謎の洋館に入ったら幼女達とエッチすることになった件 作:明日兎
俺は今しがた自分が何をされたのか把握することができていない。ミュウの時もそうだったが今日だけでこのようにして期待を裏切られるような出来事は何回目だろう。
流石にこれは許容できまいと、ミュウの時でさえ泣く泣く食べていた俺は今度こそは脳が耐えられず、ショートしてしまっていた。
これを食べろだって……?飲み込め……だって?そんなの、無理に決まってるだろ!
俺は今まで、今日までずっと朝起きたら朝食を食べて家を出て、そして学校で意気消沈して給食を貪るように食べそして我が家に帰る……そのルーチンを繰り返してきたんだ。
こんな藪から棒に飛び込んできた……いや、飛び込みに行ったのは俺だが、非日常に耐えられる訳ない!
心の声はそう無鉄砲に叫び続けているが現実の俺は微動だにせず、口を開けたままだ。口の中の神経を研ぎ澄ませれば、ペースト状になったパンと明らかに多い液状のものが、重力に従うのと、俺の僅かに動く舌によって蠢いている。
味覚の信号はパンの存在だけを教えている。感覚として自分のものではない異質の液体を感じるものの、それだけだ。そう……何も難しいことなどない。これは、ただのパンだ。きっと、摺鉢か何かで押しつぶして水に浸しただけのパンだ。
「もしよかったら、もっと、わたしのつば、飲みませんか?たくさん、出して、飲ませてあげますよ?」
幼い女の子の良く通った声が俺の聴覚を刺激する。俺は此今の現実から少しでも目を背けたい一心で視覚を閉ざす。
この質問に回答しようにも、今の俺の口中にはまだパンがある。俺は薬を飲み込んだり、嫌いな食べ物を食べる時のの容量で一思いにティナの唾液と共にパンだったものを嚥下する。
しかし、今回はミュウと同じようにはいかない。ミュウの時はまだパンの表面上に唾液があり、中には深くは浸透していなかったから何も感じずにいられたのだろう。
喉を通ったと同時、頭上にまで至るかのような感覚と共に匂いの成分が鼻を通った。それは想像以上に甘く仄かに先ほどまで口に入れていたのが原因だろう、パンの風味がする。
こんなシチュエーションなんて早く終わってくれと願っいるのだが、不本意かつ相手は幼女であるとはいえ、世間一般の目線で可愛いことに異論はなく、性欲が刺激され興奮してしまっている俺に嫌気が差した。
いや、そんなことよりも、俺はまた裏切られた。俺は普通に食べさせてと言ったはず。ならなぜ、そうしなかったのか。こんなのが此処での普通だと言うのか?
「こんなのが普通なわけあるか……」
「はい?今、何と言ったのでしょうか……。颯太さん、もう一度言えませんか?」
何なんだここは。本当に、本当に、意味が分からない。こんな場所に来てしまった自分にも責任はあることは自覚しているけど、こんな目に遭うなんて許容範囲外なんだよ。
「もう此処から出してくれよ。何なんだよお前ら、絶対にどうにかしてる!勝手にこの家に入ったのは謝るから、お願いだから、警察に俺を訴えても良いから、もうやめてくれよ!」
「……」
ティナは少しびっくりとした表情をして俺から少し距離をおいた。リーリアとミュウもそこにいる。2人も今まであまり強気には出なかった俺がこうして発言したことに驚いているのか、間の抜けた顔だ。
リーリアとミュウとティナは俺のこの態度に観念したのか、この部屋のドアを開けて出て行く。
そしてティナは最後にこちらを振り返ると
「颯太さんは、まだ混乱しているみたいですね。無理にしてしまって、ごめんなさい。また今度続きをしてあげますね」
老若男女誰もが見惚れるだろう可愛らしい笑顔でその言葉を伝えると本当にこの場から立ち去って行った。