※この作品はR-18です。

エロティックハザード TS添え DiscDoll   作:ムメイ

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深水
Deep dive into


テラグリジア、その名前を聞いて思い浮かべるのは未曾有のバイオテロ。

一般的に知れ渡ったあまりにも大きすぎるバイオテロでその遺恨は残り続けている。

ただ……その後処理とかがある街を彷彿とさせるし、バイオ兵器もあの悪夢の物ばかり。

崩壊したとは言えまだまだあの傘畜生共の魔の手、影は残っている。

そう……改めて認識させられるバイオテロだ。

 

私、イヴにあるバイオハザードの記憶はラクーンシティ近辺のものに限られる。

このテラグリジアの物は皆目検討がつかない、ただ何処からかアンブレラ社製のB.O.Wを入手。

平和的に発展していたテラグリジアにウィルスを散布、B.O.Wハンターを投入したテロ組織……

名前をヴェルトロと言うソイツらが大暴れ……事態を収拾するため発電に利用されていた太陽光収束システムで街を丸ごと破壊する……

そんな馬鹿げた事をしでかすなんて記憶にない。核攻撃で焼き払うなんてのよりかはまだマシでしょうけど。

 

町ごと焼き払ってそれで全部終わった……とは表向きには話されている事。

実際にはまだ水面下でヴェルトロないしその後継者が次なるバイオテロを目論んでいる。

そんな情報が飛び交っていて……実際にウィルス兵器が開発されているなんてのも噂されている。

そこで調査を行っているのは連邦政府組織のFBC及びNGO団体BSAAの二つ。

だけども第三の調査として単独で潜入やバイオ兵器処理が出来る私と……ラクーンの生き残りのエージェントに調査指示が下った。

FBCにもBSAAにも気取られず独自に調査を進めることが命令。

まず、ヴェルトロの活動拠点などを洗った。テラグリジアパニックにおいて使われた拠点は……なんと船だ。

明らかにおかしい資金の流れがあるがその出処がまるっと消されてる。

そして調査をしようにもその船は沈没していて……立ち入ることも出来ない。

FBCによって近辺海域は封鎖されている。気取られずにというのは無理な話。

そこでその船、クイーン・ディードの同型船の売却先などを洗った。

これまた黒臭い事で売却先は全部ペーパーカンパニー。

実際に整備などした後の記録は消されていて……これらがテロリスト、ヴェルトロ……もしくはその協力者に渡っているのは明白だった。

最終的には何処へ消えたかまるで分かってない……最後に停泊していた地中海の何処かに沈んでいるか……

それともバラバラに解体され全ては闇に葬られているか……

 

「イヴ、ちょっといい?」

「ん?何よ、いいニュース?」

 

パチパチとキーボードを叩いて情報を洗っていた私に声をかけてくるのは私の相方。

あの悪夢のラクーンシティの惨劇の生き残りで……奇しくも私よりもLウィルスの適合率が高い女……

私と同じ様なグラビアアイドルも霞んでしまうようなダイナマイトボディを持つエージェント、フィオナ。

あちこちハッキングしては情報を掴んできていたけど……

 

「グッドニュースよ。ヴェルトロの協力者の影を掴んだわ、アジトの場所もばっちし」

「ようやくデスクワークから開放ね……」

「浸水とかが心配されるからダイバースーツに各種防水ポーチが必要になるわ、取ってくるわね」

「じゃ、こっちはフィオナの武装を揃えておくわ、いつものでしょ?」

「P90とアタシ、それとコンバットナイフ!」

 

二手に分かれてっと……その前に。

 

To ラモン・サラザール

From イヴ・サラザール

仕事の山場に入ったわ、暫く帰宅は出来そうにないからよろしく。

帰ったらお預けした分ちゃんと補充してあげるからわがままは無しよ?

一応、その……愛してます。寂しいけど頑張るわ。

 

……私、イヴは定職に就いてからサラザール家に嫁いで正式にイヴ・サラザールを名乗っている。

このメール連絡も妻としてのアレコレなわけで……っと。

装備を整えたら早速バイオテロなんて考えるバカ共に家庭訪問してやらないと。

私はFALとククリナイフ……

 

 

 

 

ヴェルトロ……ないしその協力者のアジトとされる場所は洋上プラントだった。

廃棄されて2年ほど、買い手もなく放置されていた……らしいけど。

 

「アンカー射出、行けるわよ」

「じゃ、私にとっては初任務……開始ね」

「あらそうだったかしら?堂に入ってるからそんな感じはしないわね」

「ともかく調査して生きて帰るわよ、旦那が待ってるもの」

 

タグボートで接近した後フックショットを使って登っていく……

この辺の装備はBSAAからの流れ物、政府の内通者がこっそりと流してくれたものだ。

洋上プラントに上がってみると……おどろおどろしい雰囲気。

ただ朽ち果てている風にみえてその実手入れがされている。

人が何人か入っているのは明白だ……これはビンゴね。

 

「アタシが先行、アンタはバックアップね?」

「腕力的には私の方がフォワード向きだけど?」

「アンタの得物の取り回しを考えて言ってる?頭沸いた?」

「そういう所ほんっと57よね、ムカつくわ」

 

口喧嘩はまぁさておき、適材適所。P90を得物としているフィオナが先行して内部に侵入していく。

FALを担いでいる私は後方からしっかりと火力支援を行うってスタイル。

プラント内部は外ほど寂れて無く……廃棄されている筈なのに電力が生きていた。

 

「内部構造的にはあまり改造されてないでしょうけど……コッチよ」

 

お互いの端末には内部構造データが入り込んでいる、迷うことは無いはず。

過去に働いていた人間の仕事スペースや生活スペース……キッチンなんかを進んでいく……

アジトなのは明らかなのだけど何処にソレがあるのかが不明なまま。

だから虱潰しに探し回るしか無い……

 

「コンピュータ発見……っと電源が入ってないわね、イヴ周辺のサーキットブレーカーを見てきてくれない?」

「はいはい、候補はこの二つかしら?」

 

ゲームキャラとしてなら私、FALの方がリーダーしてるべきでしょうけど。

エージェントとしてのキャリアが長いフィオナの方が現場をよく知っている。

お互い一応同じゲームの記憶は持っているしそっちほど険悪でもないし……素直に指示に従う。

候補になるサーキットブレーカーの位置もマップから探れる。

まずは1つ目……これは単純に下がってるだけ。上げてみたけど……

 

「どう?」

『ダメね、パワーが足りてない……周辺の電気はついたけど。もう一個の方もよろしく』

「了解……何か居るわ、気をつけて」

『スンスン……えぇ、臭うわね……早めに入れて合流しましょ』

 

ガタンと大きな音が……そしてノシノシと歩いていく音。

そして私の鼻に入ってくる異臭とも言うべき臭い……水死体がこんな臭いしたかしら?

新手のバイオ兵器か……それの実験体か。

無線越しのフィオナの方にも居るみたいで気を抜けない状況にはなったわね。

曲がり角、ダクト……少しでも死角を潰しながら慎重にもう一つのサーキットブレーカーにたどり着く。

まだ足音の主は現れない……様子を伺っているのか……

 

「悪い知らせよ、このサーキットブレーカー基盤から壊されてるわ」

『あちゃ……直せそう?』

「持ち込みの工作部品でなんとかしてみるわ……期待はしないで」

『そこは自信満々に任せておきなさいって言ってよぉ』

 

基盤パーツなんてものは持ち込んでないから……単純な配線作業に為るわ。

基盤を一旦全部外して……それから配線を……っと。

電力は生きているから……電熱で配線溶接は出来るわね。

あとはスイッチを入れて……うわ、バチっていったけど大丈夫かしら?

 

『きたきた!さっすがぁ!』

「良かった、成功ね」

『これで内部活動ログが漁れそう、すぐに戻ってきてー』

「了解、警戒は怠らずにね?」

 

あとは来た道を帰るだけ……付かず離れず、足音がしている。

B.O.Wでは無いのかしら?ここまで待てが出来るほどお利口じゃないわ。

ヒタ、ヒタ……裸足?人型に近いのかしら?

 

 

「ただいま、それで何か判明した?」

「おかえりー……そうねーやっぱここでヴェルトロの新しいバイオ兵器の開発をしてたみたいよ」

「じゃああの足音とかは……」

「十中八九そうでしょうね、あとはその兵器研究施設に押し入って漁るもの漁って行くわよ」

 

帰る道中は何体もの足音が後ろをツケてきていた。

振り返っても誰も居ないし気配を探ってもそれらしい気配はない。

ついでに言えばプラーガの気配でもないわ。それだったら楽だったけど。

コンピュータからハッキングをかけて大まかな位置情報も割り出していた。

後は押し入ってブツや情報を押さえて次の拠点に殴り込み。

道中の鍵がかかった扉は全て蹴っ飛ばして無理やり解錠。

私はもちろんのこと、ウィルス適合者であるフィオナもそれはそれは常人離れした身体能力してるもの。

電子ロック?割れたらそれで穏便に済むけれど……

 

「囲まれているような気がするわ……」

「奇遇ね、アタシもそう思ってるわ。けど直ぐに襲ってはこないわ」

「なんで言い切れるのよ」

「こういうのは勘よ、案外当たってること多いから」

 

フィオナはそう言って気楽にハッキングして電子錠を解錠していく……

いよいよというべきか……洋上プラントには似つかわしい研究施設が……

 

「うーん、おかしいわね行き止まり?」

「……ッ!罠よ!!」

「うっそ」

 

解錠した扉が独りでに閉まって鍵がかけられた。

重厚な扉は流石に蹴り開けるには一苦労、完全に私達のことを分かってやってる!

そして私達も化け物じみているけど……人間には変わらない。

催眠ガスなどの神経系に作用する毒は普通に効く……催淫も効くんだもの。

あくまで高いのはウィルス耐性だけ……嵌められたわ……

 

「くっ……だめ……」

「ごめ、みすったなぁ……」

 

催眠ガスにしてやられ……二人揃って意識を失った……

 

 

 

「対象沈黙しました、これより搬入します」

『うむ、ご苦労……我が忠実なる配下諸君』

 

ガスマスクで確りと防備した複数の人間が入り込んですやすやと眠りこける二人を運んでいく。

ダミーでしかないそのプラントはそのまま放置され……二人のエージェント失踪が確認された。




導入ですのでエロ無しはご勘弁を。
次からバチバチに犯されていきますので。
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