※この作品はR-18です。

The House of the Dick   作:りおんぬ

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Straightened STRENGTH

ばたばたと騒がしい足音。

スーツ姿の成年と股間から肉塊をぶらさげたレースクイーンが駆ける音が、地下水路の壁に反響する。

さんざん痛めつけられたせいで私の子宮は撫でただけでもその感覚を莫大な快楽にして返してくるはた迷惑な増幅器と化しているが、即興で編み出した秘策によって子宮アクメ漬けの事態を回避することに成功した。

 

『あ゛っ♡あ゛っ♡あぁー゛っ♡子宮っ♡しきゅうもえる゛ぅ♡ほどっ、私のからだに゛っ、なにしたのぉ゛♡♡腹の中のメス子袋がっ♡外気浴びてぎゅんぎゅんして゛るぅうううっ♡♡♡』

 

脳内に人の子宮を限界まで痛めつけてくれやがった下手人の悲鳴と嬌声が響く。

そう。具体的に何をどうやったかと聞かれると何とも回答に困る話なのだが、この体が感じている快楽などの感覚をそっくりそのままティファレトの方に叩き込むことが出来たのだ。私が持つ触手の制御権を勝手に凍結しやがったことから、内部(ティファレト)から外部(ホド)への干渉がある程度可能なことは把握している。それを利用して、外部(ホド)から内部(ティファレト)に干渉したというわけだ。自分で言っててイマイチ意味がよく分からない。

ともあれ、おかげで今私は子宮丸出しの痴態を晒しているにもかかわらず問題なく動き回れているし、ティファレトは私の中で度を越した子宮快楽に悶えて大人しくしている。

自分が何も感じていないのをいいことにケツ穴から先端が花状に開閉する触手を一本呼び出し、子宮をじゅっぽじゅっぽとフェラさせる。脳内で響く嬌声の大きさがさらに一段階上がり、それでもしばらくセルフ子宮責めを続けているとパタッと静かになった。びちゃびちゃという何か液体が撒き散らされるような水音以外何も聞こえない静寂。

ははぁ、さては子宮快楽に耐えきれず意識がぶっ飛んだな、と少しだけ溜飲の下がる思いをして、私はジェームズさんの後に続いて走り続ける。

やがて、石造りの昇り階段が見えてきた。その上からは日が差し込んでいる……出口だ。一目散に駆け上ろうとした瞬間、コウモリゾンビが大量に飛来してきた。そいつらを拳銃と自動小銃の二丁体制で残らず撃ち落とし、今度こそ私たちは太陽の下へ足を踏み出す。

眼球に飛び込んでくる大量の可視光線にたまらず目を細め、片手を帽子のつばようにして額に当てる。

 

「うわっ眩しっ」

「すぐ慣れる、1分くらいの我慢だ」

 

ジェームズさんの言う通りで、白く塗りつぶされていた視界はすぐに色彩を取り戻した。

そうして目に入ってきたのは、黄土色の煉瓦を大量に用いて造られた建造物。建築されてから長い年月を経て、随所が風化して崩れている。──コロッセオだ。

 

「……こうしてみると威圧感凄いですね」

「これでも現役の観光スポットだからな。ただ、最近は風化による崩壊が激しいのもあって補修工事が行われる予定……()()()そうだ」

「……まあ、こんなことが起こればそりゃそんなことしてる余裕はないでしょうね」

「どころか場合によっては人類の進退に関わってくる事件だ。たかが一世界遺産の崩壊など二の次を通り越して四の次五の次くらいだろうさ」

「……なんとかなるといいですね」

「なんとかするのさ。そのために我々AMSがあるんだからな」

 

なんとなくシリアスな感じの会話をしているが、会話している人物のうち片方はボテ腹子宮脱レースクイーンである。台無しとかそういう次元の話ではない。

閑話休題、私たちは迫り来る腐れ野郎共を適宜射殺しながら前進していく。だが、ここで私はふと疑問に思った。

 

「なんか……少なくないです?」

「腐った体で世界遺産に入ることに引け目を感じている、という訳でもなさそうだな。奴らにそんなことを思う頭があるなら全員自室で大人しくしてるだろう」

「という事はつまり、」

「罠だろうな。やはり誘い込まれたか」

 

ひゅう、と風が吹き抜ける。さすがに屋外だし吹きさらしはまずかろう、と私はおもむろに股間に手をやり、垂れ下がる肉塊を体の中に押し込んだ。ぐちゅぐちゅと音を立てながら腕ごと子宮を膣内にねじ込んでいく私に、ジェームズさんは明後日の方向を向いたまま苦言を呈してくる。

 

「……一応すぐそこに異性がいるという事を考慮に入れてはくれないか」

「今の今まで出しっぱだったんですし今更でしょう。それともあれですか、もしや子宮脱(こういうの)で勃起しちゃう難儀な性癖をお持ちのクチであらせられる?」

「人に変なレッテルを貼るのはやめてくれないか!」

 

そんな事を言いながらも歩を進めること暫し。

ギリシャの世界遺産さながらに柱の乱立したエリアを抜けると、視界が一気に開ける。

 

「……なんか、スタジアムみたいです」

「ああ、これがコロシアムの全景だ。こんな事情でなければ観光案内でもしてやれたんだがな」

「なんか静かですね……腐れ野郎どもも見当たらないし、周りとはえらい違いだ」

「待ちたまえ、その発言から不穏な臭いしかしない! 君は今何を口走った?」

「え? それはまあ鉄華……あ゛」

 

不用意なことを口にした私の視線の先で、ブン、という音とともに、壁面に備え付けられていたどでかい電光掲示板が光を放つ。いよいよ甲子園みを帯びてきたなおい。

そうして映し出されたのは、黒いスーツを纏ったメガネのおっさん。

そう、あいつが……

 

『フッフッフ……ここは初めましてと言っておこうか、AMS諸君。私がゴールドマンだ』

「ゴールドマン……いつ見てもいけ好かない顔だ」

「知ってるんですか?」

「仮にも国際企業のトップだ、テレビを見ていれば10日に一回くらいの頻度で拝むことになる」

『君たちが私の邪魔をするのは一向にかまわない。いずれどちらが正しいか解る時が嫌でも来るだろうからな』

 

そう言って、奴は──ゴールドマンは私の方を見る。

 

『君が新世界の礎か。ホド=アルカナ、私は君という存在を歓迎しよう』

「まって名前バレしてるなんでなんで!? ストーカー!?」

「知るか私に掴みかかるな! さっきも言ったが仮にも奴は一大企業のトップだぞ、手段などいくらでも考えられるだろう!」

「……確かに」

「急に落ち着くな……。最近の女性というのは熱しやすく冷めやすいのがトレンドなのか?」

「そういう訳でもないと思いますが……」

『ゴホン! ……本題に戻ろう』

 

こちらに聞こえるように咳ばらいを一つ、ゴールドマンは話を再開する。……っていうかこれ録画映像じゃなくてリアルタイムなのか。

 

『……まあ本題と言っても伝えることは一つだけなのだがね。遠路はるばるやってきた君たちを歓迎するために素敵なプレゼントを用意しておいた。受け取ってくれたまえ……左を見るといい』

 

言われるがままに二人で左を見る。

二人分の視線の先で地面の一部が長方形に切り取られてせりあがり始める。そこから姿を現したのは、相当に年季の入ったサビだらけの巨大な牢獄。

それが光の下に晒されると同時、けたたましいエンジン音が響き始めた。

牢獄に入っていたのは、エイミーさんとハリーさん……そして、側面に"BLAME"と刻まれた巨大なチェーンソーを振り回す、"審判"に勝るとも劣らないサイズの体躯をした仮面姿の巨漢。

 

「エイミー! ハリー!」

「うわっ、絶対やばいですよあのデカいの! どうしますか!?」

『ではAMS諸君、このように画面越しではなく、実際に会える時を楽しみにしているよ……フッフッフ……』

 

それだけ言って、電光掲示板は光を失い、元の黒い板に戻った。

その直後、コロシアム全体が激しく揺れ始める。

 

「くっ、今度はなんだ!」

「うわぁ地震ですか!? イタリアで地震って全然聞きませんけど!」

 

尋常ではない強さの縦揺れによってすっ転びかけるが、触手を支えになんとか体勢を立て直す。縦揺れを受け止める都合上ピストン運動のようになってしまい、ぐちょぐちょという水音とともに辺りに腸液が撒き散らされていく。

そんな私の痴態はさておいて、周囲の光景は一瞬にして原型が残らないレベルで変貌していた。

コロシアムの壁面と同じように風化しかけの煉瓦でくみ上げられた壁が大量にせり上がり、巨大な迷宮仕立てに早変わり。さらにジェームズさんと分断されるおまけつき。……え、分断?

 

「ジェームズさん!」

『ホド! 一度分かれるぞ、コイツを倒してから合流する!』

「了解です! こっちも動きま──!?」

 

バゴォン、と目の前で煉瓦の壁が蹴り砕かれる。

エンジンのけたたましい咆哮と土煙を撒き散らしながら姿を現したのは、さっき牢屋にいたはずのチェーンソーを構えた仮面の巨漢だった。その肩には"No.2"という番号が刻まれている。……え? 2体目?

 

「複数体って噓でしょぉおお──!?」

 

慌てて逃げ出す私のすぐ後ろで、振り下ろされたチェーンソーが空を切る音。

──4th BOSS, "The Strength"。見ての通りチェーンソーが武器の巨人型ミュータント。弱点は頭、ただし鉄仮面で防護措置が施されているのでまずはあれをなんとかして引き剝がす必要あり。

 

「ああもうこん畜生! やってやりますよ!」

 

走りながらCM901を後ろへ向けて乱射する。しかしただでさえただのカカシも同然のトーシローが片手で、しかも走りながらダメ押しに背後へ向けてノールック射撃などしたらどうなるか。

当然当たるわけもなく、銃口から吐き出された30発は全て明後日の方向へと飛んで行った。

 

(やばいやばいやばい! あれどうすればいいんだ!? 立ち止まったら普通に死ぬが!)

 

相変わらず頭の中は静かで、ティファレトもイキ狂って伸びたままであることが容易に想像つく。つまり、二人三脚のマルチタスクは今回使用不可。

となると、私にできることは……。

 

「人としての尊厳投げ捨ててる気がするのであんまりこう言う事したくないんですけど……ふうっ!」

 

腹に力を込めると、ぐぱぁっ、と限界を越えて開いたアナルから触手の卵が大量に吐き出される。それらは地面に落下した先から孵化していき、中から触手と今までまぐわってきたボスゾンビ共の相の子のような小型ミュータントが大量に出てきた。

そいつらは"力"の足にへばりつき、じりじりと頭の方へと登っていく。

奴も自分の体に迫る危機に気付かないほど馬鹿ではないようで、その場に立ち止まったかと思うと、チェーンソーを放り出して自分の体を登ってくる小型ミュータントの大群を振り落とそうと暴れ始める。しかし生まれたてで個体ごとの能力は貧弱だが、その分私が恥を忍んで現在進行形で大量に生み落としているため数だけはとにかく多い。みた感じ、それを全て振り払おうと躍起になって完全に私が眼中から外れてしまったようだ。

これ幸いと私はスッカラカンになったCM901をリロードし、今度は外さないように両手で構える。狙うは顔面、胴体ごとせわしなく動いているせいで狙いにくい状態ではあるが、それでも先ほどまでの逃げながらの応戦に比べれば難易度は段違いで低い。

 

喰らいやがれ(フライ揚がれ)っ!」

 

いちいちフルオートで売っていては弾がいくつあっても足りないので、どっかのラノベで読んだ指切り射撃なる技術で射撃していく。

タタタン、タタン、と断続的な発砲音と、何発かが仮面に当たったことによる甲高い金属音が何回か鳴り響く。

無意識なのかそうでないのか、ドスドスと暴れながらわずかにこちらに迫ってくるそぶりも見せたため、都度距離を離しながら射撃を続けた。

やがて、限界を迎えた仮面の一部分が砕け、中の醜悪な素顔があらわになる。

ギョロリと見開かれた目が蠢き、私と目が合った。

咆哮を上げると、奴は地面に転がしていたチェーンソーをひっつかみ、体に群がる小型ミュータントの大群など目もくれずにこちらへ向けて一直線に駆け出し始めた。

 

「──やっば!」

 

私もそれを確認して弾かれたように走り出す。

だが、一歩目を踏み出した直後、目の前で壁がまた1枚吹っ飛んだ。

そしてそこから、私の背後にいる巨漢とうり二つの大男がのっそりと姿を現す。違いといえば、あの騒がしいチェーンソーを持っておらず、肩には"3"という数字が刻まれていることくらいか。

 

「えっ待ってそれは──ぎゅがっ!?」

 

そいつは横目に私を認識するや否や、後ろで雄たけびを上げてハッスルしている奴と同系列とは思えないほどに俊敏な動きでこちらににじり寄り、私の首を巨大な手で掴んで締め上げた。そしてそのまま、いともたやすく私の体を持ち上げる。

 

「ごっ……げっ……!?」

 

私の首を掴む手に両手をあててなんとか引きはがそうとするが、岩のようにごつごつとした皮膚の感触とドクドクという力強い脈動が聞こえてくるばかりでびくともしない。

ほとんど反射に似た行動でじたばたと足を振り回すが、その程度で吊り上げられた私の体が解放されるわけもなく。

やがて、酸素不足で意識が朦朧としてくる。やめろ、離せ。このままだと、また()()が出てきてしまう……。

意識が体から切り離されていくような感覚。ティファレトも絶頂漬けで気絶しているため、私の制御を離れた体は肉欲のままに蠢くメス豚に変貌した。

 

「……♡」

 

とろん、と瞳が蕩ける。ギリギリと首を締め上げられて今にも骨をへし折られそうになるが、チロチロと舌を蠢かせてこれ見よがしに誘惑を始める私。

それと同時、私の体からミュータントを誘惑する不可視のガスじみた何かが大量に放出された。実際にそんなものがあるのかどうかはわからないが、私にはそんな気がした。

その証拠に、明らかに私の首を締め上げている"力"の呼吸は荒く、脈動はより早く強くなっている。視線を下に向けると、ギンギンになった剛直がその雄々しい姿をさらけ出していた。

腕を振り、"力"が私の体を放り捨てる。

そして、よろよろと起き上がった私の顔にガチガチのチンポをずいっと押し付ける。チンカス塗れできつい匂いを放つそれを、私は迷いなく、ぺろりと舌でなめた。

苦味と渋みが入り混じった不快な味が口内を席巻するが、幾度ものレイプを経てオスに媚びることに特化した私の五感はそれすらも快とする。

 

「んべっ、おっ、ちゅるぅ……♡」

 

亀頭を抱え込み、丹念に舌で恥垢を舐めとっていくと、亀頭が震えながら膨らんでいき、鈴口がパクパクと開閉してカウパーを溢れさせ始める。

そして、今まさに射精するとなった瞬間、私は口を大きく開き、亀頭を限界まで喉奥にねじ込んだ。

ごぼりゅっ、と口の中に白濁した欲望が吐き出される。慌てて嚥下するが、吞み込む速度よりも射精される量の方があまりに多すぎたために頬が一瞬でパンパンに膨れ上がり、鼻からあふれた分の精液が勢いよく噴き出した。

 

「んぶっ、おぶっ! ……ごくっ、ごきゅっ、ぷはっ……げぇえええっぷ……♡」

 

それでも少しずつ飲み干していき、口内のザーメンを全て胃の中に収める。そして、チンポを吐き出してからこれ見よがしにゲップをして見せる。

すると、射精したばかりで若干萎え気味だったチンポがあっという間に元気を取り戻し、むしろ先ほどよりも肥大化してそそり立った。

 

「おほっ……♡」

 

顔を上げ、"力"の方を見る。鼻息荒く、今にも私の事をブチ犯してやろうという気概に満ちていた。

その時、背後から雄叫びが轟く。後ろを見ると、先ほどまで私を追いかけていた方の"力"がこれまたチンポをギンギンにおったててこちらを見ていた。

私は片手の人差し指と親指で輪っかを作り、口の前でシュッシュッと動かしながらペロリと舌を見せる。

すると、そいつは雄叫びをあげながらこちらに躍りかかってくる。

迫りくるは身長5m近い2人の巨漢、対するは肉欲に溺れた惨めなメス豚が1匹。

それが意味するところはただ一つ、肉欲と白濁に満ちた宴(1時間弱ぶり4回目)が幕を開ける。

 

「──ひひひっ♡」

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