謎の洋館に入ったら幼女達とエッチすることになった件 作:明日兎
第8話 おは幼女
──赤髪の……左右に伸びたツインテール、そしてあの紅い吊り目は……リーリアか。彼女の服装は昨日とは変わっていて、上はTシャツ。下は赤くひらひらとしたミニスカートを着ている。
死ぬほど退屈だった。もう死ぬまでこの部屋に閉じ込められるのではないかと錯覚するほどに。
ドアを開けてとてとてと小さな足音とギシギシ床の軋む音が一定間隔で鳴り響く。その音はすぐに止まり、リーリアが俺の目の前に立ち止まる。そして俺の座高に合わせるように膝を折り曲げしゃがむ姿勢を取った。
あれ、昨日のミュウとティナの姿が見当たらないな。
ドアは開けた時の勢いのまま次第に閉まっていき、リーリア以外の人がいない事を示す。
真紅の宝石のような瞳が俺を捉え、真っ直ぐに視線をさしてきている。何しにきたのかの理由を察かね少し困惑していた俺を見て、何を思ったのかいたずらっ子のような笑みを浮かべる。
リーリアは突然俺に向けて顔を近づけてくる。今度は一体何をされるのかと、俺は自然に口を強く結び、目を閉じてしまった。
「…おはようございます」
不意に耳元でそう囁かれた。3人の中では快活な印象を受けたリーリアだったが、未発達の少女らしい幼い声と湿った息が耳の中を通り抜け鼓膜を揺らす。
この様に耳元で…それも女の子…更には見た目的にかなり年下に囁かれる経験なんてある筈もなく、思わずびくついてしまった。
こんな事気にしたら負けだと考え、頭の中で質問内容を纏めて問いかける。
「あの、質問しても良いか?」
「質問、私に?なんだ?それよりも、昨日の夜は我慢したけど、今日こそはぜったいにしてやるからな!」
リーリアは腰に手を当て非常に意気込んだ顔付きでそう宣言する。昨日のって…まさか、またパンなのか。こんな食生活じゃあ俺が死ぬ。生きる為にもこの質問は絶対にしないと。
「この洋館は何だ?」
「……私の家じゃない。ティナの家。私は住まわせてもらってるだけだ」
…何だか思った様な解答じゃないが続けよう。
「じゃあ……ティナちゃんは何者なんだ?」
「ティナは友達だ」
「…リーリアや、ミュウの親はどこにいる?」
「親……?親って誰?」
リーリアはさも当然の如く喋っている。ティナに同様の質問をした時、彼女は両親はもういませんと言っていた。でもリーリアのこの答え方はまるで元から親なんていなかったみたいじゃないか。
俺はここが何なのかを知る為に質問をしていただけのはずなのに、ティナの時の様に何だか逆に重い気持ちにさせられてきてしまった。
親を知らない、いないだなんて事あり得るのだろうか。やっぱりここは何かがおかしいのか。
「あ、そうだ。そこに掛けられている…」
「もう、質問多い!…それにしても、声がちょっとがらがらになってるぞ」
リーリアにそう指摘されて、あーっと声を出して自分の声をよく聞いてみると確かにガラガラ声になっていることに気がついた。
その事を認識した途端、喉がとても渇ききっており、水が飲みたいという気持ちが増してくる。
「喉が渇いているんだな」
「……ああ、というか俺は昨日の夜にパンを少し食べさせられたくらいで、まともに食事を取れていない。このままじゃ、俺は死んでしまうんだが……まさか俺を殺したりなんて」
リーリアは心外そうな表情をして、うーんと唸り考え込む動作をしてすぐに目線をこちらに戻すときっぱりと言い放った。
「お兄ちゃんが死んでしまうのは、私は勿論ティナ達も悲しむと思う。だから、大丈夫だ。でも、私達にもお兄ちゃんがいてもらう理由があるから、それは…な?」
意味深そうにこちらに確認を促す様な仕草をしてくる。ここで一息ついて、リーリアは続けて言った。ん?今俺のことお兄ちゃんって……
「あと、朝ごはんは、クリームパンだ!もうすぐティナ達もここにくるから、楽しみにしてろよ」
リーリアはキラキラと瞳を輝かせている。特にクリームパンという言葉の時に一瞬涎が出そうになっていた。その様子から見てリーリアの大好物なんだろうか。
クリームパンか。コンビニなどで売っているクリームパンの味を思い出す。ここで出されるのがどんななのかはわからない。普通に食べさせてくれれば万々歳だけど。ティナにとっての普通は…普通じゃなかったし。
「それは……まあ、ありがとう。それで、俺、喉乾いてるんだけど……水とかないのか?」
「ああーそれなんだけどさ……」
リーリアは徐に恥ずかしそうに顔を赤らめた。こちらの表情を伺う様にして一層決心したようによしと拳を握る。
「今からオナニーするから、それで出てきた私のおしおを代わりに飲んでくれない……?」
おしお?お塩……お潮………Oshio……おしおってなに?というか、オナニー?
おしおと言う物の知識は俺に無かったが、流石にオナニーくらい知ってる。それで出したものとか、どう考えても碌なものじゃなかった。