※"神"隠しの後は、たいてい帰還後はかなり進んでいる。
まず大前提として、個々の魂の時間速度はそもそも違う。微妙から、大分違う、ということもある。これが精神を支配し、次に精神が肉体(空間と物質)を支配する。
また種族毎で平均値を取ると、これがまたかなり違う。
※時間の流れ速度が速い>時間の流れ速度が遅い
宇宙人の魂的感覚の平均速度>地球人の魂的感覚の平均速度>>神の魂的感覚の平均速度
※(神=高知識存在・高精神存在)
※文明水準が上がると時間が加速して早くなる。それを超えて精神のレベルが高まると、時間、そしてそのものの早さについて疑問が芽生えるようになる。最終的に、早さに意味はあるのかと思い始めるようになる。それは"生きようとすること自体"と"死のうとすること自体"の意味のなさに気付く感覚に近い。早さの必要性を極端に感じなくなってくる。
※早い時間というもの自体が、そもそも、徹底的に管理統制・支配をしたいと目論む、ある勢力により作り出された流れ。
と、だいたいこのようになる。
また、空間(と物質)とは、その空間(と物質)を共有する魂たちの時間感覚の影響を受ける。そのときの影響度は、空間(と物質)を共有する魂たちの総・調和に比例する。
つまり、地球人が、
宇宙人の空間に紛れ込み数日過ごすと、帰還後では数時間の出来事であったり、
神の空間に紛れ込み数時間過ごすと、帰還後では数カ月~数年の出来事であったりする。
よって、仮に神様と時間比べ・根競べの勝負をすることは基本的には不利。時間(体感)感覚と実際の時間流れが違う。人間の感覚では長くても、神様の感覚では、短い~極短い、という可能性が多いにある。
各個、時間の"BB素材の持ち寄り"で合成的変化影響も。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
地球で、猿型人類と蛇型人類の最終戦争にて、蛇型が勝利を収め、猿型を淘汰すると文明速度はさらに加速する。そして、蛇型が支配統治する惑星は将来、例外なく滅ぶ。蛇型の行動原理の根幹は"愛"ではなく"貪り"だからである。惑星の崩壊、蛇型はこれを宇宙でひたすら繰り返してきている。
カオティック・ハードコア 9
― 五十鈴の独白 ―
今はもう、海域の哨戒も艦娘主体で行われるため、まったくと言っていいほど使われなくなった巡視艇が、鎮守府にいくつかある。
それを利用することにした。
救出成功後、何らかの事態で航行不全にでも陥っていたら笑えない。
……テラのあの能力も、どこまで使えるものなのか、まだわからない。
ただでさえ、単艦での出撃。利用できそうなものは使わせてもらおう。
……いざとなれば、弾除けか、陽動か、どうとでも使い道はある。
……刑罰とかで済めば御の字ね……。
最悪、解体も考えられることも想像したが……。
……この後、ずっと"後悔する事"になるくらいなら、それの方がましだとも思えた。
半ば自分にそう言い聞かせながら、第三工廠へと足を向けていたが、その道中で不意にとある男の、いつも浮かべている不敵な笑みが連想された。
どうやら先約がいたらしい。
ロゼがその男と同じ表情をしながら、すでに第三工廠から私を見ていたのだ。
本人いわく、ちょっと借りようとしていた、ということらしい……。
本当にそっくりね……。
でも、ロゼのそのときの表情と、それから連想される一人の男の顔が、また私を後押しした。
――きっと同じことをする。私にもう迷いはなかった。
"準備"を終えて、二人でこっそり発とうとしたとき――
工廠の扉の方から、か細い影が伸びてきた。
――アカリだった。
さすがに彼女だけは連れていけないと思った私は、制止を促すために、彼女に駆け寄ったが……。
肩を大きく上下しながら、息を切らしているアカリ。
それでも、言葉もままならない彼女の、代わりとばかりに強く訴えかけるその瞳と表情に……。
……私はもう何も言えなくなってしまっていた。
――私はこの子を護ることを心に誓った。
何はともあれ、五十鈴たちは出発した。
羅針盤もなく、あてどもない航海になるかと思われたが、意外にも道標はあった。
赤い光の柱。
海上に忽然とある、なんとも奇妙なそれは、あたかも五十鈴たちを誘っているかのようにも思われた。
それほどに、おあつらえ向きに、タイミング良く、都合良く、それはあったのだ。
― 某海域 ???? ―
ロゼ「――ま、あれかな」
五十鈴「わかるの?」
ロゼ「なんとなくねw」
五十鈴「……ま、他に当てもないしね」
ビチリ「っ……い、いつでもいいよっ!」
五十鈴「……行くわよ!」
ロゼ「I'm ready♪」
ビチリ「う、うんっ……!」
巡視艇ごと、光の柱に突入する三人。
― 五十鈴の独白 ―
五十鈴たち三人が光に包まれた瞬間、突然"足場"を失った。
そして光の先……――
――そこはまるで、"宇宙"だった。
為す術もなく、五十鈴たちはある方向から生まれている、謎の引力に引かれ、導かれるかのように吸い込まれていった。
"落ちた" とでも表現するべきなのかしら……。
上も下もわからない飛行体験は終わって、五十鈴たちはどこかにたどり着いた。
……本当に"どこか"に、ね……。
そこに留まっていても仕方がないので、五十鈴たちは進むことにした。
……私は、道中もアカリのことが気がかりだった……。
― ビチリの独白 ―
……わけのわからないこと続きだった。
でも……一番わけがわからないのはエロちゃんのことだった。
実際には、一緒に過ごした時間だってそんなに長いわけじゃない。
でも、なんだろう……。
変な話だけどアカリは、自分とエロちゃんが……少し似てるのかな、って思ってたんだよね……。
どうしてはわかんない。
もしかしたら、やっぱりそれは違うのかもしれない。
けど、そういう風に自分が感じてたことに気付いてからは、エロちゃんのことがすごく気になり出して……放ってはおけなくて……。
そうして、ふと気が付いたら、こんなところにまで付いて来ちゃってた、っていうのが本音だったりする……。
――だから、アカリはエロちゃんに会いたかった。
― 海底亜空間 ?????の間 ―
ロゼ「――……ん~…………あれじゃないかな」
ビチリ「――っ!! エロちゃんっ……!」
五十鈴「ちょっ、アカリ!? 一人で先にっ……あぁもう……!」
ロゼ「....Hmm. んふふ……♪」
テロス「…………」
― ロゼの独白 ―
まだそんな所にいたんだねえ。もうとっくに接触しちゃってるのかと思ってたよ。
んー?
……あぁ、うん。普通にいたよ?w
ていうか、わりとすんなり見つけられたかなww
先にあいつと出会ってたら、もう少し面倒だったとは思うけど。
……さぁ?
ゆっくり歩くとかでもしてたんじゃない?
本当はさ。
四人、再会。
ここから、三人対テロスで戦闘とか説得とか。動画で補完。