オリ主:特に名前はなし、男性
「うぅん……」
まるで経験したことのないような深い眠りから覚めた私。そんな私の視界にはなぜかいつもの自分の部屋ではなく、どこまでも白く、何もない、無機質な部屋が広がっていた。
「って、えぇ?!」
そして、肌寒さを感じた私が視線を下に向けると、なぜか私は上はブラをつけただけで、下もショーツを履いているだけ、服はたったのそれだけで狼狽する。記憶をひたすらに辿れば確か昨日は普通にパジャマを着て、自分の部屋で寝ていたはずなのに。そんな考えもどこか朧のように消えていった。
「って、え、そ、それどころじゃなくて、ここどこぉ……」
見覚えのない真っ白な部屋は何もない。当然自分の居場所のヒントになるようなものもさしてなかった。
「ってうわぁっ!!」
何もないのだと思って振り返った途端、私は目の前に現れた異質なものを見て、尻餅をついた。私と同じように下着、パンツを一枚履いただけで立っている男の人がいたからだ。だが、男の人はなぜか私のことを見ても反応するわけでもなく、ただただ突っ立っているだけであった。余計に訳がわからなかった。最初こそ襲われてしまうのかと身構えたが、私が声を上げても反応はしない。動きはおろか声の一つもあげず、それはそれでひどく不気味だった。
「もぉどういうことなのぉ……」
自分のいるカオスな状況がわけもわからず、私はただただ困惑した。そんな情けない声を上げた途端、何もないと思っていたはずの白い部屋の壁面に、ぼっと、明るくなった。私が何もない壁だと思っていたものは、モニターだったのだ。
「え……、せ、せ、セックス?!」
アイドルが言っていいのか微妙な際どいラインの言葉を思わず叫ぶが、致し方なかろう。だって目の前のモニターに表示されたのは、
『セックスしないと出られない部屋』
という文字列だったのだから。最初は何かのテレビのドッキリ企画かとも思ったけど、こんな内容おもいっきりアダルトビデオとか、そういう感じのやつだろうし、私はそんな仕事のオファーを受けた覚えもないし、受けるつもりないし。けど、やっぱり意味がわからない。私は夢でも見ているのだろうか。
だが、そんな私の驚きは背後から聞こえてきた足音で上書きされることになる。足を擦るような足音が聞こえてきて振り返ると、その足跡の主は先ほどから突っ立っていた男性のものだった。
「って、う、うわぁ?!」
さっきまでは動かなくて不気味だったものの、今は私にそれよりもさらに大きな恐怖感を与えながら迫ってくる。先程まで男性が履いていたパンツはどこかへと消え、その股間には大きく反り返った凶悪な竿がついていたのだ。私もこんなのお父さんのしか見たことないし、そもそもお父さんのものもこんなふうに興奮に煽られたものではなかった。
「ひぃっ……だ、だれかぁ……」
足がガクガクと震える。きっと襲われてしまうという恐怖が私を襲う。尻餅をして、後退りしようとしたけれど、気がつくと既に私の背後には壁が迫っていた。けれど、イチモツを大きく脈打たせるその男はこちらに迫ってくる。そんな時私は先程モニターの画面に映し出された卑猥な一文を思い出した。
『セックスしないと出られない部屋』
「う、うそだよね……」
もちろんだけど、私はセックスなんてしたことないし、もちろん処女だし、そもそもこういうことをするなら、絶対に初めては好きな人とがいいな、だなんて夢を描く乙女であった。だけれども、今まさに私はそんなハジメテを奪われようとしていた。私が逡巡する間に、気がつけば先程の男性は目の前にまで迫っていて、ゴツゴツとした腕が私の体に伸びてくる。
「ひっ」
大きく開いた掌が私の胸に伸びて、さらにはだれにも触られたことのないような花園に、手が触れた。下着の上からだけだと思っていたら、そんなに甘くはないようで、私のブラのホックは気がつけば外されてしまっていた。私はなんとか腕でブラを押さえて抵抗しようとしたけれど、なぜか私の腕には力が入らなくて、その男は私からブラを取り上げた。そして露になってしまった私のピンクの先っちょに指が伸びた。
「やめっ、んっ……」
思わず体がピクリと反応してしまう。敏感な部分を触られたのだから当然と言えば当然なのだが、何故か私はその反応を当然のものとして受け入れてしまう。本当ならこんな訳もわからない人に体を触られるだなんて絶対に嫌なのに。私はすでにこれからの自分の姿を、自分が何をするのかを瞬間的に理解して、察してしまった。
乳首が露になった後は続けてショーツまで脱がされようとしてしまう。抵抗しようと脚を閉じようとしたのに、恐怖に震える私の脚は言うことを聞いてくれなくて、抵抗虚しく私の足首までショーツは下されてしまった。
「ひあっ……」
そして、長い指が私の割れ目を擦った。ああ、これから私はこの人に蹂躙されてしまうんだ。そんな絶望が私を包んだけれど、なぜか私の体は、そんな敏感なところに触られることを拒まなかった。嫌なはずなのに。知らない人とエッチするのなんか、絶対に嫌なはずなのに。
「あっ……そこだめっ……」
気がつけば壁際に座り込んだ私に合わせてしゃがみ込んでいた男は私の乳首にへと吸い付いていた。けれども指は私のおまんこの方へと伸びていて、私は上も下も、本来隠されているはずのところを完全に抑えられていた。
「あっ、んっ、やぁっ」
私はなんとか体を捩らせようとするも力が入らないせいか、押さえられているせいか、どう頑張っても私への責めが止むことはなかった。それどころか私が暴れようとする度に、私を押さえつける力が強くなって、思い切り押さえつけようとしているのか、私の目の前に先程とは比べ物にならないほどに大きくなったおちんちんが揺れていた。初めて見るような男性の凶悪なオスの部分が怖かったはずなのに、気がつけば私は口を開いて、その太すぎるほどの肉棒を咥えさせられていた。
「ん、んんっ?! んっ、……んんっ……」
息が詰まるような臭さを放ちながら、乱暴に動かされる欲望。私はなんとか口を閉じようとして拒もうとしたけれど、気がつけば私の乳首やクリトリスまで同時に触られてしまっていて、私の体はさらに力が抜けて行く。それどころか、そこから全身に広がる快感に体はピクピクと跳ねるようになっていた。
「んんっ、んあっ、はぁっ、はぁっ」
ようやく口から竿が抜かれた頃にはすでに私の呼吸はひどく荒く、視界はぼんやりと霞んでいた。そして、壁にもたれかかったいた私を抱き抱えながら、ゆっくりと床に寝かされてしまう。
「ん……なんでぇ……、えっ、んっ……」
そして倒れ込んできた男の舌が私の口をもう一度こじ開けた。不思議なほどに何も味のしない。キスだって、男の人となんかしたことないのに。唇に吸い付かれただけで生まれてきた嫌悪感が、さらにねぶられていく。……そんな哀れな後悔をする間もなく、ひたすら口の中を犯される。
「ぷはっ! はぁっ、はぁっ……、やだぁ……んっ」
長すぎるほどのキスを終えて、ようやく視界が開けたと思ったら男の体はすでに起き上がっていた。その瞬間、嫌な予感が私の脳裏をよぎる。その男は腰を私の股に据えていた。ここは、セックスしないと出られない部屋。……つまり。
「えっ、や、やだ」
私の両脚を腕の力で無理やりこじ開ける男。そして男の股間が私の膣口に擦り付けられる。
「やめて……やだやだやだ」
けれど、なぜか、私の膣はそれを受け入れようとしていた。膣の中が濡れているのが、なぜか不思議なことに自分でもわかった。先程から与えられていた受け入れ難い快楽を体が感じてしまっていたのだ。私もメスに堕とされようとしていた。
ぷちゅん、という水音とともに、おまんこが拡がるような感覚がする。力が入るけれど、そんなことお構いなしに腰が沈められている。
「やだ、やめてっ、……あっ、んああっっ!!」
そして、ミチッ、という音がして、思い切り男の体重が私にかかった。ハジメテ。絶対それは自分が将来を共にする人に捧げようって思ってたのに。こんなところで私のハジメテは奪われてしまった。けれど、初体験は痛いと聞いていたのに、何故か痛みは感じられなかった。
「へっ、んああぁっ、だめっだめっ!」
私が心の穴を自覚していると、不意に男の腰が動き始めた。それもとても速く、深く、私の膣の奥にまで打ち付けられてくる。竿の先の太いところが私の膣内の壁に擦り付けられて、身体中がムズムズとした。
「やだっ、だめっ、あっあっあっ!!」
大きな吐息が漏れたとみるや、倒れ込んできた男は私の唇を奪う。呼吸できなくなった私は必死にその舌を舐め回して、空いた隙間から酸素を得る。けれど、それもできなくなるほどの快感がおまんこから徐々に上ってきて、私の脚はガクガクと痙攣していた。
「んんっ、んあっ、ぷはっあっあっ、やぁっ!」
私が喘ぐのもお構いなしに、止めどなく一定のリズムで腰を打ち付け続ける男。その男の手も最初こそ体を支えるのに使っていたのに、急に胸のところに伸びてきた。
「あっえっ、おっぱいだめっだめぇっ、んんっ?!」
先っちょをクリクリとねじ込むように擦り上げると、周りの脂肪をかき集めるように揉みしだいてくる。過去経験したことのないようなほどの快感に、私の全身からは一気に力が抜けた。ぎこちないように動かされていた腰も、気がつけば私の膣がさらに濡れたことによって、スムーズに動くようになっていた。それのせいか余計に膣奥が突かれても気持ちよくなってしまっていた。
「あっあっ、んああっ、だめだよぉっ!」
さっきまで嫌だったはずの性行為。だけれども、いつのまにか私の体はすっかり快楽の虜になっていて、おちんちんや指が与えてくる刺激にすっかり酔いしれていた。体だけではない。私の頭の中まですっかりおかしくなってしまっていた。さっきまで嫌だったはずのキスも、なぜかおまんこと同じくらい気持ちよくなってしまっていた。
「んっんんぅっ、んはっ、あっ、ああぁ……」
私の腕はすでに男の人の背中に回されていて、より密着した体が快感を生む。それにこうすると私の膣の奥の奥にまでおちんちんが届いて、さらに引き際にお腹の下あたりの膣壁におちんちんの硬いところが擦り付けられてとてもキモチイイ。頭がクラクラするような電流がその度に全身を駆け巡る。
「あはぁっ、あっんんっ、んひっあっ」
不思議にもどこか遠くから聞こえてくるような私の声もすっかりえっちな声になってしまっていた。普段アイドルをしている自分からはとても聞かせられないようなえっちな女の子の声。そんな声をあげているのは紛れもない自分自身であった。でも仕方がないじゃないか、気持ちいいんだから。
「あっひっ、んっ、んんっ?!」
男の舌がまたもや私の口腔を蹂躙したかと思うと、腰のスピードがさらに増して速くなった。それに反応するように私の膣の穴はきゅっきゅっ、と力が入った。なぜか私の脚の痙攣も増して、もっと強くこの人に抱きつきたくなった。すると、それを察したのかこの人の腕は私のことを大きく、優しく抱きしめてくれる。とっても幸せだった。
「んあっ、あっあっ、んひぁっっ!」
声はもう我慢できそうにない。おまんこの奥におちんちんが突き刺さるたびに頭の中が真っ白になった。真っ白い波が、身体中をぐちゃぐちゃにした。
「んあっ、しょろしょろっ、イクぅっ、イッちゃうぅっ!」
思い切り私の体は跳ね上がる。
「イクぅぅぅっ♡」
腕の力でなんとか男の人にしがみついて、身体の底から湧き上がる快感に抗おうとする。けれど、おまんこの中に撃ち放たれた白い精液の熱が私の思考を全て溶かした。頭の中は、キモチイイに支配されちゃった。
「んあ、あ、あ……、んっ……」
力を失ったように倒れてきた男の人の舌を受け入れる。なんだかとっても甘い味がして、いい匂いがした。蕩けるようなキスを終えて、ゆっくり目を開くと、視界の端にモニターが映る。モニターには大きく、『クリア!!』と書かれていた。視界はゆっくりと霞んでいった……。
「……はっ!」
私は思わず飛び起きる。紛れもない私の部屋。ちゃんと寝巻きは着ているし、どこを見渡しても男の人なんていない。
「ゆ、ゆ、夢だったぁ……よかったぁ……」
急に身体中に張り詰めていた緊張感が途切れ、夢の中とは違う意味で力が抜けていった。……そりゃそうだよね。現実にそんな部屋があるわけないし……。
「……きっと疲れてるんだよね」
そういえば最近はライブツアーとかも立て込んでたし、イベントもあったりとすっかり仕事に翻弄されていたような気がする。そんな頑張りすぎていた自分に思わずため息が出る。
「……そ、それにえ、えっちな夢なんてぇ……」
そもそもこんなえっちなこと、現実でもしたことないし、創作の中でしか知らないもん。本当になんでこんな夢見ちゃったんだろう……。あんなにえっちなことが気持ちいい夢なんて……。
「……あっ」
何気なく伸びた手は、なぜか寝巻きを捲るようにして私の股の間を触っていた。
「……ちょ、ちょっとぐらいいい……よね?」
そこから私が何をしたかなんて言うまでもない。強いていうならとても気持ち良かったです……。
「す、すみません!!」
「あーー、遅いよ彩ちゃん〜」
そういうわけで私はすっかり遅れてしまった。遅れてしまったと言っても今日は仕事じゃなくて、パスパレみんなとお出かけするだけだったからギリギリ良かったものの、私は一体何を思って朝あんな風に過ごそうと思ったのだろうか。きっと夢に当てられたに違いない。
「ゆ、夢……」
「どうしたんですかアヤさん?! 具合でも悪いですか?!」
「だ、大丈夫だよ、違うからねイヴちゃん!!」
「……何か隠してるのかしら?」
「あ、あぅあぅ……」
「ま、まぁまぁ! 彩さんが目を回してますから!!」
私はその日、恥ずかしさばかりが募り、パスパレのみんなと全然目が合わせられなかったのだった。