王国でのサバイバルも二日目が終わり三日目。時刻は深夜を過ぎて日付が変わって間もない午前3時頃。浅い眠りから目が覚めた舞が寝袋から抜け出してふらっと外をぶらついていた。
「……静かだわ。こうしてると気持ちが落ち着く」
いまだ寒い春になりたての夜風を受けて心を落ち着かせようと独り呟く舞。
そんな舞であったが不意に遊偽のことを思い出すと途端に心がもやもやしだす。
「はぁ……本当、辛気臭いわね、私ったら」
ちらりとテントの方向を見つめる舞。つい数時間前まではテントで遊偽を相手に情交に至ったわけだが、舞を押しのけるように遊偽に迫るリサに遊偽は困った顔をしつつもそのまま受け入れていた。遊偽は勿論その後も舞を求めて体を重ねたが、舞は自分よりもリサの方が優先された事実と遊偽の中での自分の立ち位置について疑問を抱いていた。
(遊偽がどう思ってるとか、そんな程度のことでうじうじしちゃって、ばっかみたい)
深く溜息をつきながら自分に呆れる舞。遊偽は自分を愛してくれている、それを頭では理解しているのだがリサのような自分よりも若い美少女が出てくると言いようもない不安に襲われた。更に、遊偽には人質に取られた幼馴染がおり、その幼馴染の子の為にペガサスを倒そうと王国に参加したのだ。遊偽の本命は明らかにその子であり、自分は遊偽にとって都合のいいセフレとやらの関係なのではないか。そんな、嫉妬と悔しさと不安に舞は苛まれていた。
(遊偽の心を癒してあげられるのは私、って驕ってたのかしら。あの子、影山リサが来てからネガティブな事ばかり考えちゃう。セックスだって私よりもあの子との方が楽しいんじゃないかって……本当、馬鹿みたい……)
デュエルとセックスを通じて遊偽と分かりあえた。思えば遊偽と出会ってたったの三日だが、既にずっと仲睦まじく過ごしてきた恋人のような気でいたのだと舞は自覚する。
孤独で辛く、重いものを背負ってる遊偽が可哀そうで、愛おしくて……。
(私、こんなんじゃなかったんだけどなあ。もっと、打算的で賢い恋愛をしてたと思う。でも、遊偽のあの真っすぐで強くて、脆くて、弱弱しい……思春期らしい格好良さに当てられたのかしら。もうちょっと私が若かったらリサみたいにベタ惚れだったんだろうな……)
汚い大人の世界に踏み込んで自分も汚い大人になってたはずなのに遊偽に感化されて純真さを思い出して熱を上げてた、っと舞は振り返るとまた軽く溜息をついた後、顔を上げる。
(遊偽……)
吹っ切れたと自分の中で処理したつもりでいまだ蟠りが残る未練たらたらの舞。
そんな舞がテントへと戻ろうとした時、不意に舞を阻む大男が現れた。
「ふふふっ、お前が孔雀舞だな。さあ、デュエルの時間だ。遊偽とのデュエルの前哨戦とさせてもらう」
目の前に現れた男、特性デュエルグローブを付けたPKに腕を掴まれるとデュエルを強制させられる舞。
「PK……くっ、遊偽!」
突然の刺客の登場に、舞は抵抗するも無理やりデュエルボックスへと連れられた。
「起きて!起きて!遊偽!大変なの!舞さんがいない」
ゆさゆさ、っと体を揺すられ声をかけられた遊偽は覚醒する。舞がいない、と言うリサの言葉に慌てるように起き上がる遊偽。
「なにっ?いや、だが、ただ散歩してるだけの可能性も……」
「私が起きて気づいてから既に1時間も経過してるの。これはただ事じゃないわ。遊偽、探しましょう」
何か悪い予兆でも感じているかのようにリサは遊偽を連れるとテントを飛び出す。そんなリサに疑問を抱いた遊偽は「何がそんなに不安なんだ?」と尋ねる。
「……ここの近くにもデュエルボックスはあるの。そして、PKの中でも特に深夜にデュエルを挑むかなり強い奴がいるってPKの紹介の時に黒服のスタッフから聞いたの。そいつがもし遊偽を探していて、偶々テントを出た舞さんに挑んでたら……舞さんは……」
リサが珍しく焦った顔を見せる。
「そんなに手強い相手なのか?」
「……うんっ、少なくとも舞さんとはかなり相性は悪いと思う」
遊偽の言葉にリサは短く、それだけを言い放つ。元PKであったリサの誘導もあり、該当するデュエルボックスへと遊偽は辿り着いた。
そして、遊偽たちが着いた頃には、折悪くちょうどデュエルが終わろうとしていた時であった。
「これで終わりだ!闇魔界の覇王!孔雀舞のハーピィレディを蹴散らせ!」
「くっ、私のハーピィが!?」
デュエルボックス内にいる舞の対戦相手である大男がモンスターを使って舞のハーピィレディを破壊する。このバトルにより舞のLPは0まで削られた。
「まっ、舞!!」
「遊偽……、アハハ、格好悪い所、見られちゃった」
デュエルで敗北した舞はPKの男に全ての星を奪われ箱から外へと出る。その顔は消沈しきっており、勝負に敗れた女の弱弱しい顔であった。
「フハハ、これでその女のスターチップは0となり予選は失格だ。俺は闇のPK。遊偽、俺とデュエルをしろ!俺に勝ったらその女のスターチップを返し、失格を大目に見てやってもいいぞ」
舞に勝った大男、闇のPKは舞から奪ったスターチップを嵌めこむとそれを見せびらかしながら遊偽に勝負を持ち掛ける。
「遊偽、これを使って。私のスターチップ。舞さんが奪われたのは10個だから遊偽のだけじゃ足りないわ」
「リサ……いいのか?それだとお前の星が……」
「いいのよ。私はPKであって正規の参加者じゃない。参加資格のカードも持ってないし本選には元々出場出来ないわ。それなら遊偽に使ってほしいの」
「……リサ。分かった、使わせてもらう。闇のPK!俺も10個賭けるぞ!舞の10個を賭けて勝負だ!」
遊偽はリサからスターチップを受け取りそれを元手に舞のスターチップを取り戻す為、勝負を受け入れる。だが、消沈していた舞はそれを見ると慌てて遊偽を止めた。
「待って!星を全部賭けるなんてダメよ。それでもし負けたらあなたは幼馴染の杏子ちゃんを助けられないのよ!私なんかの星の為にそんな無茶はしないで!あなたには、為すべき目的があるんでしょ!私はいいから!」
自分がやらかしたことで遊偽を妨げたくない。自分なんかの為に遊偽がそこまでする必要はない。そう、考えての行動であったが、遊偽は舞に掴まれた腕をそっと離す。
「何を言ってるんだ。俺は舞に助けられた。ここまでの間に何度も心を救われてるんだ。それを自分なんか、なんて言うなよ。俺は舞の星を取り戻したいから戦うんだ。それに、ここで戦いを避けるようじゃ杏子を救うなんて絶対に出来ない!舞の為に今戦い、そのあとに杏子を救う為にペガサスと戦う。それだけだ!」
遊偽は舞に寄り添うかのように優しく囁いた後、周りに宣言するかのように言い放つ。それは自分に対しても言い聞かせるように覚悟を示した行動でもあり、障害だらけの余裕のない茨の道であっても舞は身を削りながらでも救いたい大切な女なのだと遊偽が思っていることが舞にも伝わった。
「遊偽……うっ、ごめん。私、あなたの重りになりたくなかったのに、つまらない事でいじけて自棄になって……。私、目を逸らさずに見てるから、側にいるから、最後まであきらめないで、勝って!」
「ああっ……俺は勝つ。ここで負けない。目の前の相手、闇のPKがどんなに強くてもな」
目を潤ませながら涙を見せまいと気丈に振る舞って遊偽のデュエルを応援しようとする舞。そんな舞が嬉しくて遊偽は柔らかい笑みを見せた。リサもまた惚れぬいた弱みか、そんな遊偽を見て舞を羨ましいと思いつつ胸をときめかせていたようだ。
「ふふっ、大した鼻息だな。だが、お前がペガサス様と戦うことなど叶わん。何故ならここでお前は負けるからな!俺はPKの中でもトップクラスの実力を持つ。俺に勝てると思うな!デュエル!!」
闇のPKの掛け声とともに舞の星と自分の全ての星を賭けたデュエルが始まる。
「俺は闇暗ましの城(守備力:2500)を召喚!そして、このモンスター効果で俺のフィールドは闇に包まれる!」
「何っ!?闇!?」
遊偽が驚愕する。闇のPKのフィールドは城の下がたちまち暗闇に覆われその姿が隠された。
「遊偽!気を付けて!あのカードが出されると奴のフィールドは見えなくなる!そうなると、モンスターの姿も闇に紛れて攻撃が通らなくなるのよ!それで、私のハーピィもやられたの」
「なっ、なんだって!?」
遊偽がパネル越しに相手のフィールドを確認するも、舞の言葉通り、フィールドはデータで表示できずソリッドビジョンにおいても闇で覆われて視認できない状況であった。
「ふふふっ、さて、どうする?遊偽」
「くっ、俺はエルフの剣士を草原に召喚。これでフィールド効果を……」
「それは出来んぞ。何故なら深夜においてはこのデュエルボックスのフィールドでモンスターはフィールド効果を得られないのだ。そう、朝日が昇るそれまではな。よって、お前のモンスターは素のステータスのまま召喚される」
「馬鹿な……それも、隠された裏ルールということか……」
舌打ちする遊偽。何故闇のPKが深夜にデュエルを挑んできたのか。それは相手にフィールド効果を得られないようにした上で守備力の高い城を破壊されずに闇を扱えるようにするためだったのだ。初めから罠を張っていたPKの狡猾さに遊偽は顔を顰めた。
「俺は、このモンスターを召喚。モンスターは闇夜に紛れる。そして、モンスターの攻撃!ダーク・サイレント・バーン!!」
闇のPKのフィールドに召喚された正体不明のモンスターによりエルフの剣士が破壊される。LPが700も減ったことからモンスターの攻撃力は2100であることが分かったが、その姿は見えない。
「それなら俺は攻撃力の高い暗黒騎士ガイアを召喚!モンスターを倒せ!スパイラル・シェイバー!」
ガイアが槍を翳し暗闇へと攻撃を仕掛ける。しかしその攻撃はモンスターに届かず空振りに終わった。
「闇雲に攻撃しても無駄だ!俺のモンスターは闇によって隠れている。捉えることなど出来ない!」
ガイアの攻撃が通じず呆然とする遊偽。そんな遊偽に対し闇のPKは更に激しく攻め立てる。
「俺は新たなモンスターを召喚。更に、闇エネルギーで場の強化してガイアに攻撃!ダーク・サイレント・バーン!!」
攻撃力2400になったモンスターによってガイアが破壊される。闇のPKによる一方的な攻撃が展開されていた。
「クソッ、闇に紛れて攻撃するなんて!なんて卑怯な奴!あんなでっかいなりで情けない!とんだ臆病者ね」
戦い方がズルいとばかりに毒づくリサだが、闇のPKはそんな批判に対しても嘲笑をもって返す。
「ふんっ、デュエルとは勝負。勝つ為に慎重に徹するのは当然のことだ。臆病者?ほざけ!試合は結局は勝った方が全てなのさ」
堂々と言い放つ闇のPKに言いよどむリサ。戦術は嫌らしいもののPKの言い分にある程度同意出来るリサは感情的には反論したいが言葉が続かなかった。
「……そうだな。お前のステルス戦法はこっちの攻撃を封じる嫌らしい手だが卑怯とまでは言わないさ。だが、その闇も城を破壊すれば終わる。闇に頼り切ったお前の戦術、闇をかき消して倒してやる!」
「っ、やってみろ!俺の城を崩せるのならな!!」
遊偽の言葉に図星を突かれたPKは精神的に弱みを見せない為に即座に否定する。だが、遊偽は城を落とす手を考えていた。
「俺は、デーモンの召喚を召喚!更に、闇エネルギーで攻撃力をアップ!行け!魔降雷!」
デーモンの雷が城を襲う。しかし、その手は既にPKは読んでいた。
「甘いわ!カオスシールド!城に装備することで守備力を3100にアップ!」
「ぐっ、攻撃が弾かれた!?」
デーモンの攻撃が効かず、逆にLPを削られる遊偽。そして、そこでPKは一気に畳みかける。
「俺は、エースモンスター、闇魔界の覇王を召喚!攻撃力は2600だが、闇の力を得てパワーアップする!デーモンを粉砕!」
「デーモンが……!?」
遊偽のデーモンの召喚が破壊される。LPもこれにより1000ポイントを僅かに下回った。
「ハハハハっ!この俺の闇のコンボは無敵だ!どうだ!お前に手はあるか!?遊偽!」
闇のPKにより傍目から見てまさに打つ手なしの状況となった遊偽。だが、遊偽は微かに笑った。デーモンの召喚の雷によって僅かに闇が照らされてモンスターの姿が見えたのだ。つまり、光で照らし続ければあの闇は晴れると遊偽は予想していた。
「遊偽は、もう攻略法を見つけたのね。追い詰められるほどデュエリストとしての感覚が研ぎ澄まされていく。これまで沢山のプレーヤーを見て来たけど、遊偽はそんな天性の勝負強さを持ってるわ」
「うんっ、でも舞さん。遊偽は誰かの為だからこそあそこまで強くなれるの。杏子ちゃんが人質になってるからこそ、そして舞さんの為だからこそ遊偽はギリギリまで粘って閃く。そしてデッキからキーカードをいつも引き当てる。これが私の為だったらなって、ちょっと妬けちゃうくらい……」
舞の言葉に、舞以上に付き合いの長いリサが応える。対立しながらでもずっと遊偽を観察していたリサだからこそ、曇りの晴れた心で遊偽を分析し、その評価に落ち着いた。そして、それが遊偽だと理解すると増々自分の中の好意が膨れ上がり、リサは軽く舞に嫉妬した。
「俺は光の護封剣を引き当てた。このカードにより、お前の暗闇は晴れる!」
「ばっ、馬鹿な!?」
城が作り出していた闇を光の剣が照らし出し、闇のPKのフィールドを露わにする。遊偽のパネルからもそのデータが映し出された。
闇のPKが出したモンスターは闇魔界の覇王、ダーク・キメラ、バロックスであり、そのモンスターを守るように城のシールドが覆ってる。
「なるほど、シールドを城にかけることでモンスター全体の守備力を上げているのか」
「くっ、そうだ!これこそ魔法コンボ!城の大きさによりシールドはモンスター全員を守る。お前がどんな攻撃をしようと守りを固めたら俺のモンスターを倒せんぞ」
闇のPKの剣幕に遊偽は笑う。
「随分といきり立っているな。闇が晴れたことで余裕がなくなったようだ。これなら、俺の勝ちは決まったようなものだ」
「なっ、何だと!?チッ、人を逆立てるのが上手いな!その言葉がハッタリでないならカードで証明して見せろ!遊偽!」
「いいだろう。これが俺の勝利のキーカードだ!俺は、死者蘇生を使い墓地からガイアを召喚する。そして、手札のカースオブドラゴンと融合!竜騎士ガイア(攻撃力:2600)を召喚!」
遊偽のフィールドに竜騎士ガイアが現れる。しかし、その攻撃力では城は攻略出来ないと判断した闇のPKは「何が切り札だ!」と嘲る。だが、遊偽は最後のカードを手札から出した。
「カタパルトタートル!このカードはモンスターを射出出来る!照準は城!射出!!」
竜騎士ガイアはカタパルトタートルの力を得て城へと特攻をかけた。この命を使った砲弾は城へと直撃し外壁のリングを破壊する。
「ぐっ、くっ、くくくっ、残念だったな!城のリングを破壊しただけだ!これではお前のモンスターは無駄死にと言える!ハハハ、脅かしやがって!俺はモンスターを全て攻撃表示にし、更に、カードを狩る死神を召喚!」
闇のPKの場に死神が現れる。このモンスターは魔法カードを破壊する効果を持ち、死神は遊偽の光の護封剣を切り裂いた。
「あっ、光の護封剣が!?」
リサの悲鳴に似た声を聞き、安心したかのように高笑いをする闇のPK。
「どうだ!これで俺のモンスターは闇に包まれる!俺の勝ちだ!遊偽!」
「さて、そいつはどうかな。おかしいと思わないか?外壁のリングは果たしてただのリングだったのか。よく見ると、城を浮かせるような装置が見えたが、果たして光の護封剣を失ったらどうなるか想像してみろ」
「……はっ、まさか!?リングは浮遊リングで、破壊された今、城を浮かせていたのは光の護封剣!?だとしたら、俺の城は……」
「そう、護封剣が失われれば落ちる!そして、カオス・シールドにより覆われたモンスターは攻撃を行うことは出来てもその場から離れることは出来ず、城の直撃を受ける!!」
「しっ、しまった!!」
遊偽の言葉通り、死神によって護封剣の効果が切れたことにより城は墜落する。そして、シールドで逃げ場を失ったモンスターたちは城の質量攻撃に耐えきれず悉く消滅していった。
「おっ、俺のモンスターが……俺のLPも0に……。俺の、負け、なのか……」
「慎重に徹するあまり闇に頼り切りで逃げ場すら潰したお前の負けだ。慎重さが仇となったな。最後に勝負を決めるのは冷静に自分の心を制御出来た方だったのさ」
遊偽の言葉に納得がいったのか、倒れこむ闇のPK。闇に頼りきるあまり、闇を取り戻そうと焦りで曇っていた自分の判断力を自覚したPKは敗北を理解して項垂れた。
「俺の、負けだ……。星を持っていけ。お前には、ペガサス様に挑むだけの資格がある」
闇のPKから10個の星を受け取った遊偽はそのままデュエルボックスを出る。闇のPKは戦意を完全に喪失したようでその場から静かに立ち去った。
「舞、お前の星を取り戻したぞ。10個、これで俺と一緒に本選へと進めるな」
「遊偽……ありがとう。私の為に戦ってくれて嬉しかった。でも、私にはデュエリストとしての意地もある。だから、借りたままなんかにはしない。本選では必ずあなたに私の全てをぶつけて挑む。あなたが勝敗に関わらず満足するデュエルを約束するわ」
「……ああっ、それでこそだ」
遊偽から受け取るとその星の一つ一つを遊偽から受けた恩だと思いながらゆっくりとグローブの穴に嵌めこむ舞。舞のグローブは再び10個のスターチップが嵌り、本選出場資格を得るデュエリストへと戻った。
「それで、本当は気持ちが抑えきれないんでしょ?舞さん」
リサの意地悪くも気持ちは察してるとばかりに催促する言葉に、舞はその意図が伝わり顔を赤らめながらも肯定する。
「そっ、そうね。その……デュエリストとして格好をつけたけど、女としては正直抑えられない。遊偽が出て来た時から、ずっと胸が高鳴ってて、好きな気持ちが抑えきれないの♡」
「もう、素直にエッチしたいくらい発情してるって言えばいいのに。お姉さんぶるんだから♪」
「あっ、あのね!リサ!あんたは!!」
リサに図星を突かれて強く反抗するも、遊偽が近づくとそのまま顔を蒸気させて抱き着く舞。
「その……エッチ、しよ♡遊偽♡」
「ああっ、俺も強敵とのギリギリのデュエルを終えて、正直心もこっちも昂ってる。強めだけどいい?」
「うんっ、遊偽に求められたい。強く攻めて♡」
そうして遊偽と舞の熱く激しいセックスが始まった。
「あっ、ああん♡いいっ♡いいのぉ♡遊偽のオチンチンに、がんがん突かれて♡私、どうしようもなく感じてる♡胸もキュンキュンして、止められないぃぃぃ♡♡♡」
「今日の舞のあそこはすっごく締まる!感じてるんだな!?俺のを離したくないって気持ちが伝わるぞ。舞、俺も、気持ちいい!!」
後背位の体勢で後ろから腰を強く何度も打ち付けられる舞。四つん這いになった体勢で遊偽に腰を掴まれ強く求められることで遊偽からの愛情と雄としての性欲、そして自分の物だと遊偽に支配され、遊偽の心を占有する悦びに舞は今までとは比にならないほどの心の充足を感じた。
「おかしいの♡私、今までの人生の中で間違いなく一番感じてる♡感じてて、抑えられない♡♡」
「いいぞ、感じるまま全てを委ねろ!俺も、舞が感じてくれて嬉しいから。もっと善がり狂ってくれ!舞!!」
遊偽とのセックスで満たされる心。昨日とやってることは変わらないのに遊偽から求められ、必要とされ、自分が愛されていることを遊偽が行動で示したことにより、舞の中の遊偽への気持ちも自分の手から離れるほど暴走し性感を限界以上に引き上げていく。これまで他の男としてきたセックスが何だったのかと疑問に思いたくなるほどに舞は愛液をまき散らし、人生初の塩を吹くほどに感じまくっていた。
「あっ、あああぁぁぁぁ♡また、またイクの♡イク♡イクゥゥゥ♡♡」
「うおっ、なんだこの、感触は……俺も、我慢できない!」
こりこりとした膣の壁がカリ裏などの特に感じる部分を擦りながらうねうねと軟体動物であるかのように動き、肉棒を締め付け射精を促す膣に負ける形で舞の中に精液を吐き出す遊偽。
熱く白い欲望のマグマは舞の中で確かに遊偽を感じさせ、遊偽によって中を染め上げられる悦びに舞は浸りながら止まらぬ興奮に更なる絶頂に導かれた。
計4ラウンドと歯止めの利かない情事は長丁場となり、遊偽と舞の興奮が冷めた頃にはすっかり夜は明け、昼が近づいた頃であった。
その間はリサも気持ちを抑えて我慢していたようで、遊偽と舞がゆっくりと起き上がると「お疲れ様」とばかりにタオルを渡してくれた。
その後、リサへの遠慮も消えて憚ることなく遊偽と時折イチャイチャする舞を余所に、遊偽一行は10個のスターチップを手に王城へと向かった。
メッセージ:舞の爆弾が取れたようだ
舞の好感度は振り切れている
前回に引き続き遊偽視点。
エロい大人のお姉さんが少年に入れこむのは最高だと思います。
それでいて時折可愛い所を見せるのも。
闇のPKさんは原作と違ってここでは失明しなくて済んだ模様。