エロティックハザード TS添え DiscDoll 作:ムメイ
城で迎えるはじめての朝……無論と言うべきか胸には自称私の夫が居た。
「起きなさいよ、朝よ」
「うるさいですね」
起きろと言っても聞く耳持たずと言わんばかりに私の胸の奥に沈み込む。
さらにスリスリと谷間の中で顔を擦りつける動きを見せてきている……
体躯がガキンチョだからといって声や顔が合致しないから気持ち悪いのだけど……
「極上の枕ですね」
私は抱き枕か何か?コイツの私に向けている感情はなに?
初日から嫁だ嫁だと言っているけど……
傍らにはあの全身ローブ男がやっぱりいる。
コイツさえ居なければ投げ飛ばしたりするのだけど……
実際にコイツの子供を孕んだらどうなるのかしら?
コイツ自身普通の人間とは考えづらい。何かしら抱えているのは間違いない。
あの身体的にありえないデカさのペニスにうごめく何か……
ウィルス研究者は散り散りになったしこの辺鄙な村に逃げ込んだ……?
いや、ウィルスだったらこんなに理知的で居られる?
完全に適合した場合は違うけど……村人の様子や村長と呼ばれていたハゲ男の様子からして違う。
となればやっぱり別なアプローチのバイオ兵器よね。
「ねぇ、起きなさいよ」
「なんですか……」
「そもそもだけどアンタの名前、教えなさいよ」
「あぁこれはこれは……私はラモン・サラザール」
サラザールね、更に聞けばこのちっこさで年齢は20と……
この付近の領主でありこの城の城主……8代目らしい。
付近に控えているローブ男は執事らしい……執事?
バトラーと言うには怪しい格好だ……不信感が否めない。
城内であれば自由に動き回っていいが出ようとした場合は連れ帰ってキツイお仕置きをすると……
それと、花嫁として知らしめる必要があるからウェディングドレスで動き回るようにと。
「では、朝のミルクを貰いましょうか。マイワイフ」
「はいはい…」
わがままな自称夫は朝から私のミルクをご所望らしい。
ウェディングドレスの胸元はお誂え向きに開けられている。
片胸出してあげれば喜色満面で吸い付いて……一心不乱に吸ってくる。
まるで母親に甘える赤子のように……昨日から私を孕ませようとしてる男とは思えない。
コイツ自身が赤ん坊って言っても良いんじゃないかしら?
一応ながら言いつけを守ってウェディングドレス姿で練り歩く。
城はかなり大きい……別棟があったり本格的。
豪奢なシャンデリアに謁見の間……他には用途不明の水の間。
聖堂……資料室なんかもある、サロン……食堂……
あちこち歩き回った結果かなり広い城なのはわかった。
そして脱出ルートもかなり限定される……なにより私が気になったのは……
「あのローブ男連中はなに……」
ブツブツと何かを呟きながら巡回していたり祈りを捧げていたり……
何かしらの宗教の連中とは思うが記憶にマッチする宗教がない。
スペイン独自の宗教?そもそもだけど城内にそんな連中が歩きまわっていて良いの?
何かしらの動物の頭蓋骨を被った赤ローブも居るし……碌でもなさそう。
資料を求めて資料室に入る……これ入らせるって余裕のつもり?
ローブ男達の正体は掴めた、この近辺で古くから根付いている宗教団体。
名はロス・イルミナドス……弾圧を受けていたみたいだけど……
この城内で見る限りは弾圧を受けている様子はない。
弾圧されていた理由も記されていてその理由も納得。
人の意思を乗っ取る卵を植え付けて信者を増やしていた……とか。
その名はプラーガ。全貌は不明。資料が無さすぎる。
まさかと思うけど私もこのプラーガを植え付けられていたりするのかしら?
考えたくはないけど私の意思も乗っ取られて心底あのサラザールを愛する様になるとか?
その生態はネメシス……ネメシス寄生体に近く思う。
あれもTの産物だけどもTのB.O.Wに寄生して脳髄を生成……さらに身体を乗っ取るってヤツだったはず。
私は乗っ取られるでなく中間宿主として使われたし繁殖苗床として使われた……けど……
「まさか花嫁って……」
私をこのプラーガってやつの繁殖に使われるのかしら?
どうやって繁殖するかはしらないけど……どうにか脱出したいわ。
脱出方法は村を通る正門ルートか……城の裏に存在する船着き場からの海路……
どっちも現実的じゃないわね……たぶん教徒の連中は投げ飛ばしたりは出来ると思う。
でもあの執事は何か嫌な臭いがする……多分蹴ったり投げたりしても平気な顔して追撃してくると思う。
なにより何か変異しているのかローブの下から刃物のような物がうねうねと揺らいで居るのが見えたりした。
城内の把握を終えた私を待っていたのはサラザール。
満足気に私のウェディングドレス姿を見て拍手していた。
「後は儀式を受けて我々と同じ血を受け入れるだけですよ、ふふ、ふふははは」
その儀式とやらは分からない、イルミナドスの何かなんでしょうね。
恐らくだけどプラーガなる何かを植え付けるつもり……だとは思う。
むしろ今の私にプラーガが植え付けられていないというの?
「まぁその前に私の子供を孕んでもらうのですが」
「……イヤだけど?」
「次は確実に孕ませますから、ご心配なく」
見た目相応のあまり強くない……サラザールは私に抱きついてきた。
顔は胸に隠されて見えやしない……それだけ私とサラザールの身長差というのもあった。
これで私の花婿って言い張るんだからある意味微笑ましいわよね。
必死に……抱きついて、腰をちょっと振って……
「寝室?」
「いえ、ここでやりましょう」
二度目となる種付けは流石に逃れられなかった。
固い大理石の床に押し倒された私は無慈悲にあのバカでかい剛直で何度も……何度も打ち貫かれた。
力はそうでもないのにそこだけはご立派で……優秀な雄なんだと主張しているようだった。
お腹に彼のペニスのシルエットを刻みながら私は大いに喘いでしまったのは言うまでもない。
たっぷりと精液を出され……私のお腹にはこの男との赤ん坊が宿ってしまった。
一応ながら人間であるのは間違いない筈……生まれてくる子供は普通であると思うけれども。
子供を成すことに私の意思が介在することはもう無いと思っている……
こうして望まない妊娠、出産は当然のこと……みたいに思えてしまっている。
そうしないと心が壊れてしまいそうだった。
「母子共に健在ですね、ではこの子は預かります」
「……餓死させないでよ?」
「我々の想像通りの子供だったらそうします」
……命をあまり大事にしない連中っていうのがここで垣間見える。
生まれて産声をあげ……母乳をお腹いっぱいに吸わせた見た目は健全な赤ん坊は教徒の連中に引き取られた。
「ひとつ聞くけど……これで私が期待通りの子を産めてなかったら?」
「そんな女は私の花嫁に相応しくありませんのでそこらのガナードに与えましょう」
「ガナード?」
サラザールが一瞥したのは傍らの執事や……ロス・イルミナドス教徒たち。
目深に被られたフードの奥から突き刺さる視線が一気に感じ慣れたものになった。
私を都合のいい苗床として見る化け物の視線だ。
「最もそれは貴女には良い待遇かもしれませんね?」
「ッ……」
想像してしまう、この無数の教徒に嬲られ続ける日々を。
そして……身体がそれを求めてしまう。そうなってほしいと言わんばかりに。
はしたなく乳首は固く……純白のウェディングドレスに浮かび上がる。
指摘するサラザールの目は侮蔑に満ちていた。
あくまで私を花嫁として迎え入れるのは優秀な母体だから……ね。
「聞きなさいよろしい結果が出ました!」
寝室に軟禁されどうしたものかと考えを巡らせていた私にサラザールは駆け寄って抱きついてきた。
どうやら私の赤子はこのロス・イルミナドス教団の思っていた通りの性能を見せているのでしょう。
当然その詳細は伏せられたけど……私の血に流れているTとG……それからサラザールの身に宿している物の融合体といえるらしい。
本来は後天的に身に付けさせる物が既に身に付いている……と。
「ただ惜しいですねぇ……イヴ、貴女は私だけの所有物ではなくなりました」
「元からアンタの花嫁になったつもりはないけれど?」
どうやら私はさらに移送される予定が組まれた。
ロス・イルミナドス教団の教祖の子を孕めという。
それまではこの城で軟禁状態は続く。進入禁止の部分も有るけれど……
そこに入ればお仕置きは不可避とまで念を押された……
「私だけの嫁でなくなるのは……」
出ていき際に呟かれたサラザールの言葉は意味深で……不安を煽った。
大きいガラスに映る城の中庭は大きな迷路になっていた。
大型犬が走り回っていたり……見るだけだったら微笑ましい。
ちゃんと整備もされていて……今の所私の心の癒やしともなる。
性行為も心の中にこびりついた疼きを癒やしてくれるけれど……
「諦めてもダメよね」
進入禁止という所はつまりはどこか外部に繋がるルートがあるってことでしょう。
このままあのチビ男の花嫁になるのは御免だしちょっと覗くくらいは良いでしょ?
進入禁止と言われた広間は……なんというか独特のオブジェがぶら下がっていた。
どう見ても巨大な巣、とんでもない大きさ。これに似たものはあのラクーンシティにも発生していたらしい。
ノミが巨大化したメガバイト……数え切れないほど交わった相手、ドレインディモスにブレインサッカー。
アイツらの形成する巣がこんな感じだったと思う。
この先は洗礼の塔があるとかなんとか……ここ自体に別ルートがあるとは思えない。
下に落ちれば別かもしれないけど即死待ったなし。
『おやおやおや、悪い子猫ちゃんが入ってしまったようですね』
「サラザール!?どこから……」
『ではお仕置きは決定ですね……愛しい夫からのお仕置きを望んだのかもしれませんが』
「誰が……!」
どこから監視していたのか私が進入禁止と言った場所に入ったのをすぐに察知した。
発信機でも着けられたのかしら?いや、その形跡はない。
教徒の連中が通報した?こっちに向かうのは見られたかもだけどこんなすぐに?
もう入るつもりで居るのがバレバレだった?
『そこには私の面白いペットが居るんですよ……存分に可愛がられて下さい』
その言葉を皮切りに何かが接近してくる音がする。
音ばかりで何が来ているか分からない、ただ音だけが近づいてくる。
何だって良いわ、蟲からケダモノ、死体とまで交わってる女よ?
何が来ようがもう変わりはないわ……後ろから抱きつかれる。
振り返っても当然何も見えない……薄っすらと景色が歪んでいる。
なるほど、コイツ擬態能力があるのかしら?体躯は大きい。
両手と思わしき物はしっかりと私の胸を掴んで揉んでいる。
ある意味私に馴染みがある久方ぶりの化け物が相手だ。
道具のように使い捨てられる……そんな酷い仕打ちを想像して私の胸と膣はヨダレを垂らしていた。
見えない何かに犯されるのははじめてな気がする。
でもそれもスパイスの一つよね、痴漢に襲われてレイプされるのと同じような……
抱きつかれた時に思ったのはそんな所、抵抗は……出来ないわね。
押し返そうと体重を乗せようとしても壁にやってるのかって思うくらいビクともしない。
この化け物、結構頭が良いのか私の具合をペタペタと触って確認している。
でもやっぱり気に入ったのか胸を揉みしだき始めた……
「ふぁぁぁっ……」
痛い位に揉まれるこの感じが私はもう好きになっていた。
他の化け物もそうしてきたし、研究者の連中も同じだった。
揉まれれば当然胸に溜めた母乳が吹き出てくる。
面白がっているのかさらに揉む力、速度が増してくる……
ただ、この化け物の残念な所は今回は種付けをしてくれなかったことね。
どうせ快楽を刻んでくるなら……種くらいよこしなさいよ。
その後私は教徒に捕まってサラザールの寝室横の部屋に運び込まれた。
プレートにはイヴ・サラザール夫人室なんて書かれてる。
しかし中は……うげっとなるような装飾ばかりだった。
調度品の数々はまぁいいセンスと素直に言えるものだったけども……
問題はベッド周辺……アダルトグッズが所狭しと並び……
さらには四肢を拘束する手枷足枷が……どうなるかは想像できたけど……
私はウェディングドレス姿のままそうして拘束された。
程なくしてサラザールがニタニタ笑いながらやってきた。
私の拘束姿を見て愉悦に満ちているみたいだ。
「貴女の愛しの夫が来ましたよ、イヴ?」
「……」
「あぁ、夫らしくキスをして差し上げましょう」
意外とも言うべきか、貪るようなキスではなかった。
ある意味私には新鮮なキス……触れ合い、ずっと……長く触れ合うだけのキス。
「それでは……進入禁止の言いつけを破ったイヴにはお仕置きを与えましょう」
サラザールが取り出したのはこれまた可愛らしいピンクローター。
クリップ付きで明らかに局部につけて虐める為の道具だ。
仮にもこんな城の城主がそんなのを漁ってるって……どうなの?
「私が許すまでこれでイキ続けてもらいましょう」
「……は?」
微弱な振動を始めたそれを両胸、陰茎にくっつけられた。
むず痒いくらいで済みそうなそれでも……私には結構な快楽になってしまう。
それで、それだけで放置?ウソでしょ……でも、これを耐えきったら……
まだ、まだ……希望はあるんでしょう?そう信じるしか……ない。
あとがきに失礼します。
筆者のムメイです。
日に二度の更新を目指しては居るのですが中々厳しく更新頻度は落ちるかと思います。
何卒ご容赦のほどをお願いします。