「おまえ気に入ったぜ!」 酒場で意気投合した冒険者からアーティファクト(付け耳)を貰ったので獣人の村へ行こうと思う 作:Rオウ
「はっ」
ぴょん♪
「はっ」
ぴょん♪
「はっ」
ぴょん♪
今日も街道を北へ跳ね続けるうちに日が暮れてきた。
両足で地面に着地して大きく息を吐いてから尻もちをつくように座り込む。
「さすがに疲れたなぁ……」
座り込んだまま息を整える。
「でも大分近づいてきたな」
最初は遥か遠くに霞んで見えるだけだった北ザイル山脈が今ではかなり近くに見える。
人の心は不思議なもので、近くに見えると逆に気が急いて今日は無理をして跳ねてしまった。
「真っ白だな」
遠くに見える北ザイル山脈の三合目から上は真っ白な雪化粧で覆われてしまっている。
もしかしたら、あの雪は夏まであのままなのかもしれない。
「さて、と。ご飯にしよう」
草原の中でまばらに生えている低木の周りで枯れ枝を集め、いつものように街道の側で石を組んで簡単な竈を作って火を熾す。
「よっと」
手のひらを鍋に向けて生活魔法を唱えると、生み出された水がちょろちょろと鍋の底に溜まっていく。
水が溜まったら一掴み分の豆を鍋の中に放り込み、火にかけて煮込んでいく。
ある程度煮えたらそこらに生えてるオオバの葉を刻んだものと塩を少し入れて軽く味付けする。
あとはじっくり煮込むだけとなった豆のスープの仕上がりを見ながら、木の枝に刺した草原ネズミの腿肉を火に近づけくるくる回して両面をいい感じに炙っていく。
食欲をそそる良い匂いがしてきた。
オオバの葉を一枚軽く茹でてから焼いた肉を包んで一口齧る。
脂と柔らかい肉の旨味、そしてオオバの微かな苦味がアクセントになって口の中に広がっていく。
「もぐもぐ……美味しいなぁ」
なんとなく、日に日に跳ねる速度が上がっていってるような気がする。
その分、疲れも大きくなってる。
その代わり夕飯がどんどん美味しく感じるようになってきた。
街道を北に向かって跳ねていると時々芋の自生している場所を見つけたりするので、そういう時は休憩も兼ねて芋も掘り出して背負袋に詰めこんで行く。
皮を剥いて茹でて、塩を少しかけて食べるとこれも美味しいんだ。
自分の元の村にいたときより、お腹一杯食えるのはちょっと皮肉かも。
豆のスープをずずっと
お腹の中から体が温まっていく。
「……しかし寒くなってきたな」
季節は春だけど、速い速度で北へ向かっているからどんどん寒くなっていくのが変な感じだ。
背負袋からマントを取り出して体に巻きつけた。
凍えるほどではないけど、この先気温がまだ下がるなら厳しい。
「……」
気がつくと焚き火はもう消えかけて辺りは真っ暗だった。
目が覚めた原因を探ろうと体を起こすと、焚き火の残り火が照らす闇の中で無数の黒狼がボクを取り囲んでいた。
「えっ!?」
慌てて跳ね起きて周囲に視線を走らせると、見える範囲だけですでに二重に取り囲まれている。
うわっ!
うわわっ!
十頭?
二十頭?
もっと多い?
なんてことだ。街道の草の無いところだけでも十頭以上いる。
草原の中にきっともっといるはずだ。
逃げなきゃ!
荷物は……いやそんなの後だっ!
月明かりに浮かぶ周囲の狼と草原に目を走らせる。
包囲の外まで高く跳ねた後、全力で跳ねれば逃げ切れるか?
振り返って草原の方を見る。
だめだ、暗くてよく見えない。
もし着地付近に狼がいたら足を狙われるかもしれない。
躓いたり転んだりしたらそこで終わりだ
暗くて足元が見えない草原よりも速度勝負に賭けて、街道を全力で跳ねた方がマシか?
必死に冷静であろうと思っているのにボクの足が勝手に後ずさった。
後ろにも狼がいるのに。
「ボ、ボクを食べても美味しくないぞっ!」
狼たちに叫んでみても何の反応もない。
いや……まるで顔を見合わせてるような動きのやつもいるな?
はぁはぁ……
緊張のあまり勝手に息が上がってくる。
足が勝手に動いて高く跳ねそうになる。
でもこんなに膝が笑ってる状態で上手く跳べるとは思えない。
どうすれば?
どうしたらいいんだ!?
◇◇◇◇◇◇
……おかしい、変だ。
襲ってこないぞ?
よく考えれば、ボクが目を覚ました時には既に囲まれていたんだ。
寝ていて無防備だったボクを襲わなかったのはなぜだ?
狼の群れと睨み合っていると、やがて包囲が割れて二頭の狼がボクに近づいてきた。
「ウォ?」
その二頭の狼はボクの前で立ち止まり小さく啼いて首を横に傾げた。
襲ってくる気配はない。
なら敵意を見せてないこの隙に逃げるべきか。
さっきまで笑っていた膝が少しはマシになってる。
ナイフを出したり山刀を抜く暇があったら脱兎のごとく逃げの一手が正解のはずだ。
「ウォ?」
目の前の狼がまた小さく啼いた。
──大丈夫じゃない?
なぜだろう?
狼には害意がないって思いが胸に湧いた。
「ウウォ?」
ボクの機嫌を損ねたくない、というような感じだ。
ワケがわからないけど、かかっているのはボクの命だ。
少し腰を落とし、いつでもどの方向にでも跳んで逃げられるように集中する。
目の前にいる二頭の狼に集中する。
正面以外は耳からの音が頼りだ。
ボクがじぃいいいいいっと二頭に狼を見つめ続けていると
「わ、わぅ?」
「が、がふぅ??」
いきなり二頭の狼が挙動不審になった。
そわそわと体を揺らして、もふもふの尻尾が上がったり下がったりしながらお尻をゆっくり振っている……
野生の狼だよな?
まるで甘えたがっているように見えるんだけど。
狼ってこんなだっけ?
どんっ!
しまったっ!
油断したところを後ろからかっ!
後ろから狼に伸し掛かられ、前に押し倒されてしまった。
すかさず前方の二頭がボクに駆け寄り、「はっはっ」と息を荒く吐きながら口をボクの顔に近づけてくる。
お、終わった……こんなところで……
……ちくしょう。
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ…………
……あれ?
あれから半刻ほど狼たちは入れ替わり立ち替わりボクの顔をぺろぺろ舐めまくって、今はもう4周目に突入している。
全部で30頭もいた。
でもボクを食べようとする気配は欠片もない。
もふもふの尻尾を立てて全力で左右に振っている。
ボクの顔を舐め終わった狼はボクの周りを嬉しそうに跳ね回っている。
あれ?
俯せになった状態で首を後ろに向けるとボクに伸し掛かってきて押し倒した狼が見えた。
ボクの背中に乗り尻尾をブンブンと左右に振ってご機嫌だ。
睨む。
「が、がぅ?」
睨み続ける。
「が……」
もっと睨み続ける。
狼にも表情があったようで……喜んでいる表情が消え困惑したものに変わり、振られていた尻尾がゆっくりと垂れていく。
最終的に申し訳無さそうな感じでボクの背中から退いてくれた。
ゆっくりと体を起こすと、狼たちはボクの周りに円を描くように行儀よく座っていく。
……害意がないのは分かった。
なぜだか知らないけどボクと仲良くしたいらしいのも分かった。
ぴくぴくと付け耳がボクの頭の上で意味もなく動く。
……
◇◇◇◇◇◇
「寝よ……」
自分でもちょっと思い切りが良すぎるとは思う。
狼は狼であって、長年飼い続けて家族同様になった犬とかではないんだ。
いつボクに襲いかかってくるかわからないのに、ボクには何故か不思議な確信がある。
この黒狼たちはボクに危害を加えるつもりはない、と。
ボクは自分の直観を信じて寝ることにした。
少し前までの自分ならこんなことは絶対にしないだろうな。
きっと夜の草原を慌てふためいて逃げ惑ってただろう。
そしてそんなボクに狼たちが付いてくるのだ。
月明かりだけの草原を、疲労困憊しながら移動したところで狼たちが側にいる状況は変わらない。
変わらないならば、寝た方が良い。
睡眠を取って体力を回復し、北の村へ急ぐんだ。
たった一日間に合わなかったなんてことになったら後悔しきれない。
……周りを狼に囲まれながらボクはマントに包まって目を閉じた。
ぐいっ
あ、こら!?
狼たちがマントを剥ぎ取ってボクに密着してきた。
ボクの足に狼が二頭頭を乗せてきた。
腰やお腹には三頭が密着してきている。
頭の周りにも三頭いてボクの顔をペロペロ舐めてきてる。
一体なんなんだ、この狼たち?
邪魔だって手で押してもその隙間に別の狼が入り込んできた。
だめだこりゃ。
……もう寝る。
寝るったら寝る。
◇◇◇◇◇◇
目が覚めた。
草原の海の向こうが明るくなり始めている。
太陽が登る前か。
……正直、昨晩は久しぶりに寒い思いをしなかった。むしろ暖かかった。
今も暖かいんだけど、やっぱり夢じゃなかったのか。
何十頭もの狼がボクの周りで寝てる。
実に非現実的な光景だと思う。
「……」
黒狼を抱きしめていた両手をゆっくりと離す。
ボク、なんで抱きしめてるんだ?
おかしいだろ?
……でもスベスベでもふもふだった。ものすごく手触りが良かった。
おまけに良い匂いがする。
この狼たち、もしかして全部雌なのかな?
……これ、もっと触ったらだめかな?
冬毛のもふもふ狼を触りまくれる機会なんか多分もう無いだろうし。
いや、だめだよな? 正気に返れ自分。
小さく息を吐いて、音を立てずにゆっくりと立ち上がる。
幸いなことに昨夜からボクに密着していた狼は誰も目を覚まさなかった。
そうっと音を立てないように背負袋を肩にかける。
奪われたマントも回収しておこう。
差し足忍び足で街道まで歩いていく。
本気で音を殺しにかかったら、自分でも驚くくらい何の音も立てなかった。
すごいな、ボク。
そのまま無事に街道まで辿り着いて後ろを振り返ると30頭の狼が草原の中で固まって寝ていた。
あの中で寝ていたボクってちょっとやっぱりおかしいかも。
まあいいや、このままおさらばだ。
油断せずにずっと足音を殺したまま、街道を注意して歩く。
跳ねるなんてとんでもない。
ゆっくり、ゆっくりだ。
◇◇◇◇◇◇
草原の中をぴょんぴょん跳ね続ける。
いつもより速いペースで、おまけに今日は休憩もなしだ。
時折高くジャンプして街道が西の方に遠くに見えていることを確認する。
そう、ボクは街道に沿って草原の中を跳ねているのだ。
なんでかって?
狼たちをまくためだよ。
狼ってすごく頭が良いって聞いたことがある。
跳ねやすい街道を進んでいればすぐに見つかって追いつかれるような気がしたんだ。
いや、追いかけてきてると決まったわけじゃないけどね。
だけどものすごく後ろめたい気がするのはなぜだろう?
まるで物語の中で女性たちをヤリ捨てする悪い男みたいな気分になってる。
おかしい。
なんでこんな罪悪感が湧いてくるんだろう?
狼の群れから逃げ出しただけなのに。
──ぐぅううううっ
信じられないくらい大きな腹の虫が鳴った。
「……も、もう無理」
午後のもう遅い時間。
だけどまだ夕暮れまでにはたっぷりと時間がある。
だけどお腹が減りすぎてもう動けない。
朝はご飯抜きだったし、今日は水しか飲んでないんだ。
今日の移動はここまでにして、干し肉だけ齧って寝ようかなと思ったけど、もっとがっつり食べないと腹の虫が収まりそうにない。
草原の中でなるべく周囲から見えにくい場所を探す。
幸い、少し窪んでて焚き火の炎が周囲から見えない場所が見つかったのでそこで火を起こすことにした。
煙がどうしても出てしまうけど……まあ大丈夫……だろう。
時々振り返って追跡されてないか気配を確認したけど大丈夫だったし。
そうだよな?
狼なんだし、そこまで知恵が回るはずがないのになんでボクはこんなに気にしてるんだろう。
周囲の草を適当に刈って地面を剥き出しにして、手頃な石で竈を造る。
火を熾しいつものように生活魔法で鍋に水を注ぎ湯を沸かす。
芋の皮を薄く剥きいて、小さく切って鍋に放りこむ。ウサ耳族の村で貰った根菜も少し使おう。
後は肉だな。
確保していた草原ネズミの肉もそろそろ傷んでくるから全部食べてしまおう。
オオバの葉も刻んで鍋に投入だ。
塩ひとつまみ入れて……芋の味付けに甘みのあるジクの実を乾燥させたものを一粒放り込む。
香りが付いてほんのり甘くなるんだ。たまには贅沢も必要だ。
やがて鍋から良い香りがし始めた。
「ん?」
遠くから音がしたような気がしたので顔をあげる。
街道の方からだ。
「行商人? いや……」
目を凝らす。先頭を騎馬の集団が
南から北へ向かっているようだ。
ボクも南から来たけど、彼らを追い越した記憶はないし、彼らに追いつかれるほどボクは遅くない。
地図を思い出す。
そう言えば人族の国に続いている街道がこのあたりにあったっけ?
今日ボクは街道の東側の草原の中を進んだから、街道の西の分かれ道に気付けなかったのか。
「……騎士団かな?」
騎乗している人が身に付けているのは鎧か。遠すぎてはっきりとは見えないけど太陽光を白く反射している。
まるで白銀のように見える。
少し気になったので村長さんから貰った地図を広げてみる。
やっぱりざっくりとした境界線と、人族の国としか書かれてないな。
ウサ耳族っぽい大雑把な感じがらしいというか、苦笑いしか出ない。
まあいいか。
どうせボクには関係ない。
騎士団が通り過ぎていくのを遠く眺めている間に鍋が煮えたようだ。
「……ふう、美味しかった」
一応、明日の朝食分を残してはある。
ごろんと草原に横になる。
空も赤く焼けてきて、もう少しすれば暗くなるだろう。
見れば西の空に満月が浮かんでいる。
そうか、今日は満月か。
満月の夜は明るいからボクは結構好きだ。
焚き火……消しておくかな?
いや、せっかくだから残り火でお湯を沸かして体でも拭いておくか。
今日はかなり汗をかいたしな。
上着を脱いで、湯で湿らせた手巾で滑拭いていく。
腕から拭き始めて首周りを、そして顔を拭く。
そういえば狼たちに舐められたままだったな。
こういうのって自分では匂いに気付けないけど、もしかすると相当臭ってたりしたのだろうか?
気になったので顔を念入りに拭いていく。
耳の後ろを拭き終わったくらいでもう一度手巾をお湯に浸す。
「ふう。結構スッキリするな」
……ついでだ。
ズボンも脱いでしまおう。
汗ばんだ鼠径部の周りを丁寧に拭いていく。
そういえばあれから結構経ったなぁ。
あの搾られまくった日から3週間くらいたったんだっけ。
「あっ……」
しまった、迂闊すぎた。
頭上でばるんばるんと弾む巨乳おっぱいと、ボクの腰に何度も打ち付けて搾り上げてくる魅惑的な
たちまちボクのおちんちんに血液が流れ込み、女の人の
にゅるにゅるの膣肉に包まれて根元から先っぽにかけて搾られ吸われ尽くしたあの数日間を思い出せばこうなってしまうことくらい予想しておくべきだった。
「あーあ……失敗した」
こうなってしまうとボクの意思ではどうにもならない。
いつ勃起が収まってくれるのかボク自身もまるで分らないんだ。
そもそも三日間で二百回以上射精しても一度も萎えてくれなかったのだ。
射精しなければずっとこのままという
「弱ったな……」
「ん?」
夕暮れの中、視界の隅で何かが動いたような気がしたのでそっちに首を向ける。
どんっ!
顔を横に向けた瞬間、ボクに何かが体当りしてきて草むらに押し倒されてしまった。
「な、なんだ!?」
見るとボクの胸の上に黒狼が乗っかっていた。
そして草むらの影からどんどん狼たちがボクの周囲を取り囲むように姿を現してきた。
「がうっ!」
「うぉふぅ……」
ああっ!
あのボスの雌狼たちだ。
やっぱり追いかけてきてたのか。
もしかしてすごく怒ってる?
いや、まさか悲しんでる!?
「いや、誤解だよ!」
何が誤解なのか、そもそもボクも分かってない。
だけどそこは問題じゃない。
押し倒されたボクの頭上で仁王立ちしてる二頭の雌狼たちに訴える。
「き、君たちが気持ちよく寝てたから! ボクだけ早めに出発したんだよ。置いて行ったわけじゃないんだよ!?」
「「がっ!?」」
「ほら! 現にこうやって再会できたでしょ?」
「「っ!?」」
よしっ、こいつらチョロいっ!
丸め込めるぞ!?
なんで狼相手に修羅場ってるんだとかは考えたって仕方ない。
なんとか宥めて帰ってもらうんだ。
だけどボクのそんな思いとは裏腹に事態がボクの手に負えない方向に動いた。
「がうっ♥♥ がっ♥ がぅ!」
「あ、こら!」
両手と両足に狼たちが伸し掛かってきて、ボクは抵抗する間もなく身動きを封じられてしまった。
草むらの上に大の字に拘束されてしまったのでボクの太く長いおちんちんが反り返った状態で無防備にも曝け出されてしまっている。
心臓の鼓動に合わせて、ボクの勃起おちんちんがビクンビクンと揺れる。
竿に浮かび上がった太い血管が、私の
って、ボクの腰の上で小刻みにお尻を揺らすウサ耳族の女性から聞かされた。
だからボクのおちんちんを見てしまった女性は目が離せなくなるんだとも。
でもまさか狼までそうなるとは思ってなかった。
周りにいる雌狼たちがボクのおちんちんを見てどいつもこいつも尻尾をブンブン振ってエライことになってる。
「あっ! 待って!」
仰向けの状態で無防備になっているボクの勃起おちんちんに狼が群がってきて、我先にペロペロと舐め始めた。
「くぅ、うそっ! ……あぁそんなっ?」
ボクのおちんちんの根本から腰にかけて久しぶりの刺激が駆け回り全身の力が抜けてしまう。
狼をなんとか押しのけようとしていた腕や足から力が抜けて、股間からおちんちんをそそり立たせたまま、ボクの体から抵抗するための力が抜けていってしまう。
ボクの前にいるこの二頭の雌狼がこの群れのボスなんだろうけど、群れの狼たちがボクのおちんちんを舐め回しているのをなぜか狼狽えながらも興味深そうに観察している。
雌狼の熱い舌が裏筋からカリまでぐるりと巻き付くように舐め回していく。
「こ、こんなの、くぅ! 絶対おかしいよ」
人や獣人族の女性とはまったく違う狼の厚みの薄い舌がボクのおちんちんに何度も巻き付いては
人族とは体温が違うのか、狼の舌がすごく熱く感じる。
亀頭のカリの部分を擦り上げていく狼の舌の熱い粘膜の感触にボクの腰が震えて、思わずうめき声が出てしまう。
カリにまとわりつく舌とは別に、竿の部分を4つの舌が這いずり回る。
ぼくのおちんちんが大きすぎるせいで、五頭の狼が同時にボクのおちんちんにしゃぶりついてくるんだ。
「がふっ♥♥」
ちょっ!?
亀頭が狼の口で咥えられて、カプッ♥ カプッ♥ と甘噛される。
一頭が始めたら、他の狼にすぐ伝染してボクのおちんちんの亀頭から竿、金玉まで五頭や六頭の狼に寄ってたかって噛まれていく。
「──がっ♥♥」
狼の牙がボクの敏感なおちんちんに食い込んでくる。
一歩間違えば食い千切られてしまう恐怖と、愛おしそうに舐めまくり甘噛みしてくる刺激で頭がおかしくなりそうだ。
「ふっ♥ がふっ♥」
怖いのに、おちんちんが刺激されるとボクは抵抗する力が全く出なくなってしまうのだ。
「ワフッ♥」
雌狼たちが顔を横にして、ボクのおちんちんを噛み♥噛み♥かぷ♥かぷ♥と横噛み、甘噛を繰り返し満足した辺りで別の雌狼と入れ替わっていく。
ボクのおちんちんは骨付き肉なのか。
扱いが完璧に骨付き肉のソレだ。
齧る代わりに舐められしゃぶられてるだけだ。
ボクのおちんちんが雌狼たちに完全におもちゃにされていると、ボスの二頭が意味ありげにボクにお尻を向けてきた。
チラッチラッっとボク顔色を窺っているような感じだ。
やがて意を決したようにボクの顔に近づけたお尻で尻尾が右にひょいと動いた。
ボクの目の前に雌狼二頭のおまんこが差し出されてしまった。
毛皮に包まれてぷっくり膨らんだ小さな桃のような割れ目をボクに見てくれと突き出してきている。
……村で飼っていた犬の発情期を思い出す。
求愛ですか、そうですか。
分かります、発情してるんですよね。
でも知ってますか?
ボク、実は狼じゃなくて人族なんです。
「カフっ♥♥」
「わふっ♥♥」
突きだされた二つの毛深い桃がボクの鼻先にくっ付けられて無理やり匂いを嗅がされる。
……問答無用か。
発情した雌狼のおまんこから漂ってくる匂いで眩暈がしてきた。
ボクのアイデンティティに深刻な問題が発生しそうだ。
「がふっ!」
ボスの雌狼が激しく尻尾を振りながら一啼きすると、おちんちんに群がっていた狼たちが離れてスペースを空けた。
もふっ♥
ボスの雌狼がボクの股間に馬乗りしてきた。
狼なのに馬乗りとはこれ如何に?
……だめだ、現実逃避したい。
ボクの股間全体が雌狼のもふもふ冬毛に包まれてしまう。
脇腹から太ももまでよく手入れされているすべすべもふもふの毛皮に包まれてやたら気持ちいい。
だけど、ない。
これは、ない。
ボクのお腹に腹ばいになって上目遣いでボクを見上げる雌狼が照れたようにちょっと笑った気がした。
そして腰をくいっと大きく持ち上げた。
「ま、まさか……」
いや、さっきまでも十分ありえない光景だったけどさすがにもっとありえない。
ずちゅっ♥
「わふっ♥♥」
亀頭からは暖かく
雌狼の肉穴に包み込まれてしまったのだ。
きゅーっと搾り取るための締め付けがボクのおちんちんに襲いかかってきて、心地よさに現実感が薄れていく。
「そ、そんな、そんな……」
呆然とするボクにもう一頭のボス狼が近づいてきてボクの口をぺろぺろと舐めまくってくる。
抵抗することもできず舐めるがままになっているうちにボクのおちんちんがどんどん奥へ奥へと吸い込まれるようにボス狼の肉穴に飲み込まれていく。
「あぁっ!」
つるつるの肉襞がボクのおちんちんに張り付き、ウサ耳族の女性の
ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥
ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥ぱちゅ♥
ウサ耳族の女性に匹敵するくらい腰を動かしながら、膣穴がリズミカルにボクのおちんちんを締め付けてきて抗うこともできずひたすら搾られていく。
亀頭の先が雌狼の子宮を突き上げること数十回。
にゅるにゅるの肉襞が張り付き纏わりついて、雌狼のお尻の周りの筋肉が締まり、ボクのおちんちんがガチンとなにかに嵌るように固定されてしまった。
「はえっ?」
ぬ、抜けない!?
雌狼さんが腰を上下に振り立てるのを止めて、ボクに上から覆いかぶさってきた。
その体勢のままボクに甘えるように胸に顔を擦り付けてくる。
「っ♥♥ オ♥♥ オ゛ッ♥♥♥」
「んぐっ!」
雌狼は腰を動かしてないのにどうやってるのか肉穴の中で激しく搾り立てて来る。
鈴口にぷにぷにとした弾力の何か吸い付き、ボクのおちんちんの律動に合わせるように上下にうねり擦り立ててくる。
何も動かしていないのに強く握りしめられ、射精を促すように根本から先っぽに向けて立て続けに刺激が這い登ってくる。
「ああぁっ、そんなっそんなぁあああ♥」
ボクがうめき声を上げる度にもう一頭の雌狼がボクの口をペロペロと舐めてくる。
全身に雌狼たちが纏わりついてもふもふされながらおちんちんが搾られる度に気が遠くなってくる。
で、出ちゃう。
このままでは雌狼さんの
あああっあぁあ…………
◇
……気がつくと、草原の中でマントに包まって寝ていた。
焚き火は完全に消えてしまっていて、朝食用に残しておいた豆のスープが完全に冷えてしまっている。
「あれ?」
顔を手で触ってみる。
何も変なものはついてない。
昨日、濡れた手巾で体を拭いたよな?
全身に違和感は特にない。
強いて言えばむしろ爽快感さえある。
腰のあたりが随分と軽くなって溜まってたものを全部吐き出したような気分の良さと言うか。
勃起もなぜか収まっている。
「夢?」
マントを脱いで、上着とズボンを見てみる。
ボタンは掛けられていて、紐でちゃんと縛って止めてある。
いつの間に着たんだ、ボク?
昨夜からの記憶があやふやになってる。
「あれぇ?」
なんとなく雌狼の三十頭に搾られまくったような記憶が微かに。
ウサ耳族の女性とはまったく違う感触の気持ち良い肉穴で搾られまくったような、そうでないような?
──元気な黒狼族の少女たちだったね
腰の上で左右にゆっくりと腰をスイングさせ、挑発するかのような表情でボクのおちんちんをとことん追い詰めてきて……
そうだ。
黒髪の凛々しくて美しい少女たちの裸体が月光に照らされていて。
あれ?
だめだ、自分の記憶が自分でよく分からない。
首の後ろがなんとなくかゆいのでカリカリと指でかく。
うーん。
立ち上がって周囲の草原を見渡す。
狼、いないよなぁ?
上着の袖を引っ張ってみる。
自分で着たんだよな?
旅の吟遊詩人が祭りの時に「狐に化かされた人間の男」の詩を唄ってくれたことがあった。
ボク、狐に化かされたのかな?
ばさっと風が吹いた。
巻き上げられた葉っぱが北に向かって飛んでいく。
振り返れば、北ザイル山脈が
ああ、そうだったな。
アレが夢だろうと現実だろうと、ボクのすることは変わらない。
旅の途中なのだ。
あの黒髪の美少女たちがもし夢でないなら……いや考えても仕方がないな。
ボクは北へ向かうのみだ。
ハーメルン作品中でも極めて稀な純度100%雌ケモによる♂主人公逆レイプシチュですが、流石にきついかと思い直し軽めの表現&尺にしてあります。
同様のシチュを検索して探してみましたが見つからない。
無い……のか。多分、需要も。
いや需要が一杯あったらそれはそれで怖い。
【豆知識】
人と犬のフェロモンはかなり似てて、人間の女性は生理周期に合わせてフェロモンを放出しており、それに飼い犬(雄)が反応してマウンティングしてる動画を一度くらい目にしたことはあるかと思います。
人間の雄は残念ながらこのフェロモンに反応する機能を失っているわけですが、もし失っていなければ……犬or狼(雌)のフェロモンに反応してしまう男がいたんでしょうね(伏線)。