オリ主 モブおじさん
「はぁ……でらええわぁ……」
恍惚に浸る表情で、従業員入口の扉に空いた穴から男湯の中を覗いているのは、ここ旭湯で住み込みのアルバイトをしている朝日六花だった。今日も今日とて、不真面目にも、日課となりつつある男湯の覗きを働いているというわけである。六花の視線の先の男湯のフロアでは、近所のおじさんたちがシャワーで体を流したり、熱いお湯に浸かったりしながら、日常のたわいもない雑談に花を咲かせていた。
「あぁ、……至福や、眼福……」
言葉尻だけを捉えれば紛うことなき変態なのだが、実際にしている行動を見ても確かに六花は変態であった。男湯の覗きだけで変態と言っているわけではない。勿論覗きとて犯罪行為であるし、それを嬉々として行なっている六花はこの時点で十分に変態であったが、それだけでなく覗きに没頭する六花の下着はなぜか下されており、剥き出しになった膣には六花の親指なんかよりもっともっと太いディルドが突き刺さっていた。勿論それは六花の趣味によるもので、そんな極太ディルドで自らの膣内を慰めて、男湯を覗くのがここ最近の六花のルーティーンとなっているのだ。
「ふぅっ、はぁっ、あっ……そろそろ……番台の方戻らんと」
六花はこの旭湯のバイトとはいえ、一人で回すことを任されていることもあるほどであった。今日も一人で仕事を回しているため、清掃……という名目の煩悩に感けている暇はとてもなかった。きっとそろそろ今お風呂場にいる人たちの中でも上がってくる人もいるし、お客さんも他にも来ているのかもしれない。
「んんっ……よし、戻ろ」
最後に焦らし続けたクリトリスを弄って、番台の方へと戻る。建物の入り口のところまで戻ると、丁度女湯から上がってきた近所のおばさんたちも帰る頃らしかった。
「ああ六花ちゃん、今日もご苦労様ねぇ」
「い、いえ! とんでもないです!」
「ほほほ、こんなに可愛くて真面目な子がやってくれてたら旭湯も安泰ねぇ」
入湯料をカルトンに載せて雑談をしながら帰っていくおばさんたち。これでもう今日は女湯には誰もいないし、男湯に集中できる、そう思っていた六花の目の前で、男湯と筆の入った暖簾から先程まで覗いていたはずのおじさんたちが出てきた。
「おお六花ちゃん。今日もいい湯だったよ」
「あ、ありがとうございます!」
「別嬪さんだなぁ、こんな可愛い子に会えるなら毎日浸かりにくるわ!」
おじさんたちは大声で笑い合いながら、ガラガラと引き戸を開けて帰っていく。六花は旭湯に来るご近所さんみんなからこのように愛されているのだが、その裏で六花がおじさんたちをオカズにしているなど誰一人として知る由もなかったのだった。
そんな風にして男湯も全員帰ってしまい、六花は後でしようと思っていた覗きもできずに少し落ち込んでいるようだった。時計を見てももうすぐ店を畳むような時間になっており、ここからお客さんがくることはおそらくないだろう。
「もう閉まっちゃおうかな……」
そうぼやくと、六花は入り口の引き戸の方へと降りて、営業中の札を外しに行こうとした。丁度六花が扉を開けようと手をかけたところで突如扉が開いた。
「きゃっ」
「ん? おわっ、六花ちゃん大丈夫?!」
「だ、大丈夫です! いらっしゃいませ!」
六花の顔は途端に明るく花開いた。思いがけずに入ってきた男性はこの銭湯の近くに住む、六花のお気に入りのおじさんだった。おじさんは店の扉を開けて驚いていた六花を心配するが、六花はすぐに番台へと戻った。
「まだやってるかな? 家の風呂入ろうとしてたんだけど、風呂壊れちゃってさ」
「勿論空いてますよ!」
「おお良かった。いやぁ嫁さんも娘も俺の入った後のお湯は嫌だなんだって煩いからこんな時間になっちまうんだよなぁ。嫁さんもひでぇよなぁ一緒に入ろうって誘っても若くねぇんだからと断られるしよぉ」
「あはは……、大変ですね……」
六花はこうやってたまに入りに来てくれるこのおじさんとは他に人がいない時は楽しく雑談に興じていた。世間話なんてことも多くあるが、こうやっておじさんの話をいっぱい聞ける時は六花もたまにジェラシーを感じつつも楽しんでおじさんの話を聞いていた。
「だろだろ? 若くなかろうが俺は嫁さん一筋だってのになぁ」
「あはは、ど、どうぞ! ごゆっくり!」
おじさん可哀想、だとかそんな考えたことは全く口にも表情にも出さない六花。今日の仕事ももう掃除などを残してほぼ終わりというところで人が来たのにも関わらず、六花の顔はやはり明るい。それぐらいこのおじさんの来店は嬉しかったのだ。
もう店内には六花とおじさん以外誰も残っておらず、その事実が余計に六花の興奮を掻き立てた。ついでに言うとおじさんの気もかなり緩んでいた。その証拠におじさんのいる脱衣室の方からは機嫌の良さそうな鼻歌が聞こえてくる。
やがてシュルシュルとサッシのドアが動く音がすると、六花は外の扉にかかっている営業中の札を外して、店の入り口の扉の鍵を閉めた。そして、ゆっくりとまたあの覗きスポットへと向かった。
「はぁっ、はぁっ、んんっ……」
六花の覗きオナニーの激しさは度を増していた。対しておじさんはまるで自分の娘ほどの歳の美人な番台に覗かれて慰みもののお供とされていることなどつゆ知らず、暢気に鼻歌を歌いながら体を洗い流すと、ちゃぷんとお湯に浸かり始めた。
それを眺めて六花はまた先ほどのように極太のディルドで自分の膣を責め立て続ける。
「んっ、あっ……はぁっ」
だが、それでも六花はまだ物足りなかった。極太ディルドも気持ち良いのだが、どうしてもそれだけじゃ六花の変態的な欲望を満たすには至らなかったのだ。
「はっ、はあっ、……あっ」
視線を向けた先には、少し熱かったのか風呂から立ち上がって、誰も見ていないと思っていたのかさまざまにポーズをとって巫山戯る、六花のお気に入りのおじさんの姿。六花は我慢の限界だった。すでにお膳立てはされていた。欲を渇望している六花の身体。おじさん以外誰一人として残っていない密室の店内。完璧であった。
そっと清掃用の扉を開けて男湯に侵入した六花。けれどおじさんは向こうを向いてポージングをしているせいか、ついに禁忌に足を踏み入れた六花に全く気がつく様子もなかった。六花はそれをいいことに着ていた衣服を全て脱ぎ、控えめながらも艶美な肢体を曝け出した。そしておじさんの入るお湯へとそっと足を踏み入れた。
途端にお湯の水音が立って、おじさんがその音に気がつき振り向いた。
「え、ろ、六花ちゃん?! なんで裸?!」
「えへへおじさん……一緒にお風呂入らへん?」
「え?!」
困惑するおじさんを他所に、六花は近づいておじさんの手を握る。そしてまるで色目を使うようにその手を自らの胸の近くへと持っていき、全く隠しもしない乳へと触れさせる。硬直したおじさんの体。六花が視線を下に向けると、おじさんの肉棒はみるみるうちに大きく、そして太く、反りたっていた。いわゆる巨根にカテゴライズされるほど逞しい肉棒に六花は完全に見惚れていた。
「ちょ、なんで?!」
「ダメでしょうか……?」
涙目になりつつ上目遣いでおじさんを見上げる六花。完全におじさんは六花の掌の上であった。
「ダメ……、ほ、ほらせめてタオルとかで隠そうか?」
「隠す必要なんてないです……」
僅かにかがみこんでまじまじとおじさんのペニスを眺める六花。興奮した荒い息がそのペニスへと掛かるたびにそのペニスは脈動しているように見えた。脈打つ血管はとてもグロテスクに、そして卑猥に、六花に劣情を催させたのだ。
「ふふ……でらおっきぃなぁ……」
「ちょ、六花ちゃん、落ち着いて、な?」
どんどんと迫ってくる六花に気圧されて、おじさんは銭湯の壁際へと追い込まれていく。ジリジリと後退し続けて、ついには冷たい水色のタイルが背中へと触れた。富士山がでかでかと描かれた銭湯の壁は、おじさんを丸ごと飲み込まんとしていた。
「おじさん……こういうの興味ないん?」
「へ……」
六花の放つひどく妖艶で、ひどく悄然とした妖気に、おじさんはすっかり魅了されてしまっていて、獲物をまさに捕らえんとする、自分に向かって伸びてきた六花の鎌に抗おうという素振りすら見せることはできなかった。その鎌はおじさんの腕を優しく掴み、その手は六花の潤いに満ちた秘所へと導かれる。
「あっ……」
「ほらぁ……もうこんなびしょびしょやから……」
その手が谷底は触れた瞬間、お湯の立てるような優しい水音ではなく、蜜壺が奏でる卑猥な水音が銭湯に響く。おじさんは無意識のうちに手を動かされていて、もはや六花の性処理玩具に成り果てようとしていた。だが、六花はおじさんが茫然自失となるのを許しはしなかった。
「てっ、んんっ?!」
「んじゅぷ……んんっ……んれろっ、んちゅるっ……」
下の蜜壺から奏でられる音に加えて、口から漏れ出る扇情的な水音が重ねて奏でられる。身長差があるのに、無理やり下からでもおじさんの舌に絡みつこうと快楽を求める六花の体は完全におじさんへと預けられ、それに思い切り抵抗することも出来ず、結果として六花の豊満な全身を味わうことになってしまった。
「んちゅるる……じゅぷっ……んぷはっ、美味しいわぁ」
六花は満足げに口を離し、ようやくおじさんはその誘惑から身を離すことができた。……そう思ったのも束の間。またもやおじさんの手は六花によってガッチリとホールドされ、六花はおじさんの方へとしなだれかかる。
おじさんのごくごく僅かな、雀の涙ほどの抵抗の成果は、せいぜいお湯から這い出て、縁の部分にまで到達できたぐらいであった。抵抗虚しく、おじさんの身は六花によって完全に掌握されてしまい、その僅かな抵抗も、むしろお湯から出ようとしたことによってより風呂場の奥へと追い込まれるという皮肉な結果に終わってしまった。
「おじさん……、こんなんもっと欲しなってまう……」
「ろ、六花ちゃん……?」
おじさんは完全に目の前のメスを猛獣として怯える草食獣となっていた。だが、逃げることもできずに、おじさんの手は再度六花の膣へと導かれた。
「ほら……もっとして? たんと気持ちよくするから……」
耳元で囁かれたそんな妖魔の声に操られるようにおじさんの指は六花の膣を責め始めた。それに呼応するが如く、六花は小さな掌でおじさんの巨根を握る。そして涎を垂らして、その巨根を扱き始めた。
「んっ、はぁっ、おじさんもっとぉ……」
「はっ、ろ、ろっ、六花ちゃ……んっ」
互いに荒くなる息、その喘ぎの声は青色の正方形に反響して、その行為の激しさを表現していた。六花の細指が責め立てる巨根は今にも射精しそうなほどにピクピク、と引き攣っていたのだが、その度に六花は残酷にも渾身の力で巨根を握りしめて、強引に射精を止めようとしていた。そのせいでおじさんの手を動かす動きも次第に激しくなって、六花をさらに快感に浸らせるという悪循環へと陥ってしまっていた。
「はぁっ、んんっ、腰動いとるげぇっ……おじさんっ」
「んはっ、ああっ、だめだ、もうそろそろっ……」
「出してもええよ? よーさん出して♡」
「うっあっぁ、出る……っ!」
限界を迎えたおじさんの肉棒は激しくのたうち回って、白濁とした液体を吐き出した。痙攣したかのように、脈を打ちながら白く吹き上がる精液は、六花をさらに興奮させるだけであった。
「ふふ……おじさん、もう我慢できんで、襲ってまう……」
「へ……?」
イッたばかりで放蕩していたおじさんの上に跨って、まだまだ硬さを失わない巨根を六花は直接膣へとあてがった。
「な、何して……」
おじさんにもはや六花を止められるだけの気力は残っていなかった。
「こんな太いの最高やぁ……んっ」
「え、う、うわぁ……」
うっとりとした表情のまま、六花は腰を沈める。興奮によって解されきった膣は容易におじさんの巨大な肉棒を飲み込んだ。先程出した精液もそのままに、六花はゴムすらつけることなく挿入したのだ。
「あっ、んんっ、いいっ……、んっはぁっ」
「あっあっあっ……だ、だめ……」
微かに残った気力が、おじさんに残された最後の倫理観が、六花を止めようと声を上げるが、六花は全くそれを聞き入れることなく、腰を打ち付け続けた。
「そんなこと、んんっ、言ったらあかん……はぁっ」
「え、ん……」
「んちゅるるっ、じゅぷっ、んんっんんっ、んっ」
六花は全てを飲み込まんと、おじさんの舌を思い切り吸い出して、文句を言わせない。そんな深いキスがなされた時点でおじさんはもう快楽の底に沈んでしまっていた。
「んっ、あっ、ろ、六花、ちゃん……また……」
「また出るん? ええよっんっ」
「あっい……く……」
そして、六花の凶悪な膣がまたもおじさんの精を搾り出した。どく、どくと、鼓動のように精を吐き出すおじさん。……しかし、まだ六花の手は休まることはなかった。
「ふふ、まだできる?」
「……え」
おじさんを押し倒したまま、六花は腰のグラインドを上下から、斜め、前後左右へと変えた。そして、その変化はおじさんの巨根に、六花の膣がさらに凶暴に絡みつくこととなった。
「えっ、あっ、ああっ?!」
「はあっ、あっ、んんっ、いいっ、さいこぉやぁっ、」
パン、パン、パン、というただただ卑猥な音が風呂場に響く。そして六花が快楽を貪り食う咀嚼音がそれを上塗りした。
「はあっ、んああっ、わたしもっ、もうあかんっ!」
「あっ、あっ、んああっ!」
「あかんっ、あかん、い、いっ、イクぅっっ!?」
二人の打ち付け合う腰が数度跳ね上がって、やがて止まった。二人とも、小刻みに痙攣して、快楽の魅力に浸かっていた。おじさんは何度も何度もその肉棒を締め上げられ、もう一滴も絞り出せないというほどに搾り取られ、六花はおじさんを完全に征服したという高揚感に打ち震えていた。
その晩、旭湯の男湯は快楽の湯へと変わったのだった。