※この作品はR-18です。

エロティックハザード TS添え DiscDoll   作:ムメイ

4 / 63
Crack Mind

……どれだけ啜り泣いたか……満足するまで出したのかゾンビは離れていった。

こんなにか弱くなったつもりは無いけれどこればかりは泣いても良いと思う。

体調的にはFineかもしれないが……精神的にはDangerかもうDeadだ……

ふざけてるわ……こんなの、私に降り掛かっていい体験じゃない……

触手にペニスに……水溜りになるまで吐き出された精液が体中にこびりついている……

今すぐにシャワーを浴びてスッキリしたい……それに…こんな臭いをしていたら……

まだ正門の向こうに居るゾンビの山の他に感づかれてまた……

 

「ぺっ……これは、鍵?」

 

口の中にまだ残っていた精液を吐き出して身体に鞭打って起き上がる。

傍らに置いていた物を拾い上げると何かの鍵……まさかと思うが正面玄関の鍵?

…さっきのゾンビが持っていたのかしら?

 

「これで……開いた……」

 

殴打されて歪んでいた扉はそれでも何とか開いてくれた。

……振り返るとまたあのゾンビが戻ってきていた。

まだ私とヤリたいらしく触手が蠢いている……もう、嫌だよ。

入った後扉を閉めて鍵を掛けた……もう二度と出るものか。

中に入ると静まり返ったエントランスホールが広がっていた。

手前には女神像、奥に受付……見上げればステンドガラス。

さすが美術館を改装して作っただけある……生存者は居るのだろうか?

……それより先にどこか水場は無いか?

 

「そういえば……ココにはまだ酷い化け物が徘徊してるはず」

 

犯され続けていた間でもあの雄叫びは聞こえていた。

2種類……それぞれ別の化け物が署内のどこかしらに居る。

ソレだけじゃない、犬は確実に居るし……さらにリッカー……

ゾンビが変貌した化け物だって居るはずだ。非常によろしくない。

やってきてようやくと思い出した……

さっさと抜けたいが……抜けた先も地獄に変わりないし……

まだ、中に残っている精液を早く洗い落としたい……手で掻き出しても限界がある。

というか子宮に入った精液は洗い流せるのか?すごい……粘度だ。

ぶっかけられた精液は滴り落ちないでへばりついている。

特に胸や膣にこびりついているのは驚異的な粘度……糊みたいだ。

まるで私を所有物だとマーキングするかのような……腹立たしい。

……ともかく活路を開かなければ、ロックシステムはどうなってる?

…精液で汚れるのは許して欲しい。

昔懐かしいブラウン管モニターに浮かび上がる文字は……セキュリティシステム解除中。

エントランスホールからは自由に行き来できる。

2階へのハシゴは畳まれている、降ろさなくちゃ上がれないな。

そもそも私のこの身体で登れるのか?胸が干渉しそうだ……

 

「……誰だ?」

 

扉を開けると…黒人の警官が息絶え絶えにこちらを確認していた。

銃をこちらに向けて……腹を見ると血が滲んでいる。噛まれた後だ。

そしてこちらを見る目は……あぁうん、すごく気の毒そうな目になっていた。

美女と言っていい女が全身精液まみれで来たら……そうなるだろうな。

 

「私は……見ての通りよ……」

「気の毒だが……着替えや物資はもう無い……」

 

だろうな、とは思うがそれを言う訳にはいかない。

まだ正気を保っている人間で……最初に出会えた貴重な人間……

…ここは警察のオフィスだろうか、何かのパーティーの準備をしていたのが伺える。

 

「新人が来る予定だったんだがな……」

「喋らないで、その……」

「分かっている……できればキミの脱出まで手伝いたかったが」

「……地を這いつくばってでも生き延びてやるわ、安心して」

「……そうか……そうだ、これを」

「物資はもう無かったんじゃ?」

 

黒人警官が差し出してくれたのは喉から手が出るほど欲していた拳銃の弾だ。

ワンセット、25発ある。とてもありがたいが……

そうなるとこの警官の手持ちの弾が無くなるんじゃ……と心配してしまう。

 

「いいんだ……それより、キミはもう行くといい……」

「……ありがとう、絶対に生き延びるわ」

 

この先まだ恥辱に唇を噛む事は多いと思う。

それでも……絶対に私は生きてこの地獄を抜け出してやる……

少なくとも、この警官の意思を無駄にしないために……

 

エントランスホールに戻ってからマガジンに装填していく……

残りは箱に入れたまま上着のポケットへと入れて……えぇと……どこへ行ったらいいんだったか?

こちらは……ゾンビは居ないな。待合室みたいだ。

勿論の事ながら物資は無いな……もしかしたらココで休憩ができるか?

身をキレイに出来たらココに戻って一息つくのも良いかもしれない。

 

違和感が酷い、お腹の中でまだ、残っている精液の感覚だ。

……手を当てると思い出して……また熱さを帯びてくる。

ドクンドクンと……脈打つような……開発されていっている……

 

「ッ!まさか!?」

 

鼓動のような物が下腹部から伝わる。

まさかと思うけれども私、あの膣内射精で……もう!?

そんな生態系を無視した様な事がある訳がないと思いたいが……

この突然変異が多重連結している中では……あり得なくもない。

強姦された挙げ句……妊娠の可能性まで?

足元から崩れ落ちていく……私の、男としてのプライド……

 

 

 

 

ショックのあまりにへたり込んでから数分後…悪夢は現実となった。

どうやらヤツ等の体液は排卵まで弄るみたいで……飲まされた精液は栄養価があるのかもしれない。

急速に膨れ上がっていくお腹に恐怖と絶望が押し寄せる。

 

「そんな、私……ママにされちゃう……」

 

腹の中で動く生命……もう、生まれようとしていた。

身を裂くような激痛が……あぁ、破水したんだ!

痛い、痛い、痛い!!息ができない程に痛む……!!

地べたをのたうち回る私の股ぐらからは子供の頭が見えてきていた……

ただ、うっすらと分かる……まともな子供じゃない!

 

「っっっ……はぁっ!はぁっ!……ウソでしょ」

 

激痛の峠を超えて脂汗を浮かべながら見た……私の腹から出てきた子供は……

人ではない、ゾンビというわけでもない……あの触手でもない。

掻き出しても掻き出しても出てなかったのだろう……ゴキブリだった!

へその緒は繋がっている……認めたくない、けれども……私が産んだのはゴキブリだった。

幼虫でこの……赤ん坊と同じサイズ……それに変異したのか遺伝子を食ったのか……

私を散々犯し尽くしたゾンビの特徴まである……キメラに近い物になっていた。

こんな悍ましい化け物の母親が……私?

 

「ふざけないでよ!!こんな!!!こんなぁぁぁ!!!」

 

激情のままに拳銃の弾丸を3発……赤と緑の体液を流して……

すぐさま絶命した……と思う。

望まない性交、望まない妊娠……望まない出産……はは、もう私の尊厳はぐちゃぐちゃ。

……まだ、産む可能性あるわね。嫌になる。

立ち上がって頭を振って……自然と髪をかき上げた所でハッする。

こんな仕草、私はしたか?ハンドガンだって続けざまに3発も撃って……

……身体に、引っ張られているのだろうか?それに腕力も……

噛まれたわけではないけど……感染してしまっているのかもしれない。

いや、十分に有り得る話だ……一番コアな粘膜接触があったんだ。

……おかしい所といえば発情しやすくなってるのと排卵周期が壊れている事。

それにこの異常な母乳の蓄え方……かしら?

 

「えぇい!気を持ちなさい私……私は、男……!」

 

思考の節々が女性化してきている!これを望んだわけではない!

こんなのナンセンス極まる、私は男なんだ……!

ガリガリと頭を掻いて……ようやくどうにか落ち着いた。

 

「ともかく、プラスに考えよう。腕力がついたということは抵抗もしやすいって事」

 

ハンドガンの反動を抑えきるくらいの腕力が出てきている。

そうなれば振り払うのもまだ希望を持てる。

勿論普通のゾンビ相手の場合に限る。私を犯しぬいた肉塊ゾンビは…無理だと思う。

撃ち殺した子供を一瞥して……待合室を出る。罪悪感など、有りはしない。

L字に曲がった廊下……窓ガラスは全部割れている。

外にはゾンビのうめき声……もたもたしてるとなだれ込んできそうだ。

…頭上はなにもないな?リッカーは壁に張り付く他天井にも張り付く。

さらに言えばダクトを通って別な部屋に侵入してくることだってある。

発達した爪で引き裂かれたりしたら……嫌だな。

胸を庇ってさっさと抜ける……道中の扉は鍵がかかっていた。

 

 

次の廊下は板が幾重にも貼り付けられたバリケードの通路だった。

ここにも化け物の気配はない。まだ雄叫びも聞いてないが……

バリケードは隙間だらけだな、腕くらいなら通せそう。

外の音を聞く限りは大勢のゾンビが屯している。音はあまり立てたくないね。

臭いでバレると思うけれども通り抜けるくらいは……

別に、走り抜けなくても良いよね。ブラを引っ掛け直して……

 

――――スタァァァァァアアアアズ!!

 

ビックリした、かなり近い。

さらに言えばどこかぶち破られた……マズイな、進入路が増えてしまった。

銃声も聞こえる、応戦してる……人情的には加勢したいけど……

 

「あぁっ!?」

 

とぼとぼと歩いているとゾンビが潜んでいたのかバリケードから腕が飛び出してきた。

ご丁寧に私の胸を掴んで、引き寄せてくる…!

踏ん張っても向こうのほうが力が強くて……逃げられない!

 

「はぁぁっ……ふざ、けないで……よぉ!」

 

バリケード越しに興奮している鼻息が聞こえる。

コイツら、呻くだけの癖して胸を揉んで楽しむだけの脳はあるの!?

腕が完全に私を抱きしめた、腕を回されて抜け出すのはもう、困難……

お腹の前でクロスした腕……両胸下から鷲掴みにしたと思ったら……ぐにぐに揉み始めて……

 

「んんぅっ……!こんな、ことでぇ……!」

 

ただ揉まれているだけなのに感じてしまっている。

身体からまた、力が抜けていく……胸がジンジンして……

 

――――もっと、欲しい――――

 

……私の中で開花しつつあるメスが……欲してしまう!

嫌だ、私は……私は……こんなのでイキたくない!

違う、こんな屈辱はもう嫌なの!!いや、イヤ…!

 

「んくぅっ――――!」

 

あぁ……イッてしまった……ただの、荒々しい乳揉みだけで……

みっともなく、母乳を吹き散らしながら……

母乳で少しは身体にこびりついた精液は落ちていっていた……

私の、男の意識も……一緒に削れ流れていった……

 

 

 

「貴女大丈夫?」

「はぇ……?」

 

絶頂してから、記憶が少し飛んでいる……

……顔とかにかかっていた精液が拭かれている。

それに目の前の女性は……黒のタイトスカート、青の上着……

 

「ジル…バレンタイン……」

「私のこと知ってるの?」

「……ストーカーに追われてるのは知ってる」

 

知っているも何も、この地獄を脱出する人物だ。

ついていくのが良いのだろうけど……危険が隣り合わせになる。

ストーカー……そのままの意味だ、この女性、ジルは命を狙われている。

散々耳にした……近くで聞いたあの雄叫びの主が狙っている。

 

「捕まったら私みたいになるかもね」

「胸だけで済むかしら?」

「さぁ?……助けてくれてありがとう…それと……汚れも拭き取ってくれて」

 

背後のゾンビの気配が無くなっている。

よくよく見ればバリケードに一発弾痕がある……多分撃ち殺してくれたんだろう。

 

「あ、私は一緒に行けないわ……たぶん、感染してるもの」

「……そう」

「気をつけて、貴女ならきっと脱出できるから……」

 

女が感染するかは不明だし……もし感染したらどうなるかは不明なまま。

そして……女から女へ感染するかもしれない…接触は避けるべきなんだ。

さようなら……と手を振って見送る……コレでいいの。

 

「胸、だいぶバカになってるわね……」

 

絶頂した後も結構揉まれ続けたんだろう……まだ、ゾンビに揉まれているような感覚が残っている。

……腕で庇っても若干快楽が走る……それに、また大きくなってない?

ずっしりと……スイカ以上?見るからにやらしい……

もうブラを引っ掛けるのもバカバカしくなるレベル……流石にへそとか隠れないわよね?

張って痛む……母乳もパンパンに溜まってるな……

ちょっと、フラフラするかも……貧血が疑われるか。

 

――――くきゅるる……

 

それにちょっと、お腹が減ってきてるかも。

どこかに備蓄食糧とかないか探してみないと……

 

バリケード通路を抜けて…えぇとこの先は……

 

「……ウソでしょ」

 

扉を開けた先に待ち構えていたのは……黒いコート。

見上げれば醜悪な継ぎ接ぎだらけの顔、左腕からは触手がうねうね…

ストーカーが私を見下ろしていた……

有無を言わさず私は……豪腕に掴まれて……

 

「きゃぁぁっ……いった……」

 

廊下に通路から引きずり出されて投げ飛ばされた。

背中を打ち付けてちょっと、息苦しい……

ストーカーの方を見ると特に叫びはしないが……触手を蠢かせて……

 

「いっ……もう、何なのよ……」

 

両胸をつついて……それで去っていった……

……さすがにコレが種付けとかじゃないわよね?

……もう、どっと疲れてきた……休みたい。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。