僕は天城へのプレゼントを入れた紙袋を持ちながら商店街を散策する。とはいえ、めぼしいお店はなさげ。待ち合わせ場所も決めてたけど、天城の所へ向かってみるのもいいかな。まだ服選んでる途中だろうし。決めた! 楽しそうにしてる天城を見に行こう。そうして僕は
天城が服を選んでいる店まで戻ってきた。入口付近のカウンターにいる店員に天城の所在を聞く。服を吟味中との返答。それを聞いた僕は天城を探して店内をぶらつく。女性モノのコーナーを歩くのはちょっと落ち着かないけどね……。
む、天城の靴が試着室の前に揃えられている。中でゴソゴソと音が聞こえるね。試着室の前にある椅子に座って待とうか。ふふ、かすかに聞こえてくる上機嫌そうな鼻歌が可愛い。
シャッとカーテンが開かれる。白いオフショルダーにゆったりとしたスカートを履いた天城と目が合う。とても清楚でキラキラしている。華奢な肩が艶めかしくて、見蕩れてしまう。
天城も僕がここに居るとは思わなかったようで、驚いた顔をしながら立っている。あ、鼻歌聞かれてた事に気付いてちょっと耳が忙しない。不可抗力なのでゆるして。
「天城、すっごく綺麗! かわいい!」
あ、この言葉がトドメになったのか両手で顔を覆って僕に背中向けてしゃがんじゃった。スカートに開いた専用の穴から咲いている尻尾は正直で嬉しそうに揺れてるけど。天城が普段見せない一面に僕もちょっと戸惑ってる。でも何が良いとかしっかり伝えないとね!
「天城って和服着てる事が多いし、新鮮だよ。スタイルが良いからすごく似合ってる! 肌が白くて綺麗だからオフショルダーで肩と首が映えるね! あとは……ふぎゅっ!!」
もごご。耐え切れなくなったのか真っ赤な顔で僕のほっぺたを両手でむにむにしながら喋らないようにしてくる。耳は嬉しそうに主張を続けているけれど。
「分かりましたから! ……いじわるですわ。でもとても嬉しいです。指揮官様は色んなところを見てくださいますね。お褒めいただきありがとうございます」
「えへへ、思った事はしっかり言わないとね」
「そういえば、まだ下着を選んでないのです」
────その時、僕に電流走る! ざわ……ざわざわ……
「そっか、僕は待ってるから選んできなよ!」
「指揮官様に選んでいただきたいですわ」
────再び、電流走る!
女性の下着ってあれだよね……。ぶ、ブラジャーとか、ぱんつ……。しかも天城のでしょ……? こ、これはハードなお願いだ……。