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魂にはそれぞれ役割がある。それは天道が定めるものである。
その役割にそぐわない、合致しない活動を各々の魂が行うとき、天命調律が働きかけを行う。
つまり、各魂のその行い・活動を歓迎しない。
日の目を見ない、評価されない、などなど。かなり強力に反力が働くことも多分にある。その道の運命が断たれることも多いにある。
逆に、各々の魂の役割を見つけることに成功し、それに沿った活動が出来ると、大歓迎される。人生がハマる。勢い付く、波に乗れる。
テロス「――さて、火は着いたけど、これを維持するのに必要なものが3つあって――」
ビチリ「はい! 酸素と燃える物! だよね☆」
ロゼ「……ん? 3つ? 他なくない?」
五十鈴「……温度、よね?」
テロス「そうよ。高温である必要がある」
ロゼ「高温って、火燃えてるじゃん」
テロス「燃えてる内は、ね」
ビチリ・ロゼ「?」
テロス「火の維持、あるいは火力を強くするためには、
酸素と可燃材、それと温度の寄与か維持が大切なのよ」
五十鈴「火事とかの消化方法に、消化の3要素って言葉があるわ。
可燃物を取り除く、除去消化。酸素の供給を断つ、窒息消化。
もうひとつが、点火源を冷却して熱を奪って、
燃焼物の発火点以下の温度にまで下げることで消化する、冷却消化よ。
火は温度を上げてやると、可燃物と酸素を消費して物凄く燃え上がるのよ」
テロス「そういうことね。湿った物は火口にも薪にもならないというけど、
あれは現象としては、含まれている水分が気化するときに
必要な状態変化熱を火から奪っていくせいよ」
ロゼ「あ~、だから弱まったり、最悪消えるのか……」
五十鈴「燃えにくい物もそうね。動物の骨とか」
テロス「いい油が染み出してくる新鮮な骨なら、それもありなんだろうが……。
まぁ、油自体も必要になる可燃温度は高めではあるけどね」
ビチリ「へぇ~……」
テロス「とにかく温度は大事だ。
冷たい可燃材も同様に、すぐには使い物にはならない。
点火源の火が弱いと、そこから全部熱を吸い上げて、
消化させてしまうことにもなりかねない」
五十鈴「燃えてる火には直接近づけないで、周囲に放射される余剰熱で
一時的に温めておくのが一般的ね」
ロゼ「あぁ。そういえば、それで湿った枝木とか乾かしたりしてるの見たことあるよ」
ビチリ「……なんかもっと簡単に考えてたけど、
けっこういろんな事考えないといけないっぽいね……。
アカリにできるかな……」
テロス「火の着火には、可燃材、酸素、温度が必要で、
この内のどれか一つでも欠けると火は消える。
一先ずはこれだけ覚えておけばいい」
ビチリ「う、うん。わかったよっ☆」
五十鈴「火種が全くなくても、とりあえずその3つさえ揃えられれば火は起こせるからね」
ロゼ「……さっき、エロエロがやったのって、
酸素は……まぁ、始めからあったとして、
火種は可燃材同士の摩擦で、温度上げて作ったってことだよね?」
テロス「そういうことだね」
五十鈴「……今日はとりあえず、巡視艇で休むのよね?」
テロス「ああ。現状、この上ないシェルターだからね」
ロゼ「今日の夜はそうでもないし、火の近くにもいるからだけど、
今後寒くなってきたらどうするの?」
つづく