※この作品はR-18です。

バンド少女は咲き乱れる   作:敷き布団

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かけぶ様からのリクエスト作品です。リクエストを送っていただきありがとうございました。


GL
中秋の月下の舞【彩×千聖】


「彩ちゃん、これはどういうことかしら?」

 

今日のレッスンも終わり、Pastel✽Palettes一行が肩の力を抜いていたそんな最中、千聖の冷たく鋭い声が部屋に響く。そんな声に彩のみならず、イヴ、日菜、麻弥。全員が千聖の方に視線を向けた。千聖の手には、ある週刊誌のある1ページが開けて、かざされていた。

 

「えっ」

 

「えーーっと、え?! 彩ちゃん彼氏いたの?!」

 

「ち、違うよ?!」

 

日菜が食い入るようにそのページにどでかく掲載された写真を見つめる。そこには飲食店を出たところで彩と親しげに話す男性の姿が大きく抜かれていた。右上には、『Pastel✽Palettes丸山彩、大物タレントM似のイケメンと夜の密会?!』などという煽り文句が書かれている。

 

「ねぇ」

 

「ひっ」

 

「どういうこと? と聞いているのだけれど」

 

「ご、ごめんなさーーい!!」

 

結局ただ単にファンの人から握手を求められたところを角度が悪く激写されただけと分かり、なんとかイヴ達の説得により千聖の怒りは鎮められたのだった。

 

 

 

 

「わぁ……、すごく星空が綺麗だよ! 千聖ちゃん!」

 

「……どうしてここに彩ちゃんがいるのかしら?」

 

外は少しばかり冷え込んで、揺れるカーテンから吹き込む、頬を撫でる風は季節の移ろいを如実に伝えてくる。暦で言うならば、もっと言えば旧暦で言うならば既に秋と言えるであろう。……レッスンから帰ってきた千聖の部屋には何故か彩がいる。夜空に燥ぐ彩とは打って変わって、そんな夜空を駆け抜ける風の如く冷たい空気を身に纏う千聖。そんな千聖の細やかな疑問の問いかけに、彩は疑問符を浮かべながら振り向いた。

 

「えっ? 一緒にお月見したかったからかな?」

 

「かな? じゃないのよ彩ちゃん。ここ、私の部屋なのだけれど?」

 

至極真っ当な意見である。

 

「……ダメだった?」

 

「そんな目で見ないでちょうだい……」

 

しかし、彩のそんな悲壮感漂う目線には勝てなかったらしい。正論なのに。千聖は諦めたようにため息をつきながら彩の隣に腰掛けた。当の彩はたいそうご機嫌で、まるで音符でも飛び回っているかのようだった。

 

「それで、お月見なんて言っても、団子も芒もないけれどどうするの?」

 

「ふっふっふっ……。それがね千聖ちゃん、これを見て!」

 

どやぁ……、と言わんばかりの顔で彩がカバンから取り出したのは、袋に包まれた真っ白な球。袋の上部には白い粉が付いており、それが何かはラベルを見ずとも明白だった。

 

「……本当になんで持っているの?」

 

「えへへ、事務所に行く前に買っちゃったんだ。お皿借りてもいいかな?」

 

「分かったわ……。取ってくるわね」

 

あまりの用意周到さに千聖も完全に拍子抜けしたのか、ゆっくりと立ち上がり、言われた通りに皿やコップなどを取りに行った。千聖が部屋に戻ると、部屋に彩の姿はなく、先ほどよりも大きく部屋のカーテンがヒラヒラと揺れていた。真っ暗な部屋の床の上ではカーテンの隙間から差した月明かりが踊っていた。

 

「外、寒くないの?」

 

「あっ千聖ちゃん。うん、大丈夫だよ」

 

三宝なんて風流なものは流石になく、真っ白な磁器の平皿だったが、彩はそれに月見団子を楽しそうに積み上げている。食べ物を前にした瞬間、綺麗な月など気にも留めないようで、積み上げて完成したばかりの月見団子を早速パクリと摘んでいた。

 

「あんまり食べすぎちゃダメよ? ライブも控えているのだから」

 

「う……、わ、分かってるよぉ……」

 

口酸っぱく言いすぎたのか、彩の罪悪感すら催させる声色に千聖は少し逡巡した。確かに彩は体型などを気にせず食べていることが多いのだが、そんなことを言ってしまえばこの後千聖はもっと許されざる禁忌の戸を開けようとしていたのだから。

 

「……私も食べていいかしら?」

 

「っ?! もちろん!!」

 

一瞬で花開く彩の笑顔。ベランダの縁にわずかに間を空けて腰掛けていた2人の間を、そっと冷たい風が吹き抜けた。彩はそのピンクの髪が風にかき撫でられたことを気に留めたらしかった。

 

「……彩ちゃん?」

 

「……こうしたかったんだ……だめ、かな?」

 

「ずるいじゃない……」

 

少しだけその隙間が狭まって、彩の体重が千聖の白く光る肩に預けられる。時の流れはものすごく穏やかで、千聖も彩のことを神妙そうな面持ちで見つめていた。

 

「ねぇ彩ちゃん、体も冷えているわ、そろそろ部屋に戻らない?」

 

「うん……」

 

そんな返事を返しつつも彩の目線は斜め上に向けられていて、隣から覗き込んだ千聖の目線にも気づかず、彩の顔は鼻筋だけが黒く塗られていた。それはまるで月へと帰る竹取物語の姫のようで。

 

「えっ、どうしたの、千聖ちゃん?」

 

「……いいえ、なんでもないわ」

 

千聖は思わず、彩の手を強く握りしめていた。明るい太陽の下でも白く光るその細腕は、月明かりの下ではさらに白く、華奢に映った。

 

「……戻ろっか」

 

「……ええ」

 

部屋に踏み入れて、窓を閉める。けれどカーテンは開け放たれていて、月明かりは依然として部屋の奥まで差し込んでいた。そんな月明かりに導かれるように部屋の端のベッドに腰掛けた。まるで予定調和のように、2人の体はぴたりと風の通る隙間もないほどに密着していた。

 

「やっぱり彩ちゃん、体冷えちゃってるのね」

 

「え、そうかな?」

 

そんなことを言いながら千聖は自分の鞄の中から瓶のようなものを取り出した。彩は何かよく分からないと言わんばかりに目をパチクリとさせている。そんな彩を尻目に、千聖はその瓶からコップへと液体を注ぎ入れる。

 

「……はい、彩ちゃん」

 

「え、え?」

 

差し出されたコップに戸惑う彩。それもそのはずで、千聖の手元にある瓶には、酒で使われそうな文字列が並んでいる。彩が暫く戸惑う反応を見せたせいか、千聖は差し出してコップに自ら口をつけた。

 

「え、千聖ちゃん?」

 

「……んっ」

 

とても僅かな量しか口には含まれていないであろうが、そのまま、千聖は隣に腰掛けた彩の方を向き直った。そして。

 

「え、んん?! んっ……」

 

千聖の紅の唇が彩の惚けた口元を奪う。ピチャリ、という水音が、何が起こっているかをより生々しく表現していた。静寂の月明かりの下で響くのは、そんな水音と意表を突かれた彩が夜の酒を嚥下する淡く艶かしい喘ぎ声。

 

「ぷはっ……ち、さとちゃん?」

 

千聖に呼びかける彩の声は儚くもそんな水音に溶けてゆく。折れてしまいそうな首筋に添えられた千聖の手はそのまま伸びて、彩の肩を抱く。彩のほんの僅かな抗議の目線が千聖に注がれるが、そんなもの意に介さないように千聖の唇は無防備な彩を求めた。もう液体は混ざり混ざって、どちらの唾液なのか、はたまた月見酒なのか分からない。

 

「きゃっ」

 

彩の短く響く声が、掛け布団の沈み込む音に消えていく。美しく伸びるピンク千聖の髪の内を千聖の手がそっと撫でた。あいも変わらず千聖ただ一心不乱に彩の瑞々しい唇を貪ることに夢中になっていた。

そんな猛攻がようやく終わり、2人の目線が重なった。先程で彩に降り注がれていた月明かりは、月明かりよりも白い千聖の金糸に遮られた。恍惚とした千聖の笑みは彩の心を掬い上げるように包み込む。

 

「彩ちゃん……貴女は誰にも渡さないわ……」

 

「ぷはぁ……、千聖ちゃん……?」

 

千聖の中で燃えはじめた妬みの焔は千聖を暴走させる。力なくベッドの上に投げ出された彩の両手首を千聖が抑えつけた。もう彩は動くこともままならない。……いや、既に彩は蛇に睨まれたように、千聖の魔力に取り憑かれたように釘付けになって、その焔を受け入れるしかなかった。

 

「どうしちゃったの……千聖ちゃん?」

 

「彩ちゃんが可愛すぎるから、襲いたくなっちゃったわ」

 

「そんな襲うなんて……ひぁっ」

 

彩を撫で回す千聖の掌は彩の頭から肩を通り腰まで到達して、彩は小さな悲鳴をあげる。

先程から薄暗くなりつつあった部屋はさらに暗さを増して、細い光だけがベッドを照らす。

 

「まってぇ千聖ちゃん……ダメだよぉ」

 

「大丈夫よ、力を抜いて?」

 

「えっ、んんっ……」

 

彩が力を抜いた瞬間に、千聖がまたもその唇を貪る。千聖の放つ妖しげな雰囲気に当てられてか、彩の身体はその敏感さを増していた。

 

「あっ……だめぇ千聖ちゃん……」

 

「ふふふっ……可愛いわね、彩ちゃん」

 

「あふぅ……」

 

口では抵抗の意を示す彩も、その慈愛で頭を撫でられると、自らその舌を受け容れ始めた。

 

「千聖ちゃん……私熱くなっちゃった……」

 

「あら、じゃあどうすればいいか、分かる?」

 

彩は声も出さずに少し頷くと、体を捩らせながらもその身を包むベールを自ら剥がそうとした。だが、いざ脱ぐとなると、恥じらいが勝ってしまったのか、そのまま固まった。

 

「……脱がないの?」

 

「やっぱり……こんなことダメだよ、千聖ちゃん……」

 

「どうして?」

 

僅かに残された、彩の理性が最後の抵抗を試みる。彩の瞳は僅かな雫を堪えているが、それを眺めた千聖は微笑み返した。

 

「こういうのは、その……好きな人とじゃないと」

 

「あら……」

 

とても短い沈黙の後、千聖の視線は彩をまっすぐとらえていた。

 

「私は、彩ちゃんのこと大好きよ」

 

「……え、えぇ〜?!」

 

「……ふふっ、そんなに驚くことかしら?」

 

彩は微かに動かすことのできる首を捩って、なんとか千聖と目線を晒していたのだが、やがてまっすぐ顔を向けた。涙の溢れる顔で。

 

「どうしてそんなに泣いているの?」

 

「だ、だって〜、嬉しくて……」

 

「……ふふっ」

 

「私も千聖ちゃんのこと大好きっ」

 

解かれていた両腕で思い切り覆い被さる千聖に抱きつく彩。まるで今まで彩を繋ぎ止めていた鎖が千切れるように。

 

「……ありがとう、彩ちゃ、んんっ?!」

 

「んちゅっ……えへへ」

 

触れることすら憚られるような美を湛えた、白の中に薄ピンクを加えた頬に手を添えながら、彩は千聖の唇を奪う。

 

「ずるいのね、彩ちゃん」

 

「だって、嬉しくって……」

 

そういうところがずるいのよ、と千聖は呟きながら、彩を押し倒した。彩は驚きつつも、モジモジと太ももを擦り合わせていた。

 

「ふふっ……どうしちゃったのかしら?」

 

「……な、なんでもないよ?」

 

なんとか誤魔化そうとする彩だったが、やはり普段から顔に出やすいこともあってか、千聖には完全に今の彩の考えていることが手に取る様に分かってしまっていた。そんな千聖の手は、下の方へと伸びて。

 

「ひぅっ……ちさとちゃんそこだめっ」

 

「あらあら、私は彩ちゃんのお腹をさすっているだけよ?」

 

言葉の通り、千聖の手は彩のお腹を円を描く様に撫でている。しかし、たまに大きく円から外れたその掌は、たまに彩の秘所の近くを掠めていた。その度に彩の腰はパクリと跳ね上がった。既に彩の服ははだけて、ツヤのある肌が曝け出されていた。

 

「彩ちゃんも暑そうね、脱がせてあげるわね」

 

「あうぅ……恥ずかしいよぉ……」

 

ゆっくりと捲り上げられていく服。彩は手で顔を覆い隠そうとするが、その隙間からは赤く染まった頬が丸見えだった。もう少しで下着が見えてしまうところで、彩の手が千聖の手をそっと握った。

 

「……彩ちゃん?」

 

「その……やっぱり恥ずかしいから、目を瞑って後ろ向いてって言ったら……おこる?」

 

「ふふっ……怒るわけないじゃない。待ってるわね」

 

既に月明かり以外の明かりのない部屋の中。そんな恥じらいに染まった彩を見て千聖は後ろを向く。彩は千聖の見ていないところで服を脱ぐのかというと、そうではなかった。

彩は床に置かれた、まだ液体の入ったコップを持ち上げる。そこに注がれていたお酒はまだほとんど減っていなくて、彩はぼうっとそれを見つめた。

 

「……よし」

 

意を決したようにそのコップに口をつけ、一気に喉に流し込んだ。灼けるような感覚に喉が襲われながらも、彩は無事にそれを飲み切ったのだった。

 

「彩ちゃん? 大丈夫?」

 

期待していた衣摺れの音が一切聞こえないことに違和感を覚えた千聖が声をかける。しかし、彩は人生で初めて味わうアルコールの浮遊感と戦っていた。

 

「……うん、大丈夫だよ、千聖ちゃん」

 

まだお酒も飲んだことのない、いや、飲むことすら許されていない高校生が、その液体を口にする、という背徳感に彩は溺れかけていた。そして、さらに火照った身体と思考は、彩を猛獣に変えたのだ。

とんとん、と千聖の肩が優しく叩かれる。

 

「あら、もういいの? 彩ち……えっ、んんっ?!」

 

まるで今までの形成を全てひっくり返すように、彩が千聖を押し倒した。その華奢な体では不意のそれに抗することは出来ず、千聖はされるがままに唇を貪られる。その唇からは、頭をクラクラとさせるようなアルコールの匂いが漂っていた。

 

「んんっ、んぷはっ、ちょっと、彩ちゃんまさか」

 

「えへへぇ、千聖ちゃんが悪いんだよぉ?」

 

混乱する千聖も、そんな興奮した彩にとっては絶好の獲物でしかなくて、体全てを千聖に委ねた。千聖も焦りつつも満更ではなさそうであった。

 

「彩ちゃん……そんなところ触っちゃだめよ」

 

「あれ、でも千聖ちゃんはさっき触ったよね?」

 

「うぅ……違うの……」

 

先程までいかにして自分がリードしようかと考えていた千聖にとって、全くの予想外だった。

 

「……えへっ、千聖ちゃん可愛いね」

 

「あやちゃ……んん〜……」

 

千里が抵抗しようとするたびに、彩はそれまでの分を取り返すかのように千聖の唇を塞ぎ続ける。

 

「ぷはっ、はぁっ、んんっ……」

 

千聖は酸素を求めて体を捩るが、その口の隙間から漏れ出る喘ぎが、彩の箍を完全に外してしまった。

 

「千聖ちゃん〜……もう我慢できないよ」

 

「へ……なにが……ひっ」

 

息をするのが精一杯な千聖が彩の動きを止められるはずもなく、千聖の服のわずかな隙間から探り入れられた、彩の少し温い手が千聖を襲う。すでに発情の味を覚えた彩の手つきはいやらしく、千聖の劣情を催さんとばかりに体を撫で回す。

 

「あやちゃん……だめぇ……」

 

「……えへへ、千聖ちゃんの可愛いところ、もっと見たいなぁ」

 

それまで暗かった部屋に月明かりが差し込んでくる。

何の抵抗も見せなくなった千聖の服に彩が手をつけた。捲り上げられるとともに、白い双丘を隠しているはずの白いベールが露になる。

 

「千聖ちゃんのブラ……かわいいね」

 

「恥ずかしいからそんなに見ないで……」

 

先程はお腹を撫で回していたはずが、その手はさらに上へと伸びる。そしてその柔らかな胸の肉に触れた。ピクンと跳ね上がる千聖の姿に、彩の興奮はさらに高まっていた。

彩が少し手を触れるだけで、千聖の喘ぎは激しさを増す。彩の問いかけに喘ぎでしか返すことの出来なくなった千聖には、当然その膨らみの先端が暴かれることになっても快楽を感じることしか出来なくなっていた。

 

「あれぇ……ここ、膨らんでるね、千聖ちゃん」

 

「んっ……あぁ……」

 

「……ちょっと摘んでみようかな?」

 

「ひっ……んああ?!」

 

今までは焦らしていただけとばかりに、彩はその先端に手を触れる。彩が摘んだ瞬間、千聖は大きく身体を跳ねさせた。

 

「ひぁそこぉ……だめっ」

 

「ここがいいんだね?」

 

「彩ちゃんすとっ、ぷぅぅ?! あっ、ひあぁっ」

 

彩はただ手で弄ぶのみならず、押し倒されたせいか目の前にある右の乳房の先端を幼気な舌で舐め始めた。最初はただ水分を与えるだけだったそんな遊戯は、気がつけば甘噛みや吸い付きなど、バリエーションを増やして千聖の理性を奪っていた。

 

「だめぇっ、あやちゃ……んあっ、あひっ、ひあ」

 

「んちゅう……、千聖ちゃんのこんな顔、みんなが見たらショックだろうなぁ♪」

 

「言わないでぇっ、そんな、あぁっ、ことぉっ!」

 

彩にとって、普段凛と澄ました千聖が乱れることは愉悦であり、それだけではなく、今の千聖を眺めるだけで、彩の心には愛おしさが溢れていた。今まで感じたことのないような感情に、彩は夢中になった。

 

「大丈夫だよ千聖ちゃん」

 

「ひぅ、なんっ、でぇっ」

 

彩は千聖の乳首や腋を弄ぶ手をやめて、ベッドの上に寝転がる千聖に覆い被さる。彩の吐く劣情の吐息と、千聖の漏らす発情の喘ぎが混ざり合うほどの距離。彩は短く千聖と口付けを交わすと、倒れ込んだまま千聖の耳元にそっと口を近づけた。

 

「千聖ちゃんは私だけのものだから♡」

 

「彩ちゃん……、ひゃぁぁあ?!」

 

まだまだその情事は終わりを見せることはない。

部屋の床では未だに月明かりが踊っているし、ベッドの上では未だに2人の天女が踊っている。その踊りはきっとこの月が沈む頃まで続くのだろう。

静かな部屋には背徳の愛の音が響いていた。

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