目の前には黒服を着た男二人が、地面に転がっていた。モリアーティ財団からの指令は、犯罪コンサルをしている通称黒の組織メンバーを消せだった。元々、モリアーティ家の傘下だったらしいのだが、末端の制御が効かないらい。頭は押さえているらしい。末端の構成員の駆除だろう。
目つきの悪いポルシェ乗りの構成員を数日掛けて尾行し続け、怪しい倉庫街に入ったので、周囲に人の気配を感じなくなった瞬間、命を狩り取った。二人を車のトランクに詰め、この場から脱出である。
まさか平和ボケしている日本に犯罪卿を思わせる組織のドンがいたとは…帰りは人が沢山居る場所を通る。コイツらの仲間は危険らしい。住宅街で平気で軍用ヘリで乗り付け、砲撃も躊躇しないそうだ。
アジトに戻り、二人の死体を消す。着ている物を脱がせ、全裸で人体を溶かす液体の入った水槽へ入れる。着ていた物は、バラバラに裁断しつつ、隠しアイテムが無いかをチェックした。タバコ、ライター、そしてスマホ。スマホは電波を遮蔽した部屋で電源を入れ、PCに接続し解析だな
財団がこの国での身分を作るまでは、俺は狩人家業だな、
◇
翌日、街中を流れていると、知り合いの娘を見つけた。尾行をして知り合いの元まで案内をして貰うことにした。
ヤサが分かったので、娘が制服に着替え、学校へ出て行くのを確認して、入れ違いで部屋の中に侵入した。
「よぉ~、メアリー。随分と幼くなったなぁ」
「えっ…まさか…アーサー…なんで、ここに…」
なんで?言わないよ。返事をせず、空かさず、少女姿のメアリーをピアノ線で拘束した。
「うっ…」
抵抗もせずベッドに転がっているメアリー。こいつはMI6のエージェントである。
「油断したなぁ、メアリー。黒いヤツラに一服盛られたんだろ?」
「何故、それを…」
俺が狩りしている組織の怪しい薬…それを投与されたのだろう。
「ワトソン氏と調査していたんだよ。薬は祖父の部屋で解析していた。まぁ、お前らのせいで、俺は牢獄、ワトソン氏はヤツラに消されたよ。だけど、解毒剤のレシピを残してくれていたんだ」
例によってのえん罪での逮捕、拘留中の暗殺だった。メリーには申し訳ないが、流石の俺も塀の中からでは、ワトソン氏をガード出来ない。
「ワトソン博士…病死で無くて、消されたの?」
病死…警察発表であるが、スコットランドにヤツラの仲間が入り込んでいたのだ。そいつらはメリーの旦那に探って貰い、俺が膿に犯されていた病巣を既に摘出、除去してある。
「あぁ、俺がガード出来なくなって、事故を装って。まぁ、今、この国で害虫どもに復讐している処だ」
「…」
メアリーにとって、ショッキングな報告であったようで、絶句しているようだ。
「解毒してやる。俺と手を組め。取り敢えず、俺の肉便器になってくれないか。溜まっているんだ」
「な、何言っているの!」
メアリーが拒否しているが、解毒剤を彼女に注入して、拘束を解き、身ぐるみ剥いだ。どうせ元の姿の戻る過程で、洋服がボロボロになるだろうから、問題は無い。
元の姿に戻ったメアリーに催淫剤を注入し、久しぶりの女体を味わった。
「やめて!お願い…」
「コレも復讐のうちだ。MI6は何をしたかを考えろ」
亭主の赤井一筋の彼女を無理矢理…美味しいシチュエーションである。泣き叫ぼうとしたメアリーの口を俺の口で塞いだ。
◇
二人でシャワーを浴びる。お互い久しぶりだった為、3ラウンドプラスアルファで、余韻に浸っている。
「お願いだから、娘には手を出さないで…」
冷血無比のエージェントも、母親と言う女に成り下がると弱気である。
「手を貸せ。裏切ったら、娘を肉便器にする」
「わかった…で、何をすれば良い?」
「ベルモットと峰不二子のヤサを見つけてくれ。ラムとオジを探すより楽だろ?」
オジは俺をそちら側に染まるのを嫌い、ルパン一味に入れてくれない。
「アーサーの後ろには何が居るんだ?」
「黒の組織より、ヤバい組織…」
「それは…犯罪卿一族…モリアーティ家か。あの組織よりとヤバいも言えば…」
正解だ。流石に優秀なエージェントである。まぁ、元々MI6もモリアーティ家が組織した集団だけどな。
黒の組織は表も裏も真っ黒であるが、モリアーティ家は表では慈善事業もする英国の名門貴族であるが、裏では犯罪卿と呼ばれる犯罪コンサルティングをしていた。
初代犯罪卿が俺に総てを相続させたせいで、あの貴族家の真の当主は俺らしい。その為、俺の必要な物は集めてくれることが多い。