※この作品はR-18です。

Skeb依頼品   作:サモアオランウータン

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相濡以沫

『結婚』それは人生における最大級のイベントと言っても良いだろう。

愛し合う者と所帯を共有し、人生を共に歩むための儀式…中には望まぬ婚姻を結ぶ者も居るであろうが、少なくとも今この瞬間婚姻を結んでいる二人はそうではなかった。

 

──パパパパパパッ!パパパパパパパパッ!

 

鳴り響く爆竹に建ち並ぶ赤い天幕。

空けられたスペースでは張りぼての龍を音楽に合わせてダイナミックに舞わせる龍舞が披露されており、愛し合う男女の幸福を祈願している。

 

「それではお二人共、指輪の交換を…」

 

恭しく頭を下げ、壇上の二人に一組の結婚指輪を差し出すのは東煌の顔役である『逸仙』だ。

 

「あぁ、ほら指揮官。手を出してくれ」

 

シルクのクッションに置かれた指輪の一つを手に取ったのは、深紅の東煌式ウエディングドレスに身を包んだ『ハルビン』である。

誰もが見惚れる整った顔立ちに幸せそうな微笑みを浮かべた彼女は伴侶たる青年指揮官へ指輪を嵌めようとしていた。

 

「は、はいっ。よ、よろしくお願いしましゅっ」 

 

対して指揮官は、あまりの緊張でガチガチに固まっており、まるで古いブリキの玩具のようにぎこちない動きでハルビンへ左手を差し出した。

 

「…ははっ。指揮官、東煌では右手だと言ったじゃないか」

 

「……あ」

 

何度も聞いていたというのに初歩的なミスをしてしまった事に指揮官は元々赤かった顔を更に赤くし、その様子に参列者からは微笑ましい笑いが起きる。

 

「ほら、こっちだ。…うん、これでいいな。次は指揮官の番だぞ。右手の薬指、だからな?」

 

「わ、分かってるよ!」

 

ハルビンが両手で包み込むように指輪を嵌めてくれた事に安心感を覚えたのか、幾分か緊張が解れたのかいつも通りの口調に戻った指揮官はハルビンの分の指輪を手に取ると、彼女の右手をそっと取るとゆっくりと長く細い薬指へと指輪を嵌めた。

 

「これにてお二人は正式に夫婦(めおと)と相成りました。この婚姻が結ばれました事、東煌を代表してお祝いいたします」

 

「逸仙、ありがとう。この喜ばしい日を共に迎えられた事、私も嬉しいよ」

 

「あ、ありがとうございますっ!」

 

逸仙からの祝福に余裕たっぷりに応えるハルビンと、相変わらず緊張しぱなしの指揮官…そんな二人を中心とした婚姻の宴は夜が更けるまで続いたのであった。

 


 

結婚式を終えたハルビンと指揮官の二人は、式場近くのホテルに滞在していた。

 

「指揮官、お疲れ様だ。乾杯」

 

「ハルビンこそお疲れ様。乾杯」

 

夜景を一望出来る大きな窓の前に置かれたソファーに座った二人が、シャンパンが入ったグラスを軽く触れ合わせると、ハルビンはグイッと一気に飲み干し、指揮官は一口だけ飲んで目の前のローテーブルへ一旦グラスを置いた。

 

「それにしてもこんな部屋を用意しているなんて驚いたよ。随分高そうだけど…」

 

居心地悪そうに周囲を見回す指揮官。

床には踏み心地のよい毛足の長い絨毯が敷かれ、天井にはシャンデリアが煌めき、置かれた家具や調度品はそれぞれが平均的なサラリーマンの年収では買えないであろうし、ホテルの一室だと言うのに階段まである2階建てだ。

正直一泊するだけでもどれだけの値段になるのだろうか?一般市民出身の指揮官には予想も出来ない。

おそらくこの部屋はロイヤルの貴族や各陣営の元首クラスがターゲットなのであろう。

 

「いいや、無料(タダ)だよ。何せこのホテルグループ、私が筆頭株主だからね。予約が入ってない時は自由に使っていいんだよ」

 

「えぇっ!?」

 

ハルビンは様々な商売に手を出しており、当たり前のようにブラックカードを持っているような富豪である事は知っていたが、まさかこんな高級ホテルの筆頭株主だとは…

指揮官の身分からしてみれば浮世離れした貴族よりも分かりやすく雲上の存在だと認識出来る。

 

「それに今日から暫くは私達の新婚旅行の為に自由に使っていいって話だ。せっかくなら存分に楽しもうじゃないか」

 

「うわっ!?」

 

──ドサッ…

 

ニヤッと笑みを浮かべるハルビン…それはまるで獲物を狙う肉食獣が牙を剥いたかのような印象を指揮官に与えたが、それは大正解であった。

ハルビンによりソファーに押し倒され、覆い被られてしまう指揮官。

自信より身長が高い彼女の迫力に気圧されてしまい、あわあわと泡食らうだけで何も出来ない。

 

「ふふふ…いつも思っていたが、中々可愛い顔をしているじゃないか♥」

 

「は、ハルビン…?何を…」

 

「何って…ナニ(・・)さ。夫婦になった男と女が邪魔の入らない所でするなんてそれしかないだろう?」

 

至近距離まで詰め寄られ、見る者を圧倒するような良過ぎる顔立ちと、仄かに香る華やかな女体の香りのせいで指揮官はもうオーバーヒート寸前だ。

 

「し…シャワー…を…浴びたほうが…」

 

「おおっ、そうだな。せっかく契りを結ぶのなら、身体を清めなければ。指揮官は細かい事に良く気付くな〜」

 

状況を打破するための言葉は上手く作用したようだが、それは結局は問題を先延ばしにしただけであった…

 


 

「……」

 

数人が同時に横になれるであろう巨大なベッドの端に座る指揮官の姿はなんとも小さく見えた。

それは緊張により縮こまっているせいもあるが、一番の原因は彼の肌を隠す物が腰に巻いたタオル一枚しかないためであろう。

というのも彼はハルビンから言われて先にシャワーを浴びたのだが、なんといつの間にやら先ほどまで来ていた服、更には用意されていた筈のバスローブまで無くなっており、タオルしかなかったのだ。

 

(や、やっぱりハルビンとそういう事(・・・・・)するんだよね!?やばい…めちゃくちゃ緊張してきた…)  

 

指揮官は童貞である。

幼い頃こそそれなりに異性の友人は居たが、アズールレーンの指揮官となる為に士官学校に入って以降は異性との交流がなくなってしまっていたのだから当然だ。

そういう事もあって母港に着任した当初は様々な気苦労が絶えなかったのだが…閑話休題(それはともかく)、紆余曲折あってハルビンと恋仲となって結婚した指揮官だが、婚前交渉は無かったため結婚初夜を前にこれまでに無い程に緊張しているのであった。

 

「ふぅー…待たせたな、指揮官」

 

「ひゃあっ!」

 

誌面や画面越しでしか知らない男女のまぐわいを想像して悶々としていた指揮官だったが、シャワーを浴び終えてベッドルームにやって来たハルビンの声に情けなく悲鳴を上げてしまう。

 

「おいおい、何も獲って食う訳じゃないんだからそんなに驚く事は無いだろ?そんなに緊張しなくても、私がちゃんとリードしてやるからさ♥」

 

「あ、あぅぅ…」

 

当たり前のように指揮官の隣に座るハルビンは、なんとバスタオル一枚を身体に巻き付けただけだ。

普段から薄布に包まれた豊乳を惜しげもなく晒している彼女だが

 

「よ、よろしくお願いしますぅ…んうっ!?」

 

覚悟を決めた…というよりは押し流された感じではあるが、なにはともあれ同意した指揮官は、ハルビンによって無理矢理唇を奪われてしまった。

 

「んぅ…♥んっ♥んぅ♥」

 

「んぷっ…んんっ…」

 

──ちゅぷっ♡ちゅぅ♡ぬぷっ♡ぬちゅぅっ♡

 

これまでも唇を重ねるだけのキスは何度かあったが、今回のキスはより深く唇を重ね、相手の口内へ─とは言ってもハルビンによる一方的なもだ─舌を捩じ込み、舌を絡ませて上顎と歯列を舌先で擽る、スキンシップとしてではない相手を欲情させる為のキスだ。

 

「んぷっ…♥ぷはっ♥おや…指揮官もしっかり男じゃないか♥」

 

「うひっ!?」

 

口内を蹂躙され放心状態であった指揮官だが、ハルビンの手が股間を撫でた事により素っ頓狂な声を漏らしてしまった。

 

「あははっ、なんだいその生娘みたいな反応は。そんな声出されたら…もっと可愛がりたくなるだろ♥」

 

「わっ…ちょっ…」

 

止める間もなく、最後の一枚(腰のタオル)を剥ぎ取られてしまう指揮官。

そうなれば当然、隠すものが無くなった彼の分身が露となるのだが…

 

「………」

 

「…?」

 

これまでにない女体との触れ合いで指揮官の肉棒は完全に勃起していた。

そもそも体毛が薄く童顔な彼らしい、根本に僅かな陰毛が生え、亀頭は包皮が被っている幼い見た目ではあるが、そのサイズは平均以上だ。

それを目の当たりにしたハルビンは顔を強張らせ、ピタッと止まってしまっている。

 

「ハルビン…?大丈夫?」 

 

「…あっ、あぁ。な、なんでもないっ。し、指揮官の歳にしては毛があまり生えてないから少し驚いただけだ♥」

 

どうにか取り繕うハルビンだが、羞恥に脳内を支配されている指揮官は違和感に気付く事はなかった。

 

「そ、そう…?うぅ…やっぱり変かな…」

 

「そこは人それぞれだから気にしなくていいさ!それより…気持ちよくしてやるから、大人しくな♥」

 

指揮官をフォローしつつ、彼女はベッドから下りると床に膝を着いて彼の股ぐらに顔を近づけた。

 

「何を…」

 

「あ〜…むっ♥」

 

「ひゃっ…!?」

 

口を開け、屹立した肉棒を咥え込む。

主の手ぐらいしか快感を与えてくれる相手が居なかった肉棒にとってそれは鮮烈過ぎる体験であった。

 

「んむ…♥んむ♥」

 

「ハ…ルビ…ンっ…汚い…よぉ…」

 

「ん…ぷはっ♥なんだ、洗ってないのか?」

 

「も、もちろん洗ったけど…」

 

「なら大丈夫だよ♥あむっ♥んぷっ♥んぷっ♥」 

 

「あっ…あぁ〜っ…」

 

唇で締め付けられ、包皮の口から舌先で鈴口をチロチロと舐められる…全てが初めてな快感に、指揮官は早々に登り詰めてしまいそうになる。

 

「おっと、まだだぞ♥」

 

「ぃ…っ」

 

無意識に腰がガクガクと震え、竿全体が膨張して射精感が一気にこみ上げて来ていたが、ハルビンが親指と人差し指で作った輪で竿の根本がギュッと締めつけられてしまった為、どうにか暴発はしなかった。

 

「そんなにさっさと射精(だ)したらもったいないだろ?せっかくなら…」

 

──パサッ…

 

「あんたがいつも見ていたコレ(・・)でしてやるよ♥」

 

バスタオルを脱ぎ捨て、産まれたままの姿の姿となったハルビンは、押さえつける物から開放された豊乳…いや、爆乳を下から持ち上げるようにタプタプと揺らして見せた。

 

「お…っぱいで…?」

 

「男はこれが好きなんだろ?遠慮しなくていいんだぞ♥」

 

戸惑う指揮官であるが、揺れる乳房の魔力には抗えない。

股間に躙り寄るハルビンから目が離せないまま何の動きも見せずに、彼女に身を任せた。

 

──むにゅんっ♡

 

「あぁっ!」

 

唾液で濡れた肉棒が、柔らかくも程よい弾力のある乳房が織りなす肉の峡谷に挟み込まれた。

 

「熱っ…♥胸がヤケドしそうだ♥指揮官はどうだ?♥」

 

「どうって…凄いよ…っ!ぅ…ハルビンのおっぱい…柔らかくて、温かくて…すごく気持ちいいっ」

 

どう少なく見積もっても100cmの大台を超えているハルビンの乳房の谷間は、そのずっしりとした重みに起因する圧力(乳圧)によって充血しガチガチに勃起しているはずの海綿体をギュウギュウに締め付けながらも、その全てを包み込むような柔軟さでトロトロに溶かしてしまいそうだ。

 

「よしよし…なら良かった…」

 

「…?」

 

「なんでもない♥そんな事より、こうして…♥」

 

──にゅるぅぅぅっ♡

 

「あぁ〜っ!」

 

ハルビンが何やら小さく呟いた事に気付いた指揮官であったが、それを追求する暇は無かった。

何せ鼠径部に密着していた柔肉の塊(おっぱい)が離れ、挟まれた肉棒が玉の肌によって長いストロークで扱かれたからだ。

 

「ははっ♥なんて情けない声を出すんだ♥そんなんじゃ格が下がってしまうよ♥」

 

「だ、だってぇ…ハルビンのおっぱい…気持ち良すぎて…ぇ…っ」

 

「ふふ〜ん♥ならこれはどうか…なっ♥」

 

──だぷんっ♡♡

 

「うぁっ!」

 

乳房を持ち上げていた手を緩め、重力のまま一気に肉棒を谷間で扱き下ろしてやる。

 

「おや…剝けたみたいだ♥すんすん…♥ん〜…洗ってもやっぱりニオイはあるな♥」

 

その弾みで亀頭を覆っていた包皮が剥かれ、隠されていた果実が露わとなる。

指揮官が言うにはちゃんと洗ってはいるらしいが、それでも粘膜に染み付いた臭気は彼が仮性包茎である以上はそう簡単に払拭出来るものではない。

 

「うぅ…ごめん…」

 

「謝る事はないさ♥私はこのニオイ…あんたのニオイって感じがして好きだ♥それに…♥」

 

至近距離で剥き出しとなった亀頭を見詰めるハルビン。

包茎は一般的に包皮によって成長が妨げられるとされているが、爆乳の谷間から亀頭が突き出る程の長さと、その亀頭自体もエラ張ってパンパンにはち切れるそうな姿を見るに彼のイチモツは一般論では語れない代物なのだろう。

そんな雄の象徴を凝視しているとハルビンの内に秘める雌が目を覚まし、彼女の股ぐらをじっとりと湿らせるのだった。

 

「やっぱり立派じゃないか♥こんなモノを持っていると知ったら、もっと早く食ってしまえばよかったよ♥」 

 

「は、ハルビン…それより…そんな近くで喋られると…」

 

熱を帯びた吐息混じりの囁き…それが剥き身の粘膜、しかも一際敏感な裏筋へくすぐるように吹きかけられるのだから堪らない。

更に言えば、指揮官は一糸纏わぬ女体を見る事も、愚息に触れられ舐められる事も、あまつさえ乳房で挟まれる事も全てが初めて尽くしであり、既に興奮は最高潮である。

 

「あっ…ごめんハルビンっ!射精(で)…射精(で)ちゃ…あっ…ああっ!」

 

──びゅるるるるるっ♡

 

「ひゃぁっ!?♥」

 

突き出た肉槍の穂先より、天へ向かって一直線に飛び出す白濁した精汁…それはそのまま宙を突き進むという事はなく、ハルビンの整った顔を汚し、肉棒により柔らかく歪んだ乳房へボタボタと滴り落ちた。

 

「うぅ…ごめん、ハルビン…ガマン出来なくて…」

 

「熱…♥こんなに熱いんだな…♥気にするな、あんたが気持ちよくなってくれたのが一番さ♥それより…♥」

 

枕元に置かれているテッシュで顔と乳房に付着した白濁を拭き取ると、ハルビンは指揮官の股間へと熱い視線を注ぐ。

 

「その様子だと弾切れ(・・・)って事はなさそうだな♥」

 

「う、ぅん…」

 

乳肉の拘束から解き放たれた肉棒は鈴口より溢れ出る精の残滓によって白く汚れたまま、ビンビンに勃起しており萎える気配は見られない。

 

「よっ…と♥」

 

「わ…っ」

 

「ここ(・・)は初めて見るだろう?今からここにあんたのが挿入(はい)るんだ♥」

 

一通り付着した精液を拭ったハルビンは、ベッドへと飛び乗るとそのまま仰向けになって膝を抱えた体勢となり、両脚を左右に大きく広げた。

いわゆるM字開脚とマンぐり返しの中間のような体勢となるが、そうなると真正面からは窺う事が叶わなかった女陰が顕となる。

 

「これが…ハルビンの…」

 

脚を広げたせいで周囲の肌が引っ張られた為か、大陰唇が左右に分かれ、充血し濃いピンク色となった小陰唇はもちろん、突起した陰核や小さく窄まった尿道口、僅かに開いた膣口まで丸見えだ。

見ようによってはグロテスクと言っても差し支えないが、性的興奮がこれまでにない程に高まっている指揮官は一瞬たりとも見逃さないように目を見開いていた。

 

「私のに興味津々みたいだな♥だけど正直言って早くあんたのが欲しいんだ♥」

 

ヒクヒクと蠢く膣口と、ピクピク震える陰核は彼女の心情を何よりも表しているようだ。

 

「う、うん、分かったよ。えー…っと…こう…?」

 

「ひゃっ♥そこは違うって…♥こっちだよ♥」

 

ハルビンに覆い被さり、見よう見まねで腰の動きだけで挿入しようとする指揮官だったが、見えない状態では難しかったようで、危うく別の穴(・・・)にねじ込んでしまいそうになった。

それを見かねたハルビンが肉棒の中程を支え、自身の入り口へと誘導してゆく。

 

──ぬぷっ…♡

 

「っ…♥」

 

「あ…つぅ…」

 

初めて味わう粘膜同士の触れ合い。

熱く濡れている事以外は正直よく分からないが、それでも愛する者によって純潔を散らせるという事実が精神的な快楽と満足感が脳を痺れさせる。

 

「いいぞ…♥一気に…♥」

 

「ハルビンっ…!」

 

──ずりゅ…ぷちっ♡

 

欲望のまま腰を突き出し、愚息を女体に埋める指揮官。

半分程入った瞬間に何かが切れるような感触こそしたが、最奥まで無事挿入する事が出来た。

 

「ぅ…あ…これが…セックス…っ」

 

人から色々と聞き及んでいたが、これほどとは思わなかった。

百聞は一見にしかず、とは正にこの事だろう。

肉棒全体が熱く濡れた肉ヒダでビッチリと覆い尽くされ、ギュウギュウと締め付けられる快感は自身の手では到底味わえないものだ。

 

「っ…♥ぁ…〜っ♥♥」

 

「は、ハルビン?大丈夫…?」

 

しかし、その感動は長くは続かなかった。

というのもハルビンが目尻に涙を浮かべ、声にならぬ呻きを絞り出しながら悶えているからだ。

もしややり方が間違っていて痛い思いをさせてしまったのではないか?そう考えた指揮官は結合部に目線を向けてみる。

 

「…血?ごめん、ハルビン!何か変な事…」

 

「大丈夫っ!」

 

肉棒の挿入によって溢れてきた愛液に鮮血が混ざっている事に気付いた指揮官は、ハルビンに謝罪しつつすぐさま引き抜こうとするが、それは他でも無い彼女によって引き留められた。

 

「…は…じめて…なんだ…」

 

「……え?」

 

「はは…笑えるだろ?リードするとか言いながら初めてだなんて…」

 

豪快で頼れる姉貴分という言葉がピッタリな彼女の事だから、色恋沙汰ぐらい経験していると勝手に思っていたが、どうやらそれは一方的な思い込みだったらしい。

しかし、それは決して失望へは繋がらなかった。

むしろ逆…自分も初めてで不安だろうというのに、こちらを気遣ってくれた事で彼女への愛がより深まるのを感じた。

 

「ハルビン…ありがとう」

 

「ん…♥」

 

破瓜の痛みか、はたまた純潔を散らした事への不安か、あるいは両方か。

小さく震えるハルビンを指揮官は抱きしめ、軽く口づけをした。

 

「まったく…あんたはナヨナヨしてる割にこういうとこはしっかり男だな…♥ん…動いてくれ♥意外と痛くはないし、それに…あんただってウズウズしてるんだろ♥」

 

「うん…無理はしないでね」

 

──ずちゅっ…♡

 

「んっ…♥」

 

腰を引き、肉壷から愚息を引き抜く。

カリ首まで抜けた辺りで、続いては腰を突き出して再び挿入する。

 

「あっ…あぁ〜っ♥♥」

 

全身をビクッ♡ビクッ♡と震わせ、背を反らせながら快感に悶えるハルビン。

世の中には感じている演技をする女性が居ると小耳に挟んでいた指揮官であるが、彼女の振る舞いを見るに明らかに演技ではないだろう。

だが、あいにく指揮官にはそれを分析する余裕なぞ無い。

 

「うぁ…すごっ…ハルビンの膣内(ナカ)、熱くてヌルヌルですごく締め付けてくる…」 

 

もはや彼女の膣を味わえば他の女では満足出来ないだろう。

そんな名器を前に、指揮官は一心不乱に腰を振り続ける。

テクニックも何も無い、ただ本能のままめちゃくちゃに振られる腰だが、奇跡的な事にそれはハルビンにはピッタリだった。

 

「あぁっ♥♥んあぁっ♥♥し、指揮官っ♥♥待って…♥やっ…っ♥♥あぁっ♥落ち着いて…くれっ♥♥」

 

まるでパズルのピースのように、初めからそう作られたかのように指揮官とハルビンの性器はピッタリと噛み合っている。

そして指揮官のめちゃくちゃなピストンも膣内の性感帯であるGスポットからポルチオまでを一息にカリと亀頭先端で刺激し、勢い良く叩きつけられる腰は敏感に突起した陰核(クリトリス)を押し潰し、ハルビンの全身に電流のような快感を与えてくれる。

はっきり言って、指揮官とハルビンの身体の相性は比類無き程に抜群であった。

互いに初体験だというのに、駆け引きもテクニックもない獣のようなセックスは、その後先考えぬ動きで二人をあっという間に絶頂へと導いてゆく。

 

「ハルビンっ!好きっ!好きだっ!はぁっ…はぁっ…愛して…るっ!」 

 

「ばっ…♥ばかぁっ♥♥そんなの分かって…んひうっ♥♥あっ♥あ〜っっ♥♥頭っ♥あたまおかしくなるぅっ♥♥♥」

 

指揮官の両手がハルビンの背を抱き締め、ハルビンの脚が指揮官の腰に絡みつく。

きっとお互い意識したものではなく、正に本能的な…この雌(雄)は自分のモノだ、絶対に離さないという原始的な欲求が生み出した行動であった。

 

「ハルビンっ!射精(で)るよっ!ハルビンの膣内(ナカ)に…っ!」

 

「あぁっ♥♥絶頂(イ)くっ♥♥私も…絶頂(イ)くぅぅぅぅぅぅぅっ♥♥♥」

 

──どぷっ…♡どびゅるるるるるるるるるぅぅぅっ♡♡

 

「あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"〜〜っ♥♥♥イくっ♥イッてるぅぅっ♥♥♥」

 

最奥で放たれる二度目とは思えぬ濃厚な子種…それは無垢な子宮へと流し込まれ、彼女の胎内へ消えぬ証を刻み付けた。

 


 

「ふぅ〜…まったく、初めてだっていうのに乱暴過ぎやしないか?おかげで腰が痛いよ…」

 

「本当にごめんっ!ハルビンが気持ち良くて…」

 

下腹を擦りながらボヤくハルビンへ、指揮官が土下座して─とは言ってもベッド上だが─謝り倒していた。

同意の上とはいえ、確かに激しくし過ぎたのは事実であるし、人によっては失望してしまうだろう。

しかし、ハルビンはこの程度では失望なぞしない。

 

「まあ、いいさ♥私だって気持ちよかったし…あんたは言わずもがなだろ♥」

 

「あー…うん、そうだね…」

 

彼女の言う通り気持ちよかったのは事実であるし、何より男として格が上がったような気がする。

昨日まで…いや、数時間前の自分とは別人になった気分だ。

 

「セックスなんてお互いに想い合って気持ち良くなればそれが一番さ♥それより…」

 

ハルビンが目を向けたのは、タオルで隠された指揮官の股関だった。

すでに二度の射線をしたというのに彼の分身は尚も勃起しており、タオルには先走りが染みている程だ。

 

「あんた…意外と底無しだなぁ」

 

「もしかして…逸仙が東煌の薬膳酒を出してくれたんだけど…」

 

「あー…そりゃそうだ。うち(東煌)の薬膳酒は効く、っていうか効きすぎる(・・・・・)からなぁ…よしっ、こうなればとことん付き合ってやるよ♥」

 

「えっ!?少し休んだ方が…」

 

「遠慮するなって♥」

 

「あっ…ちょっ…あぁ〜っ」

 

ハルビンに押し倒され、貪り食われる指揮官。

契りを結んだばかりの二人はその後、三日三晩姿を見せなかったという。

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