※この作品はR-18です。

黒色の刃~黒き血の系譜   作:もっち~!

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残虐なシーンがあります


躾け

 

---メアリー世良---

 

目の前には務武さんがいた。赤井務武、私の夫であり、真純の父親である。

 

「本物?」

 

「あぁ、だが疑うのは悪く無い判断だ」

 

「今まで、どうしていたの?」

 

「今の雇い主に助けられて、調査の手伝いやガードをしていた」

 

「雇い主?」

 

「そうだ。解毒剤で元に戻れたようだな」

 

なんで、それを知っているんだ?身構える私。

 

「身構えるなよ。俺の雇い主が手を回してくれたんだよ」

 

雇い主?私をペットにしているアイツがか?

 

「世の中には、逆らっちゃいけない相手っているんだぜ」

 

確かに,逆らえない。何も出来なかった。どうやって、私の自由を奪ったんだ、アイツは…

 

「スイスなんだが、総てが終わったら、俺と住まないか?家を貰った。牧場付きのな」

 

買収されたのか?それとも報酬か?油断をしないように、警戒は解いていない。

 

「親子三人で暮らさないか?まだ逢っていない娘と一緒に」

 

次の瞬間、私は知らない倉庫にいた。いつ、意識を狩られたんだ?コンクリートの冷たさが背筋を襲っている。全裸にされ、大の字に鎖で拘束されていた。

 

「旦那との久しぶりの逢瀬はいかがだったかな?あれあれ、濡れているのか?卑猥な身体だな」

 

目の間にアイツがいた。見られるだけで、ゾクゾクする。こんな身体では無いはずなのに。

 

「お前が…務武さんの雇い主か?」

 

太ももを私お身体から湧き出た体液が伝わり落ちてていく。

 

「私ではない。弟の助手だよ、彼はねぇ」

 

弟?

 

「弟はえん罪被害に悩まされているから…ガードが必要なんだ」

 

身動き出来ない私を堪能するアイツ。

 

「弟には全うに生きて欲しいんだ。愛する女性と幸せにね」

 

 

 

---工藤新一---

 

マズい。色々とマズい。なんで、こんな目に遭っているんだ?

 

世良、園子にからかわれる毎日。

 

「溜まっている物をぶちまけた?この根性無しがっ!」

 

「園子、新一の愛を感じたわ。誰でも無く、私の為に溜め抜いたのよ」

 

蘭の思考がおかしい。或る意味、正しいことなんだが、俺としては納得出来ない。

 

「工藤君、出来ちゃった結婚、秒読みの気分はどうかな?」

 

俺はいつ、解毒剤を飲まされたんだ?なんで、蘭を寝ていたんだ?それもよりによって危険日になんか…

 

あの日の前日のことが、思い出せない。どうしてだ?江戸川コナンは俺の両親の工作により、転校したことになっているが…最近灰原を見かけない。博士によると、あの日の翌日に消えたと言う。誰が暗躍しているんだ?

 

「工藤君、放課後、面をかしてくれないか」

 

世良が小声で俺に呟いた。何かを掴んだのか?俺は声を出さずに頷いた。

 

◇

 

放課後、蘭と園子の目を盗んで、世良の元へ向かった。

 

「君はどうやって、解毒剤を手に入れたんだ?」

 

会うやいなや、世良が言った。

 

「解毒剤?何の?」

 

「小さくなる薬のだよ。私の母さんも手に入れたんだ」

 

それは領域外の妹では無く母親に戻ってことか?

 

「世良の母親は、どこで手に入れたんだ?」

 

「訊いても教えてくれないんだよ。なんかヤバいルートかもしれない。君はどうなんだい?」

 

灰原に作って貰ったとは話せない。

 

「まぁ、そんな感じだけど、俺の手に入れていたのは一時的な物で、完全に解毒はしない。今回は知らない間に、誰かに飲ませられたようだ」

 

「母さんが妙な事を言うんだよ。将来、父さんと三人でスイスに住まないかって」

 

世良の父親は殺されたとされていたが…

 

「世良の父親は生きていたのか?」

 

「わからない。確証を教えてくれないだ」

 

そうなると、世良の父親はスイスで生きているのか?

 

◇

 

屋外に居たはずなのだが、気づくと室内にいた。目の前には、世良の背中が見え、世良の泣きむせぶ声が聞こえる。状況が分からないが、俺の身体のパーツの一部が、世良の体内に入っている気がする。

 

「痛いよ~、工藤君、もう無理だよ、裂けちゃうぅぅぅぅぅ」

 

世良の後ろの穴に挿入しているようだ。俺の手足の自由は無いが、アレがムクムクしているのが体感で分かった。マズい、本当に裂けちゃうぞ。しかし、俺の声は出せないようだ。口を拘束されているのか?

 

「子供の躾は親の義務だぞ」

 

変声機を通した声が聞こえた。

 

「申し訳無い。今回は見逃して下さい」

 

女性の声…世良の母親か?

 

「敵と手を組んで探ろうとは…裏切り行為だぞ、メアリー世良!」

 

俺の下から世良の絶叫が聞こえ、俺の意識が遠のいていく。

 

 

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