一回一回・一つ一つにはそれほど意味はない。
一回一回・一つ一つにそれほど真剣になる必要・意味はないと気付き始めてしまう。
何回も繰り返すのに今、本気でやるのか?
多くの事物が結局は一つでしかないのに?
と気付く。
ここまでの気付きを得てしまうと、一回一回の人生や命について、全うするということにおいて、得る以前とは比べて確実に活力というものが格段に落ちる。
しかし、これは魂の修行という観点においては全力を欠くので、タブーとされる。だから魂の真理の知識は得るべき段階の魂とそうではない段階の魂とにランクは分けられる。
魂の真理の知識を得るべき段階の魂は、人生の中で、必ずその知識に辿り着く運命や機会が訪れる。
反対に、魂の真理の知識を得るべきではない段階の魂は、一生の内には、その知識に辿り着く運命や機会が訪れないか、出会ったとしても、天道の調律が働き、その知識を得られない、理解できない、忘却する、寝てしまう、拒絶してしまう、受け入れられない、納得できない、などの事態・症状が発生する。
魂のレベルに応じて、受肉後の人生・訪れる運命・置かれる境遇・人間関係の難易度が変わる。それは個々の魂の修行のために、天道が選択する。レベルの低い魂ほど必要なことが多く、修行深度が重要なので過酷となり、レベルの高い魂ほど既に修了した項目の方が多くなっているので容易なものになる。
カオティック・ハードコア
ビ「――いやぁー、新メンバー増えて盛り上がって来たなぁ!☆
これなら三人でユニット組んでいろいろ――」
明朝早くに出勤し、事務所前まで来ていたビチリちゃん。
自分が一番乗りだと思っていたらしいけど、どうやらもっと早くに来ていた者がいたらしい。でも見るからに人間ではない者だった。
?「……」
ビ「」
ビ「――……なっ……えっ……ってやば!? こっち気付いたっ!?」
?「……」
◇
五「――あら、アカリ。今日も早いわね。……って!!?」
◇
ビ「……あ、あはははっ……えーっと……
お、おはようございまーす!☆ うううちに何かご用ですかっ?
も、もしかしてアイドル志望の方だったり?☆」
?「…!」
ビ「っ!? ほわぁああーっ!!
ごごごめんなさぁああいぃーー!!」
五「アカリっ!!」
ビ「!?」
◇
五「――……間一髪……危ないところだったわね」
ビ「お、おぱっ!? おぱぱぱっ!? ……いすおぱっ!!!」
五「……やっぱり見間違いじゃない……でもなんでこんな所に……」
ビ「おぱ~☆ おぱぱ~~☆ いすおぱ~い~~☆☆♥」
五「くっ……あの兵装も持ってきてるわけないし、
艤装もない体でどこまでやれるかっ……!」
―ドゴォッ!
五「!!」
ビ「~♪♪♥♥」
◇
五「――テラ!」
テ「何だ、あの化け物は……」
五「……悪魔よ」
ビ「はむはむはむっ……!」
テ「は……?」
五「五十鈴の職場で、"最近"だとそこそこ見かけるのよ。
でもまさか、陸に上がってきてる個体もいたなんて……!」
ビ「むふーむふーっ!!」
テ「……どちらにせよ、敵性体ってわけね。フフフッ、面白い」
五「……戦えるの?」
テ「誰に言っている」
五「……頼んだわ」
テ「フン。言われるまでもない」
テ(……とはいえ、こっちに来てからうまく"リンク"が成立しない……。
さっきの蹴りもほとんど効果はなし……。
どこまで干渉できるか……やってみるしかないわね……!)
テ「<ブラッドダンサー>……!」
五「! あれはっ……」
ビ「ふもふももっーー!!///」
テ「はぁっ! ――ッ!?」
?「……」
テ(くっ……これでもこの程度かっ……!)
五「――テラっ!危ない!!」
?「…!」
テ「! ふっ……!」
◇
?「……」
テ(……やはり、ほとんど効果がない。
兵装も今は事務所の中、相転移系も当然使えない……)
?「……ヘッ……ヘッ…」
テ(……初手みたいに、不意でも突かない限り不利ね……)
ビ「……はむっ……レロ……チュプッ……ジュルッ……」
五「……テラ?」
テ「少し黙ってなさい。今作戦を――」
??「いやー、ごめんねーお姉さんたち。あたしの代わりに」
「「――っ!?」」
◇
??「よいしょーっ」
テ「……」
五「……」
ビ「デュフフフッ…………んっ……ぁ、い……イ……クッ……!」
??「……よしっと」
テ「化け物が塵になって消えた……?」
五「……」
ビ「ハァハァハァハァッ……!」
??「危ない目に合わせてごめんねー!
えーっと……ねぇ、お姉さんたち。
ここ、どこだか教えてくんない?
あと、今っていつなのかな?」
テ「……」
五「朝っぱらからこれまた重たいわね……」
ビ「……ン……イスズチャ…………スキ…………」