私は! 書きたいものを! 書きたいときに書く!
あ、他の小説も続きは書いてるのでできたら投稿するつもりですよ?
ただそれがいつになるのかが分からないだけで←
Q、最近既存の小説の投稿が滞っている理由は?
A、これ含めた新作の執筆とチェイテピラミッド姫路城攻略で忙しいから(おいこら
地球が死の星になろうが、人はしぶとく生き続ける。
死ぬまで企業に搾取され続ける地獄でも。
そんな地獄に現れた転生者。
新作ゲーム『ユグドラシル』でとあるネカマプレイヤー2人が出会ったとき、両者は確信した。
『こいつは転生者だ』
原作知識を活かして好きに生きるつもりだった2人は争う――ことはなかった。
両者ともに少し話をして理解した。目の前の男は同志だと。
同志は日を経るごとに増えていき、ギルドを立ち上げ、ユグドラシル全盛期にはギルド人数最多のギルドとなっていた。
「多いな!? いや、同志が多いのは嬉しいんだが、こんなに来るとは」
「流石HENTAIの国ニッポン」
軽口叩きながら彼らは原作開始の日に備え――無事にユグドラシルサービス終了日を迎えようとしていた。
「お疲れ様」
「あ、鈴木さん。お疲れ様です」
同盟の一員であり、リアルでは営業マンをやっている男は先輩にあたる鈴木悟に帰る前に声をかけられた。
「どうしたんだ? なんだか急いでるみたいだったけど?」
「実はユグドラシルっていうゲームのサービス終了日なんですけど、同じギルドの人たちから打ち上げしようって誘われてまして……」
「へえ! お前もユグドラシルやってたのか!」
「もってことは鈴木さんも? 偶然ですね!」
お互い同じゲームで遊んでいるとは思ってもいなかったために話が弾む。
「っと、そろそろバスの時間……すみません、先輩。そろそろ」
「ああ、気をつけて帰れよ」
腕時計を見て、バスのことを思い出した男は鈴木に軽く会釈して走り出す。
その背中を見て鈴木は口元を緩める。
「ネットとはいえ友達との別れか……。大事なんだろうな。あいつ、彼女とかいなさそうだし」
――自分ももしかしたら、あいつみたいになってたのかな?
ふと頭に浮かんだ考えを鈴木悟――ユグドラシルではギルド、アインズ・ウール・ゴウンのギルドマスター、モモンガである青年は軽く頭をふって打ち消す。
「アホな事考えてないで帰ろう」
彼には帰宅を待ってくれている人がいる。結婚を控えた大事な人が。
そのことを知った友人たちの反応を思い返し、彼は苦笑しつつ自宅に足を向けた。
転生者といっても、その知識には個人ごとの差が大きい。
WEB小説の頃から読んでいる人もいればアニメしか知らない人もいる。
鈴木悟という会社の先輩の名前は覚えていたが、原作主人公の人間としての名前を、彼は知らなかった。
ユグドラシルサービス終了日、午前0時。
サーバーダウンを迎える時刻になっても、彼らの意識はリアルに戻らなかった。
「………………成功だ。成功した! 我々は異世界に転移した!」
万雷の歓声がギルドホームを震わせる。
感極まって泣きながら隣の同志と抱き合う者も出るなか、ギルドマスターである亜麻色の狼美少女はパンパンッと手を叩き静粛を促す。
「……大願成就、大変喜ばしい。だが我々はまずやらねばならぬことがある。そう――アインズ・ウール・ゴウンが異世界進出をしているかのチェックだ」
「「「「「――――っ!!!」」」」」
アインズ・ウール・ゴウン、ナザリック地下大墳墓は彼らの敵だ。
仲間以外を見下す者が大半を占め、最高指導者のアインズも他のユグドラシルプレイヤーを実験材料にすることに躊躇いがない。共存という選択肢が最初から存在しえない者たちだった。
「外に向かわせたNPCから報告があるまで総員、戦闘態勢のまま待機! アインズ・ウール・ゴウンからの攻撃または接触があった場合は全力で奴らを迎え撃つ!」
会議用に設計された、コロシアムのような空間が殺気立った空気に包まれる。外で控えていたNPCたちが怯えるも彼ら、いや、彼女たちは気にも留めない。
「ここまで来たんだ……。一回もヤらずに死ねるか……!」
誰かが漏らした魂の叫び。
これこそがこのネカマギルド『トランス・セクシャル・パーティー』ギルドメンバーの願い。
女になって犯されたい。そんな救いようもない変態共が集まってできた最低のギルド。
しかし、同じ趣味を持つ者の集まりゆえに結束は固い。また情熱も人一倍あったためにワールドアイテム保有数も敵であるアインズ・ウール・ゴウンを超えていた。
「我らが麗しの姫君方! 外にはユグドラシルのものは存在しないとのことです! 外は敵性生物の見当たらない草原とのこと!」
NPCからそのような報告を受けてもなお、変態たちは慎重だった。
情報収集に長けた同志が徹底的に調べ、選抜された志願者たちがカルネ村のイベントを終えた段階で、ようやく彼女たちは警戒を解いた。
なおNPCの呼び方は一部のメンバーの悪ふざけである。そういう趣味をしているわけではない。
「……原作のナザリックの立場を奪ってしまったか。別の場所に転移したのか、はたまた100年後に召喚されるのか……。いずれにせよ油断は禁物だ。パターン《原作すり替わり》における予定に則り、我々は正体を隠しつつ法国及びツアーと接触を図る」
「ギルマス! そのために冒険者とかワーカーとかになって名を上げるのはありですか!?」
「ああ、構わない。それと名声に響かない範囲でなら好きにヤってよしとする!」
『イエェェェェェイ!!!』
変態どもは突き進む。
己が欲望とレベル差暴力の正義を掲げて――!
エ・ランテルでは新たなアダマンタイト級冒険者が話題となっていた。
純白の双角。
蒼の薔薇同様、女性のみで構成されたチームでエ・ランテルのアンデッド騒ぎを始め短期間で多くの功績を上げている彼女たちは、全員が見目麗しいこともあってエ・ランテルで話題にならぬ日はないほど。
そのエ・ランテルにある冒険者向け宿から女の嬌声が聞こえてくる。
大半の人は、商売女は春を売っているだろうと聞き流すだろう。だが一部の人、特に冒険者が耳にすれば己の耳を疑うに違いない。
快楽に喘ぐ女の声は明らかに純白の双角が一人、シビラ。
銀髪紅眼の美女はひっくり返ったカエルのような体勢で男根を秘所に受け入れており、秘所からは絶えることなく愛液が垂れている。
「どうだぁシビラ? 俺のチンポは?」
「ああっ! イイ! あんたのチンポ、奥まで届いて……気持ちいいっ!」
男の肉棒を打ち付けられるたびに乳房を揺らしながら喘ぐ姿は淫魔のようであり、アダマンタイト級冒険者としての威厳は感じられない。
「そろそろ出すぞ……! 絶対、俺の子供孕ませっからな!」
「いいわ……! できたら産んであげるから、出してっ! 私のナカに、だしてぇ!」
ねだるシビラの膣に白濁液が流れ込む。
熱い粘液が己の子宮に入ったことを感じたことでシビラもまた絶頂した。
「おっほっ! 全部搾り取られる……! 最高の名器だ、こりゃ」
「あああ……! あっついのが、でてるぅ……!!!」
両者の息が整いだしたころに男が囁く。
「よかったぜ、シビラ。これからもよろ」
しく、と続けようとしたところで、男が倒れる。
シーツを胸元に寄せたシビラが淫蕩に笑う。
「ええ、よろしく。お代は金貨と記憶でいいわ。これからもね」
100年ごとの嵐。ユグドラシルからの来訪者。
此度来るは不死者の王にあらず、淫蕩なる女怪の集いである。
分かたれた歴史において、不死者の王は大陸に多くの死を振りまいた。
淫蕩の女怪たちが異世界にもたらすのは、果たして――