謎の洋館に入ったら幼女達とエッチすることになった件 作:明日兎
正常な思考を取り戻してきたので改めて状況を考えてみる。こんなどう見ても幼女にしか見えない子に欲情なんてできっこない。ならばこそ、俺はこの状況を到底受け入れられない。
「ごめんだけど、そういうことはしなくて良いよ。俺、普通に食べたいな……だめ?」
ミュウはその答えを訝しんだのか不満そうな表情になる。俺に向けて差し出したままのパンを何も言わずに俺の口に押し付けてきた。
「むぐっ……んー!むーんんむぐぐ」
俺は声にならないが、拒絶の意思を口から発した。パンはミュウの唾液でふやけており、それはパンが唾液まみれであることを知らしめるように俺の渇いていたはずの唇が湿っぽくなったのを感じた。
しかし、ミュウはパンを俺の口に押し付けたまま動きを変えずにおり、もう片方の小さい手を俺の鼻の前に持ってくると鼻背部を摘んだ。その意図を計りかねたが、すぐに理由を知ることとなった。段々と息が続かなくなり苦しくなってくる。食べたくないという意思と同時に口を開けろという脳からの信号がぶつかり合った。
いよいよもって観念した俺は口を開ける。その結果起きることなんて誰でも分かる。
「食べて、口の中に入れて、飲み込んで?」
非常に幼い見た目をしたミュウは、外見相応の甲高く甘い声でそう諭すように言う。俺には小悪魔のようにしか見えないその言動に従うしかない現状に辟易する。
唇を割り込んで入ってきたパンはびちゃびちゃになっていて違和感はあったが、それがミュウの唾液であることを意識しなければ味は普通のパンで美味しく感じた。決してこんな幼い子に欲情してそのような味がしたとは考えたくないけど。
ごくんっ
飲み込みこの地獄がやっと終わったことに安堵した。
「ごめんなさい、待たせちゃいましたか?」
「用終わったぞ〜」
それも束の間、この部屋のドアが開く音がし、2人の...ティナとリーリアの声が聞こえた。ミュウは手に持ったパンを皿の上に戻すと2人に顔を向けてなにをしてたの?と声を掛ける。
「わたし、2人が遅いから、さきにはじめちゃってたよ?」
「え!?ミュウばっかりずるいです」
「まあ、私は別に、そんなことないから良いけどな」
俺は3人で会話して行く中に質問して行く勇気もなく、ただ無言で聞いていた。正直なところ俺は諦観の念が出始めていた。此処からどうすれば脱出できるのかも分からない。助けに来てもらう伝手も、電話も手元になければ好転に持って行くようなアイデアも浮かばない。控えめに言って絶望的だ。
3人は会話が終わったのか、此方に向けて歩を進めてくる。身体を縛られ身動きの取れない俺はそれをぼーっと見つめるだけ。何の会話をしていたのかも、頭には何も入ってくることは無く。これから自分がどうなるのか、未来が見通せない。
「これから、ご飯の続きをしましょう。さっきはミュウだけだったようですが、ここからは3人で、食べさせてあげますね」
「3人で楽しみ……ほんとうは1人でしたかったれど」
「私も、いやだけど、本当はいやだけど!食べさせてあげるな!」
パンに目線を注ぐ。パンは1つしかない。先程はミュウ1人だったが、どのようにして俺に食べさせようと言うのか。パンはあと4分の3程残っている。
「誰が最初に食べさせてあげますか?私でも良いですか?」
「ミュウはいいよ。だって、さっき、したから」
「それなら、ティナの次は私だな」
「颯太さん、どのように食べたいですか?」
不意に問いかけられ、脳の処理速度を上げる。どのように食べたいかだって?ティナではないが、今までのミュウの行動を鑑みてここの住人は余りにも怪しい。
「どのように食べたいかも、何も、俺は、普通に食べさせてもらえれば、それだけで、良いです。本当に、他には、何もいらないので、本当に、お願いします」
俺の口から出た言葉は余りにも辿々しく最初の頃の飄々とした態度は見る影もない。無意識に敬語になっているし、そのような今の自分と状況に渇いた笑いしか出てこない。
「普通に、ですか?」
「うん、そう普通にで良い」
ティナはうーんと唸るようにすると、首を傾げて悩む素振りを見せる。俺はその行動に小さな光明を見出した刹那、ティナはパンを食べ始めるという動作をとった。
その行動の意図を理解し難く、呆気にとられたがティナもお腹が空いていて食べたかったのだろうかと考え始める。
リーリアとミュウは遠巻きにこちらを見ているだけで、特に何かするようなこともない様子だ。
俺の目の前で口を動かしながら、パンを咀嚼するティナは結構な量を一口で入れた為か頬が若干膨れている。相変わらず、ティナは最初に見た時のようにシミひとつない白い肌で、蒼い綺麗な瞳は今は瞼を閉じ形を潜めている。
「そうははん、ふひをはへへくへはへんは?」
ティナは口にパンが入ったままなのだろう、行儀悪くそうお願いしてきた。口を開けてくれとはどういうことなのだろう。残ったパンを食べさせてくれるということだろうか?俺は分かったと渋々頷き口を開けるとティナは徐に顔を近づけてきた。
「はい、どうぞです」
ティナがそう言った時に既に遅く、俺の口内はティナの口にさっきまで入っていたはずの既にティナの唾液と混ざり噛み砕かれてぐじょぐじょになったパンと、おまけとばかりに大量の泡状になった唾液が糸を引いて投入されていた。
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