体は免れたものの、昨日丹念に解きほぐされた膣に異物が入る感覚は違和感を感じさせるには十分であった。
すぐに、文句を言おうと口を開くが、即座に器具が動き出し、薫の口からは喘ぎ声しか発しなくなる。
そんな彼女に優しく調教師は語りかけ。薫は彼の声を聞くしかなくなっていた。
昨日は最低限体を解きほぐしたから今日は知識を得るため動画を見てもらう。
動画を一通り見たらテストをするから、しっかりと勉強してくれ。
もしそのテストで合格点が取れないと、もう一度テストを受けてもらうからね
彼はそう言って、テレビの電源を付け、ビデオを流し始めたのだ。
それが今から5、6時間前
その間、薫はビデオを見続けている。
その中には同年代どころか、小学生ぐらいの子供もおり、色々な体位で色々な体の部位を使い『飼い主』に奉仕する様子が映されており、その中には同級生の姿もあった
薫はその少女と仲が良かったわけではない、だが、やんちゃするような子ではなく、むしろおとなしい子である事は知っている。
だが、そんな彼女が『飼い主』と濃厚なディープキスをしながら、自らの蜜壺で男の陰茎を奉仕する姿は、薫に衝撃を与えるには十分であった。
何も不自然さがなかった彼女が裏ではこんな淫乱になり奉仕しているなんて考えもしなかった。
少女による売春行為。だがどの少女も幸福な表情を浮かべ、率先して奉仕を行なっていた。
その現実が、ひどい事をされているはずなのに幸福感に浸る彼女たちの矛盾した姿が、薫の心に言いようがない感覚が巡る。
男に奉仕する刀使たちの幸せそうな姿が当たり前のように見えてくる。
まだ未成年なのに、熟練の娼婦のような性技を見せる彼女たちが普通に見えてくる。
だが、これが異常だと感じる自分の感情が正しいのだと言い聞かせる。
こんな変な思いを抱くのは、薬のせいだと言い聞かせる。
そして、昨日の夜中一度目を覚ました時に見たエレンの無事な姿と、その肌の暖かさを思い出し、薫はエレンやねねを守るため、元の生活に戻るために耐えなければと気をしっかりと保とうとする。
その思いがあるからこそ、薫はどんな情事が映されたビデオを見ても、秘部や胸に刺激が与えられようとも耐えることができた。
だが、その思いも可奈美のビデオが始まった時、折れる一歩手前まで追い詰められてしまっていた。
びゅるるるっ…びゅぶぅうう――~っ…!
『ンンっ❤ ぁっ❤ んっ、ンッ❤』
長い射精音と可奈美の嬉しそうな声がスピーカーから発せられる
ごくりごくり、と可奈美の喉が動き、精液を飲み込んでいくのがわかる。
一通り飲み終えたのか、可奈美は名残惜しそうに口をペニスから離す。
「ンッ❤ ジュルっ、チュ❤ んむ……っ、ちゅっ❤」
可奈美はペニスにキスをした後、自身を写すカメラに口を広げた。
そこにはまだ少量精液が残っており、それを可奈美は舐めかしく舌を動かし、精液をすくい飲み込むんだ。
可奈美は見せつけるように喉を動かした後、画面の先にいる同類に向けて最後の言葉を発した
『これであなたも❤ ご主人様を喜ばすことができるよ❤❤』
そう語る彼女の口には溢れていた精液がまだこびりついており、ひどく蠱惑的な幼い姿があった。
そこで映像は終わり、やっと部屋に静寂が訪れる。
膣と胸から及ぶ快楽と、様々な痴態を見せつけられたことによる発情を抑えるため、薫が深く深呼吸して体と精神を落ち着かせる。
そんな彼女を見ながら調教師は次なる調教のためにテレビを操作し新たな器具の準備を始めた。
薫にはわからなかった。ここから脱出した後、可奈美とどのように顔を合わせればいいのか。
それに加えて、もし調教師たちの組織を捕まえた時、ここまで調教され尽くしている可奈美やその他の刀使たちがどうなってしまうのか。
そうなってしまった時、社会は彼女達にどんな目を向けるのか
それを考えると、薫の心に恐れが浮かび上がった。
数刻の時間が経ち、一通り準備が終わると、調教師は薫の手にリモコンをもたせる。
そのリモコンには十字キーと決定ボタンが付属していた。
薫は突然渡されたリモコンを訝しげに見つめ、適当にボタンを押してみる。
だが何の反応もない
「それは、今から受けるテストに使う物ですよ」
「テスト…?」
「ビデオを見る前に説明したじゃないですか、それとも見入ってしまって忘れてしまったとか…?」
「…誰があんな動画見入るか」
薫はそんな調教師の言葉に、先ほどの動画を思い出し頬を染めながらも吐き捨てる。
調教師は言葉を続ける。
「なに簡単ですよ、テレビに映し出された問題に十字キーを操作しながら答えるだけです」
すると、テレビ画面に映像が映し出される。
そこには○×で回答する問題がズラリと映し出されていた。
○×問題は一目で回答の仕方がわかるシンプルな問題形式。
だがその問題文は、卑猥な事ばかりであり、薫は顔をしかめる
「なんだ、この悪趣味な問題は…」
「でも今の君なら答えられるでしょう?」
「………」
薫は調教師の言葉に返答せず、黙々とボタンを操作していく。
普通の人間どころか、少し知識のある人間では答えられない卑猥な問題の数々。
だが、この数時間強制的に見せられた動画のせいでスラスラと薫は回答していく。
そして最後の回答を終えると、『次へ』と書かれたボタンがあるのを見つけた。
「…これは?」
薫は傍らに立つ調教師に問いかける
調教師はあっさり答えた
「ああ、ここから先はちょっとしたゲーム形式の問題になるから、その区切りですよ」
「…ゲーム?」
「ゲームではなくゲーム形式で調教してもらうだけです」
薫は、そんな調教師の言葉に疑問に思いながら、『次へ』のボタンを押す。
その瞬間、薫の乳首に凄まじい刺激が襲い始めた。
「……んっ、ぎっ❤❤!」
薫はたまらず、呻き、その刺激の先を見る。
胸には搾乳機のような器具が取り付けられ、今乳首がどうなっているのかはわからない。
だがその感触から、柔らかい素材でできたブラシが乳首を包み込み回転しているのだと機械的にわかる。
今までビデオで見た情事や断続的に与えられていた愛撫が原因でピンッと張り詰めた薫の乳首は、そのブラシによって高速で擦られ、まるで乳首が嬉々乱舞しているかのように快感を発生し続ける。
「あ゛ぁ❤! イっ❤! あぁああ゛❤!」
薫は獣のような声をあげ、頭まで響くような悦楽を受けながら胸の機械を取ろうとする。
だが、いくら触ろうともその機会は取ることができず、逆に咎めるようにモーター音が激しくなり、回転速度が上がる。
「い゛っ❤! あ゛っ❤! あ゛ぁぁっ❤!!」
激しくなった快楽により薫は自然と顔が快楽に蕩けてしまい、身体全体がガクガクと痙攣する。
これが調教される前なら、くすぐったいで済んだかもしれない、ただ昨日から愛撫され続け、薬を入れられ、多くの少女達の性行を写したビデオを見て体を発情させた今の薫には、我慢し難いほどの快楽が襲いかかっていた。
薫は思わず、傍らにいる男に助けを求めるように手を伸ばす
「これ゛っ❤! とめろ❤!」
そんな彼女に調教師は、テレビ画面を指差し答える。
「それを止めるには問題を解いてくださいね。なお、間違えたり、機械を取ろうとするたびに激しくなりますよ」
「んっ❤! な゛っ❤! これ゛❤! じゃっ❤! む゛り❤❤!!」
「ほら頑張って」
ぽんぽんと、励ますように調教師は優しく薫の頭を叩く。
普通なら嫌悪を抱き振り払う薫だが、気をヤリそうになる彼女にはそんなことを考える余裕はない。
薫はチカチカと脳内が快楽の刺激で明滅するの自覚しながらテレビ画面を見る。
そこに表示された様々な文字やゲージを見ると、どうやらキャラクターの調教を行うミニゲームのようであった。
様々な選択肢があり、それを指定してキャラクターを調教し堕とすゲーム。
だが音声も画像も動画もなく、ただ文字が書かれているだけのシンプルなもの。
普段の薫なら、趣味が悪いと言って気味わるがったかもしれない。だが今、限界状態の薫はすぐに問題に取り掛かる。
今日数時間見たビデオの経験を無意識に生かし、選択肢にカーソルを合わせ決定を押す。
だが、なぜか選択肢を押せない。
「っん゛、い゛っ❤❤ なんで゛っ❤」
我慢し難いほどの快楽が襲いかかり、小さな絶頂を繰り返しながら薫はカチカチとリモコンの決定ボタンを押し続ける。
そんな彼女に調教師は顔を近づけて、その答えを教えた。
「この問題はね。ボタンを押す時に、その選択肢の内容を喋らないといけないのですよ」
そんな調教師の声を聞き、今自分が押そうとした選択肢を薫は食い入るように見た・
普通の淑女なら喋ることも憚れる選択肢達、だが今の薫はすぐにその言葉を叫ぶように喋った・
「『おマンコを愛撫する!!』」
その言葉とともに、ゲーム内で調教されているキャラクターが持つゲージが変化していく。
それを確認すると薫は、襲ってきている刺激から逃げるように卑猥な選択肢を次々に口にしていく。
「おまんこ゛!!」
「アナル゛!」
「パイズリ゛!」
普段の薫からは絶対に出ない、単語の数々。
それを次々に言い、ゲーム内のキャラクターの調教ゲージを上げていく。
言葉にすることで実際に調教しているような感覚を薫は感じるが、それよりも彼女は今胸を襲う悦楽から逃げる方が大事であった。
数分の時が経ち、喉も枯れ、精神も折れそうになる中、やっとゲームの終わりが見えてきた。
どうやら一定以上調教を進めたら最後に出てくる選択肢を押して、キャラクターの調教ゲージを最大にすれば終わるらしい。
最後に出てくる選択肢は、多種多様であるらしいが、それを調べている余裕も時間も薫にはない。
股下はすでにびしょ濡れで、乳首は刺激を感じすぎて溶けたかのような感覚しかない。
薫は、最後の選択肢が出てくるまで、今ある自分の知識を使い、ゲーム内のキャラクターに、媚薬を投入し、胸をいじり倒し、アナルや蜜壺を機械を使ってぐちゃぐちゃにしてきた。
ゲームを進めていくうちに、時折キャラクターが「やめて」と言ってくるイベントが発生するが、早くこの悦楽から逃れたい薫は、ただのゲーム内のキャラクターの言うことなどは気にかけず無視してゲームを進めていく。
そして、やっと最後の選択肢が画面に現れた。
薫はすぐにその選択肢に飛びつこうとするが。選択肢の文字を見た時、悦楽で消え去りそうになっていた理性が、薫の体を止めた。
今までの人生で幾度か見てきたエロい単語
今日ビデオで見て聞いて知った単語
そのどれにも当てはまらない単語がそこにはあった
『荒魂による獣姦を命令する』
意味は知っている、だが見たことも見ようと思ったこともない。
だがここで選ばなければゲームは終わらない。
だが薫の理性が、その選択を選ぶことを止める。
これを選んでしまうとよくないことが起こると、理性が訴えてくる。
これ以外の方法があるはず。これ以外の最後の選択肢があるはず。
なぜだかわからないがこれだけはダメだ。
そんな直感とも言うべき理性に押され、薫が躊躇するようにリモコンを手放そうとした時。
蜜壺に刺さっていたバイブが最大限に振動し始めた
「あ゛っ❤❤!あ゛ぁぁああぁっ❤❤❤❤❤❤!」
薫は矯正をあげ、蜜壺から愛液を吹き出す。
もはやギリギリの状態だった薫にとってそれを耐えるほどの余裕は残されておらず、ほとんど間を置くことなく絶頂を繰り返していく。
「ほら、制限時間も迫ってきている。選択しなきゃ。最初からだよ」
調教師の優しく指導する声が、性感帯からの強い刺激によって頭の中が真っ白になっている薫の耳に入る。
その言葉が薫の心に強く突き刺さった。
また、やるのか。またこの悦楽に支配されながらこの問題を解くのか。
そんなことになったら壊れてしまう。快楽でおかしくなってしまう。
そう考える薫の脳内に映像が浮かび上がった。
それは先ほど見たビデオのでみた刀使たちの光景。
快楽に素直で、率先して奉仕を行い、体を捧げていく。
表では普段通りにしても、裏では悦楽に狂い『飼い主』に尽くす姿。
そして、それを幸せそうに行う可奈美の姿。
あんな風になりたくない
薫の心にその言葉が浮かぶと同時に口が勝手に動いていた
「『獣姦を命令する』!!」
薫の言葉が部屋に響く。
イベントが発生しキャラクターが「やめて」と文章で訴えかけてくる。
だが、薫の言葉は止まらない。
自らに襲いかかる快楽から逃げるように選択肢を何度も叫び続ける。
もう彼女の脳は快楽で真っ白になり、まともに動いてはいない。ただただ救いを求めるように、口を動かし続けていた。
小柄な少女は、喉が枯れるほど選択肢を叫び、蜜壺から愛液をドバドバとこぼし、胸を突き出して、甘い刺激に体を悶えさせる。
数分の時間が経ち薫の声が消え入るような音量になったとき、調教師はバイブと搾乳機のスイッチを切り、拘束を外すと彼女の頭を慈しむように撫でる。
薫はまともな意識が戻らないせいか、目を細めその行為を気持ちよさそうに受け入れる。
調教師はその様子を確認し満足した後、部屋からゆっくりと出て行った。
快楽から解放され、連続絶頂が終わった薫は虚ろな目をしながら呆然とその様子を見送る。
快楽の名残でピクピクと軽い絶頂を繰り返し、その濃厚な雌の匂いを部屋に充満させ、薫は力なく椅子にもたれ掛かる
はぁと、薫の甘い吐息が部屋に響くのであった。
*三
あれからどのぐらいの時間が経ったのだろうか。
薫はやっと意識を現実に戻らせた。
自分が出したとは思えないほどの愛液の水たまりを発見し顔をしかめながら薫はため息をつく。
今日は辛かった。
精神的にも肉体的にも辛かった。
だがなんとか耐えることができた。
薫はそれを認識し、心を落ち着かせるように深く深呼吸をする。
徐々にゆっくりと心が落ち着いていくが、未だに不安や恐怖が消えない自らの心を認識し薫は、相棒の事と昨日の夜の事を思い出す。
昨日の夜、落ち着いて眠ることができた要因。
彼女に抱きしめられ時感じた暖かな体温や寝かしつけるような優しい声。
それを思い出し、薫は苦笑する
「はは…今はエレンの所に帰りたい…な」
そう彼女は言って、相棒の場所に変えるために、震える体を起こした。
そして視界にテレビ画面が入る。
先ほどの自分の痴態を思い出させる問題の数々。
薫はそれを、嫌がり視線を逸らそうとした時….
ふと、その文章が目にはいった。
それはキャラクターが「やめて」といって拒否してくるイベント
最後の選択肢の時は、幾度も流れたそのイベントの文章。
そのイベントが最後に起こったときの文章が変化していたのだ。
無我夢中でただ叫んでいたから気がつかなかったその変化。
その文章。
それは
『やめて…それだけはやめてください…かおる』
薫の心に一つの考えが浮かぶ。
信じたくない想像が浮かび上がる。
心が冷え切り、思考がストップする。
思い起こすのは最後のゲームの前にした調教師との会話
彼は言っていた。
ゲームではなくゲーム形式で調教してもらうだけと
そんな彼女に耳にキィ…という音を立てて扉が開く音が聞こえた。
それはこの部屋に取り付けられた二つの扉のうち一つ。
調教師が出て言った扉とは逆方向。
そして、その扉の奥から、かすかに音が聞こえてくる。
その音は、薫が今日ビデオで嫌という程聞いた音にどこか似ている。
そんなわけがない。ありえない。
薫は夢遊病者のように体をふらつかせ、呼び寄せられるように開いた扉に歩いて行く。
その奥で起こっていることを確かめるために。