「これで私たちはお友達ですねっ!よろしくお願いします!ナルガクルガさんっ!」
回想の中のギギネブラはニコッと可愛らしく微笑みかける。
「へへ………へ……ハァ………フへへ………」
ナルガクルガは何とも言えぬ高揚とした気分をどうしたらいいかわからず、自慰に耽っていた。
何度も射精し、陰部の先からだらしなく精液が垂れている。
「お友達……この俺が………?あの子と………うっ」
思い出せば思い出すほどどうしようもない力が漲ってしまい、射出することでしか発散する方法が思いつかないナルガは再び自慰に最適な滑らかな岩肌に陰部を擦り付け腰も尻尾も激しく動かす。
暫くして心も体力も落ち着いてきて、ナルガはその場に寝そべった。
「ハァ………ハァ…………くせ………腹が減ったな」
腰を動かし過ぎたのか、だいぶエネルギーを消費していたようだ。
ナルガはようやっと起き上がり、自慰以外の活動をすることにした。
一方森から抜け荒涼とした高山地帯で、一頭のモンスターが歩んでいく。
「ふんふ〜ん♪我が愛しの未来のヨメ〜♪」
ジンオウガだ。
ジンオウガはナルガがギギネブラに恋をしているとはつゆ知らず、同じギギネブラに恋をしてしまった。
そしてヨメになってもらおうと、プレゼントを持って雪山に出かけたのだった。
プレゼントは仕留めた数頭のケルビで、精のつくように自身の精液もたっぷりとぶっかけてある。これは変態的な意味ではなく、生き物の中には精子を栄養として食す者もいるのだ。最もジンオウガがそのような生態なのかは、まだハンターには知られていない未知の領域なのだが………。
「うう、やはり雪山は寒いのう」
ジンオウガは体毛を震わせながら雪山に近づいていく。季節はまだ冬の本番というわけではないので雪も少なく、耐えられる寒さではあるが、長居は控えておきたいような気温だ。
「ギギネブラ殿はおらんかのうー!」
ジンオウガが叫ぶ。だがそれは弱いモンスターにとっては巨大モンスターの咆哮にしか聞こえず、辺りのモンスターの警戒心を高めさせただけだった。
「……ラ殿はおらんかのうー……!」
密林ではナルガが獲物を捕食しながらジンオウガの咆哮を聴いた。
密林と雪山は決して近いわけではないが、聴力に優れたナルガクルガだからこそ成せる技だ。
「ジンのやつ……何やってんだ?」
仕留めた獲物の肉を頬張りながらナルガはジンの動向を探った。
声の聴こえた方向は雪山の方だ。あの辺りはジンオウガが棲むような場所ではない。何か用があって近づいたに違いない………。
そう考えている内にナルガは思い出した。ジンが自分と同じ相手に夢中になっていたことに。
「あの子をヨメさんにしたいんじゃ〜!」
ジンの言葉を思い出し「まさか」と冷や汗をかく。
だがナルガは思いとどまった。
いやいや、俺は別にあのギギネブラがどうなろうと知ったこっちゃねえし、ギギネブラとジンがつがいになろうと俺には関係ない事だ。
だからわざわざ様子を見に行く必要も無いし、ジンの恋路を邪魔する理由も意味も無い。
あいつがジンと両思いになってようが、犯されて陵辱されてようが、俺はどうでも………どうでも………
ふとギギネブラの笑顔が脳裏をよぎる。
「今日から私たちはお友達ですよ!よろしくお願いします!ナルガクルガさんっ!」
「……………」
ナルガは暫く下を向いていたが、雪山に向かって歩み出した。
「別にジンの恋路を邪魔するわけじゃねえが………友達に会いに行くだけなら………悪くねえよな………?!」
ナルガは翼を思い切り羽ばたかせ、勢いよく雪山に向かって空を舞った。
続きは書けたら