「今日は有り難うございました」
里佳子が律子と譲二に礼を述べた。
「いえいえ、とんでもございません。私にできることでしたら、何なりとおっしゃって下さい。喜んでご協力致します」
律子と譲二が声を揃えて言った。
「それでは早速、お言葉に甘えてしまおうかしら……。・・私、礼香に正しいセックスの仕方も教えてあげたいんです。先生、近いうちに実技指導して頂けませんか?」
「とてもよいことですね。高校生になると様々な色んな危険が待ち受けていますからね。その前に・・・・・・。・・・その際にはお母様にもご協力して頂けますよね?」
「先生のお体に合うかどうか分かりませんが、私などでよろしいのでしたら、喜んで。・・・先生、ご指導の程よろしくお願い致します」
里佳子は深々と頭を下げた後で、律子にも同じようなオネガイをした。
「ぜひ・・・俊介にも。律子先生にもオネガイできますかしら・・・?」
「私でよければ・・・俊介くんの担任教師でもありますからね」
「先生たちに協力を仰いだ以上は、承知おきしていただきたくて・・・・・・」
里佳子は何やら思い詰めたように口を開いた。
「主人が居れば・・・オナニーについても教えることが出来たでしょうけど・・・」
海外に単身赴任しているらしい。
「それともう一つ。実は・・・」
礼香と俊介は、亡くなった先妻の子供で、里佳子には出産の経験がなかったのだ。
カミングアウトを終え、譲二と律子から快い返事をもらった里佳子は、礼香と俊介を応接間に呼び寄せた。
「礼香ちゃんと俊介くん。先生たちが快く実践的な性交を教えてくださるようよ」
輝きをます2人の双眸。
予定があるかな?
腕時計を見た譲二が、アイコンタクトでもするように律子の顔をうかがった。
首を縦に大きく振り頷く律子。
予定はないからいつでもOKですよ。
意を受けた譲二が口を開いた。
「鉄は熱いうちに打て・・・と言いますから・・・今からでも」
「えっ!今から・・・先生。いいの」
「オネガイできますかしら・・・」
礼香・俊介・里佳子に依存は無いようだ。
「じゃぁ・・・シャワーでも」
言葉を受けた里佳子が足取りも軽く浴室へ向かった。
律子が譲二の耳元で囁いた。
「持ってるの?」
「大人の必需品だよ」
譲二が機嫌よく返事をする。
「コソコソと、2人ともズルいっ!」
礼香と俊介の声。
4人はそれぞれ顔を見つめ合い想った。
里佳子は・・・譲二先生と私と・・・俊介。
譲二は・・・礼香とお母さん。
律子は・・・私と・・・俊介くん。
俊介は・・・礼香おねえちゃんと僕と律子先生・・・そしてお母さん。
礼香は・・・譲二先生と私・・・そして俊介。
それぞれが思い描く思惑は・・・・・・
完