童実野町とは隣りの市に位置する米里町。童実野町からは快速列車を使っても1時間ほどはかかる距離である。その市の医療の中心を担う米里病院で城之内の妹、川井静香が入院していた。
「お兄ちゃん……」
与えられた病室で静香は縮こまる。元々身体が弱く引きこもりがちだったが、眼の病気が悪化するとともに容体も急変し入院する羽目になった。幼い頃から両親は不仲で頼れるのは兄の克也だけだったこともあり、静香は不安に駆られると常に兄を求めた。
手術の日は一向に定まらない。明日にでも眼がダメになり兄の姿を二度と見れなくなるのではないか、そんな不安に静香は悩まされていた。
その頃、米里病院の一室で静香を巡ってある揉め事が起こっていた。
「先生!ちゃんと聞いてください!」
「はいはい、聞いてるとも。それで、何だったかな?」
アイアンと呼ばれるゴルフクラブを磨きながら、咎めてくる看護師の声を聞き流している男、この部屋の主であり眼科の診療科長の豪遊カケルがちらりと看護師に視線を合わせる。看護師の名は桜井美雪。静香の担当のナースである。
「先生の患者、川井静香さんの手術が可能な医師の予定が今空いてるのは私も知ってます。どうしてご紹介なさらないんですか!?ゴルフクラブなんて磨いてないでちゃんと答えてください!」
「ふっ、休める時に休まないと身が持たないよ。趣味は趣味、仕事は仕事さ。それに、事情も知らずにずけずけと踏み込んでくるとはね。これだから若い子は」
アイアンを磨き終えると粗い紙で鏡面を磨き始める豪遊。その態度に美雪はゴルフクラブを掴むと豪遊を睨んだ。
「先生が納得出来る理由で答えてくれるまで引きませんから!」
「ふんっ、なら教えてあげよう。彼女の治療が出来る医師は確かに日本にもいるが、彼の執刀による手術を受けるには多額の費用がかかってね。今は予定が空いてるが、この患者に支払能力があるかね?夫と離婚した母親が一人、経済力は殆どない。入院費用ですらやっとといったところだろう。彼女らには教えるまでもない話だ。仮に費用を借金でもして用意するから日程だけでも予約して欲しいなどと言われても、私の名前を使って大先生に紹介するのだ。予定だけ作って費用が払えないのでキャンセルでなどとなったら私の面目が丸潰れだ。総合的に判断して、川井さんらには伝える必要がないと決めた」
豪遊の言葉に絶句する美雪。
「なっ……患者には治療に関わる情報を全て教えるべきではないのですか!?先生が勝手に判断して選択肢を潰すのは傲慢です!」
「違うね。厄介事を避けただけだ。もし今回を逃せば次の先生の予定はいつになるか分からない、などと言えば半ば治療を強制するようなものだ。もしもそれでも出来なければこの子の精神的なショックは計り知れないだろう。容体が更に悪化するかもしれない。合理的な判断というものさ」
「それは面倒を避けただけです!どうしてそこまで不誠実なことが出来るんですか!」
「話にならんね。君がどう考えようと判断するのは科長の私だ。帰りたまえ」
アイアンを美雪から奪い返すと権力を笠に圧をかけてくる豪遊。美雪はそれに従う他なかった。
某日・あるデパートのフードコーナー
「へい!お待ち!当店自慢の焼きそばをどうぞ!」
「あれ?2つ?」
「へへっ、折角友達が来てるんだし休みを取って飯でも一緒に喰ってこいって店主のオヤジが言ってくれてな。これから昼休憩ってことだ。一緒に喰おうぜ!遊偽」
「そうだね。一緒に食べよっか。それと、焼きそばありがとう城之内君」
「いいってことよ!こんくらい、先日のお礼にすらなんねえよ」
約束通り休日にフードコーナーにて城之内に会いに来た遊偽。城之内は遊偽が来てくれたことが嬉しいのか上機嫌で焼きそばを啜っている。杏子は急遽バイトが入り、ミホは家の事情で来ていない。この場には遊偽と城之内だけで込み入った事情を話すにはもってこいな状況だった。
「静香は隣りの市にある米里病院に入院しててよ。保険が殆どきかない手術だってんでかなり金がかかるみたいなんだ。飲んだくれの親父はそれ聞いても知らんぷりで酒に金使ってやがる。今はここでのバイト代を毎月お袋に渡してるって感じだ。入院費用の負担も結構なもんらしいからよ」
悲し気に麺を啜る城之内。その顔を見て衝動的に遊偽は立ち上がる。
「それなら、今から妹さんのいる米里病院に行かない?今日は休みだし、電車でなら今から行っても夕方前には病院に着くよ!バイトでお金稼ぎも大事だけど、偶には妹さんに顔を見せるべきだよ。俺も城之内君の妹の静香ちゃんに挨拶したいしさ」
「なっ、遊偽、お前……」
遊偽の言葉に目を見開く城之内。バイト漬けの毎日で最近静香の見舞いに行ってやれなかったのを今更ながら城之内は気づいた。遊偽とともに見舞いに行くことを決意する城之内。
その後、城之内の事情を知っている店主は妹の見舞いに行きたいと話す城之内に快諾し、バイトを早めに終わらせてくれ、遊偽と城之内は米里病院へと向かった。
バイトを切り上げて快速に乗った遊偽らは夕方頃に米里病院へと辿り着く。受付で要件を話し病室の場所を教えてもらい面会の許可も得た遊偽と城之内は静香のもとへと向かう。
「へぇ~、静香ちゃんって14歳なんだ。苗字が川井なのは離婚したから?」
「ああ、川井ってのはお袋の姓だ。苗字は変わっちまったが今でもあいつは俺の可愛い妹だ。あいつのためなら何でもしてやりてえ」
途中、何度か会話を交えながらも二人は静香の病室を訪れた。
病室のベッドの仕切りをずらし顔を見せながら声をかける城之内。城之内の顔を見た瞬間、静香の沈んでいた顔が一気に綻ぶ。
「お兄ちゃん!来てくれたの!?嬉しい!」
「おう!最近来れてなかったからな。今回は奮発して静香の好きな大きめの人形を買って来たぞ」
「わあっ!ありがとうお兄ちゃん!でも私はお兄ちゃんが来てくれればそれだけでいいの」
兄がくれたプレゼントをぎゅっと抱きしめながらもニコニコと兄に笑顔を向ける静香。そんな静香に城之内は照れて釣られて笑う。
「ああ、こいつは遊偽って言ってお兄ちゃんの友達だ。小さいが中学生じゃねえぞ?こんななりでもガッツは一人前のいい奴だからな」
「こんななりって酷いな城之内君!」
「うふふっ、初めまして遊偽さん。お兄ちゃんが友達を紹介するの初めてでお兄ちゃんの友達に会えてうれしいです。これからもお兄ちゃんと仲良くしてくださいね」
ぺこりと頭を下げる静香に釣られて頭を下げる遊偽。
「城之内君の妹さんとは思えないくらい礼儀正しくて驚いたよ。今後ともよろしく!静香ちゃん。あっ、これ俺からも。城之内君に教えてもらって静香ちゃんの好きそうな花を花屋さんで選んで買って来たんだ。受け取ってよ」
「まあ!ありがとうございます。ガーベラの花って綺麗ですよね。ここに飾らせてもらいますね」
「おい遊偽!お前も一言余計だろ!俺を普段どんな目で見てるんだよ」
「「アハハハハ」」
静香の病室は珍しく明るい雰囲気に包まれ、3人の笑い声が響き渡った。そんな雰囲気に釣られたのか一人の看護師が病室へと入る。
「静香ちゃん、今日はいい笑顔ね。お兄さんとそのお友達がお見舞いに来てくれてよかったわ」
静香の担当看護師の美雪が遊偽の持ってきた花を刺す花瓶を持ってきてくれた。
「そっ、そんな……へへっ、兄として当然っスよ///」
でへへと照れる城之内。城之内の視線は美雪に釘付けだった。
(ああ、なるほど……城之内君は、このお姉さんに……)
遊偽は即座に理解する。城之内が年上の美人なナースにのぼせあがっているということに。そんな様子を微笑ましく思いながらふと、看護師の美雪を観察していると静香と笑顔に談笑しながら時折表情が固くなっていることに遊偽は気づいた。
(んっ、俺の気のせいかな?なんか、この人、静香ちゃんに対して距離を置いてるような……)
その表情がどうも気になり、バッグの中のパズルに思わず手を伸ばす。
(どうやらその女、少女と話す度に黒い感情を抱いているようだ。罪悪感に近い何かが)
(気のせい、じゃなかったか。パズルなしでも案外気づくもんなんだな)
城之内と美雪が話を始めたころ合いを見計らって遊偽は静香に話を振る。
「静香ちゃんの担当のナースの人、いい人そうだね」
「ええ。いつも優しくしてくれて凄くいい人なんです。それに綺麗な人で、お兄ちゃんったら浮かれちゃってますね。ちょっと寂しいですけど」
兄が夢中になってるのが妹としてはやや複雑なようだが微笑ましくも感じている静香。
「眼、早くよくなるといいね」
「はい。お兄ちゃんに会うと、そう思います。また、お兄ちゃんと外出したいなあ」
楽しそうに語る静香。遊偽はその顔を見てあることを決心した。
静香の見舞いが終わってから暫くした頃。控室で待機していた美雪のもとに遊偽が訪れた。
「いい人そうで使うのは気が引けるけど、これも城之内君と静香ちゃんのためだ。隠してることがあるなら話してもらうよ」
パズルを翳し美雪にマインドロックをかける遊偽。催眠状態にした美雪に遊偽は事情を説明させる。
「診療科長の豪遊先生が静香ちゃんの手術の可能性を潰していたってことか。それでそのことを話せないあなたが罪悪感なんてものを感じていたと」
「はい……。私、本当は何度も静香ちゃんに話そうとしたんです。でも、その度にあの豪遊の顔が浮かんで、話せなくて。豪遊は診療科長であると同時に、この病院の院長の息子ですから。この病院ではあの人が黒と言えば白も黒になるんです。私、こんなこといけないと思っていながらも、何も出来なくて……私、私……」
ひっく、ひっくと涙を流す美雪。まだ若い看護師の彼女は擦れていないが権力と悪意に無理やり抑え込まれ限界だったのだろう。
「辛かったんだな。もし、罪悪感があるなら俺を豪遊のところに案内してくれ。話は全てつける。あの二人とあんたのためにも」
パズルを翳した遊偽は美雪に自分を豪遊のもとへと案内させた。
科長室(豪遊の私室)
「次のゴルフのコンペ?勿論行くさ。その日は研修医の指導と患者の診察がいくつかあるがどうにでもなる。新しいドライバーの調子を確かめたくてねえ」
楽しそうに友人と電話越しにゴルフの話題で盛り上がる豪遊。そんな時、不意に部屋の扉が開く。
「むっ!誰だね!?ノックもしないで失礼じゃないか!」
電話を抑え、反射的に怒鳴る豪遊。部屋に入ってくる美雪と見知らぬ少年の遊偽を見て眉をしかめる。
「また君かね?今度は何の用だ?私は今は大事なプライベートの話をしているんだが」
「ゴルフの予定がそんなに大事ですか?あなたの科を頼りにしている研修医や患者を押しのけてでも。いえ、それはこの際いいです。私は、もう一度説得にきました」
「川井さんの件か。あれはもう結論を出したはずだ」
「いいえ!静香ちゃんは眼を早く治したいと願っている。患者の気持ちも考えず自分の都合で動くあなたを私は絶対許さない!」
美雪の目が釣り上がり口調も強まる。そこに遊偽も割り込んだ。
「豪遊先生、このままだとまた圧力とそれっぽい理由で言いくるめられそうだから、ちょっと本音で話してくれないかな?俺や美雪さんにも分かる偽りのない本音を」
キィィーーン
光り輝くパズルを見た豪遊は目を見開いた。
「あっ、がっ……ぐっ、要は金だ!こんな貧乏人には不釣り合いな手術なんだよこれは。前金で用意出来ない限りは私は紹介する気は一切ない!信用出来ない患者など私の沽券にかかわる。そもそも私と違い渡米してエリートコースを歩んできた若造なんかにお願いするのも腹が立つ。それなら最初から言わずに検査やら入院費用やらで今ある金を患者からむしり取ってやった方がずっと有意義だ。面倒な患者など私は相手にもしたくないね!患者よりゴルフの方が楽しいからさあ!」
禍々しい顔つきになった豪遊は美雪にも話さなかった都合の悪い裏側を全てぶちまけた。この姿に美雪の顔は真っ青になる。
「酷い……それがあなたの本性なんですね!豪遊!!」
「ふんっ!いつまでも綺麗ごとをいいおって!どうせお前も後10年もこの業界で過ごせば私と同じようになる。他人に私の予定まで左右されてたまったもんではないとな!」
立ち上がる豪遊。美雪を怒りの眼差しで見ていたが次第に好色そうな表情へと変化する。
「だが、君みたいに真っすぐで強気な子は嫌いじゃない。鬱陶しいとは思っていたが存外可愛いもんだな。どれ、荒んだ女になる前に私が味見してやろうじゃないか!」
ゴルフクラブを片手に美雪に襲い掛かる豪遊。ひっ、と身構える美雪に遊偽が庇うように前に出る。
「豪遊先生。あなたみたいな人が上じゃ下の人はやってられないな。患者にちゃんと向き合えるように改心させてやるよ」
遊偽はパズルの力を限界まで高めると豪遊の動きを止め、勝負を持ち掛ける。
「俺と豪遊先生、どちらが美雪さんに選ばれるかだ。豪遊先生は随分と自信を持ってるね」
「ふふんっ、当然だ。私はこの眼科の診療科長で院長の息子。つまりは時期院長も確約されている勝ち組だ。ただの高校生の若造に女の取り合いで負ける気はせん」
豪遊は不敵な笑みを浮かべ美雪に視線を向ける。手には金でコーティングされたゴルフクラブが握られている。
「どうだね?美雪君。私とコンペにでも。クラブは全部私が用意してやる。このクラブ、1本50万はくだらない高級品だ。私を選べばいい暮らしが出来るぞ?」
札束で叩くがごとき誘い文句に美雪は一度だけ豪遊の方を向くとわざと聞こえるような大きなため息をついた。
「私はあなたみたいな自分の都合ばかりで人のことを何とも思わない屑に靡こうなんて思いません。こんなの、初めから勝負にもならないわ。でも何故か自信ありげのようだからはっきり教えてあげる」
美雪は遊偽を引き寄せると唇を合わせて強めのキスをした。遊偽から舌が伸びるとその舌に驚きつつも受け入れるかのように啄む。んっ、頬が赤く蒸気し唇を離したころには二人の唇の間には糸の橋が出来上がっていた。
「なっ、何だと!?そんな、そんなガキをどうして!?」
「友達とその妹のために動く遊偽君の方があなたよりずっとましです。ハァ、ハァ」
美雪は豪遊に振り向きもせずに遊偽の服を脱がしていく。勝負は決まったが豪遊の精神的なショックを更に強めるために必要だと理解しているのか、それともパズルの怪しい光に当てられ肉欲に支配されているのか、美雪は止まらない。
「ごめんなさい、遊偽君。ハァ、私とこんなこと……」
「ううん、むしろ俺の方こそ」
ナース服のまま彼女は遊偽の服を剥ぎ取ると露わになった素肌に舌を這わせた。ざらざらとした舌が腹を沿っていく感触に遊偽は身震いする。美雪の舌が臍に到達するとその穴を丹念に舐めまわした。
「ううっ、そんなところを……」
ぴちゃっ、ぴちゃっと臍を攻められる音が響く度に遊偽は赤面して性欲が昂られる。美雪は舌の動きを止めるとベルトを開け、ズボンとパンツを下げた。半勃起状態の遊偽のペニスが外に放り出される。そのツンとした匂いにすっかりのぼせ上った美雪は腕で抱え込むかのようにペニスを掴むと迷わず舌を這わせていった。
「ひゃっ、美雪さん!いきなり!」
「遊偽君の、おちんちん、凄くエッチな臭いがして、ダメなの」
皮の間の匂いが特に強烈のようで鼻で匂いを嗅ぎながら舌を念入りに這わせ、しまいには口で包み込む。ナース服のままペニスをいたわるようにフェラをする美雪の姿を見て、遊偽のペニスはむくむくと硬さと大きさを増していく。
「ハァ、ちゅぽっ、おっきぃ♡」
最大まで勃ちあがった遊偽のペニスにうっとりとした目で美雪は見惚れていた。
「何故だ、何故あんなチビの小僧にあんなものが!私を、私にもしろ!!」
遊偽に奉仕する美雪と遊偽のペニスを見て烈火の如く怒り狂う豪遊。その股間が完全に膨れ上がっていた。
「豪遊先生の、随分と小さいんですね。だから肩書しか口説き文句に言えないんですねあなたは」
氷のような瞳で侮蔑の言葉を吐く美雪に豪遊の表情が一変して青ざめる。今の言葉はかなり痛い攻撃だったようで絶句している。
「遊偽君♡そろそろ、しよ♡」
白いズボンを脱ぎ見えた青いパンティ。これを器用にずらすと綺麗に整えられた陰毛が愛液で湿ってふやけており、ピンク色の女性器が見える。外陰部は花のように慎まし気に開いており、蜜の出具合からもすでに準備は出来ているのが分かる。
「美雪さん。あっ、うっ……」
ずりゅりゅっ、っと遊偽のペニスが穴に包み込まれていくとともに愛液が溢れる。適度に耕されたその膣は遊偽のペニスの到来に嬉しそうに震え、ぎゅっと締め付ける。
「遊偽君、私、変なの。あなたのが中で暴れてるとどんどんエッチな気分になるの!」
騎乗位の体勢のまま美雪は遊偽の両手を握ると快感に震えながら腰を動かす。重力に従って腰を落とす度に口から舌を伸ばし喘いでいる。
「ダメ、子宮に到達してるのぉ♡私、ここまで突かれたの初めてぇ♡こんなに、気持ちいいなんてぇ♡♡」
年下の遊偽を優しくリードするどころかガツガツと快楽に身を任せ遊偽に夢中になるナースの姿に遊偽は昂ぶりが抑えられず腰を動かし美雪と同じく快楽を貪り始める。
「あっ、ああん♡やだっ、遊偽君からも突かれて、もう、我慢出来ない♡」
ぶるぶるっと震える美雪。限界が近いのを悟った遊偽は美雪が感じるという子宮突きで最後の攻めを行った。
「あっ、あっ、あぁぁ!いっ、イクーーー!!」
「うっ、俺も、出る!出るよ美雪さん!」
美雪の絶頂とともに遊偽のペニスから精液が噴き出す。いまだに痙攣している美雪からペニスを抜き出すと精液に汚された膣からむわっとした雌の匂いが豪遊にまで届いた。
「ぐっ、ぐっ、があっ……」
男としての完全な敗北を刻み込まれた豪遊はパズルの力により隷属状態へと変わる。
一息ついた遊偽は豪遊の状態を確かめた後、静香が手術を受けられるように指示をした。
翌週・米里病院、静香の病室にて
「手術の日程が決まったって!?手術受けられるのか!よかったな静香!」
「うん、お金は一部を裕福な人が寄付してくれたみたいで、何とか予約だけは入れられるようになったの」
城之内と遊偽が再び訪れると静香は以前よりも元気そうだった。眼の手術が早期に受けられるようになり成功率が高いと聞いて身体も以前よりよくなったようだ。
「残りのお金はお母さんが頑張って用意するって言ってた。だからね、お兄ちゃん、バイトはもう無理して頑張らなくていいんだよ?お兄ちゃんを待ってる友達のために、高校に戻ってあげて」
静香は城之内に向き合うと真剣な表情で諭すように言う。その言葉に城之内は少し戸惑った後、憑き物が晴れたように顔をあげた。
「ああ、そうだな。バイトはまだ続けるが、もう休学手続きは取り下げるわ。もう一度、童実野高校に戻って兄ちゃん、高校生活やり直してくるよ」
「うん!眼の手術が終わったらお兄ちゃんのところに遊びに行くね!遊偽さんも、その時は付き合ってほしいな」
にっこりと笑顔を向ける静香に遊偽も照れるように頷く。
「というわけで、遊偽。また、高校でよろしくな!」
ぐっとまたサインをした城之内に同じく遊偽は返す。そうして城之内は童実野高校へと戻ってきた。
病室で静香の看護をしていた桜井美雪はその様子を微笑ましいかのように眺めながらも遊偽を見ると時折好色そうにペロリと舌で唇を舐めていた。
静香ちゃん回にするつもりがナースの美雪さん回になってしまった
今回はエロなしになりそうだったので彼女にR18的な意味で活躍してもらいました
夜勤病棟いいですね
アニメで本田が「ナースってのは年下の守ってあげたい系よりも頼りなる男を求めている」は真理だと思いました
静香ちゃんのエロを期待してた人はすみません