※この作品はR-18です。

The House of the Dick   作:りおんぬ

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HoD2:Muddy-混濁-
There's Momently Peace.


「……んう……」

 

目が覚める。知らない天井だ。体を起こそうとするが、卵をしこたま詰め込まれたボテ腹と肥大化した胸が邪魔過ぎてそれすら一苦労。

それでもなんとか上体を起こして辺りを見回すと、どうやら私は車の後部座席に寝かされていたらしい。よく見れば、精液と粘液で余すところなくドロドロだった私の体が拭き取られてある程度綺麗になっていて、苗床にされたときにいつの間にかどっかに吹っ飛んでしまっていた眼鏡や手に持ったまま倒れてしまったHK45も脇に置かれている。そして肌の上に見慣れたカーキ色のジャケットがかけられていたが、腹と胸は覆えている代わりに他が微妙にはみ出ているような状態で思わず苦笑いがこぼれる。っていうか全裸にジャケット羽織ってるだけってこれよく考えなくても今大分危ない格好だな?

そう思っていると、運転席の方に座っていた赤い服の女性がこちらに振りむく。

 

「あら、起きた?」

「……あー、はい、まあ起きました。ええと、それで……」

「ああ、男の人の方なら大丈夫よ、今は外を見回ってもらってるから」

「アッハイ。ええと、それで、あー……その、どちら様でしょう?」

 

私がそう問いかけると、返答代わりにポンと手帳のようなものが飛んできた。慌てて受け止めて中を見ると、そこには顔写真と名前、役職が書いてある──"Agent from AMS,Amy Crystal".

AMS。という事はこの女性原作キャラだ。しかもそこのエージェントってことは結構主人公に近いポジションにいる人と見たぞ?

 

「私はエイミー・クリスタル。AMS……って言って伝わるかしら。まあ要するに政府直属の情報機関でエージェントのようなものをしているわ」

「なんか光が逆流してきそうですね」

「なんて?」

「いえ何でもありません、ただの独り言です」

 

ここでその為のフラジールとか言われても私が反応に困るので、先を促す。エイミー女史に曰く、ここはイタリアのベネスという都市。ゴールドマンが放ったゾンビのせいで男は殺され女は犯されの地獄絵図になっていると。

前者は知っているし後者は自分で身をもって思い知ったし、とりあえず得られそうな情報はなさそうだ。

 

「あー、そのいかにも秘密組織っぽさそうな感じのとこに所属してる人がそれをあっさり話しちゃって大丈夫な物なんでしょうか」

「今は非常事態だしね、上の方も必要なら話しちゃって構わないって言ってたわ。身分を明かすだけで信用を得られるなら安い物よ」

「なるほど」

「……逆に聞くけど、随分素直に信じるのね?」

 

普通に納得してたらむしろ怪訝な顔で聞き返された。そんな信用ないんですかAMS。どういうことですかと聞いてみると、身分を明かしても8割くらいはそんな組織は知らんぞ信用ならん上司を出せと駄々をこねるらしい。いい大人が恥ずかしくないのか。なんで諸事情で今は休止中とはいえ現役で学生やってる私の方が物わかりいいんだよ。

現状で知らないんだからどうしようもないのでとりあえず呑み込んどいて後で調べなおせばいいでしょう、的な感じの理屈をこねまわしながら説明すると、エイミー女史は納得したように頷いた。よし、ひとまず丸め込めたな。なんか「今はそれで納得したるわ」みたいな空気出てるけどまあいいや。

 

「まあ、今はそういう事にしておきましょうか。それで、あなたのお名前は?」

 

そう聞かれて無意識で答えようとするが、すんでのところで思い直す。こんな見た目でゴリゴリの日本男児の名前名乗ったりなんてしたら怪しまれるにきまってるだろ! いい加減にしろ!

仕方がないので即興で考える。キャラクターの名前と設定を考えるのだけは得意な性分でございまして、実家の黒歴史ノートには600人を超えるうちの子が眠っているんですよ。こうしてそのうちの一人に押し込まれちゃった身としては過去の自分を全力で殴りたい気分ですが。

それでだ、えーと……この世界がThe House of The Deadだから……HoD……むっ、閃いた。

 

「……あー、ホド。今の私はホド・アルカナです」

 

HoDでホド。随分と安直だけど、まあ名前としての違和感はそこまでないでしょう。苗字のアルカナはHoDシリーズのボスがタロットカード……小アルカナから名前をとってきていることにちなんで。身分証明書出せとか言われたら詰むけど当座の名前はこれで──あっ♡

その時、腹の奥底に感じたわずかな感覚。思わず両手を腹に当てる。

 

「オーケー、ホドね。じゃあ単刀直入に説明するけど──」

「ちょっ、あの、待ってもらっていいですか……」

「──どうしたの?」

 

顔が赤面するのを感じる。トクン、トクン、と微かな脈動が腹の中から伝わってきた。それも困ったことに、たくさん。

じゅん♡と膣穴が愛液を生産しだし、乳首から母乳が滴り始めるのを感じながら、私は真っ赤な顔でエイミー女史に言うほかなかった。

 

「そ、その……卵がちょっと産気づいてきたみたいで……♡」

「Oh…」

 

歴戦のエージェントが額に手を当てて静かに天を仰ぐ。

そして懐からゴム手袋を取り出して装着したかと思うと、意を決した顔で後部座席に乗り込んできた。

 

「ホド」

「は、はい……えーと、なんでしょうかエイミーさん……」

「……掻き出すわよ!」

「エッ」

 

言うが早いか、上体を起こして後部座席のシートにもたれかかっていた私の体を手早く寝かせる。そして股を開かせ、マンコに向けて手袋を付けた手を──ちょっと待って! 待ってください! ちょっ、自力で産むんで大丈夫ですから! ……えっ? 「全部生む前に万が一体内で孵ったら大変なことになるから」? 確かにその通りですけれども! ちょっ、尻に続いてそっちにまで腕入れられるのはさすがにやばいんじゃないでしょうか!? 「尻のもまとめて掻き出す」? 待ってダブルフィスト経験があるのはさすがに──

私が止めるよりも早く、エイミー女史は出産の前準備として愛液を垂らしている私のメス穴とひくついているぷっくりアナルに手を突っ込んで手際よく卵を引きずり出し始めた。その快感に溜まらず私は体をのけぞらせ、快楽のままに喘ぎ始める。

車内を雌臭と嬌声が満たす。

どうやら話がちゃんと進むのはもう少し後になりそうだ──あっあっちょっと待って♡そこ、そこ弱いんです♡そこ擦っちゃ♡うきゅうううううっ♡♡♡♡

……マン汁と腸液に続いて、潮と母乳までもが車内に撒き散らされた。これ掃除大変じゃないのか……?

 

──

 

某所にて。

 

「AMSの犬め……ついに動き出したか。だが私の計画の邪魔はさせん……」

 

広々とした空間に豪奢なつくりのデスクが一つ。そこに備えられたチェアに座るスーツ姿の影が、人知れずそうつぶやいた。

ジリリリリン、とデスクの上の黒電話が鳴る。そいつは受話器を手に取り、そのまま話し始めた。

 

「ああ、私だ。……エージェントと被検体が合流した? 結構、計画に支障はない。そのまま好きに泳がせておけ」

 

電話越しに何者かと会話を続ける。

 

「……ほう。被検体がホドを名乗った、と」

 

ホド。彼女はHoDの頭文字としてしか認識していなかったが、この言葉には別の意味がある。

生命の樹、いわゆるセフィロトを形成するセフィラの一つ、それがホドだ。そしてその意味は──栄光。

 

「──実に面白い。AMSの犬どもは気付くまいよ……私の計画の鍵がよもや目の前にいるなどとはな。ああ、貴様はそのまま監視を継続しろ……くれぐれも手は出すなよ。今や彼女は文字通りに私の望む栄光への足掛かりになったわけなのだから。ククク……」

 

通話を切る。

フレームに光を反射して眼鏡を不気味にきらめかせ、それは静かに不気味に笑い続けていた。

 

──

 

「もうお嫁に行けない……」

 

私は顔を両手で覆ってさめざめと泣いていた。いやまあ嫁になんぞ行く気は無いんだが、比喩表現として。

私の足元には大量の卵がうずたかく積み上がっていて、ホカホカと湯気を上げていた。

あれだけ出ていた腹はすっかり凹み、皮が伸びた様子もなく元のシュッとしたボディラインに元通りだ。あそこまで攻め抜かれてたのに肉割れの一つもしてないのはもはや芸術の域では……? 淫紋がへその真下で自己主張しているが、ご丁寧にきちんと刺青になっているらしくどれだけ擦っても取れる気配はない。あのクソ触手なんてもん残してくれやがった。

触手やチンポ、果ては腕による度重なる責めにも屈せずアナルは括約筋としての機能を残しているが、そろそろ縦に割れそうな気がしてきて非常に怖い。縦割れアナルって病院で治せたりするのかな……?

 

「それで、これからの話をしたいのだけど……さしあたっては服ね」

「もともと私が着てたのは……」

「……そのジャケットと装備品類以外は回収できなかったわ」

「おうふ」

 

シートに寝転がったまま呻く。まああの大鎧の中も触手の死骸でドロドロだっただろうし、むしろジャケットと装備が帰ってきただけでも御の字か。

エイミー女史──あ、そんな固くなくていい? じゃあお言葉に甘えて──こほん、エイミーさんの話に曰く、どうやらこのすぐそばに服飾店があるらしい。とりあえずそこである程度服をどうにかしようというわけだ。

 

「ゾンビとかは? 大丈夫なんですか?」

「それなら今のところは大丈夫よ、ウチの頼りになる二人が片っ端から殲滅してくれたから」

「つっよ」

 

思わず素の感想がこぼれる。え、結構な量居たよね? 大半が女に群がってて隙だらけだったとはいえそれでも相当な数がいたと思うんだけど、それ全部倒したの? 嘘でしょ?

とりあえずHK45だけ持ってから車外に出て、周囲を警戒するエイミーさんについて行く形でぺたぺたと歩いて行く。ジャケット以外ほんとに何も身に着けてないから傍から見てると保護された性犯罪の被害者だなこれ……実際問題さっきまで散々犯されてたわけだけども。触手に。

そんなわけで本当にすぐそこにあった服飾店にイン。緊急時に使えそうなものがないからか、銃砲店と比べると荒らされた形跡も少なく格段に綺麗だ。

 

「さ、それじゃ服を選びましょうか。と言っても、この状況だしあんまり動きにくそうなのはまずいけどね」

「こんなオスに媚びたおっぱいしてる時点でそれに関しては無理っぽそうな気がしますけど」

「こらっ、年頃の女の子がそんな言い方しないの」

 

視線を下に寄せる。吸われて犯されて外から内から媚毒を塗り込まれた胸はすっかり肥大化していて、両腕使ってギリギリ抱え込めるかどうかといったレベルのサイズにまでなっていた。乳首は慢性的に半勃ち状態になっていて、ひとたび快楽を受ければすぐさまミルクを噴き出しにかかる構えだ。

 

「これ、サイズ合うブラあるんですかね? っていうか上の服全般胸がネックなんですけど」

「……まあ、やりようはいろいろあると思うわ」

「頼むから目を逸らさんどいてくれませんか、惨めになってきます」

 

二人がかりで服飾店を捜索する。外では件の男性エージェントが頑張っているのか、時折銃声が聞こえてくる。

しばらく探し回っていると、ほんとにどこ需要なんだといいたくなるサイズのブラが出てきた。っていうか素材がゴム……ラテックスってやつかこれ、そんな感じの奴だし、すごいテカテカしてる。撥水性はとにかく良さそうだけど肌に合うのかこれ……見た感じ他にサイズ合うのないからこれ付けるしかないんだけど……。

とりあえず付けてみる。ラテックス系の生地に半勃ちの乳首が押し込まれ、乳輪に吞み込まれて先端だけがのぞく陥没乳首になったが、不気味なくらいジャストサイズだった。

 

「……あの、エイミーさん」

「なあに?」

「これ……」

「……その、似合ってるわよ?」

「言っていいんですよ、ポルノ女優みたいだって」

「言わないわよ!」

 

その後もああでもないこうでもないと服を捜索する。上は前を留めるタイプの白シャツにし、胸の下で裾を結ぶことで対応した。スカートは行動性重視で短め、パンツの上からガードの意味も兼ねてスパッツ──なぜかこいつもテカテカラテックス仕様──を装着。最後に、歩きやすいスニーカーを履けば……あれっ、ちょっと待って?

感じた違和感。試着室に駆け込み、鏡を見てみる。

一番上に羽織ったカーキのジャケットを除けばものの見事にアメスクスタイルで、下腹部に刻まれた淫紋も相まって出で立ちが完全にエロ同人で見るビッチJKのそれだ。だが今回の問題点はそこではない。

震える手で頭に手を伸ばす。そのまま手櫛で髪を梳いていくと、見覚えのない金糸の髪が流れていく。

……なんということでしょう。白いメッシュが混ざったRO635似の黒髪がいつのまにやら綺麗なブロンド髪になっているではありませんか。

 

「なんでや!!!」

「ホドちゃん!?」

 

その場で崩れ落ちる。

これじゃRO635じゃなくてM37だよ!! クソッ、胸がでかくなってるのも相まって本当に違和感がない!

頭を抱えるが、なってしまったものはどうしようもない。

 

「あの、エイミーさん? 質問ですけど私の髪ってこんなでしたか?」

「? 少なくとも私が救助に来た時にはこの髪だったわよ?」

 

つまり、と思考を回す。脳裏でよぎるのは、頭に風穴を開けながら両手でピースする悪魔モドキと首のふたを開けて触手をさらけ出した愉快な二人組。あの2人、主に触手の方に弄ばれたせいでこうなった可能性が極めて高い、というかそれしか考えられない。肉壁に埋もれて快楽に溺れていた時、おぼろげながらも全身を作り変えられるような感覚に襲われた記憶があるから、おそらく原因はそれだろう。決め手はあの2種類の薬とこの忌々しい淫紋か。

……そういえばあの時、ズィールが気になることを言っていた気がする。

ええと確か、あれは……

 

 

『ゴールドマン様からのご指示でな、俺様達のところにたどり着いたメスは「選別」するよう定められているのだ』

『まあ、やることはさして複雑でもない……こうして因子を注入して、しかる後快楽漬け。これで「転化」すればそのメスは素養なし、しなければ……』

 

 

……選別。そう、選別だ。

具体的に何を選別するのかは知らないが、あいつらは訳も分からず付近まで逃げてきた女性を片っ端から襲い、因子なるものを注入して生体実験を行っていたらしい。『転化』というワードから考えると、ゾンビを作るための特殊な遺伝子かそれに準ずるものを注射していたとみて間違いないだろう。

それで、私はゾンビ化しなかった。あいつらの口ぶりからして、おそらく転化しなかった女性は非常に少ないか、あるいは私以外一人もいない。っていうかいたんだったらそれ以上生体実験を続ける意味は薄いだろう。そのサンプルを鎧の中で保管したまま拠点まで帰還すればいいのだから。で、解剖なりなんなりして研究した後に適合しそうな女性を片っ端から襲う方が時間こそかかるがよほど確実だ。

結論。

具体的に何のかはわからないが、もしかしたら私すごいキーパーソンになってるかもしれない。

 

「んあー……」

「さっきからうんうん唸ってるけど大丈夫?」

「大丈夫……では、ないかもです。嫌な方向に推理というか妄想がつながっていきまして……」

 

その時、パリンガッシャンと派手な音を立てて店のガラスが割れた。何事かと二人で銃を音源の方へ構える。

唸り声をあげながら、複数体のゾンビがこちらへと歩いてきている。さっきから店内を漁ってる音を聞きつけたのだろうか。だとしても銃を撃ったり破壊活動に勤しんでたわけじゃないし、相当近くにいないと聞こえないと思うけど……。

 

「こんな時に! ジェームズもハリーも、さては見落としたわね!」

「あの、替えのマガジンとか車内なんですけど私……」

「それHK45でしょ? 45口径なら私のと一緒だからそれで我慢して頂戴!」

「いえそんな、リロードさせてくれるだけありがたいですハイ」

 

私たちが女であると認識するや否や、ムクムクと急速に腐れ野郎どもの股間が盛り上がっていく。

それを見た体が敏感に反応してマンコとケツマンコがパクつくが、肉欲を理性で押し潰して照準を合わせにかかる。

エイミーさんから鋭い声が飛んだ。

 

「来るわよ!」

「その汚ぇバベルの塔を吹っ飛ばしてやる! 前と後ろと上の口の処女の仇ィ!!」

「リアクション取りづらいからそういうのはやめてくれないかしら!?」

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