※この作品はR-18です。

バンド少女は咲き乱れる   作:敷き布団

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ゾグ様からのリクエストです。リクエストしていただきありがとうございました。


偶像の宝物【彩×日菜×千聖×麻弥×イヴ×パレオ】

「つ、ついに……」

 

ポスターで壁が埋め尽くされたある一室で、感動に打ち震える少女がいた。少女の目の前には彼女宛のダンボールが置かれていた。

 

「『Pastel✽Palettes総集編 Blu-ray』ですっ!! デビューから今までの数々の激動の日々をプライベートにも踏み込みつつたっぷり詰め込んだRTキャンペーン当選者限定の超超超激レアの代物ッ! パスパレファンなら喉から手が出るほど欲しいであろう、全国で選ばれし10名しか手に入れることの出来ないまさにお宝!! やっぱりパレオが当選したのは夢じゃなかったんですねぇっ!!」

 

息継ぎすらない早口で語られる、パスパレ愛の詰まった解説。

 

「さ、早速、開けましょう、て、手が、震えますっ! パレオっ、感激です!!」

 

Blu-rayディスクだけが入っていると思しき小さな箱。それを緊張からか上手く開けられないパレオ。パカっと音がして、なんとかケースが開くと同時に、ヒラリと一枚の紙が落ちてきた。

 

「あれ? こ、こっ、こっこここコレは世界でただ一つの、パスパレの5人と1日遊べるイベントの招待券?!?! ななななななぜここに?! もしかしてもしかしてもしかしてぇっ?!」

 

ディスクの手前に挟まれていた小さめの紙を取り出すパレオ、そこに書かれていたのは。

 

 

鳰原 令王那 様

 

この度は、『Pastel✽Palettes Blu-ray RTキャンペーン』にご応募いただき誠にありがとうございます。厳正なる抽選の結果、見事当選、並びに『Pastel✽Palettesと過ごす1日券』に当選されましたことをご連絡いたします。つきましては、以下の日付に当選者ご本人様であると確認ができるもの並びに同封のチケットをご持参の上、弊所までお越しいただき、是非イベントに参加していただきたく思います。

 

 

「ほ、本当に、パレオが、パレオがこんな機会を頂いてもっ、いいんですかっ」

 

既に大粒の涙を湛え、当選を喜ぶパレオ。まさか自分がこんな超高倍率を潜り抜け、当選することなどできるとは思っていなかっただけに、その感動も一入だった。が、突然顔色を変えて、立ち上がった。

 

「こうしてはいられません! 当日に向けて早速準備をしなくては!!」

 

意気揚々とした声が、部屋に反響した。

 

 

 

 

 

「ここ、ですね」

 

イベント当日。指定されたパスパレの所属事務所の玄関前に立ったパレオは、小さく息をついて自動ドアを潜る。

 

「す、すみません! パスパレのイベントで当選した鳰原令王那です!」

 

「はい、少々お待ちください。……はい。はい、確認が取れましたのでご案内いたしますね」

 

パレオとてこんなアイドルの芸能事務所に足を踏み入れたことはなく、緊張で足は震えっぱなしである。そして案内されるがままに廊下を進み、あるドアの前へ通された。

 

「どうぞ、お入りください」

 

「は、はい! 失礼しますっ!!」

 

ガチャリと開かれたドアの向こうには、いつものステージ衣装に身を包んだ、憧れの5人が。

 

「……あ! パレオちゃん! 待ってたよ!!」

 

「あ、彩ちゃんだ、本物の彩ちゃんが……、日菜ちゃんに、千聖さんに、麻弥さんに、イヴちゃんまで……、パ、パレオっ、感激ですぅ!!」

 

「あははっ、パレちゃんおもしろーい! あたしたちずっとパレちゃんのこと待ってたんだよー?」

 

「え、え、し、知ってたんですかっ?」

 

「えぇ、パレオちゃんが当選したって聞いたから、私たちもびっくりしたけれど、ちゃんとパレオちゃんの一生の思い出に残るようにするから、楽しみにしていてね?」

 

「うっ、うう……」

 

憧れのアイドル。そんなアイドルのまさしく神対応に感動のあまり、またも涙を流すパレオだったが、そんなパレオの手を取ったのは、他でもないイヴであった。

 

「さぁ行きましょう、パレオさん! 時間は待ってくれません!」

 

「そうですよっ、折角なら笑って今日一日を過ごしましょう!」

 

「イヴちゃん、麻弥さぁん……っ、パレオっ、頑張りますっ」

 

そして手を引かれるままに、6人は事務所を出て、止められていたバンに乗り込む。まるでロケで使うような、後部座席の方が対面になっているタイプで、パレオはキョロキョロと物珍しそうに見回していた。

そんな『Pastel✽Palettesと過ごす1日券』に導かれて、6人は純真無垢な少女のような1日を始めたのだった。

 

 

 

 

 

「もうすっかり夜ですねぇ」

 

「時間も忘れて楽しんでしまいましたっ」

 

普段であれば決して送ることのできない、アイドルと過ごす日常。日常でありふれたランチや、ショッピングや、アクティビティも、色鮮やかな花々が添えられて、黄金に光り輝いていた。

パレオがパスパレ事務所を訪れた頃にはずっと高くにいた太陽も、気がつけばすっかり沈んでしまい、車の中から見られる景色はどれも人工的な光ばかりとなっていた。

 

「パスパレの皆さんとこんなに幸せな1日が送れるだなんて……、パレオは例え死んでも一片の悔いなしですっ」

 

「あはっ、パレちゃんまだまだ今日は終わりじゃないよ?」

 

「えっ?」

 

先程、今日の日程が全て終わったと聞かされていたパレオは、思いがけない日菜の言葉にキョトンとした表情を浮かべる。車はお昼前に乗り込んだ、事務所の方へと向かっているはずなのに、日菜が言うように、いざ車が停まった場所はまだまだ今日という1日が続くであろうことを予感させていた。

 

「え、えっ、ここって……」

 

街の影にひっそりと、それでいて煌びやかに彩られた楼閣を構えるその建物は、凡そアイドルからはかけ離れた、大人の遊び場であった。

 

「えっ?」

 

「ほらほらっ、いくよっ? 私の手、離しちゃダメだからね?」

 

彩の手を握りながら車を降りるという、本当であれば狂乱して喜びを表現するであろうシチュエーションなのに、パレオの手は困惑に震えていた。

 

「大丈夫ですよっ、ジブンたちがついてますから!」

 

パレオは抵抗すら許されぬほどの勢いで、5人に連れられてそんな休憩所へと入っていく。いつのまにかお付きのスタッフさんすら居なくなっており、連れ込まれた部屋には中央に鎮座するキングサイズのベッド。

 

「ここって、ラブ……って、何で皆さん脱いでるんですかッ?!」

 

その驚きようはこのチケットとBDが当選したことを知った時よりも激しいほどだった。それも当然のこと、パレオにとって清純さの象徴であった、崇拝すべき偶像が綽然にもその肌を、下着を、堂々と晒しているのだから。

 

「パレオさん、ここはラブホテルですよっ」

 

「そうよ、服を脱ぐのは当然でしょう? あ、それとも服を着たままの方が良かったかしら?」

 

「イ、イヴちゃんの口からラブホテルゥッ?! て、というか下着までぇっ?! 何してるんですかぁっ?!」

 

パレオの驚嘆の叫びを気にも留めず、健康的な肌色を見せつけるアイドルたちは、パレオに迫る。

 

「えっ、あっ……」

 

「……ふふ、パレオちゃん。緊張しなくていいんだよ」

 

地肌を伝って、彩の優しさに満ちたハグがパレオを包んで、その勢いを殺した。まるで糸が切れた人形のようにパレオは豪華なベッドへと座らされた。

 

「フヘヘ、パレオさんも、全部曝け出してしまいましょう」

 

困惑と焦りと緊張が頂点に達したパレオだったが、なす術もなくその衣服を脱がされていく。自分の好きなアイドルを暴れて傷つけることなんて出来るはずもなく、されどそんな憧れの存在の前で痴態を見せることを躊躇う心も無視することはできず、パレオはもはや動くことすら出来なかった。

 

「パレちゃん、肌綺麗だね〜、触りたくなっちゃう!」

 

「あっ日菜ちゃ、んっ」

 

遂に下着姿にされてしまったパレオの素肌を日菜が興味深そうになぞる。それに続くように、ベッドに追い込まれたパレオを囲みながら4人がその体に手を伸ばす。

 

「可愛いなぁ、パレオちゃん。……じゃあ早速」

 

「彩ちゃん? んっ……んっはぁっ、んちゅっ……」

 

力の抜けてしまったパレオの唇は彩によって奪われる。その音がパレオに残った最後の理性を弾け飛ばした。

 

「ふふっ、なら私たちはパレオちゃんの敏感なところを虐めてあげましょうか」

 

「はいっチサトさんっ」

 

「んちゅっ、えっ、んはぁっ下もっ胸、もぉっだめっ」

 

パレオはクネクネとなんとかそのジワジワと這い上がってくるような感覚に対抗しようとするが、快感はそんな無駄な抵抗を嘲笑うように強くなっていく。

 

「パレオさんのおっぱい……吸っちゃうっス」

 

「んひぃっ?! んあっ、あっ……んんっ!」

 

身体中が責め立てられたパレオの息遣いは激しい。だが無理もない。ずっと憧れを抱いていたアイドルたちに、腰も、腕も、唇も、胸も、恥丘さえも全てを弄られているのだから。

 

「だ、めぇですっ、んあっんちゅっ、んあっ、ああっ!」

 

遂に耐えることができず、抑えられ、快感を加え続けられたパレオの体は大きく跳ねる。

 

「んっ……、ふふっ、パレオちゃんのイッたところも可愛いよ!」

 

「あ、あ……、あ……」

 

これまで感じたことのないような高揚感がパレオを包んでいた。

 

「でもまだまだいけますよねっ」

 

「へ、イヴ、ちゃっ、んんっ?!」

 

先程まで撫でられていただけだったはずの膣口。一度絶頂に達して、快感を受け入れてしまったその穴は、無邪気で淫靡な真っ白の小悪魔の指をやすやすと飲み込んだ。

 

「まだまだこれからですよ?」

 

「あひっ、膣内らめっ、ですぅぅっ!」

 

「あたしもまだイジメ足りないなぁ? こっちも!」

 

「んあっ?! 吸っちゃらめっ、んあっあっ!!」

 

触れる肌のあちこちがパスパレの熱に包まれた、パレオの敏感な部分はさらにその感度を増す。麻弥が舐めた唾液にさらに日菜の唾液が混じる。先っぽだけその濡れた冷たさを感じていたはずが、途端に熱を含んだ日菜の舌と口腔に覆われてしまった。

 

「あっ、ひっあっ、あっ!!」

 

「ふふっ、パレオちゃん、私ともキスしましょう?」

 

「んへぇっ、ちしゃ、さんっんんっんれろっ、んはぁっ」

 

快感にのたうち回っていたのに、千聖の舌がパレオの口の中を犯し始めた途端、パレオは踏ん張り始める。けれど、痙攣する全身は襲いかかる手を止めない快楽の存在を教えていた。

 

「おへそ、失礼しますねっ」

 

「んひゃぁっ?! んあっ?!」

 

「じゃあ私は、こんなところもどうかなっ?」

 

「んひぃっ?! んひゃあっ、あっんんんっ?!」

 

声の形をなさないパレオの悲鳴はその行為をさらに過激にさせていた。どこもかしこも玩具にされ、先程までは触られもしなかったお尻や臍まで弄ばれたパレオは、身体中の隅々までイヤらしく愛撫されていると表現しても間違いではなかった。

 

「まっまたぁっ、んあっんんっ! きっ、あっきちゃいっますぅっ!!」

 

「イッていいんですよっ?」

 

「あっ、い、イクイクイクぅぅっ!!」

 

力なく痙攣を繰り返したのち、ベッドの上に倒れ込むパレオ。その周りにはアイドルたちが囲んでいて、快感が徐々に冷め、この状況に違和を覚えると、パレオはふと虚無感に襲われた。

 

「な、なんでぇ……」

 

「もちろんパレオちゃんにいっっっぱい、気持ちよくなって欲しかったから……」

 

「彩……ちゃん……」

 

小さな震えは快感を名残惜しみながらも、不安感を包摂していた。

 

「こんなのぉ……」

 

それは自分の憧れだった存在が、割れた鏡のように粉々になっていってしまう不安。そんな不安を感じ取ったのか、パレオに向けられたのは微笑みだった。

 

「大丈夫ですよ。こんなことするのはパレオさんだけですっ」

 

「イヴ……ちゃん?」

 

「当然っスよ! ジブンたちは枕営業したりなんてしませんから!」

 

「だから安心していいのよ?」

 

「うっ、み、みなさん……」

 

「だからねパレちゃん……」

 

安心を覚えて、自然と涙が滲み始めたパレオに日菜がもう一度夜を喚び込もうと、寝転がるパレオの耳元にそっと口を寄せた。

 

「もっともっと、パレちゃんの可愛いところ、見せて欲しいな?」

 

「……はいっ、もっとパレオを、オカシクさせて……、本気でイカせてくださいっ」

 

「喜んでっ」

 

「んっ……」

 

濃厚なキスがパレオを包む。パレオの唇を奪うのは日菜だけではない。イヴも麻弥も、千聖も彩も、その妖艶な舌先で、代わる代わるパレオを犯し始める。

 

「ふふっ、パレオちゃんのことたっぷり犯してあげるから」

 

「あっ、ゆびぃっ、千聖さっんんっ?!」

 

「可愛いなぁっ、もっと虐めてあげるっ」

 

「んっ彩しゃん?! 舐めちゃっ、んんっ?!」

 

「全身撫で回したら、どうなるのか気になるっス!」

 

「んひぃっ?! んあっあっあああっ?!」

 

ベッドは何度も何度も大きく軋む。それは快楽の渦に溺れそうになった1人の少女がいたから。快楽の渦に溺れまいと、必死に周りに取り巻く少女たちに縋り、しがみついているのに、しがみついた先で時にその滑らかな手つきに虐められ、時にその馥郁とした匂いに狂わされ、時にその艶かしい姿に魅了され、時にその甘美な舌に絡まされ、時にその色っぽい声に犯されて。

 

「こっちの穴も、一緒にイジメますっ!」

 

「イヴちゃぁっ?! らめらめっ、らめぇっ?!」

 

「耳も虐めて欲しそうだね?」

 

「ひゃああっ?! ちがぁっ、んあぁっんひゃぁあっ?!」

 

穴という穴を責め倒され、パレオの触覚、嗅覚、視覚、味覚、聴覚。五感という五感を全て花弁舞う少女の色に染め上げられる。

 

「パレオちゃんっ、1番可愛いパレオちゃんを見せてっ?」

 

「は、んああっ、ひぃっ! パレオぉっ、んはぁぁんっ! イクっ、イキますぅぅッ♡」

 

全てを晒け出して、パレオは果てる。それを見守る花弁の少女たちに抱かれて。

 

 

 

 

 

 

 

「……さてっ! そろそろチュチュ様のところへ参りましょうっ!」

 

つい先日、この世に一つだけの宝物が届き、狂喜乱舞の起こった部屋。その部屋の主はまた別の主の元へ向かうため、扉はしっかり閉じられた。

偶像の載るポスターで埋め尽くされた部屋の中。そんな部屋に1箇所だけ、偶像と部屋の主の姿が並び立っていた。

茶色いコルクボードにピン留めされたそれらは、元のコルクボードの姿をすっかり隠している。そこに写された6人の少女は偶像の垣根を越えて、楽しげな日常を送っていたのだった。

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