※この作品はR-18です。

エロティックハザード TS添え DiscDoll   作:ムメイ

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Escape

警告:爆破装置が作動しました。繰り返します、爆破装置が作動しました。

停止することはできません。研究員は最下層プラットフォームから緊急車両で脱出してください。

 

繰り返し繰り返しアナウンスがされている。機械音声なのは聞いて取れる。

アンブレラの研究施設って言うのも外観が大体物語っている。

問題なのはアナウンスの内容で爆破装置って結局は自爆装置でしょ!?

最下層のプラットフォームから脱出しろって言ってアタシそんなのわからないんですけど!?

これ詰んだかもしれないわ……と、とにかく手近な部屋を物色しないと。

緊急時の脱出手引みたいなのがあるかもしれないわ、諦めるのはまだ早いわ。

転がり込んだのは守衛の詰め所みたいね、入出管理の帳簿がある。

呑気に見てる暇は無いしお目当ての手引みたいなのを……あん?

 

「ここにもレオンとやらの報告……それとクレア?」

 

どっちもいくらかタイプミスしているから焦ってるわね。

ゾンビにアレコレされたって記述は無いしタイプミスが目立つだけで記述に変なところは見られない。

Gウィルス?一体何の……ウィルス?生物兵器、生物災害……バイオハザード。

ラクーンシティ、レオン・S・ケネディ……

 

「気味悪い……記憶だけど、なんとなく、全貌が分かったわ……」

 

幻覚かもしれないし、よく……わからないわ、頭が痛む!

タイラント、G生物……イビー、リッカー……あーもう、変な化け物ばかり!

この記憶にあるのは男女問わず食い漁る化け物、実際の化け物は女は別な意味の食い物にされるんですけど?

記憶と実際のは剥離してるからコイツらが出てくるとは限らないわね、うん。

とりあえずはエレベーターの方を確認して……上下階しかない。

最下層に行くにはマスターキーが必要って……ふざけてんじゃないわよ。

そのマスターキーは今無いし在り処がわからないわよ!まったくもう!

となれば爆発する前にそれを拾うかもう自力で最下層まで降りるか……ね。

最下層に繋がる道順わかんないんですけど。

 

「地上で使えそうな電車はもう無いし!」

 

ターンテーブルに本来あるべき電車は無い、アタシの進退はもう決まったようなものね。

諦めてここでくたばるか……何とかしてココから生きて脱出するか!

とりあえずはメインシャフトに行って……それからね!

これはカードキーなど無しでも動くから……まだ良心的よね。

ん?何この粉……めちゃくちゃサラサラしてるけど……

 

「……うわ、でっか」

 

とっさに上を見てみればクソでかい蛾が居るじゃない。

こいつの鱗粉だったか……銃を構えて威嚇してみれば襲ってくる様子はない。

ただアタシの方はしっかり見てるし……なんなら襲おうと数匹頭上を周回してる。

コイツ、毒持ちなのよね?それも即効性のある……近寄りたくないわね。

……焦れて突撃してきた!と、とにかく頭頭!!

 

「うわっ!」

 

頭にヒットして即死させれたけどその巨体が近くに落ちてくるんだもの。

アタシに直撃したらこのクソ長いシャフトの下まで真っ逆さまなんじゃないの!?

手すりとかあるけど頼りないったらないし……というか巨大蛾の直撃で外れてるし!

コイツがこんなでしょ?……他のもさっさと殺した方が良いわね!

偏差射撃くらい……そんなの朝飯前なんだし!

 

「余裕余裕♪射撃の腕もぐっと上がった感じがするわ!」

 

元々アタシ射撃上手だったけど今のアタシはさらに上を行くわね、ふふん。

頭上を旋回していた巨大蛾……ジャイアントモスは全滅!

メインシャフトの中、メインヒューズは入っているし電源はあるわね!

右か左か……右、かしら?いや、左行ってみましょう。

こっちには何が……ぅおっと?なにか天井から音してない?

めちゃくちゃ早い勢いでガタガタ走ってる……あ、なんかデジャブ。

上の方を警戒して通風孔とかに銃口向けてっと……何かあるかわかんないわ。

音に敏感なヤツ、リッカーが詰まってるのかも……警報で麻痺ったりしないかしら?

ま、そんな都合のいいことは無いわよね……警戒は怠らないことね。

 

「えっ?ちょっ、うわっ!?」

 

ガシャンと音をたてて降りてきたのは……やっぱりというか化け物だったんだけど……

その化け物がアタシの想像していたリッカーとはちょっと違った。

えーっと……多分、G生物?

両腕は鋭いツメ、肩からさらにもう一対の腕……そして胸部分には牙……のように先端が鋭くなった触手でいっぱい!

いや、さらに言えば両腕から触手が蠢いてるじゃない!なによこれ!!

 

「く、この……全然効いてない!?」

 

ちゃんと頭と思わしき所に当ててるけど怯む様子もない!

ちゃんと出血はしているけど撃った所が瞬時に再生しているし……文字通りの化け物じゃないの!

今までの化け物の中でも格段に……大股で近寄ってくるし……これ、流石にまずいわ……!

背中を向ける間も無い、大きく振りかぶった腕に反射的に両腕で顔を庇う動きをしてしまった。

それがアタシの間違いだった。よくよく考えて?化け物はみんなどうだったか。

ビリビリと布裂く音が耳に聞こえたと思えば胸の開放感がアタシを襲った。

何事?と考えるより先にアタシは抱きかかえられていた……そう化け物……G生物に。

なんで?と思ったけどG生物の記憶が強く引っ張り出されて……妙な納得感が出た。

G生物って自分の分身のような胚を別な生物に植え付ける事で繁殖していくらしいわ。

つまり……アタシはその生物に選ばれてしまった……って訳ね。

 

「ご丁寧に対面駅弁スタイルとは……」

 

肩の腕でしっかりアタシを支えたと思えば両腕でさらにM字開脚をさせて……

胸の触手がアタシの胸を撫でてきている……そういう変異を起こしてるのかもしれないわね。

ま、まぁそもそも胚を植え付けるってことはそういう事なんでしょう?

うわぁ、押し当たってるナニがこれまで体験したこと無いような極太なんですけど?

これマジでアタシの膣に収まりきる?下手な赤ん坊の頭よりデカいんですけ――――

 

「ぅごぉぉおおお♥♥♥♥」

 

一突き、一発。男の腕とも言えそうな剛槍はその全体1/3程度を女体にうずめたかと思えば……ごぷっ……と精液を吐き出した。

さらに大きく開いた口に己の口を近づけて自分の分身である胚を流し込んで女に植え付けを行った。

性的快楽をというものではない、ただ粛々と己の分身を増やして種として繁栄をするためだけに特化した一種の機能的な性行為だった。

尤も定着するかどうかはほぼ定着しない方が多く……その確率99%が拒絶反応を起こし不完全なG生物の苗床となっていた。

 

 

 

 

「ちょっと起きて……起きて」

「ん、ぁー……?」

「なんてこと、この人もダメ?」

「待って、正気正気、銃を向けるのはタンマ」

 

気がつけばぶっといグレネードランチャー構えられていてびっくり。

あらま茶髪のイケメン女子、体格の方は……細いし出るところは結構出てるけど常識的!

両手あげてタンマタンマと言いつつ引き笑いしてみればびっくりした顔でコッチを見るじゃない。

惨状の方は……うん、まぁ見逃してくれると助かるけど!

 

「……身体の方はその……」

「そっちは言わないで、気絶する前も化け物に襲われたばっかだから」

 

まぁこの反応的に他の女はセックス狂いになっていた上に同じような超デカパイになってたんでしょうね。

シンディがそうだったし……こうなってシャキッとしてる女はもうアタシくらい?と思ってたけどこの人シャキッとしてるし……

おまけに胸がでっかくなってないから羨ましいわ……何事もほどほどが良いのよ。

……引き裂かれた胸の包帯をしっかり結び直して……怪しいけど、これで良し。

 

「ラクーンから出たくて彷徨ってたらここにたどり着いたのよ……」

「えっと、それなら一緒に脱出する?」

「脱出手段にアテがあるの?」

「メインエレベーターで最下層に、鍵もちゃんとあるわ」

 

希望とはこれこの事ね、精神的にも一気に楽になったし脱出手段のアテも出来た!

鍵と言って見せてくれたのもちゃんとそれっぽい鍵山だわ。

やっとこの地獄からもおさらばできるのねって思うと感慨深いわ。

 

「アタシはフィオナ、フィオナ・シンクレア……ラクーンで探偵のマネごとしてた女よ」

「私はクレア、クレア・レッドフィールド。よろしくね……とその前に」

「何?」

「その惨状はどうにかして、小さい子が一緒に居るの」

「え、マジ?うーん……一張羅だしこれだけなの」

 

ちっちゃい子はシェリー、なんでもGサンプルとかを持っていて狙われていたらしいわ。

もち何とかしたかったけど医療品の類は無かったし……シェリーがなんてこと無い顔してたから……

というかもっと酷い化け物見てるしまぁ……無理もないかって感じね。

 

 

最下層に降りてみれば電車が鎮座してたけど電源が来て無くて電源を入れにクレアが行ってしまった。

すぐに電車を出せるようにしておいてくれと頼まれてアタシは機関車の中でシェリーと待機……

ドンパチにぎやかな事になったと思ったら爆破カウントダウンが始まるじゃない?

残り5分で爆破とかなってアタシはヒヤヒヤ、シェリーはおろおろ……抱き合ってアタシが空元気で勇気づけたりしてたけど……

数分後には無傷のクレアが戻ってきて電車を出してと言うからアタシは電車の操縦席へ

クレアはまだ来るゾンビ達の掃除をするって言って備え付けのミニガンぶっ放し始めたじゃない。

おぉこわこわ……どこにそんなバイタリティあるのよ、あのイケメン女子ィ!

 

「レオーン!こっちよ!!早く乗り込んで!!!」

 

怒鳴ってるクレアの声はハッキリと聞こえたけど……もう電車は走り出したわよ!?

レオンさん大丈夫な訳!?というかゾンビの山なんですよねクレアさん!?

そのレオンって人ゾンビを物ともしない化け物かなにか!?

なんて大騒動があったけど……なんとか電車は発車。レオンさんも無事乗り込んだみたいで合流。

ようやく終わった……と思ったら……なんと今度は電車が爆破されるとかなんとか。

 

「バイオハザード?どういう事?」

「わからん、後方車両で何かあったんだろう」

「3人で様子を見てくるわ、シェリーはいい子で待っていて……」

「うん……」

 

戦えなくはないアタシは戦闘要員としてカウントされるハメになったわ……

ゾンビくらいならなんとかなるけど……ケド!!

 

 

「いやいやいやあんなの聞いてないんですけどぉ!?」

「なんてしぶとさだ!」

 

後部車両に行ってみれば大爆発した貨物と……車体にこんもりと盛られた肉塊。

というか見覚えある顔がちょこんとあったり。あぁこれG生物だわ!

なんてしぶとさとか言ってるからレオンが一度片付けたって事ォ!?

 

「あれ、どう倒せって言うのよ!無理よ!!」

「とにかく撃て、弾が切れたら武器も貸すから撃て!!」

「来るわ!構えて!」

 

構えてみりゃ触手が窓から入ってきてたりするし巨大な口っぽい所がぐっぽぐっぽと……

生え揃った牙がエグい事になりそうなのは想像に容易いわね。

捕まったらお終いっていうのはよく分かったわ。

とにかく撃って撃って……触手は芯みたいに出来ている目をとにかく撃って。

こっちに絡みついたり引っ叩く暇を与えないことに専念していた。

その間にレオンがなにを取り出したかと思えばロケットランチャー!

クレアはクレアでミニガン担いでくるし……なによこのゴリラ達ィ!

ハンドガンで頑張ってるアタシの立場ぁ!

 

「ダメか……連結部分を撃つぞ!」

「任せて」

「もうあの二人だけで良いんじゃない……?」

 

もう、アタシ疲れたし運転席戻って走らせられるところまで走らせてお終い……にしたかったわ。

 

 

 

脱出出来たのは良かったけど、アタシの身柄はアメリカ政府に拘束された。

変異ウィルスLへの適合とGへの疑似的な適合が確認されたアタシは言わばモルモットに近かった。

同じく軟禁されているのは複数人居たけど……アタシはその後身体能力の向上とかが確認されて……

結局はレオンと同じくアメリカ政府のエージェントとして動くことに。

 

 

アタシの戦いは終わってない。あの憎っくきアンブレラ畜生共の影が地上から消え去るまでは……とりあえずね?




フィオナ編終わりになります。

ちょっと小休止を置いてからT-アビスやら閑話休題的な何かを書くかもしれません。
では、しばしのお別れを。
次話はのんびりとお待ち下さい。
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