※この作品はR-18です。

帰省~新妻の過ち~   作:浅見智幸

2 / 4
慣れぬ間取り

 用意されている寝室に行けば、襖に背を向けて邦彦は眠っている。

 

(あ~、わたしも寝よう)

 邦彦の背から腕を回し、抱き枕代わりに夫をつかう涼音。

 

 これが成人した涼音の癖になっていた。

 昔のタオルケットが今は邦彦の体。

 

 眠りに就いて1~2時間。

 

(あ~あ。ビール飲み過ぎちゃったかなぁ・・・)

 尿意を覚えた涼音は目を覚ましたのだった。

 

 食事を共にし、迷うことなく先に寝ている邦彦の寝間にいけた涼音。

 

 布団から身体を起こしたのだが、慣れぬ実家の間取りに迷いながらもどうにかトイレにたどり着いた。

 

 用を済ましトイレから出てくると、涼音の記憶は一転していた。

 

 不確かな記憶を思い起こし、やっとたどり着いた寝間。

 布団の上には邦彦と同じパジャマを着た人物が、やはり襖に背を向け眠っている。

 

 寝間にたどり着けた安堵から、寝ている義父がてっきり夫の邦彦と思い込んでいる涼音。背にベッタリと貼りつくように腕を回し、眠りに就こうとした。

 

 しかし、小用とは言え一度でも目を覚ませば、そう易々と眠りに就けるものではない。

 両の瞼を閉じたが眠るタイミングを失った涼音。

 

 5分、10分と悪戯に時は過ぎる。

 へへへ。悪戯しちゃえ・・・

 

 涼音は背から回していた腕の位置をやや下方にずらし、腰に抱きつくと眠っている男性の陰茎に手を添えた。

 

??

 異なる陰茎の感触も涼音の気をつかせるまでには届かない

 

「おいっ、おい。今日は止めてくれ。邦彦たちが来てるんだぞ」

 声を聞いた涼音の体は一瞬のうちに強張ってしまった。

 

 身体を少し起こして見れば、涼音が入った布団の向こうには、白いシーツが敷かれたもう一つの寝具が延べられている。

 同じように襖に背を向け眠っているのは義母の後姿。

 

あっ!

 小さな声で驚いたのは義母が着ている涼音と同じ夜着。

 

 明るい照明の下では、光沢を放ち視線を遮っていた布地が、仄かに明るい豆電球の灯りでは全くと言っていい程に、効果が発揮されていない。

 

 義母が穿いている下着の色までが鮮やかに透けて覗ける。

 その透けぐあいは涼音も一緒だった。

 

 ブラを外している胸は、膨らみの上にある乳首さえもくっきりと浮かび上がっている。

 両端をひもで結ぶだけのショーツは、蝶々の結びまでも浮き上がらせている。

 

 ましてや義父の布団に身体を滑らせたのは新婚3か月の涼音。

 

 義父の過ちで、涼音の布団に入ってきたのであれば、騒ぐことも可能だが声すらも上げられない状況下。

 

 ここで声を上げ義母が目覚めれば、責めを負うのは涼音。

 

 ここは忍の一時しかないと思った涼音は、気づかれぬようゆっくりと義父の陰茎から手を引いた。

 

(あやっ・・・)

 後ろ手のままに、涼音の下半身に伸びてきたのは義父の武骨な手。

 

 それでも、相手が涼音だと気づきしている行為でないことは理解できる。

 

 振り向くことなく伸ばされてきた手。

 陰茎を触られたから・・・義母だと思い涼音の下半身に伸びてきた手。

 

 次の瞬間、振り向き驚いた義父の顔。

 目を丸くしているが頭は冷静みたいだ。

 

 目が合った義父は涼音を飛び越え義母との空間に体を挟んだ。

 

 涼音が声さえ出さなければ男の背は広い。陰に隠れている涼音の姿は義母からは見えないはずだ。

 

 そして、横に置いてあったタオルケットで涼音の体を二重に隠す。

 

 涼音さん。そんなに邦彦からかまってもらえなかったのか?

 そんな顔をしている義父に対し、返事などできるものではない。

 

 しかし親子の愛撫は似たようなもの。

 

 きつく義父から抱かれ、丸い尻の肉に喰い込む指先。

 さらに胸に顔を埋めてくる義父。

 

「私の布団に入ってきた涼音さんが悪いんだ」

 義父が初めて開いた口に反抗する手立てはない。

 

 拒絶の物音を立てれば、義母が異変に気づき目を覚ますのは歴然としている。

 特に、男女間の争いに敏感なのが女性特有の嗅覚。

 

 ましてや、このことが原因で離縁となれば、涼音は実家にも戻れない。

 

 涼音があれやこれやと危惧思考している間にも、義父の手が夜着のボタンにかかっている。

 

 それだけではない。

 右手でボタンを外せば、もう一方の手が涼音の敏感な部分を的確にとらえてくる。

 

 お義父さん、やめてください。

 慈悲の願いを込め、涼音が義父の細い目をみても効果はないようだ。

 

 徐々に開けていく涼音の胸元と、合わせていた太ももを開かれていく。

 

クチュ、クチュ

 音こそしないが涼音には、犯されようとしているにも関わらず、敏感な下半身が義父の指に反応しているように感じられる。

 

 邦彦とは交際は続けていても、男女の営みが誰に憚ることなく行えるようになったのは結婚してから。

 

 3か月経てば、オンナとしての悦びも最近になって味わえるようなった矢先のこと。

 

 涼音の太ももが割られ二本の脚の間に義父の身体が挟まれた。

 この状態が続けば、涼音の淫裂に義父の長竿が突き刺さるのは近い。

 

 お義父さん。後生ですから・・・・・・

 涼音は耳元で私語く。

 

 恨むなら・・・・・・

 義父も涼音の耳元で私語く。

 

 やがて、ゆっくりと下ろされてきた義父の腰。

 

 あっ・・・

 驚く間もなく股間に突き刺さった義父の硬い肉棒。

 

 少しは挿入に苦労してくれる思ったが、涼音の意に反しあまりにもあっさりと侵入を許してしまった新妻の熟れた果実。

 

 物音させずに行われる深夜の性交は淫靡のかぎりない。

 

 奥深くまで咥え込んだ異棒。

 蕩けていく甘美な感覚。義父が果てそうになる頃は自らの腰を突き上げていた。

 

 つづく

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。