エロティックハザード TS添え DiscDoll 作:ムメイ
1998年9月27日 夕暮れ
正気を取り戻したアタシは地上に這い出ていた。
身体はしきりに性行為をしたいと訴えて疼いて疼いてしょうがない。
ハイエナと濃厚なセックスをしていたのは……もう忘れたい。
気持ちよかったとか、もう一度精液をがぶ飲みしたいとか……そんな欲求が脳裏を埋め尽くしている。
気が緩めばアタシも肉便器に早変わりしそうだわ……!
特別精神力が強いってわけじゃないけど……こうして正気を取り戻せるのは何の因果なのかしら?
もういっそ正気を失ってセックスジャンキーに堕ちたほうが幸せだったかもしれないわ。
地上に出て改めて思ったのは……地獄だわって事。
まだ普通の人間が居たと思うラクーンだったけど男は完全にゾンビに変わっていた。
表皮は腐り落ちて筋肉質がむき出し、目は真っ白に霞んでいて正気なんか感じれない。
女はといえばあちこちから聞こえるのは要領を得ないうわ言、喘ぎ声……金切り声のような鳴き声。
あちこちで女が孕まされて赤ん坊を産み落としているんでしょうね。
……そういえばアタシの赤ん坊はどうなったのかしら?
ゾンビの山の中にアタシと同じ髪質の女を見たような気がするけど……わかんないわ。
ゾンビの中にはさらに化け物化していっている最中の物が見受けられる。
アタシの知っているラクーンシティの風景ではない。地上に露出した地獄よ。
まだ何人生き残っているか、正気を保っているのかわからない。
アタシみたいにギリギリの淵でなんとか踏みとどまれているヤツの方が多いかも知れない。
男のゾンビは肉を食い漁るのに夢中か女を犯し尽くす事に夢中でアタシに見向きもしない。
コレ幸いにと疼いて疼いて仕方がない身体を引きずるようにして中心地へと向かう。
ハイエナに枯れるほどに出された精液がアタシの子宮、胸からだらだらと溢れて道中に白い線を引いている。
精液臭の方が強いから追いかけられることは無いと思いたいわ。
……そうよ、アタシの自慢だった胸はもう今はハイエナのチンポも咥えられるしなんならそれでイク性感帯になっている。
ノミにも一度寄生されてるし……このたった数日で数ヶ月分の性体験はしてるわよ。
咥えた男のナニは何本になることか……浴びた精液なんて一年単位でも浴びるものじゃないわよ。
「んくっ……げぇぇ……っぷ……くさっ」
まだ胃の中にあるだろう精液が発酵してるのかゲップが出てくる。
吐く息も最悪に濃ゆいザー臭だし……シャワー浴びたい、そうじゃないなら水でも良いわ。
……そうだわ、スプリンクラーでも作動させたら汚れは洗えるわね。
どこか適当な建物に入ってそこで消火設備を……っていうのもいいわね。
まだ街の一部は正常に作動していて電気は通っているし遠くで消防のサイレンが聞こえる。
絶望するのはまだ早いってことね、アタシはまだ、堕ちやしないわ……!
中心地への道は事故、建物倒壊……その他諸々で迂回に迂回を重ねなければならなかった。
結果、アタシが避けたかったこの場所を通る羽目になった。
「ラクーンシティ動物園……」
この動物園を抜けてローカル線の脇を行けば……恐らくはイケると踏んでいる。
アタシの他に同じ様な生存者は居ないものだろうか?
なんて思っていたけど……悲しい現実にぶち当たるわ。
「シンディ……あ、アンタも……」
「あっあっ……ふぃおな……?」
数日前、J'sBarで会った後警察署へ逃げたはずのシンディがそこにいた。
見るも無残、アタシには敵わないにしてもナイスバディだった身体は……胸は大きく膨らみ腹もボテ腹。
両手は股座……膣をイジって快楽を貪ることでなんとか理性をつなぎとめているようなものだった。
目はとろり蕩けていていつ理性が吹っ飛んでもおかしくない。
アタシを認識しても手は止まりはしない、ぐちゅぐちゅと淫らな水音を立てている。
アタシの認識のどこかでもう脱出していて……無事にしていると思っていた。
けれども、そんな淡い期待は粉砕された……
「しっかりなさいよ……アンタがそんなんじゃ……」
「もう、ダメなの……手が止まらないしセックスの事しか考えられないの」
か弱いけれども心の芯の強さは確かなものがあったはずのシンディが……
「ほ、他のやつは?」
「散り散り……あぁ、セックスしておけばよか……ね?もうダメなの」
ケビン、マーク……あの二人も性欲に溺れたゾンビになっているのが脳裏をよぎる。
今自然と淫靡な表情を浮かべていたシンディが……はっとなって頭を振る。
どう転がってもセックスの事が脳裏に浮かぶって事?
……アタシも性欲がアホみたいに昂ぶっているのは自覚している。
アタシもいずれこうなっちゃうかも知れないってこと……?
「もう、行くわね……」
「うん…正気を持ててる間に会えて良かったわ、これ持っていって」
「ふざけんじゃないわよ、アンタも後追ってきなさいよ……」
「いいから……私が私で居る内に……ね?」
「っ……!」
結構、仲が良かっただけに……かなり、ショックだわ。
涙をボロボロ流しながら動物園へ……もうアタシとシンディは会うこと無いでしょうね。
もしも会うとするなら、その時はお互い肉便器になってるか……死んだ後でしょうね。
散り散りになったらしい生存者はそれぞれ脱出手段……もしくはこの状態の解除方法を探して彷徨っている。
警察署で見つけたメモに従って大学に行った連中が数名、ほかは脱出する予定だったらしいけど……
脱出途中でとんでもない化け物に襲われてトラックは横転、ラクーンの真ん中で放り出された。
そして次第に悪化していく性欲の強まり、男性の野蛮化……まぁゾンビ化ね。
それをシンディは日記としてアタシに渡して伝えてくれた。
この動物園には一度寄っていた生存者が居て多くは語らなかったけどゾウが彷徨いているとは語っている。
動物は多くが脱走、ゴリラ、チンパンジーなども脱走。熱帯の野鳥を飼育していた施設ではラフレシアが異常開花。
それらに加えて通常より大型になったアブが飛び回っていて刺された人間が酷く体調が悪くなって……
症状から鑑みて強い上に即効性のある毒があるみたい。
グリーンとブルーのハーブを調合した物を服用した際に体調が回復したからそれを携行することを強くおすすめする…って。
あぁそっか、シンディかなり植物学とか調合に詳しかったものね。
ハーブ、ちょっと健康にいい程度にしか思ってなかったけど……治療薬としていいのね。
そんな即効性は期待出来ないと思うけど……
「やっぱりどこそこ構わず設置されてるわねー……これ」
あるいみラクーンのシンボルと言っても良いこのハーブの鉢植え。
かなり独自の物だとアタシの記憶は言うけど……アタシ、外に出たこと無いはずなのよね。
パスポートはアタシ持ってないし、住民登録もラクーンのみ。
ラクーンの外に出た覚えもない……だからハーブは見慣れてるし飲み慣れてもいるけど……
そんな薬効あったかしら?って言うのがアタシの認識……とりあえず三色混ぜて服用してみようかしら?
もしかしたらアタシの身体の疼きも毒とかそういうのかもしれないもの……
「ちょうどというか……グリーン、レッド、ブルーあるし……」
シンディが持っていたハーブケース、その中には三種ハーブがそれぞれ1つ。
調合用の紙とすり鉢まであった……小型だから一気にはすり潰せないけどね?
正門入ってからゴリゴリ……3つ揃えて粉末にしてみれば真っ白の粉に。
水なしで飲むのはちょっと辛い……けど、服用してみれば効果は劇的。
少なくともずっと疼いてチンポねだっていた子宮は静まった。
母乳は垂れ流しのままだけど……ちょっと搾って確認して……アホほど感じる事はなくなった。
これは一時的なものと考えたほうが良いわね、今のうちにこの動物園を抜けましょ。
「シンディは……もう、手遅れだったのかしら?」
あの諦めた様子のシンディから察するに……だけど。
動物園の中はゾンビ化した動物が闊歩していた……哀れにも迷い込んだ女は組み敷かれて種付けされていたし……
男ゾンビは食い散らかされてもげた四肢があちこちに点在、骨が多い……食われなかった肉は腐っていた。
代表的なのはアタシを一度犯しぬいてきたハイエナ……その他にはメモ通り、ゴリラ、チンパンジー……
そしてアタシが懸念していた猛獣もゾンビと化していた。
ライオン、トラ……ネコ科の大型肉食獣もゾンビ化していてかなり凶暴化していた。
一番懸念していた雌ライオンは射殺されていたけど……
各動物雄はしぶとく生き残って……人間の女を捕まえては犯し男を見つけては食っていた。
だから聞こえてくるのは動物の嘶きと女の汚い喘ぎ声の数々。
普通なら入れられた途端死にそうなペニスも呑み込んで喘いでいられている。
どういうことなの?と言いたいけどそれに関してはアタシが身を持ってよく知っているし……
「関わらなければ……アタシは襲われないわよね……」
それぞれ動物は自分の獲物を犯すことに夢中になっていてアタシに見向きもしない。
こっちからM16をぶっ放したりFive-seveNで小突いたりしなければこっちにヘイトは向かないでしょ。
このラクーンの動物園で怖いのって言ったら……アタシ的にはアレが浮かぶ……
ウマよ、馬……アフリカの草食動物のシマウマや同じ様なペニスをしているだろう……キリンよ。
馬のペニスといったら長く太く精液もドバドバと出すのよ?
そんなのが性的に襲ってきたりしたらどうなると思う?アタシは考えたくないわ。
でもまぁ日本の変態文化では獣姦で代表格に挙げられるくらいなのよ。
日本のそういう変な記憶がアタシの中にあったりするから余計なのよね!!!
「げ……」
ノシノシと歩いているシマウマがアタシを見据えた。
ローカル線の乗り降りする広場は未だ見えない……動物園なんて何年も来ていないもの。
場所は逃げ場が少ない大通り……近くに逃げ込める建物も無い。
他の動物はそれぞれの獲物に夢中……ゾンビの共食いは期待できないし……
アタシを見据えたゾンビシマウマは完全にアタシをヤル気だ。
股下を見れば完全に臨戦体勢になったウマチンポが見えた。
M16を構えて発砲……するけれども怯む様子もない。一直線にアタシへと駆けてくる!
たまらず逃げようと背を向けたのが間違いだったかもしれない。
背を向けたアタシの背中にゾンビシマウマの頭突きが炸裂した……
アタシは宙を舞って……地面に叩きつけられた。
もう逃げれない、アタシの上着の首元を喰んで無理矢理に立たせて……フスフスと鼻息を荒くしている。
皮膚が爛れて腐り落ちているゾンビシマウマの顔には愛嬌なんてものはなく……ただアタシを犯したいという欲求だけが出ていた。
無理矢理に立たされたアタシの臀部にはとんでもないデカさの熱々チンポが擦り付けられていた。
もう待ちきれないと先走りの精液がポタポタ落ちていて上着の裾、スカートを汚していく。
色々と怖い、アタシがこれを受け入れきれる自信が無いし……もし受け入れられたとして骨盤は?
出産は耐えきったけどこんなのブチ込まれておまけに激しい交尾になったら?
骨盤が粉砕されてもおかしくないと思うんだけど……
なにより怖いのはまた、アタシの理性がぶっ飛んでコイツに媚を売る事よ。
ハイエナみたいな犬畜生に媚を売ったなんてのが記憶に新しいんだから……
女は化け馬の嘶きに渋々といった様子でしたがって腰を高く突き上げていた。
逃げないように腕を軽く喰んでから器用に拘束してから……馬は己の自在なペニスでの蹂躙を開始した。
他の動物がしているように、ただ一匹の獲物を執拗に……
その化け馬が今まで相手していた女は皆性器が裂けてしまい容易に絶命していた。
故にまともに性行為も出来ずにイライラしていた……がこの白き女は別格にあった。
「う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!???」
絹裂くようで獣のような悲鳴が日が暮れゆく動物園に響く。
イライラが募った獣が欲望にそれを乗せて腰を振り始めた。
本来の番ではない生物にはそのペニスは大きすぎる上に長過ぎる。
受け止めきれるのはある意味奇跡に近い。それでも快楽ではなく発狂するに値する痛みに苛まれる。
腹には馬のペニスのシルエットが大きく浮かんで何度も突き上げを食らっている。
ボコンッ!ボコンッ!そんな大凡性行為には似つかわしい効果音が聞こえてきそうなまである。
美しいポニーテールや卑猥なまでに大きく実った爆乳もばるんっばるんっと揺れていた。
生殖行為に呼応してか母乳は滝のように流れ落ちて通路に母乳の水たまりが形成されていく。
「い"だい"っい"だい"っ!死ぬ"!死んじゃう、イヤあ"あ"あ"あ"あ"!」
性行為と言えるのは形だけ、泣き叫ぶ女が痛みと衝撃に気絶するまで地獄は終わらなかった。
なまじ理性があるだけに今回ばかりは雌に落ちたほうがよかったとハーブを服用したのを後悔していた。
めっちゃ遅れました、ごめんなさい。
筆者:ムメイ