死ぬのも苗床もごめんこうむるので散々荒らされた後の銃砲店を目を皿にしてくまなく探しまくると、幸運なことにいくつかの武器……武器?が手に入った。
1つ目はこの手の世界における伝家の宝刀、バールのようなもの……っていうかようなものもなにも普通のバール。これさえあれば近接戦はほぼ負け無しと言っても過言ではない選ばれし武器だ。
2つ目はナイフ。いわゆるダガーって呼ばれているようなタイプだろうか、かなりごついがこれならそうそう壊れることはないだろう。
3つ目はハンドガン。具体的な種類はわからないが、形状から推測するにオートマチックという事だけはわかる。スライド脇にHK45と刻印がされてあるけど、これが名前かな。口径はいわゆる45口径、威力はあると思うけど弾薬が全然見つからなかったので多用はできそうもない。残念ながら、私は本編主人公のようにどこからともなくマガジンに入った予備弾薬を召喚できるような魔法使いではないのだ。
他にやたら大口径のライフルとかショットガンもあるにはあったが、この体じゃ取り回しが難しそうだしライフルに至っては近距離戦に不向きすぎるので断念。よもやハンドガンですら扱いに不安が残るド素人に凸砂をしろと申すか?
幸いにもサイドパックが見つかったので、申し訳程度の予備弾薬をそこにしまって装着。ナイフもホルスターがついていたので、収納してベルトを太ももに巻いておく。なんかますます見た目のROみが強くなったが、そんなことに文句を言っていられるような状況ではないので我慢。
バールのようなものと拳銃は自分で持って動く必要があるけど、それでも荷物は大分少なくなった。
さて、それで私はどう動くのが正解なんでしょうか。
「うーん……」
首をひねる。
ゴールドマンビルは一人じゃ迂闊に踏み込んだが最後帰ってこれなさそうだし、こういう時頼れそうな人がいるだろうAMSヨーロッパ支部は相当遠くにあることが考えられる。4のストーリーで暴走地下鉄に乗ってかなりの距離を移動してたから、国境をまたぐほどではないにせよ──というかEU圏ってそんな国をまたぐスケールの国際地下鉄とかあるの?──ここから徒歩では到底たどり着けないような距離にあることはほぼ間違いないだろう。
……現状行けそうな場所がほぼないという事が分かった。無印と3は高確率でイタリアが舞台ではないし、出来れば行きたくないけど事実上行くところはあのビルしかないとみていいだろう。
……となると、ゾンビの大群以外に道中で考えられる脅威、ボスは2つ。
1人目は"審判"、鋼の錬金術師をより誇張したようなデカい鎧とチビなコウモリ亜人の2人組だ。クァールとズァールが名前だったと思うけど、どっちがどっちだったかは忘れた。
2人目は"教皇"、体色や装備した槍のカラーリングのせいでHoD版初音〇クなどと揶揄される水陸両用ミュータント。少なくとも水中では無類の強さを誇る……と、思われる。ストーリーだと陸戦しかしてなかったから実力は未知数。
ともあれ、どちらも一人で戦っても到底かなう相手ではないのは確かだろう。どっちの事もハンドガン一丁で撃退した主人公のことは考えない。
行動するにあたってだが、こういうのは単独行動すると死ぬと相場が決まっている。とにかく頼りになる仲間が必要だろう。2ならエージェント・Gか若ジェームズ、4ならケイトか老ジェームズ?
しかし、ただ待っていても事態が好転することはないだろう。むしろこの体が生身だとわかった今、食糧問題はかなり深刻だ。
体の調子を確かめる。……相変わらずジンジンと熱い感覚がするが、それでも動けないほどじゃない。ただ、さっきから乳首がガチガチに硬くなっているので動くたびにブラにこすれて変な声が出そうになる。
そうして準備が整った、その時だった。
『助けてくれーっ!』
外から声が聞こえてくる。さっきまで考えていたことが一瞬で頭から吹き飛び、私は迷うことなく銃砲店の扉を蹴り開けて走り出す。
路地裏に飛び込むと、3体のゾンビに囲まれて地面にへたり込んだおっさんの姿が視界に飛び込んできた。
「クソッ!」
やばい、要救助者イベントだ!
乳首が服にこすれる快感を黙殺して全速力で駆け寄り、構えていたバールを思いっきり振り下ろす。
ぐしゃっという何かがつぶれるような音と主にゾンビのうちの一体が崩れ落ちた。それを見たほかのゾンビが一斉にこっちを見て──おいお前らなんで股間にテント張ってんだよ! ふざけんな!
おっさんを襲おうとしていた時の緩慢な動きとは打って変わって、やけに俊敏な動きでこちらに迫ってくる。やっぱりこの世界おかしい! お前らおっさんのことそんな嫌々襲ってたのかよ!
「どっせいっ!」
今度は横にバールを振りかぶり、こちらにつかみかかろうとしてきたゾンビの頭をフルスイング。質量と加速度と遠心力とその他もろもろが加味された一撃は的確に側頭部を捉え、殴られたゾンビは片目を吹っ飛ばしながらもんどりうって倒れる。ダメ押しにズボンの布地をこれでもかと盛り上げる汚いバベルの塔を力任せに踏みつぶせば、嫌な感触とともに去勢されたゾンビがビクビクと痙攣しながらドロドロと溶け落ちて赤い水たまりになっていった。倒したと思ったら起き上がってくるっていうリスクがないのはありがたいが今はそれどころではない。
態勢を立て直して向き直った瞬間、最後の1体が私に向かって掴みかかってきた。
もはやこれまでかと思った瞬間、ある光景が脳裏をよぎる。それは、力任せに押し倒そうとしてくる大量のゾンビを押し返すおっさんの姿。……いやでも、私にできるかあれ? 1人で3人どころじゃない数に圧し勝ってるぞ?
だが、そう弱気な思いを抱いたのも一瞬。
──なぜできないと? 主人公とはいえ女性にもできたんだぞ!
やらなきゃ犯られる、その一心で私は腕に力を込めた。
「なんとでもなるはずじゃーっ!」
全力で押し返せば、弾かれたようにゾンビがよろけて後ずさる。そして、その隙を見逃す私ではなかった。
もう片方の手に持っていた拳銃を構え、発砲。ろくに狙いもつけていない一発だったが、幸運なことにゾンビの片足に命中、相手は姿勢を維持できずに膝をつく。
そこを詰めてバールをもう一度大上段に振り上げ、全力で振り下ろす。
三度湿った音が響き、倒れたゾンビが赤い水たまりに変化していく。これで、おっさんを襲っていたゾンビは全員がダウンした。
「はあ、はあ、ふう……」
その場に座り込み、息を整える。ただでさえ慣れていない体で無理にトップスピードを出した反動か、一瞬の戦闘ですでにへとへとだった。
それを見たおっさんが立ち上がり、こちらへ向けて歩いてきて……ちょっと近づいてきたあたりで私の惨状に気づいてぎょっとしていた。そりゃ助けてくれた相手が謎の粘液でネトネトだったらそんなリアクションにもなりますよね、申し訳ない。
「すまない、助かったよ。助かったけれど……その、君は大丈夫かい?」
「ああいや、お構いなく……ちょっとさっきまでヒルと戯れていただけなんで」
「それはそれで不安になる返答だね……」
さっき扉を蹴破って出てきた銃砲店がある方向を指さし、
「あー、あっちにガンショップがあります。見た感じ荒らされた後ですけど銃もいくつか残ってたので、多分探せば自衛用の武器くらいは手に入るんじゃないでしょうか? 今ならゾンビもいないと思いますし、早めに向かうことをお勧めしますよ……」
「あっち……ああ、あの店か。ありがとう、見てみるよ」
そう言って、おっさんはそそくさと足早に去っていった。さっき走ってきた感じだとゾンビの類はいなかったし、おっさんも安全にあのガンショップまで行けるだろう。
「はー……つっかれた……」
座り込んだままため息をつく。そんな私の視界に、一体だけ地面にぶっ倒れたままのゾンビが収まった。確かコイツは初手で奇襲かけてノックアウトした奴のはず。
あれ、なんかコイツ溶けてないな? と思った次の瞬間。
──あ゛ぁう。
「……やっべ」
なんということでしょう、顔がぐりんと動いてこっちの方を向いたかと思うと、そのまま緩慢な動作で立ち上がったではありませんか。
そして、こちらに歩み寄りながらおもむろに履いていたズボンを破り捨て、一糸まとわぬ姿になる。
「いやいやいやいや待て待て待て待て! 待て! 待って! 待ってそれはさすがに話が違う! 待っ、うひゃあっ! ちょっ、やめっ!?」
押し倒されて力任せに押さえつけられ、ちょうどあおむけに倒れた私の体にゾンビが馬乗りになるような形になった。
私の力ではどうしようもなく、ほとんどされるがままとなってしまう。その事実に気づいて顔が青ざめる。
そして、目の前に屹立するのは元気よくおったてられた肉棒。
なんでお前そこだけ血色良いんだよ、と突っ込むよりも早く、むしろ私の口に逸物が突っ込まれた。
「んぐっ、んぅーっ!?」
口の中を席巻する気持ち悪い味と感触に反射で顔を背けようとするが、両腕でがっちりと頭をホールドされているせいでそれも叶わない。
奴が腰を動かし、私の喉奥へ肉棒を吐き込もうとしてくる。亀頭が喉にこすりつけられる感触とともに、胃から何かがこみあげてくるような感覚が私を襲う。
無駄な抵抗だと悟りつつも押さえつけられたまま暴れることしばし、ゾンビが唸り声とともに腰の動きを早め始めた。
こいつ、まさか──!?
「むぐぅ!」
口の中に広がる生臭い臭いと味。
それが放たれると同時にゾンビが雄たけびを上げて腰を前に突き出し、より一層深くへとペニスを押し込んだ。
ほとんど喉に直でそれを流し込まれる形になり、窒息を防ぐために体がそれを私の意志にかかわらずに吞み込んでしまう。
どぽどぽと胃の中に生臭いそれが流れ込んでいくのを感じながら、私は絶頂で拘束が緩んでいる隙をついて力任せに突き飛ばした。
「げほっ、うえっ!」
あっさりとひっくり返った腐れ野郎を尻目に、四つん這いになって口の中に残った残留物を吐き出す。白濁したそれは、まあつまり……精液だろう、こいつの。
そしてそれを理解した瞬間、再び体に異変が起こり始めた。
「げっほごほっ、ううっ!」
今までとは比べ物にならないほどに体が熱くなり、たまらずその場でうずくまった。
なんだこれ、私の体に何が起こってる? BOWまがいとはいえゾンビの腐った精液飲まされただけじゃこうなるとはさすがに思えない、考えられる原因は──
そこまで考えて、今着ている服に目を向ける。ヒルの粘液でくまなくネトネトだ。
──やられた。あそこであちこち嚙まれたときに、毒か何かを注入されたんだ。この体が生まれつき精液を摂取すると暴走するとかいうサキュバスみたいな特性をしているのでもない限り、原因はアレしか考えられない。
落ち着いて状況を把握すると、とたんに沸々と怒りが沸き上がってくる。
「この野郎、絶対殺──っ!?」
体を起こして怒り心頭でバールを振り上げようとした直後、こんどは肩を掴まれて後ろに引きずり倒された。
なんで? 今しがた私の口使ってフェラ抜きかましやがったクソ野郎は目の前にいるはず──とまた仰向けになった状態で視線をそちらに向けると、そこにはいつの間に集まっていたのやら、ゾンビの団体様。
どいつもこいつも下を脱ぎ、自慢の逸物を公共の場で晒している。
「──あー、ご立派ですね?」
私が現実逃避でそうつぶやくと、そいつらが一斉に私の体に群がってくる。
あっという間に身ぐるみ剥がされ、一糸まとわぬ姿にさせられる。今更のように気付いたが、乳首だけではなくクリトリスまでもが固く突起していた。
頭が一人、両腕に一人ずつ、尻に一人。体の各部をホールドされ、そそり立ったペニスを押し付けられる。
私は抵抗もせず、それらを咥え、握り、しゃぶり、しごき始めた。
「んんっ……じゅぶ、じゅるるっ……」
路地裏に艶めかしい水音が響く。
そこでは、4体のゾンビに囲まれた女が好き放題に体を弄ばれていた。
両手と尻でペニスをしごき上げ、口の中に入れられたペニスをなめまわす。
「んじゅっ……ん-、ぶー……」
体中に付着したヒルの粘液とゾンビのペニスからあふれ出る先走りがローションの代わりとなり、快楽に貢献している。
女は時折体をびくりと震わせながら、押し付けられたチンポに奉仕を続けていた。
体が前後するたびに、それに合わせて露わになった胸がたぽんと揺れる。相変わらず乳首は固く突起したままで、ささやかな自己主張をしてやまない。
──なんで、後ろのコイツは挿入れてこないんだ……?
体を弄ばれながら疑問に思う。下半身を占領したゾンビは唸り声をあげながら豊満な尻たぶにペニスをこすりつけるだけであり、一向に本番に及ぼうとする気配がない。
──うう、体、あつい……。
おかげで女体には欲求ばかりが蓄積されていき、それを表すように膣口からはとろとろと愛液が溢れ、地面に滴り落ちていた。
両腕と頭に陣取ったゾンビの動きが早くなる。射精が近いと察した私は、手の動きを早め、舌で亀頭を舐めまわす……力で勝てないんだったらとっとと欲求を解消してもらってどっか行ってもらった方が早いんじゃないかと思い至った私に躊躇の二文字はない。一刻も早くこの地獄から解放されるために、悪臭や不味に耐えながらカリ首をしごき上げ、責め立てていく。
──ウ゛オォ゛ッ……!
ひときわ大きい声で吠えたかと思うと、私に向けて
「んぶ、ん-、ごくっ、ごきゅっ……」
あまりの苦さとまずさに涙があふれる。正直な話一刻も早く吐き出したいが、それをしたが最後今度は何をされるか分かったものではないので我慢して飲み下す。
そのまましばらく愛撫を続けていると、両腕と頭を占領していたゾンビは満足したのか、ペニスがしぼんでいくのを感じ取った。
私にフェラを強要していたゾンビが腰を引くと、勃起も収まっているのに未だに大きなチンポが精液と唾液で糸を引きながらちゅぽん、と口から抜け落ちる。
そしてそのまま、ふらふらとおぼつかない足取りで路地裏を後にしていった。
……残るは一人、さっきから尻コキばっかやってるこのいまいち目的がよくわからん奴。
「あのー……離してもらっていいですかね……あ、だめ? そですか……」
答えるわけがないとわかっていても問いかけずにはいられず、案の定また腰を振り始めたので諦めてなすがままにされる。
異変に気付いたのはその時だった。
さっきまでのただペニスをこすりつけてきただけの動きとは違い、腰を強く突き出しては引くという、何か明確な目的を感じる動きをしている。
「おまっ、まさか! ちょっと待って、そこ違──おうっ!?」
慌てて尻に力を込めようととするが時すでに遅し、ごりっ、と無理矢理に筋肉を押し広げて、フル勃起したチンポがその穴に入り込んだ。すなわち、男女問わず誰でも持っている穴──肛門に。結果、私の対応はいたずらにペニスを菊門で締め付けるだけに終わった。
──オォ゛ッ……!
私のその反応がお気に召したのか、ゾンビは生き生きと腰を振り始める。そのたびに腸壁が亀頭でゴリゴリと刺激され、言いようのない不快感が私に襲い掛かる。
「やめっ、やめろっ! 抜けよっ! くそっ、くそっ!」
涙目になりながら抵抗する女体を押さえつけ、悠々と肛門性交に勤しむ腐れ野郎。空に尻を突き出すような態勢にされてしまったのもあって、私にできることはもはやない。溢れ出る無力感に地面をだんだんと拳でたたく。
ごりゅごりゅと腸内を蹂躙するチンポを排泄物と勘違いした腸が不気味に蠕動する。それすらも快楽としたのか、ゾンビは腰を振りながら雄たけびを上げた。
「ひぐっ、大きくなってる!」
血流が集中して肥大化したのか、肛門に突き刺さったまま暴れるペニスの主張がより一層強くなる。そして次の瞬間、
──ウオォオオッ!
「んぐぅううううっ! あつっ、ケツ穴熱いぃいっ!」
ゾンビが咆哮したかと思うと腰をひときわ強く前に突き出す。ずりゅっ、と直腸の奥まで入り込んだ怒張が鈴口を解放し、そこから熱々の精液がこれでもかと私の体に注ぎ込まれた。
熱の塊が腸内にいきわたっていく……一体どれだけの量を出しているというのか、どぽどぽと腸内を精液がすさまじい勢いで満たす不気味な感覚とともに、腹がぽっこりと膨らみ始める。
「う、ううう……」
絶望や怒り、無力感や恐怖といった感情がないまぜになり、涙があふれ出る。
ぬぽん、と肛門からチンポが引き抜かれた。パクパクと菊門が開閉し、精液と腸液の混合物がどろりとあふれ出て、地面に白いシミを増やす。
尻フェチのゾンビが満足したことを悟った私は荒い息を吐きながら立ち上がろうとするが、認めたくないものが視界に飛び込んできた。
それは、大通りからこちらをのぞき込む、大量のゾンビの姿。その誰もが例外なく下を脱ぎ、立派なチンポをギンギンにおったてている。
待って、と私が止めるよりも早く、人型の獣が一斉に路地裏になだれ込んできた。
「おっ、おおっ、んおお……」
路地裏に艶めかしい喘ぎ声が響く。
先程まで公開アナルセックス会場と化していたその場所は白濁であふれかえっており、その中心には尻を空に突き出して倒れ込む哀れな女の姿があった。その腹は精液でパンパンに膨れ上がり、もはや風船のようになった腹を支えにして態勢を維持しているような有様だ。その体にはあちこちに嚙まれたような痕跡があったが、特に乳首が顕著で、歯と舌で好き放題に弄ばれたそれはピクピクと震えている。
散々犯されて開きっぱなしになってしまった菊門からは時々汚らしい水音とともに精液が噴水のように噴き出し、そのたびに女体がびくんと震える。
結局最後まで犯されることのなかった膣口がパクパクと開閉して欲求不満を表明し、精液と見まがうほどに粘度の高くなった愛液をドロリとあふれさせた。
「あへっ、えへへ……」
白濁で染め上げられた口から舌を突き出し、地面に落ちた精液をなめとってにへらと笑う。
あられもない姿ですっかり蕩けた顔を浮かべているその女が正気を取り戻すのは、すっかり日の落ち切った時だった。