※この作品はR-18です。

The House of the Dick   作:りおんぬ

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Nursery Undead Body

「先ほどの続きだが、1988年のキュリアン邸事件は覚えているな?」

 

モーターボートを運転しながら、ハリーさんは語る。

ぽてっとかすかにではあるがそれでも外から見てわかるほどに腹の膨らんだレースクイーン衣装で参上したところ、ハリーさんは頭上に?マークを浮かべてジェームズさんは盛大に噴きだしていた。どうですこの男に媚びたメスメスしい肉体美、どのみち捕まったら一巻の終わりなんだから開き直って機動力に特化してみました、と笑顔で言ったら正座させられてそのまま小一時間説教された。正論の雨あられですっかりメンタルを穴だらけにされ、半泣きでボートに乗り込む私。

ついでに武器がないことを話したら、いったいどこに持っていたのかハリーさんからアサルトライフルを1丁PONと手渡された。待って今どこから出したの? え、予備マガジンと弾薬もあるって? そのスリーピーススーツのどこにそれだけの弾薬を持ってたの???

それにしても、と初めて持つ種類の銃のはずなのに妙に手に馴染むそれを眺めていると、その側面には「CM901」と刻印がされていて……あっ、サブマじゃなくてアサルトだったか。普通にエアプ晒したわ、恥ずかしっ。

誰も見てないところで静かに顔を赤らめさせる。

 

「当事者というわけではないから覚えているか、という表現は適切ではないが……ともあれ、知識としては知っている」

「私もGから聞いただけだが、相当に凄惨だったらしい。いや、精散だったそうだ」

「言い直してまで惨状を伝えようとするな」

「床も壁もドロドロで臭いもひどく、駄目押しにあちこちで乱交騒ぎが起きていたそうでな、文字通り目も当てられない有様だったそうだぞ」

「説明もしなくていい」

 

やはりというかなんというか、キュリアン邸もエロエロな有様だったらしい。冗談抜きにキュリアンJr.は何を患ってたんだ?

ここまでオスが生殖本能むき出しに変異するという事は、十中八九繫殖に関係する問題が起こっていたとみていいだろう。無精子症か勃起不全かはたまた性病かは知らないが、その中でもダイレクトに命にかかわってくるものとなると一体なんだ……?

ゴールドマンの原作での目的は地球の浄化、そのために人類を滅ぼそうとする過激な手段をとっていた。

……まさか、人類の女性を苗床にミュータントを産めよ増やせよして、より効率的に滅ぼそうとしてるとか……?

そんなことないよな。誰かないと言ってくれ頼む。

 

「公的にはあの事件の黒幕でDr.キュリアンであるとされているが、実際にはさらにその裏で糸を引いていた奴がいた」

「そいつが……」

「奴の名はゴールドマン。世界有数の財団のトップにして、英国大手企業のDBRコーポレーション最高責任者。そして……この事態の根幹を成しているともいえる、ゲノム理論の権威だ。何を企んでいるのかは知らないが、何としても奴の目的を阻止しなければ……」

 

ハリーさんがそんな事を話している横で、私は受け取ったばかりのCM901を構える。どれくらいの反動かはわからないが、5.56mm弾のそれならまあ受け止めきれるだろう。これが12.7mmとか言われたらさすがに死ぬと思うけど。

──その時、私に電流走る。微かに不自然な水の音が聞こえたような気がした。

振り返り、ボートが通った後の波紋が残る水面に銃口を突きつけて引き金を引いた。

タタタッ! と小太鼓を叩くような小気味いい音が3回鳴り、水面に3つ穴が開く。突然のことに他の3人が驚いていたが、赤く変色する川の水を見て私の疑念は確信に変わった。

 

「下にいます! 例のドロドロ共です!」

「なんだと? ジェームズ、ホド! 私は運転で手が離せない、援護を頼む!」

「ああ、任せろ!」

「了解です!」

 

カーブに差し掛かり、ボートが大きく傾きながら右折する。力押しでの転覆を企んでか、ここぞとばかりに大量の腐乱ゾンビが姿を現した。二人がかりでそれを殲滅していく。扱ってて分かったが、どうやらこいつ射撃パターンがセミオートかフルオートの2択しかないらしい。バーストないのか。

弾薬の節約目的でセレクターをセミオートに切り替え、狙いを定めつつ撃っていく。途中、前から強襲をかけようとしてはね飛ばされたのか、頭上を腐乱ゾンビが横回転しながら通過していってそのまま目の前で川に落下した。

しかしそこは腐ってもミュータントの一角、手足を千切れさせながらもこちらへ向き直って侵攻を再開しようとしたが、がら空きの顔面に5.56mm弾を叩き込んで黙らせた。使う銃がアサルトライフルなせいで貫通力が上がったからかそれとも腐乱ゾンビが骨までふやけて脆くなっているからかはわからないが、適当に狙っても当たりさえすれば確実に脳をぶち抜いて仕留められるのは非常にありがたい。

 

やがて、橋が見えてくる。

普通なら水の都らしい風情のあるデザインだなぁと感嘆するところだが、目の前に架けられたその橋は一目見てわかるほどに異常だった。

 

「あの橋は……何だ?」

 

橋全体が何かに覆われて白くぬらぬらと輝いている。もしかしなくても、隅々までヒルに覆われたおぞましい橋がその異様極まりない威容を誇っていた。

そして何よりも、橋の中央部に四肢を吞まれる形で磔にされた、全身を黒いラバーでギチギチに拘束された女性と思しき姿。全身をヒルの粘液で汚し、太陽の光を反射しててらてらと光っている。がっくりと垂れ下がった頭、その口からは極太のペニスギャグが半ばまで抜け落ちてだらりと垂れ下がり、唾液をはじめとした様々な体液を纏ってこちらも同じように不気味な光を放っていた。

その腹はパンパンに膨れ上がり、時折ボコボコと中で何かが不気味に蠢いている。下腹部にスーツごと刻まれた淫紋は光を失っているが、その上には"67"と番号が刻まれていた。

スーツには一部の布地……ラバー地がなく、乳首と股間部どちらもくぱぁ♡とだらしなく開ききった状態で白濁駅や粘液を吐き出していた。クリトリスは固く突起したままピクリともせず、マンコやアナルからあふれた体液を伝わらせ、先端から滴らせている。

犯されて死んだのか死んでから犯されたのかは不明だが、どの道彼女にとって不名誉な末路であることに変わりはないだろう。

その惨状を指さし、私は口を開く。

 

「あれ、助かると思います?」

「……無理だろうな。ゴールドマンによる実験に際した廃棄物か何かだろう。おそらく手遅れだ」

 

その声に反応してか、その白い橋──正確には橋を覆いつくしていた無数のヒルが蠢き始める。それに合わせてその女性──仮称67番の身体もゆらゆらと揺れ、やがて口に差し込まれていたペニスギャグが唾液や消化液の糸を引きながら抜け落ちてぼちゃんと川に落下した。

 

「ど、どうするんですか? 一本道ですけど!」

「このまま突っ切る! 全員捕まっていろ!」

「マジですかぁ!?」

 

スロットルを倒し、ボートのエンジンが猛然と吠える。加速度で上半身が持っていかれそうになり、慌てて前のシートの背もたれにしがみついた。

そしてまさにその橋の下を通り抜けようとした瞬間、ボトボトと大量のヒルが雨あられのように降り注ぐ。それに合わせて、拘束から解き放たれた67番の体がこちらも重力に従って落下してきた。ゴトン! とハリーさんの目の前に落下し、ボートが大きく揺れる。

しかし私たちはそれどころではなかった。総出で降り注ぐヒルを撃ち落とし、振り払っていく。

 

「わーっ! わーっ! ウワーッ!!」

「くっ、その辺に放り出せ! デカいとはいえたかがヒル、川に放り捨てれば追っては来れないはずだ!」

「そうなんですけどこのヒルども体液に発情作用があるんですよ! だから油断したらあっという間に体中這われて性に奔放なメス豚オス猿に早変わり──って言ったそばから腹をはいずるなコラァッ!!」

「噓でしょ! これにそんな厄介な特性があるの!?」

 

今まさに私のへそに嚙みつこうとしていたクソヒルをひっつかみ、川沿いの岸壁に叩き付ける。べちゃっという音とともにレンガ造りの壁面にバウンドし、そのまま川に落ちていった。

67番の体が跳ねたかと思うと、ブポォッ!! とケツ穴から長大な触手が姿を現した。それはしばらくゆらゆらと揺れた後、先端をにちゃあっ♡と花開かせて母胎の頭の横に食らいつく。

ぐちゅっ、ぐちょっ……という粘質な音とともに、ビクビクと黒光りするメスの体が不気味に痙攣を始めた。

──オ゛ッ、オゴォ゛、ゴボッ、オアア゛ッ……。

開口マスクで無理矢理開かされた口から気味の悪い悲鳴とよだれがこぼれる。

そして、今なお高速で走り続けるボートのボンネットの上でゆらりと立ち上がった。その側頭部から触手が離れると、少し遅れてちゅぽっ♡という音ともにその花触手の中から伸びていた極細触手が67番の頭から抜け落ちる。それに合わせて淫紋が輝きだしたことから、どうやら耳から入り込んで死体だった苗床の脳をかき回すことで、無理矢理に蘇生するかなにかしたらしい。いや、あるいは脳みそも触手に準ずる何かと置き換えられているのか……?

ボンネットの上で完全に直立した67番が腹に力を入れるとボテ腹が波打ち、アナルに続いてマンコからも触手が溢れ出る。そして、2本の触手がボートに巻き付いて母胎の体を固定し、開きっぱなしの乳首からトロトロと白濁液──おそらくは死後泌乳によるそれを溢れさせながら、じりじりとハリーさんに迫り始める。

 

「くっ、一旦止めるぞ! エイミー、援護を!」

「わかったわ!」

「私たちも援護を──ってうわこっちもいろいろ来たーっ!?」

「ホド、私たちはこっちに集中するぞ! ラバー女はハリーとエイミーに任せろ!」

 

ボートが減速していく。まるでそれを予測していたかのように大量の腐乱ゾンビが再び姿を現し、ざぶざぶと水を割りながらこちらへ向かってきた。最も近くにいた奴の顔面に手に掴んでいたヒルを叩き付け、のけぞったところを銃で撃って仕留める。

続々と迫りくる腐れ野郎どもを適宜仕留めていくが、今回も今回で数が多い。あと水中だと妙に俊敏なせいであまり狙いが定まらない。

それでも何とか全滅させ、後ろを振り向く。

ハリーさんとエイミーさんを乳首から生やした大量の触手で拘束し、今まさにこちらに向けて手を伸ばそうとしていた67番と目が合った。……いや、頭ギッチギチに拘束されてるし、目も例外なく目隠しが施されているから『目が合う』という表現は適切ではないけど。それでも確かに視線を感じた。

間一髪でこちらに延ばされる手を躱し、返す刀で顔面に蹴りを叩き込む。

──ガッ、ゴペッ……ゴブブ……。

わずかにのけぞるが、すぐにこちらに向き直ってきた。噓だろおい、結構な力で蹴ったぞ!?

今度は銃撃で応戦するが、コイツの拘束衣が一体全体どんな摩擦係数をしているのか表面を滑るばかりでまるで効果がない。胸の中央に叩き込んだはずの弾がツルリとラバーの上を滑って脇腹の方に抜けていった時はさすがに目を疑った。そうこうしているうちに

──ゲペッ……ゴボォ、ゴパッ!!

そのままズンズンと近づいてきて、ついには口から大量の触手が顔をのぞかせた。そして、新たな苗床を求めて再びこちらに手を伸ばそうとしてくるが……ここである違和感に気付く。

こいつ、さっきよりも動きがぎこちなくないか?

そう思った私は、ダメもとで再び発砲する……だが、母体の方ではない。私の狙いは触手の方だ。

──ギイィッ!?

先程までの比ではなく67番が怯み、大きくのけぞる。その反応で理解した、コイツ人間の方が本体じゃねぇ! 動き出すときのモーションでもしかしたらとは思ってたけど、触手が宿主を操ってる!?

 

「触手の方を狙ってください、母胎はただの死体です! 触手が死体を無理やり操ってる!」

「死体に乗り移ったのか、なんて奴らだ!」

 

脳裏をよぎったのは、バイオハザードリベレーションズに登場した超巨大B.O.W.『マラコーダ』。寄生虫の一種がT-abyss……まあ要するにHoD世界の強化遺伝子よりも数段タチの悪い物に感染することで生まれたクリーチャーだ。そいつも確か集団でクジラの死体に寄生し、あるいは寄生してからとり殺し……その巨体を自身の好きに動かしていた。

それよりも大分スケールは小さいが、複雑怪奇極まれりな人体をこうも上手に操って見せている時点で脅威度的にはどっこいだ。というか、あっちは宿主に合わせて寄生体も巨大化してたから二次寄生の心配はほぼなかったけど、こいつは人体に寄生するのに最適なサイズのままだからこっちの方が確実にヤバい!

さっきの私の攻撃で拘束が緩んだのか、ハリーさんとエイミーさんが懐からナイフを取り出して自身を縛る触手を切りつけ始める。効果はてきめんで、甲高い悲鳴のような音を発しながら触手が母胎兼宿主である67番の体へと戻っていく。

 

「おぞましいにも程があるな、クソッ! ハリー、ホド、エイミー、タイミングを合わせてくれ! ()()()()!」

「「「了解!」」」

 

ジェームズさんが発砲する。それは67番の二穴から生えてボートに巻き付いていた触手を見事捕らえ、緑色の体液と肉片があたりに飛び散った。お前そんなピンクの体色してるくせに体液緑なのかよ! どんな体構造してんだ気色悪い!

一瞬にして自信を固定していたアンカーを失い、ボンネットの上でよろける母胎宿主。それでもメス穴とケツ穴から生えた中途半端な長さで切断されてのたうつ触手の代わりに両乳首から別の触手が飛び出し、再び命綱の確保を試みる。

しかしそれはハリーさんとエイミーさんに阻まれて、無暗に母胎を制御するリソースを浪費することとなってしまった。

短期間で大量の寄生体を失い、いよいよ体の動きすら心もとなくなってきた67番。そこへ、最後に私の放った渾身のグーパンが顔面を捉えた。

 

「逝っとけクソミュータントッ!!」

 

──ゴプッ、ゴボボ……ガバァッ!!!???

女の体とは言え全体重と未だに体の中でタプタプ言っている精液の重さも加わった一撃を受け、母胎宿主の体が吹き飛んだ。そのタイミングに合わせ、ハリーさんがスロットルを入れてボートを急発進させる。

さっきボートにはねられた腐乱ゾンビと同じように、完全にボートから足が離れた母胎が頭上を通過していく。彼女は最後まで私たちの方に恨みがましそうな視線(?)を向けながら、水しぶきを上げて川に転落した。

そのまま追ってこないことを確認して、ふう、と全員で一息つく。

そこで、ジェームズさんが何かに気付いたかのように口を開いた。

 

「……そういえば」

「どうしたジェームズ?」

「ハリー、確か奴の腹には67と書いてあったな」

「ああ、確かに書いてあったが、それがどうかしたか?」

「……つまりだ。アレと同じようなミュータントが最低でもあと66人いるかもしれない、と言ったらどうする?」

「「「「…………、」」」」

 

あんまりにもあんまりな仮説に、全員で押し黙る。何より怖いのはあながち間違っていなさそうなところだ。

あんなのが50人も60人も襲ってきたらひとたまりもない。主に私が。母体があるとはいえ制御県は触手の方にあるっぽいし、となれば連中が肉欲に従って動くのは自明の理だろう。また襲われて苗床にされるのは正直ごめん被る。

エイミーさんの懐で単調な電子音が鳴り始めたのはその時だった。彼女は懐からコンパクトサイズの無線機を取り出し、どこかと会話を始める。まあ十中八九AMSの上司かなんかだろう。

 

「はい、こちらエイミー……はい、ええ……」

 

しばしの応対の末、通信を切る。そしてこちらを、より正確にはジェームズさんの方を向いて言った。

 

「さっき、ゴールドマンから私たちに伝言があったそうだわ。『北のコロシアムにて待つ』って」

「何? それは本当か!」

「……どう考えても罠では?」

 

っていうか実際罠なんだよなぁ……。

次章のボス、"力"と邂逅する際の伏線的な感じのイベントに、私はちょっと遠い目をした。アイツも性欲ギンギンなんだろうなぁ、もし襲われたら大丈夫かなぁ……。

そんな風に明後日の方向に思考を飛ばしていると、エイミーが私の方を向いて一言。

 

「それから、臨時の民間協力者も連れて来るように、ですって……すごいわねホドちゃん、黒幕直々のご指名よ」

「噓でしょ……」

 

思わず本音が漏れる。

え、なんで? 確かに私の方はアイツをボコボコにしたいくらいヘイト溜めてるけど、別にあっちの方から私に干渉してくる理由なんて──

 

『喜べメス豚。ゴールドマン様からのご指示でな、俺様達のところにたどり着いたメスは「選別」するよう定められているのだ』

 

──あったわ。っていうかあれしかないわ。

マジかよ……。

 

──

 

一行が通り過ぎた後、川に黒いものが浮かんだ。

ぷかぁ、と力なく漂う豊満な女の体に呼び寄せられ、何匹かの腐乱ゾンビが水面から顔をのぞかせる。そして、ゆっくりと接近していき──次の瞬間、その体のマンコとアナルから伸びた触手によって例外なく首から上を捕食された。

制御塔を失った体躯が崩壊を始めるが、全に赤い汚液に変化する前に女の穴から次々と触手が伸び、その体を喰らっていく。一通り喰らい尽くすと、触手は女の体に戻っていった。

そして、そのまま漂い続ける女の体に今度は別のゾンビが吸い寄せられ……と何回かそのループを繰り返していると、ふとその指先がピクリと動く。

ざばあ、とそれなりに深い川であるにもかかわらず何とでもないかのように立ち上がり、そのままホドたちが去っていった方向をしばらく眺めていた彼女(?)。いつの間に拾っていたのやら、おもむろに手に持っていた極長太のペニスギャグを咥え、喉をモコリモコリと伸長させながら吞み込んでいった。

そのまま奥の奥まで飲み込むと、マンコから死んでいた彼女を再起動させた花触手が顔を覗かせ、その時と同じように側頭部に食らいつく。そして、内部の極細触手が耳の中から頭に入り込み、母胎兼宿主のメスの脳を慣れた動きでかき回し始めた。

快楽を全身で享受するかのように体をビクビクと不規則に震わせ、死んでいるはずのその体はペニスギャグ越しに確かに言葉を発する。

 

『──ゴールドマンサマ、バンザイ♡』

 

直後に頭から触手がひき抜かれる。快楽と壊死によって破壊されていた脳は元通りとはいかないまでも肉体の自立制御が可能な程度には修復され、そのメス──被検体No.67は活動を再開した。

触手によって歪んだ忠誠と肉欲を抱かされたまま。

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