みんなに優しいアイドルが陰ではぐちゃぐちゃにされてるなんて… 作:人の心を捨てないと書けない
「お、おはよ。ま…円香」
「あ…はい。おはよう、ございます」
あの時、円香と…その…あれをしてから始めて会った。出来るだけいつも通りに会話をしようと心がけていたのだが、やはり無理だ。
「そ…その、円香。あっ……」
円香はどこかへ行ってしまった。話したいことがあったのだけど…うん、でもしょうがないよね。さすがに気まずくなるのは当然だ。少し時間を置いてからの方がいいよね。
それにしても…いくら雰囲気に流されたからって、ボクは何をしていたのか。だって…あんなこと…
「蒼紗」
た、確かにちょっと興味あったけど…ボクはもともと男の子で…
「蒼紗」
「は、はい!な、なんでしょう!」
「…大丈夫?ぼーっとして」
「あ、うん…大丈夫、なんでもないよ」
透が首を傾げながらこちらを見る。…透には、バレないようにしないと。
あぁ…でも早いうちに円香とは話し合わないとなぁ。ボクから言いたいことも沢山あるし…
結局、円香と話す勇気も出ず、良い機会も無かったために円香と話すことはできなかった。色々と考え事をしすぎて、何も身に入らなかった。授業の内容も全然覚えていない。
「ね、蒼紗」
もう放課後で、人気のない教室。外からは部活の声が聞こえるが、校舎内はとても静かだ。窓からは夕日が差し込んでいる。
そこで、透がボクと密着する様に近寄る。
「どこまで行ったの?円香と」
「……え、な…なんのこと?」
ボクに囁くように、そう告げる透。
「……くすっ、誰でもわかるよ。あの反応」
そんなに…わかりやすいかな、ボク。
「そ、その…樋口とは…ひゃっ…」
「…ん、続けていいよ」
「つ…続けてって…ひぅぅ…それ…やめて…!」
ぺちゃぺちゃと、ボクの耳を舐め回す透。唾液濡れになった耳に、ふーっ…と息を時折吹きかけられる。くすぐったくて…それでいて、気持ちいい…集中できな…
「じゃあさ、セックス…した?」
「な…!そ…それは…!」
透の口からはとても想像もできないような単語が飛んできたため、驚きが隠せない。私が言葉に詰まっていると、ふーっと耳に息を吹きかけてくる。
「にゃぁぁ…♡し、してない!まだそこまでは…!」
「そこまで、ね。じゃあどこまで?」
結局、洗いざらい白状させられた。友達に友達との淫行を喋るなんておかしい。もうボクに人権は無い。
「も…もういい、でしょお…」
「んー、そうだね…目瞑ってよ」
う…ダメだ。透のその文句は…
「…うっ…だめ、だよ」
顔を近づける透の唇を、指で押さえて顔を背ける。
「だめ…そんなの…」
円香として、透として、なんて良くない。もっと、誠実でいないといけない。円香にも、悪いから。
「…ごめんね、蒼紗。好きだから」
「うっ…!と、透…!」
先程までは優しく抱き抱えるような状態だったが、私の手を抑えて壁に押し付ける。そして…無理矢理に唇を合わせる。
し…舌が…ボクの口の中…
この感覚…だめ…
「…んっ、ふふっ…蕩けてるよ、顔」
「……♡」
「…いこっか」
「や…やっぱやめよ?透、こ…こんなのおかしいよ…?」
…いま、ボクは空き教室に連れ込まれて…裸に剥かれている。いくら人がほとんど来ないとはいえ、一歩間違えれば…ボクの人生は終わる。あらゆる意味で。
「大丈夫、いざとなったら貸したげるから。ジャージ」
「そ…そういう問題じゃ…ない…」
透は後ろに回り込んでボクに抱きつき、膣口に指を入れ込む。
「だ…ダメだってぇ…!お…お願いだからぁ…♡」
ボクの声など意にも介さず、指を動かし続ける透。おかしい、全部。透がこんな事をするのも、こんなに感じるボクの身体も…
今まで自身で触ろうとした時には、怖くなって途中でやめてしまっていた。気持ち良さより、恐怖心が勝っていた。
だから…他人に無理矢理されている今は、怖い。この快感が、自分が自分で無くなるみたいで。なのに…なぜか今、安心感をどこかで抱えている。
「あっ……んんぅ〜〜!」
…この、感覚…知らない…!頭の中で、バチバチって何かが光って…ふわふわして…体に自然に力が入り、ビクビクと痙攣してしまう。
「…どうだった?良かったでしょ」
「はっ…はっ…。い、いま…何が…?」
衝撃的な感覚、でも…一瞬だった。何が起きたのか、もう忘れてしまった。でも、ボクの息は荒くて、身体が強張っている。
「…ん、イッたんだよね。締め付けられてるよ。指」
い…今のが…女の子の…?ほとんど覚えていないが、前世を含めて感じた事のない感覚…
の、筈なのだが…どこかで知ってる…この感覚。自分でシた時はここまで行ってない。なのに、どこで…?
「…余計なこと考えてる?ほら、開いて。足」
「あっ…♡ちょ…き、汚い…よぉ…あっ…!だめっ…♡」
ボクの股に顔を埋め込み、口元を付ける。
「〜〜〜♡」
特に透が何かしてる訳ではない。ただ顔を付けているだけ。でも…透の呼吸が、直接伝わってくる。息を吸って、吐く。ただそれだけなのに、ボクのに顔を密着させているという事実が、不本意ながらいたく興奮する。
こんなのダメなのに…なんでこんなに、ボクは幸福感に満ち溢れているの?
「ん…蒼紗の匂い…」
そのまま鼻を鳴らし呼吸をする透。そして、割れ目に沿って舌を這わせた。
「あっ…♡んんぅ…ひっ…♡」
それだけでも十分な刺激だ。痺れて、蕩ける感覚が頭の中を支配する。もう、やめて欲しいという思考は無かった。
「あぁ…!んぅ…ああぁぁっ…!」
あぁ…この感覚、さっきの…気持ちいい…もっと…♡
「はーっ…はーっ…」
…次第に、サーッと熱が引いていく。それと同時に思考が正常に戻ってきた。円香の顔が、浮かんだ。
そうだ…こんなことはおかしいって、言わないと。
「と、透……その…。……え?な…何して…」
冷静に戻れた瞬間、透がまた動き出した。
透は舌をべーっと出して、ボクの…クリトリスに密着させて、そのまま…
「——!?あッッ!イヤァ…!そ♡っおれぇっ…♡むっ!りい…い゛っ」
舌をぐにぐにっと動かす。舌が擦れて、じんわりとした感覚から…次第に暴力的な感覚へと変化した。暴れて、声を出そうとしたが出来たのは声を出すことだけ。足は開いたままがっちり掴まれていて、動かせなかった。
「-----ッ……はっ…♡ひぃ……♡」
絶頂をしたが、今度は熱が引かない。ずっと、ずっーーと、ボクの…その、まんこがじりじりと焼ける様な感覚が残っている。
「……はぁ…ごめん、蒼紗。良いよね、もう少し」
「はっ…♡だ、だめぇ…♡」
これ以上続けたら…死んじゃう…♡ぜ、絶対に…ぜーーったいに…だめ…♡だ…よ?
一度離した顔を、また近づける透。
「はっ…はっ…♡や…優しく…して…ね♡」
「やだ」
また、舌が…張り付いて…♡
あ…これ…この感覚…!まだどうってことない。くすぐったい程度。
れろ…れろぉ…♡
あっ…ま、まだ。ちょっと声が出る程度。
べろぉ……べちょっ…♡
い…ぎぃっ……♡ま…まだ…ちょっと飛びそうなぐらい…♡
「いぃぃ゛ぎぃぃぃぃいっ!っくう゛る…う!」
もう、限界。
「ぎ♡い♡ゃ゛あっ♡あ゛っああ゛!ああっっ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
あたま…まっしろぉ…♡
ぶしゃぁぁっ…!
私の顔に、蒼紗のイキ潮がかかる。あっ…制服、濡れちゃった。
「あっ…あぇっ……♡」
頬に滴る液体を舌を回して舐めとる。……さすがにやりすぎた。蒼紗は完全に意識がトンでしまった。口をだらしなく開けながら、唾液を漏らしている。
「…んひっ…おっ…」
下腹部を軽く押してあげると、残った潮をぷしゅっ♡と噴き出した。
「…ごめん。でも、してるんだよ。嫉妬」
樋口とセックスまではしていないらしいが、先を越されたという事実が私を動かした。それに、樋口を見たときのあの顔。あの顔は、今までの蒼紗の物ではなかった。
恋愛に無頓着で、自然体な顔を崩して…1人の女になっていた。
私に男性器はない。だから、蒼紗と結婚はできても、セックスする事は、子孫を作る事はできない。だから、樋口には勝てない…
「…でも、好きになったんだからさ、振り向かせて見せるよ。絶対」
諦めるつもりはない。どんな手を使ってでも、私は私の欲を満たす。
「……んえ…?……!と…とおる…」
蒼紗が目を覚ました。飛び散った液体やぐちゃぐちゃになった顔などは、しっかり拭いておいた。
「…と、透、その…ボク…ダメだと思う。こういうの、誠実じゃ…無いよ」
非難の言葉はぶつけてこない。いや、はなからその気は無いのだろう。ただ、複数人に肉体関係を作ったことに気を病んでいるのだ。悪いのは、私の方なのにね。
「…大丈夫、まだ付き合って無いんでしょ。樋口とも」
「そ…そういう問題じゃ…!」
「なら、良いじゃん。気持ちよかったでしょ?さっきの」
「…あぅ…で…でも…」
縛りつけよう。蒼紗を、逃げられないように。
「気持ちいいんだから、これぐらいは良いじゃん」
「だ、だめ…だよ…」
「誰かと付き合うまではさ、浮気にもならないよ」
「……ッ、そ…そんなこと…」
心の奥底に、性への抵抗感を失くさせるように落とし込む。倫理観が強いからね。
「安心してよ、普通だよ。蒼紗は」
「普通…これが…?」
「そう。だから、またシようね…」
「……う…うん…♡」
顔を蕩けさせてそう答えた。樋口、そう簡単に渡さないよ。好き、だから。