本作品には、ふたなりの要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください。
リクエストありがとうございました。
「はぁ……」
周囲にも響くほどの大きなため息。そんなため息をつく有咲の頭の中には数日前の素直になれない自分への後悔が立ち込めていた。
『有咲ぁー! 大好きー!』
『ちょ香澄! くっつくなって言ってんだろ?!』
なんと言うことはない、いつもと同じような光景。偶々いつもよりも強く出てしまった言葉。
『いつも言ってるだろ?!』
『あ、有咲も好きなものだとばかり』
『別に好きでもなんでもねぇから!! 迷惑なんだよ!』
『ごめん……』
『あ……』
その時の香澄の肩は小さく見えた。あの時はテンパってしまったのだから仕方がないのだと自分に言い聞かせても、やはり後悔は募るばかりだった。
「あれ、どうしたの有咲?」
「へ……? 沙綾?!」
一人で帰り道をとぼとぼと歩いていた有咲は驚きとともに後ろを振り返る。
「そういえば学校でもなんか変だったよね、何かあった?」
「……ぅ」
「……香澄のことでしょ?」
「なっ?!」
「見てれば分かるよ」
「……実は」
観念して話を切り出した有咲からの相談を受けた沙綾の顔には黒い笑みが浮かべられていたのだった。
それから数日経ち、有咲の家の蔵には当の香澄が呼び出されていた。蔵の空気は異様なほどに重く、普段のポピパの練習風景からは考えられないほどであった。
「さ、沙綾、今日、パンって持ってきてるか?」
「今日? 今日は持ってきてないや、ごめんね?」
「い、いや」
目の前に香澄がいるということもあってか有咲の挙動もどこかおかしい。3人が集まる中で普段通りを装っているのは沙綾だけだった。そんな沙綾はよそよそしい2人の様子を見て、浅くため息をつきながら話を切り出した。
「有咲も香澄も、今日は大人しいね? 何かあったの、香澄?」
「えっ、あー、いやぁ……」
「……ねぇ香澄」
「へ、さーや?」
ソファに座っていた香澄へと沙綾が詰め寄る。有咲は色んなことを言った手前気にしないようにはしていたものの、チラチラと様子を伺っていた。そんな折。
「……香澄っ」
「えっ?! んっ……」
「なっ?!」
沙綾は香澄をベッドに寝転がるように押し倒すと、その無防備な唇を奪う。突然のことに沙綾の他には誰も動くことが出来ていなかった。
「んっ……香澄可愛い。なんだかいじめたくなっちゃった」
「へ、さーや……? あっそこっ」
何の前触れもなく弄られ始めた体は奇襲に敏感に反応してしまう。服の上から胸元を撫で回されているだけで香澄の体はピクリと反応してしまっている。
「さーやぁ、触っちゃだめっ、あっ、ああっん……」
「か、香澄……」
上だけでは飽き足らず、沙綾の手は股の方へも伸びてゆく。弱々しい抵抗も虚しくスカートの隙間から撫で回された手に、香澄は色っぽい声を上げてしまう。
「ねぇ有咲」
「な、なんだよ沙綾……」
ぽかんとしていた有咲の方に振り返った沙綾の笑みは有咲に一体どのように映ったのだろうか。
「香澄のこと、貰うね?」
「……は、はぁっ?! ダメに決まってるだろ?!」
「でも、好きでも何でもないんでしょ?」
「うぐっ……」
その過去の発言は紛れもない事実で、その発言を思い出したのだろうか、有咲の目には香澄の顔がなんだか落ち込んでいるように見えた。
「ごめんね香澄。もっと気持ちよくしてあげるから」
「へさーやぁっ、もっだめっあっ……ああんっ!」
「ここ、触られるの好きなんだ?」
「はぁんっ、す、すきっ気持ち、いい……!」
「香澄……」
香澄の姿は徐々に乱れていく。
「ほら、イッてもいいんだよ?」
「ら、め、あ、あっ……あひぃっ、あっ」
「そんな……」
有咲の目の前で奪われて。
「香澄、可愛い……」
「んっんんっ! んはぁっ、はぁっんっ!」
「……香澄」
我慢できるはずなかった。
「やめろ沙綾!」
「わっ」
半ば無理矢理沙綾を退かせて2人の間に割って入る有咲を、香澄はぼんやり見つめていた。
「有咲ぁ……?」
「私は……香澄のこと大好き、だから! だから、やめろ!」
「……本当? 有咲……?」
後ろから聞こえる弱々しい声。それに応じるように、有咲は跪く。そして。
「ん……ありさ……」
「……当たり前だろ香澄」
「えへへっ、良かったぁ……有咲ぁ!」
「わっ、たく」
仕方ないといった顔で有咲は胸を撫で下ろす。なんだか溜まっていたものが全て吐き出せたようなそんな感覚がしたからだった。そしてゆっくりと顔を上げた。
「……沙綾?」
そこにいたのはどこか居所の無いような表情を浮かべた沙綾だった。最初こそ有咲と香澄の和解に安心した顔つきだったのに、それはいつの間にか唇を噛むようなものへと変わっていた。
「……どうしたんだよ」
「……ごめんね有咲。香澄」
「へ、さーや? んっ……」
香澄と沙綾の唇がゆっくりと重ねられた。
「……私も、香澄のこと大好き、有咲に負けないぐらい」
「なっ?! ふざけ……!」
「待ってよ有咲!」
「……なんだよ」
一触即発の2人の空気に割って入ったのは香澄だった。
「2人が喧嘩してるところは、見たくないから」
「香澄……」
「有咲と沙綾なら、良いよ?」
それが理性の外れる音だった。
「あっちょ……」
ソファに押し倒された香澄に群がる2人は香澄の敏感な部分を責め始める。
「んっ香澄っ」
「はげしっ」
4本の手が香澄の頭を、耳を、頬を、首筋を、胸を、腰を、そして膣にまで伸びて撫で回す。皮膚が柔らかく触れ合う度に、2人の鼻息に香澄の嬌声が入り交じる。
「あ、有咲ぁ吸っちゃだめっ」
「んちゅるる……」
あまりに突然の快楽に静止の声を投げかける香澄を嘲笑うように有咲は必死に香澄の乳首に吸い付いて、だがそれに気を止める余裕すら与えられない。
「香澄こっち向いて?」
「えっんっ……あむ、んっんんっ……」
触覚だけが香澄を責めるのではなく、五感全てが香澄を犯す。
「んっ!! んんっ!!」
声にならない声を上げて果てる香澄。脱力した体はくたりとソファに投げ捨てられたが、2人の責めの手つきは止むことを知らない。
「さ、さーや休けっ」
「だーめ」
甘い声はさらに香澄の脳を溶かす。後ろから乳を揉みしだかれて、耳元で囁き続けられる。
「こっちも」
「へ?!」
先程まで少ししか弄られなかった膣を這う有咲の舌。あまりに休みない責めに香澄は。
「あっい、クぅ?!」
またも痙攣を繰り返す。
「舌と指じゃ足りなそうだな」
「へ……」
放心状態の香澄を置いて取り出されたのはプラ製の竿だった。
「じゃあどっちが先か」
「じゃーんけん、ぽんっ!」
「負けちまったか。今度は沙綾に譲るよ」
「じゃあ」
「へ?」
「これを」
「んひぃっ?!」
準備万端だった香澄の膣に硬い竿が侵入して、結合部から汁が飛び散る。
「香澄の中、びちょびちょだねっ」
「あっはぁっ! あっ、え、えああっ」
「……香澄、気持ちよさそうだな」
角度を変えながら、沙綾の竿は香澄を何度も貫いて。
「んひっ、あっあっあっ!! あっんあぁっ」
「もっと奥がいいの?」
沙綾の問いかけに香澄が答える余裕はなく、激しい水音だけが響き渡る。
「……いいな」
「はぁっ、有咲っ? こっちはっ?」
「へっ?」
「あっ? さ、さぁ、やぁ?!」
沙綾は自ら寝転がり、挿入したまま香澄を上にする。そして手を目一杯伸ばして、香澄の後ろの穴を広げる。
「こ、こ」
「……香澄っ!」
「へ? んああぁぁぁっ?!」
「香澄っ、香澄ぃっ!」
「んひぎぃっ?!」
その声を表すために『甘い』なんて言葉はそぐわない。『獣の咆哮』と言う方が近しい。
「香澄のここピクピクしてるっ」
「んぎあっあっがああっ!!」
前触れもなく痙攣する香澄の体。二穴からの快感に耐えきれなかったのだろうか。
「交代しよっか?」
「だな」
「へ……? まだぁああ?!」
一度抜かれ、休めると勘違いした香澄はまたも叫び声を上げる。
「もぉぉぉ!! 下ダメっ!! あああダメぇ!!」
「香澄っ、そんな叫ばれると、もっとしたくなる!」
「ちがっあっあっ!! ダメぇ!」
自分が狂わせられることを察知したのか、香澄は首を大きく横に振る。だが、手加減などなかった。
「ぐっそらぁ!!」
「ああぉぉぉっ?! んああっ?!」
ソファから落ちそうになりながら香澄は意識を失いかけている。香澄は何度絶頂を迎えたのか分からないが、それでも2人を向いて微笑み返す。
「すご、かった……」
「香澄……」
「ねぇ、もっとキラキラドキドキしたいっ」
香澄の微笑みに答えたのは、沙綾だった。
「じゃ、これも飲んじゃおっか」
「それなんだ?」
「これ? こころから貰ったんだよ」
沙綾の取り出した錠剤を2人は同時に飲み込む。すると、瞬く間に。
「すげぇ……」
2人の股の間に生えた肉竿は律動して、最初から臨戦態勢であった。
「じゃまず香澄には」
「手で握るの?」
「んっそうそう」
「ちょ香澄ぃ」
香澄は2人の竿を手で擦り上げる。責めのお返しをしようと。ヌルヌルさが増して、音も大きくなる。
「そっ、うまっ香澄っ」
「えへへぇっ、これとかどーお?」
「ちょまっ!」
「んんっ、んん?」
「喋るなぁっあっ!」
香澄は有咲の鈴口を咥えにかかる。咥えながら喋ろうとすることで有咲の竿は震え上がる。沙綾とてずっと扱かれて限界は近かった。
「あっ出!」
「んんっ?! んっ!」
「ごめっ私もっ」
2人の精液が香澄にぶちまけられて顔も喉も、汚されてしまう。その姿は。
「はぁっ、はぁっ、ごめん香澄……」
「有咲? んああっ?!」
香澄を押し倒した有咲は腰を香澄の膣へと沈める。先程よりも硬く律動する肉棒が挿入されて、香澄の口はパクパクと声にならぬ声を上げようとしている。
「じゃあ私もっ」
「んぎ、あ、あ、……あ、あ」
口から漏れ出るのはただの空気だった。
「動くぞ!」
「んああっ!!」
2人の竿が同時に香澄を突き上げる。
「んぎぃっ?!」
「奥がいいのっ?」
「んああっ!」
「ぐっ香澄っ」
3人の少女たちの吐息が混ざり合う。
「はぁっ! あっ、んああっ!!」
「香澄っ」
「んんっ?! んんっ、んっんんん!!」
「出る!!」
唇を塞ぎながら、香澄の膣に、アナルに精液が注がれてゆく。
「んっ……ん、はぁっ、はぁっ」
「次私も、香澄のおまんこ挿れたいな?」
「う、ん……」
焦点すら合わない目線でぼんやりと2人を見上げる香澄。寝転がった沙綾は香澄自ら挿入するように差し向ける。
「い、いくね……」
「おいで?」
「んっ、はぁ……あっ」
結合部は誰の液かも分からない体液でびしょ濡れであった。それが潤滑油となり挿入された香澄はもはや自分では体を支えられずに沙綾へと倒れ込む。
「香澄……」
「さーやぁんっ……」
「……ずりーぞ香澄」
「んっ……へ……? んんっ?!」
ピクピクと竿を誘う後ろの穴の深くまで、有咲のペニスが挿入された。
「んぎっあっあっ!」
「……可愛い香澄、動くね?」
「さ、や、ああっ?! んああっ!! らめぇっ?!」
沙綾は下から音を立てながら香澄を突き上げる。その度に香澄の口からは空気が漏れて、後ろの穴も収縮を始めた。
「動いてないのに、すごいぞ香澄……」
「んぎぃっ?! ありしゃ動かにゃっ、いでぇ!」
「動いてねーぞ? 動いて欲しいのか?」
「へぇっ?! らめっだめっ、だめえぇっ?!」
沙綾からの突き上げで、有咲が動いているのだと香澄は勘違いしていたのだ。動いていたのは香澄の体。そして有咲は容赦なく腰を振り始めて、折り重なった。
「んぎぃっ?! 後ろもぉっ?!」
「後ろだけじゃっないよっ? 香澄っ、下からも、ねっ!」
「ぎぃっ?! あっあっらめっさあやぁっ?!」
「こっちも欲しいんだろっ、香澄っ」
「ちがっあっあっ! んがぁぁっ!!」
「もぉ、香澄っ?」
「んんっ?! んんんっっ!!」
物言いげな香澄の口を無理矢理沙綾が塞ぐ。香澄は必死に唇の隙間から酸素を欲して声を上げる。そんな淫らな声に興奮した2人は。
「奥もっと、突く!」
「んぎぃっ、んあっあっあっああっ!!」
「ぐっ香澄っ、やばっ」
3人の顔には快楽と苦悶が入り混じっていた。みな限界だったのだ。
「んっ、あっ香澄っ、出るっ出るっ!」
「んんっ?! んっ、んんんっ!!」
「私もっ、出す、ぞぉっ!」
「んんんっ?! んんっ!! んんっ!!」
そして3人は同時に果てる。香澄の二穴の奥の奥まで白い欲望が塗り尽くされる。それでもまだ奥を欲望で埋め尽くしたい2人は射精しながらも何度も大きく突き上げる。その度に香澄の体は痙攣を繰り返し、枯れたような声が漏れ出ていた。
「はぁっ……はぁっ、有咲ぁ、さあやぁ」
「香澄、よく頑張ったね」
「うん、うんっ……」
散々犯され尽くした香澄は引き攣りながらも微笑みで返す。
「キラキラ、ドキドキしたぁ……」
「そ、そうかよ……」
「……有咲も、素直じゃないね?」
「うるせー!」
香澄の反応に満足な様子を隠しきれない2人に、香澄は弱々しくも腕を前に回して抱き着く。それを有咲が拒否する様子はない。
「えへへぇ、責任とって、ちゃんとこれからもキラキラドキドキさせて?」
「ばっ、……と、当然だろ!」
「有咲だけじゃないよ? 私だって香澄のこと一杯キラキラドキドキさせるからね?」
「……というか、私たちのことだって、その、キラキラドキドキさせろよな!」
「えっ? もっちろんだよ……有咲ぁ、さーや……」
香澄は甘えた目で2人を見上げる。3人を包む空気は甘ったるく、それを締め括るように甘い口付けが3人で交わされていた。
「というわけで付き合うことになりましたぁ!」
「えっ、お、おめでとうっ」
翌る日の帰り道、香澄は満面の笑みを湛えながらりみとたえに報告をしていた。流石に何をしていたかはある程度ぼかされて話していたが、それでも有咲は恥ずかしそうに俯いている。
「……有咲も沙綾も、ずるい」
「へっ、おたえ?」
りみは祝福の声をかけていたが、1人考え事をしていたたえは香澄の方へと振り返る。
「私も香澄のこと好きだから、付き合いたいな」
「えっ、ええっ?!」
「わ、私も香澄ちゃんのこと大好きだよっ、私だって付き合いたいもん!」
「ちょ、ず、ずるいだろ?!」
「ずるいのは抜け駆けした有咲」
「あ、あはは……」
結局こうなるのか、という苦笑いを浮かべる沙綾が香澄の方へと振り返る。きっと、香澄なら。
「もっちろんだよ!! みんなで一杯キラキラドキドキしよっ!!」
「ま、まぁ良いけど!! 私のことも構ってくれなくなったら拗ねるからなぁ!!」
「有咲ちゃん、ものすごく正直になったね」
5人の笑いは絶えることがない。決して5人の中で誰か1人だけがその友情を、愛情を、独占することなんてできないのだ。5人で1つのPoppin'Partyなのだから。