試験投稿 崩壊ハイスクール―――破滅のその先へ 作:実験作者
そのほとんどは記憶すら持ちこせず破滅するが、一部の者たちにより世界は歪みはてる。
赤き龍の宿主は愛すべき女たちと結ばれず、龍の夫として衆生を導く男となる。
明星の末裔は白き龍を宿さず、されど神滅具を宿し高みを目指す。
紅髪の姫は道を踏み外し、そこに集う者たちは大きく変化を遂げる。
蒼天の人間は槍に巡り合わず、されど彼もまた傑物であることを運命と才覚で証明する。
これはそんなゆがみはてた世界に降り立つ転生者たちの、罪と後悔を支え合い背負い合い、大きくゆがむことになるDの物語である。
上の文は本格連載に移行した際にあらすじに移行するのでご了承ください。
さて、以前実験作として投稿した極大三大勢力と同じ作者であること宣言しますが、反応を見る限りちょっと思ったような反応が得られそうになかったので、コンセプトだけそのままにいろいろと改変しました。
前回も書きましたが、この作品は結果的にアンチ・ヘイトタグをつけないといけないよなぁと思ったからつけている作品ですので、D×Dが嫌いなわけではありません。むしろイッセーもリアスも大好きですし、どの越えたキャラヘイトが横行する近年のハーメルンのアンチ・ヘイトタグ作品の傾向には不快感すら抱いております。
ですがアンチテーゼとして原作が好きだけど書いている作品なら、面白いものがいくつかあるということも事実として理解しています。
自分もそういった方向性の作品が書けるかどうか、これはそういった試験的なものであります。
―聞こえますか、聞こえますか、選ばれし者たちよ。
その言葉を、数多くの者たちが効いた。
―あなた方は悲しきことに若くして死んでしまいました。ですが、我らに選ばれ異世界に転生することになります。
その言葉に、多くの者たちが救いを感じた。
―そしてその世界には特典を用意することができます。要望をお伝えください。
その言葉に、ほとんどの者たちは盲目的に要望を応えて転生した。
―いえ、何もかもを完全にとはできません。
それを聞くことができたのは、深く質問した者たちのみだった。
―基本的にはあの世界の要素に合わせる形です。もちろん上限に限界は存在します。
それを聞き出せたものから、更に深入りしたものはほとんどだった。
―転生するのはハイスクールD×Dの世界です。
それを知ることができたのは、全体の一割にも届いていない。
―能力の上限はいわゆる神滅具といったところでしょう。能力の要望においても、イメージに従って再現しますので、事前にお伝えいただけなければ神滅具級になるとは限りません。
そこまで聞くことができたものは、入念に考えて要望する。
―記憶の継承は別途の要望となっております。そうでなければある程度の衝動が残されるだけとなります。
それを知ることができたのは、全体の一分程度だった。
―要望は五つほど聞くことができます。転生前に取り消してつけなおすことも可能です。
ここまで聞き出すことができたものは、強く考えて熟考する。
―それは極めて特殊なケースですね。よろしいでしょう、特例の別枠として了承します。
それを聞き出すことができたのは、極々僅かな者だった。
この世界には数多くの勢力が冷戦状態と言えるにらみ合いを続けていた。
聖書に由来する天使に、同一扱いされるが実態は別種である悪魔と堕天使。これら三大勢力が小競り合いを繰り広げるなか、北欧アースガルドやギリシャのオリュンポスといった神話勢力。さらに吸血鬼や妖怪など、異形たちの勢力は時人間と手を組み時に害したりしながら、地球に住まう人間たちの世界の裏側でまた別の勢力としてにらみ合っていた。
そんな争いは長い年月続いていたが、その過程において三度ほど、異形たち全体が警戒しなければならないほどの争いが起きたことがある。それも、そのうちに度は人間が深く関与する形でだ。
一つは三大勢力を巻き込む形で争った、赤と白の二天龍。その争いに敗北した二天龍が、聖書の神が人に宿す
一つは、産業革命により地球という一つの星を人々が移動するようになり始めた時期に起きた争い。本と剣の力によって魔王にすら匹敵する力を発揮する剣士たち「仮面ライダー」を従える「ソード・オブ・ロゴス」による異形たちへの宣戦布告。「地球の物語を人間の手で切り開く」とする彼らは、しかし同時にほかの勢力にも仕掛けた結果敗北。本であるワンダーライドブックや本の聖剣は四散する結果に終わる。
一つは第二次世界大戦期に起きた争い。世界全土から秘密裏に人を集めていた組織「地球連邦軍」による、異形社会に対する宣戦布告。「人類を異形から独立させ統一する」と宣言した彼らは、人型機動兵器MSと非人型機動兵器MAを利用した数によって仕掛けるが、最終的に試算した本の聖剣の影響もあってあえなく敗北することになる。
……そして、二つの争いは本来この世界で起きる争いではない。
このように、来訪者たちの影響は少しずつだが確実に世界にゆがみを与えていた。
すでに本来ならばまだ十三種しか発見されないはずの神滅具が十七種認定されるなど、その影響は少しずつ、しかし確かに歪みを与えている。
そして、それはある意味において「原作」を致命的に崩壊させる形で発現していた。
「ふひぃ~っ!
明るく清潔感のある部屋の中で、一人の全裸の女性が矯声を上げる。
そして嬌声を上げるのは彼女一人ではない。
清潔感こそ確かにあるが、裸の男女がそこかしこで、そして男同士や女同士、不特定多数の組み合わせも含めて数多くの者たちがSEXを堪能している。
いわゆるヤリ部屋となるのだろうが、然し規模がその日ではない。
その部屋は、ちょっとしたスポーツジムのトレーニングルームに匹敵する面積を持つ。高さにおいても4m近くあり、照明や空調もしっかりと完備されていた。
掃除がしっかり行き届いた清潔感のある部屋。ところどころしっかり置かれてすぐでもしようができる、ウォーターサーバーやティッシュやタオルが置かれた棚。少し離れたところには軽食やティータイムが取れるブースまで用意されている。あろうことかシャワーコーナーやジャグジーまである。
明らかに数億円レベルの資金が必要になるだろう施設であり、ヤリ部屋などという規模では断じてない。
そんな中で、多くの男女が羨望の視線を彼女と、そして相手である男性に向けていた。
「ん……ぁあぁん! 龍夫さま! 本当にすごいですぅ」
女性が酔いしれるようにもだえるのも仕方ないだろう。
リズミカルに、正確に、しかしわざとぶれを作っているそれは、痒い所に手が届くようでいて少しもどかしさがある。
結果として女性の興奮はさらに高まり、男はそれだけ気を使いながらも自分もしっかりと愉しんでいた。
褒められて悪い気がしないのか、まだ少年であるその男は微笑を浮かべてから乳首をついばむ。
それもまた絶妙で、女性は軽い絶頂に至ってしまう。
「本当にっすごいっですぅっ! 彼氏が目じゃなくて、別れちゃいそうにぃ―」
「おっと。それはダメだぜ?」
その言葉を遮るように、少年はわざと腰つきを乱した。
絶妙にさっきより気持ちよくならないところに戸惑う女性の目を見て、少年は苦笑すら浮かべている。
「女のマンコと同じように、男のチンポもいろんな形や大きさや硬さがある。だけどきちんと使い方を理解すれば、誰だって君たち女性を気持ちよくさせることはできるんだ」
少年は諭すように言うと、ぽんと女性の頭をなでる。
「なんていうかさ? ミシュランの三ツ星レストランは確かに美味しいけど、たまにカップラーメンとか食べたくなる時があるし、母さんが作ったご飯とかが恋しくなる時だってあるだろ? セックスもそれと同じさ」
「そ、そうなんですか?」
首をかしげる女性に、少年は胸を張りながらうなづいた。
「あったりまえさ! だから彼氏のことも大事にして、一緒にお互いを気持ちよくしよう! 今度一緒にスワッピングの機会を作るから、お互いに練習しようぜ?」
そうニカっと笑う少年に、女性は心からの尊敬と憧憬を覚えた。
彼が偉大なる新たなご神体の片割れになったのは、決してただ絶大な力を持つからではない。彼自身が類まれなる性欲を持ち、それをばねの成長する人物だからでもない。
彼はまごうことなく王の器。人々を導く素質を持っているからこそ、本当のご神体の血を引く片割れと惹かれあったのだと、女性だけでなく誰もが確信した。
「……ふふ~ん。今日もっみんなっ元気っいいよねっ!」
―そして、そんな快楽が混じった声が、部屋中に届いた。
声の大きさは決して張り上げているというほどではないが、しかし誰もがまぐわっているためどうしても騒がしい部屋としては異例なほどによく通った。
その理屈は単純、この空間の声全体が、一時的に半減されたからに他ならない。
それこそが本来のご神体から続く一族の末裔にして、龍夫を迎え入れたもう一人の新たなご神体。
「おお、
「今日も元気にセックスしてますね! 次は俺とお願いします!」
「あ、今日はうちの旦那なんですね。選んでいただいてありがたいです」
男女問わぬ彼女に敬意を持ちながらも、遠慮がいろんな意味でない言葉を受け止めている女性は、両足を抱える形で男性に持ち上げられ、いわゆる逆駅弁とでもいうべき形でセックスをしながら部屋に入ってきた。
寄りにもよって男の妻にありがたがれながら、女性はにっこりとほほ笑みながら対を成す龍夫に片手あげる。
「おっはよーイッセー。今日も元気に気持ちよくセックスしよっか♪」
「もちろんだぜハニー。おっぱい一杯夢いっぱいで頑張るのが、俺達だもんな」
彼らは一つの宗教団体、龍交教団に属している。
戦国時代あたりに地方で神と崇めらえる龍と女性が成した子を崇め、皆で性交をかわして心身の絆を深めることを美徳とする、邪教と言われても過言ではない組織である。
百年以上前にご神体でもある龍が失われたこともあって、宗教団体としてはどうしても下火。邪教じみたその性質もあって規模はどんどん縮小。その結果として、あと数十年もたてば宗教としてはほろぶだろうことが読めていたが、そこで奇跡が起きる。
一つは、ご神体たる龍の血を僅かに継いだ少女が、西洋の強大な龍を宿したこと。
一つは、そんな彼女が数年前に逆ナンパした少年たちの一人が、彼女に宿る龍と対を成す龍を宿していたこと。
そして、本来惹かれあうがぶつかり合う宿敵同士だった一対の龍の宿主である二人が、意気投合したことだ。
表立って動くと余計なトラブルを招くとして抑えてはいるが、二人の存在は数多くの者たちを引き寄せ合い、その結果として宗教団体は実体としては大きく拡大。フロント企業と言える性風俗産業や、よりよいセックスを楽しむために様々な企業に手を出した結果、事実上の巨大複合企業と化してしまっている。
そして龍妻と運命の出会いを果たした、彼女に宿る白き天龍アルビオンと対を成す赤き天龍ドライグを宿す少年。龍夫として龍交教団の支柱となっている、熱き好色漢。
その名を兵藤一誠という―
これは根幹の前提が崩壊したハイスクールD×D。
世界の大前提中の大前提が崩壊したこの世界が、果たしてどのような結末をたどるのか。
それはまだ、誰も知らない。
とまあこんな感じで、原作の最重要部分がいろいろと完全崩壊しております。
この作品のイッセーは生粋のビッチ萌えであり、きれいな女性はいろんな人とエッチをしてこそだと思っております。
なのでハーレム願望が完全消滅しており、特定の女性と結婚することも考えておりません。ただしおっぱい属性は当然あるままなので、乳神に降臨の余地はあると思っております。
とりあえず反応を確認しながら、他の要素についても序章という形で投稿。そのあたりの反応を見てから連載するかどうかを決めようと思っております。
何度も書きますが、自分はハイスクールD×Dが大好きで、とにかく「このキャララクターは気に入らないからどれだけさげすんでもいい」という子供のいじめみたいな作品は唾棄しております。まあそんな真似を自分からするような歳でもないので、可能な限り距離をとることにしてますが。
なので嫌いであっても評価すべきキャラクターは評価し、下げるにしても筋は通してやりすぎないようにして、可能ならば改善という形で魔改造をする主義です。
今回は方針の都合上、前作でリアスがああなった感じで悪堕ちするキャラも出てきますが、基本的には三大勢力側に立った主人公がハッピーエンドを三大勢力と共に迎えられるようにするつもりです。今のところはイッセーも原作の刃狗レベルに出番を出す予定でもあります。
そのあたりをご理解の上、評価や感想をくださるとうれしいです。
博愛系ヤリチンビッチ萌えイッセーのセックス教団教主化。この魔改造、いかに?
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うーん、いいんじゃない?
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いやいや、ないだろこれは
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こういうのを待ってたんだよ!
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サイテー。二度と書かないでくれない!?
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………考えてもなかったぜ!