※この作品はR-18です。

バンド少女は咲き乱れる   作:敷き布団

18 / 42
柿ピーコーラ様からのリクエストです。リクエストしていただきありがとうございました。


炬燵の戦い【麻弥×イヴ】

「うう、さ、寒いです……」

 

「うーん、この奥に置いてたはずなんですけど」

 

パスパレのレッスンもない休日。麻弥とイヴの二人はそんな稀にある休日を過ごそうと麻弥の家でゆったりとした時間を過ごしていた。麻弥がイヴを誘い、麻弥の家で過ごそうとしていたのだが、時はすでに11月も半ば。すでに秋と言えるような季節は過ぎ去ろうとしていて、今週からはさらに冷え込みが強くなった。

 

「イヴさーん、暖房のスイッチは付かないッスか?」

 

「だ、ダメみたいです……」

 

麻弥が頼みの綱としていたはずの暖房もなぜかリモコンのスイッチが反応しなくて、麻弥は諦めて押し入れの中から炬燵を探し出そうとしていた。

 

「ん? あ、あったッス!」

 

押し入れの奥に乱雑に積まれていたテーブルを引っ張り出す。手前の方に布団はあったので、後はこの山の中からテーブルを引っ張り出せばすぐに使えそうだった。

 

「よいしょっ、それじゃあ後はこれを……こうしてと」

 

麻弥が慣れた手つきで炬燵を組み上げると、寒さを耐え忍んでいたイヴが飛び込むように炬燵へとダイブした。

 

「ありがとうございますっ! うっ、あ、あったかくないですっ!」

 

「まだ付けたところッスからね……。もうちょっと待ってるとあったかくなりますよ!」

 

「ううっ、ブシは耐え忍ぶもの……我慢です……!」

 

イヴの言う通り、炬燵の中は電源をつけたばかりの時こそ部屋の空気と同じぐらいに寒かった。しかし、次第に電気炬燵はあっという間に暖を与えてくる。

 

「あっ! あったかくなってきましたっ!」

 

「フヘヘ……やっぱり炬燵のある冬は最高ッス……、暖かいだけじゃなくてこの隙間……」

 

どうやら隙間フェチの麻弥にとっては、炬燵は暖を取るためだけのものではなく、暖をとりながらかつ自分の体にちょうど良い隙間を部屋に作り出すためのものでもあるらしい。しかし、麻弥がさらに体を布団の中に沈めようとしていると、それよりも先に炬燵の奥へと入り込んだのはイヴだった。

 

「マヤさんスゴイです! 中に丸々入り込むと全身あったかいですっ!」

 

「あっ! うぅ……ジブンも入ろうとしてましたけど……イヴさんに譲ります……」

 

炬燵の暖かさに喜ぶイヴを見ていると罪悪感に似た何かがじわじわと湧き上がってきたのか大人しくいい感じの隙間を譲ろうとする麻弥。しかし。

 

「えっ、マヤさんも一緒に入りましょう!」

 

「え、ええ?! せ、狭いっすよ?!」

 

「一緒に入ったら心までポカポカです!」

 

そんな言葉で麻弥を布団の中から引っ張ってくるイヴに誘われて、麻弥もゆっくりと布団の中へと入り込む。

 

「こうしてるとネコさんみたいですね!」

 

「ネコは炬燵に入って丸くなる……なんて言葉もありますもんねぇ……、あぁ、あったかい……」

 

先程まで部屋を支配する冷気に襲われていた二人の体は炬燵によって一気に指先まで暖められる。しかし麻弥の言うように普通サイズの炬燵の中では二人も入ると狭いと言うのもその通りで、炬燵の外の空気に触れないようにするために二人の体はピッタリと密着していた。

 

「そ、そのイヴさん、狭いのでジブン出ますね?」

 

「えぇっ?! ……二人でもこうしたら狭くないですっ! ハグハグ〜!!」

 

「え、わ、わわっ!」

 

急いで炬燵の中から出ようとした麻弥の体を引き止めようとイヴの少しだけ暖まった腕が麻弥の体の前へと回される。麻弥の後ろからイヴがピッタリと抱き締める構図がこの小さな炬燵の中で生まれているだなんて、外からこの小さな炬燵を見た人はきっと想像もつかないだろう。

 

「イ、イヴさん?」

 

「エヘヘ、マヤさんの体とってもあったかいです!」

 

「へ、あっ、ちょ、フヘッ、く、くすぐったいッス!」

 

「ふふ、マヤさんが逃げようとするからお仕置きですっ!」

 

思い切り抱き締められてびっくりした麻弥へのお仕置きという名目で、イヴがじゃれつくように顕になっている麻弥のうなじに息を吹きかけた。体の奥底から震えが湧き上がるようなくすぐったさが麻弥を襲って、思わず体がピクリと跳ねる。狭い炬燵の中でそんなことをしていた結果……。

 

「フヘッ、へぶっ?!」

 

「え、わ?! マ、マヤさん大丈夫ですか?!」

 

「う、うう、だ、大丈夫ッス……」

 

思い切り反応してしまった麻弥は頭を上のテーブルの裏部分にぶつけてしまった。落ち着いて考えればそうなることはすぐわかったのかもしれないが、なんとも平和的に戯れつくのが楽しかったせいか、失念していたらしい。

 

「痛くないですか?!」

 

「こ、こういうところに入って頭を打つのは慣れているので……大丈夫ですよ」

 

流石にこの中で戯れつくのは辞めようと思ったのかズルズルと上半身だけ這い出る麻弥。それに続いて隣からイヴが心配そうに麻弥を見つめながら這い出てきた。

 

「うっ、ご、ごめんなさい! 私のせいで……」

 

「え、ええ?! そんな気に病まないでください!」

 

自分が思いもよらぬ怪我を麻弥に負わせてしまったことが余程ショックだったのか、誰が見ても分かるほどに気を落とすイヴ。そこまで痛いわけではなかったのに、こうも心配をかけてしまっては気の毒だと思案した麻弥は、一つの考えに辿り着いた。

 

「イヴさん……」

 

「うぅ、マヤさんごめんなさい……」

 

「……せーの、こちょこちょこちょ!!」

 

「へ、アハハハ、なんっ、アハハハ!」

 

「ジブンもこちょこちょさせていただきます!」

 

麻弥は隣で寝転がるイヴに抱きつきながらこちょこちょをし始めた。麻弥のこちょこちょは効果抜群のようであっという間にイヴから笑いを引き出している。

 

「アハッ、ちょ、ちょっとマヤさんっ! ダ、ダメですあははは!」

 

「それそれこちょこちょこちょ!!」

 

麻弥がこちょこちょし始めて1分ぐらい経っただろうか。脇腹から脇の下、お腹、太ももなど大体の場所を一通りこちょこちょし終えた麻弥の手がようやく止まった。だが、ひたすらこちょこちょの責め苦を受け続けたイヴは完全に腹筋が崩壊し、顔も先程の暗い表情が吹き飛んで、緩み切っていた。

 

「あはは……、お、お腹がいたい……ですっ」

 

「や、やりすぎました……」

 

ピクピクと引き攣るほどにこちょこちょの攻撃は効いたようで、そのまま力を失ってイヴは麻弥の方へと倒れ込んだ。

 

「あは、ひ、……も、もうダメですぅ……」

 

「だ、大丈夫ッスか?」

 

こちょこちょ攻撃を仕掛けたのは麻弥とはいえ、あまりのイヴのやられっぷりに思わず聞き返してしまう麻弥。それに反応するようにイヴは息を吹き返した。

 

「……今度は私の番ですっ! それこちょこちよこちょ!」

 

「え?! フヘッ! あはははちょっと待ってくださ、いひひっ!!」

 

「怒りましたっ、普通のこちょこちょだけじゃ許しませんっ!」

 

「フヘ、え、な、何を?!」

 

「こちょこちょだけじゃなくてマヤさんのおっぱいを揉みます!」

 

「へ?! あはは! あっ、……ああっ!」

 

こそばゆくさせるためだけのこちょこちょから、イヴの手はその豊満に育った麻弥の胸元は伸びて、大きく広げられたイヴの掌がしっかりと麻弥の乳を服の上から揉みしだいた。麻弥はセーターを着ているとはいえ、堂々とそんなふうに胸を揉まれると多少さ反応してしまうようで、こちょこちょの悲鳴だけではなくて、気がつくとその声には他の感情が混ぜられていた。

 

「あははっ、んはっ、ちょ……イヴさん……ダメぇっ、ス……」

 

「う、マヤさんのしおらしい姿もとても可愛らしいです!」

 

「へ、あ……ダメっすからぁ……」

 

イヴは麻弥の弱点らしきところを見つけたのか、麻弥の着ているセーターから手を服の下へと滑り込ませて、より地肌に近いところで胸を揉み始める。すると明らかにこちょこちょへの反応ではなくて、麻弥の反応はその胸への刺激の反応に変わり始めた。

 

「あっ、んんっ……、だ、ダメッスよぉ……」

 

だが、そんな反応を見るほどにイヴはとても楽しげな様子で麻弥のそういう姿を見たいと思ってしまった。だからだろうか、立て続けに襲ってくる感覚に思わず開かれた口が、一瞬にして塞がれたのは。

 

「へ、イヴさ……んっ、んんっ……」

 

「ん、んんっ……んちゅっ、マヤさん……」

 

まだキスなんて人生でしたかどうかすら定かではないほど初心だった麻弥は突然のキスに驚いたが、そんな突然交わされたキスによって二人の間に架かった銀の橋が示すように、イヴの唇がぬらぬらと色気を放ちながら麻弥を誘惑する。そしてこのキスで、完全に麻弥のスイッチは入ってしまった。

 

「んっ、マヤさ……へ、んんっ?! んちゅ……」

 

途端に雰囲気を変えた麻弥はイヴを押し倒して舌を思い切り口の中へとねじ入れる。イヴは不思議とその舌を受け入れて、二人の舌はイヴの口の中でねっとりと絡み合い始めた。そして、興奮が稜線を越えた麻弥の手はイヴの服をまくり、その肌を味わおうとする。

 

「んんっ……、んひっ……ああっ」

 

「フヘヘ……イヴさんが悪いんですからねっ……」

 

先程まで自分が責め立てられていた乳房をお返しとばかりに、下着の上から優しく揉み解す。さりげなく伸ばされた指先は乳房にも触れながら脇の下などの敏感なところを通り、イヴの体を撫で回した。その度にイヴからは甘い吐息が溢れるように漏れ出た。

だが、いつまでもやられっぱなしのイヴでもなかった。イヴの手は気がつくと、布団の中に隠れていた麻弥の下半身へと伸びていた。どんどんとその手つきはいやらしく、麻弥の秘所の方へと進んでゆく。

 

「へ、イヴさん……んんっ!」

 

「マヤさん……とってもカワイイ声です……!」

 

「え、へ?! か、可愛いだなんてぇっ、んんっ?!」

 

照れる間も無く、イヴの到達した右手の指が下着の上から麻弥のクリトリスに触れる。そしてイヴは麻弥の可愛らしい反応を確かめると、まだまだ満足し足りないとばかりに、その手で激しく麻弥のクリを刺激したのだ。

 

「んへっ?! んんっ、んん!!」

 

麻弥もたまらず悶えるが、負けじとイヴの胸を揉み返し、それでは飽き足らず思い切りイヴの舌をねぶり始めた。

 

「んん?! んっ、んんんっ?!」

 

イヴの呼吸は全て麻弥に支配されてしまい、快楽に身悶えることもままならず、やがて。

 

「んっ、んはあっ、んああっ!」

 

「んひぃっ、イヴしゃ、んんっ?!」

 

耐えきれずに達してしまった。絶頂に達して全身を震わせたイヴは、そのまま倒れ込んだ。しかし、麻弥はまだ満足していなかった。

 

「んへ……い、イヴさん……。ジブン……おかしくなりそうです」

 

「マヤさん……私もです……!」

 

イヴは倒れ込んだまま、息を荒げて、麻弥の方を見ずに返答したのだが、麻弥の言わんとしていることはそんなことではなかった。麻弥はなんとか炬燵の布団の中から這い出ると、部屋の隅に目立たぬように置かれていた何かを取り出して、こっそりとそれを己の腰に装着した。

 

「フヘヘ……イヴさん……」

 

「……マ、マヤさん?」

 

麻弥の様子がおかしいことに気づいたイヴはゆっくりと振り返った。しかし、反応があと一つ遅かった。

 

「んんっ?!」

 

振り返ったイヴは唇を奪われ、脱力した瞬間にわずかに起き上がった体も押し倒される。そしてイヴの目線は麻弥の下半身へと向いた。

 

「え、な、な」

 

「フヘヘ……イヴさん……これでいっぱい気持ち良くなりましょう」

 

答えを聞くまでもなく、麻弥はイヴの発情した膣にそれを挿入し、一気に腰を沈めた。

 

「んああぁぁっっ?!」

 

少しもつかえることもなく、スムーズに挿入されたために、麻弥は早速腰を振り始めた。腰を振り始めてからと言うものの、淀みなくペニスバンドはイヴの膣を的確に責め立てて、イヴの口から漏れ出る喘ぎの声は全て快楽の虜となっているイヴの欲望をこれ以上ないほどにエロティックに表現していた。

 

「んへっ、ま、マヤしゃ、んんっ?!」

 

「フヘヘ、可愛いッス、イヴさん!」

 

自分の体の下で大きく喘ぐイヴによりさらに興奮した麻弥はなんとか酸素を得ようと大きく開かれたイヴの口を塞ぎにかかる。極限の状態で快感を与え続けられたイヴの膣は大きく収縮した。

 

「んおっ、い、イヴさんのここ、すごっ」

 

「んあっ、あっあっあっ、んんっ?!」

 

体の奥底から湧き上がる快楽の大きな波に抗おうと麻弥に思い切りしがみついたイヴ。しかし、そんな自分の意思とは無関係に自然と湧き上がってくる快楽に抗うことなどできなかった。

 

「あ、マヤさ、イッちゃっ、い、ましゅっ?!」

 

「イヴさん、もっといきますよっ!」

 

「んあっあっあっ?!」

 

イヴが愉しむ声を聞いた麻弥の興奮は最高潮に達する。自分が動くことによって目の前でイヴがアイドルとして見せることのできないような顔を曝け出していることは麻弥をさらに掻き立てた。そして、そんな麻弥によって激しく打ち付けられる腰に、イヴは、大きく体を反らせて、遂に無駄な抵抗も限界を迎えた。

 

「んああっ、い、イクぅぅっ♡」

 

炬燵の中で繰り広げられた戦は、武士の敗北により終幕となった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。