2人がかりでゾンビを殲滅すると、遅れて男性2人組が店へとやってきた。片方はさっき見た顔だ。なるほど、あのポリゴン顔が現実に行くとこんな顔になるんだなぁ。
自らをジェームズ・テイラーとハリー・ハリスと名乗った彼らは、割れたガラスと地面の赤いシミを見て申し訳なさそうにこちらに話しかけてくる。
「すまないエイミー、取り逃してしまった」
「謝るならこっちの子の方でしょ。私は大丈夫よ」
エイミーさんがそういうと、二人の視線が私の方へ向く。あっそんな「なんだその恰好!?」とか言いたげな顔で見ないでくださいそう言いたいのは私もなんです。でも上がことごとくサイズ合わないんですよう。
ジェームズさんの方が私の方へ右手を差し出してきた。
「君もすまないね、救助して早々荒事に駆り出す形になってしまった」
「ああいえお構いなく、むしろ助けてもらっただけありがたいですよ……偶然だとは思いますけど」
まさか敵の鎧……体の中から生きてる要救助者が転がり出てくるとはそうそう思わないだろうし。実際あの時ジェームズさんもめちゃくちゃ驚いてたよな。私がトンデモナイ格好してたっていうのもあるだろうけどさ。
「それにしてもこの街の状態はいったい何なんだ? 男は殺す女は犯す、いつからこの街はソドムとゴモラになったんだ」
「分からない。分からないが……1988年のキュリアン邸事件。アレに非常に酷似している……」
キュリアン邸もこんな有様だったのかよ。マジで大丈夫かこの世界。
っていうかそもそもDr.キュリアンが息子の死に至る難病を治すための研究が悪用された結果がこの惨状のはずな訳だけど、この世界のキュリアンJr.はいったい何を患ってたんだ? まさかEDとか無精子症とか言うんじゃあるまいな。
だとしたら殺された男性陣も犯された女性陣も私も色々と報われないぞ。
「汚らわしいわね」
エイミーさんが心底いやそうに吐き捨てる。……幸いなのは、例の研究が狂ってただけでこの世界の性事情とか貞操観念は極めてまともそうだというところか。これで貞操観念とかまでおかしかったら私はもう諦めてた。
3人が顔を突き合わせているのを眺めながら、私は手元の拳銃を弄る。
「主犯はゴールドマン、アイツを止めればすべてが収まるとは限らないがそれでもこれ以上の事態の混迷はある程度防ぐめどが立つ」
「個人的に恨み骨髄なんで是非ともぶちのめしたいんですけどね」
主に肉体改造とかそっちの方面で。もともと私の体ではないとはいえ、勝手によくわからん因子注入されてメスとして調教なんてされたらそりゃ恨みますよ。
ハリーさんが顎に手を当てながら考え込む。
「うーむ……君も要救助者の一人だ、我々としては避難してほしいのだが……」
「ハリー、多分この子言って止まるような子じゃないと思うわ。少なくとも通常のゾンビ相手なら戦闘はできるみたいだし、ジェームズについて行ってもらった方がいいと思うの」
「だがしかしだなぁ……うーむ」
「……仕方ないか。あまり推奨できることではないが、猫の手も借りたいような状況であるのは間違いない。君、名前は?」
「ホド。ホド・アルカナです」
「そうか。それではホド、現時刻を以て君を臨時の民間協力者として扱う。期間はこの事態が収束するまで。ジェームズと共に事態の収束に努めてくれ。我々は別行動をとる、その間はジェームズの指示に従うように」
「分っかりました!」
「武器はあるか?」
「……さっきの車の中にほとんど置きっぱなしですね」
「とってこさせよう。エイミー、頼んだ」
「分かったわ」
エイミーさんが車の方へ走っていく。直ぐに、ポシェットとナイフのホルスターを持って戻ってきた。
それを受け取って装着するが……お腹丸出しだからポシェットの方を腹に巻くと違和感がすごいな。ホルスターと一緒に左右の太ももに巻いておこう。
ラテックス素材のスパッツと合わさって肉付きのいい太ももが強調される。なんとなくゾンビと鉢合わせた時に怖いけど、まあ移動に支障はないし別にいいや。
「ジェームズは彼女と協力して町の混乱を抑えてくれ。次はサンセット橋で落ち合おう」
「ああ、分かった」
「また後でね、ホドちゃん」
そう言って、エイミーさんとハリーさんはこの場を後にする。私は残った一人──主人公もといジェームズさんと顔を見合わせた。
「話は聞いていたな? ひとまずサンセット橋を目指そう。助けれる人は片っ端から助けていくぞ」
「了解です。私は後ろから援護するのでジェームズさんは前を」
「ああ」
ジェームズさんが拳銃を構えて前に出る。私も同じようにHK45を構え、彼について行く形で歩みを進め始めた。
で、進み始めてすぐさま異変がやってくる。
『うわーっ助けてくれ!』という声とともに甲高いブレーキ音が背後から響いてくる。えっじゃあ私が矢面かよ。
振りむいて銃を構えると、ゾンビを張り付かせたままこっちに突っ込んでくる赤い車。向こうもこっちを視認したのか、ブレーキ音をさせながらもハンドルを切って大きくルートをずらす。
「撃て!」
「あいさー!」
二人で発砲する。何発か体にくらってもしぶとく車体にしがみついていたゾンビだったが、後頭部に鉛球をもらって流石に耐え切れずに振り落とされ、そのまま赤いシミになっていった。
車は激しく蛇行しながらも速度を落とし、私たちを追い抜いたあたりで停車する。
扉を開けて降りてきたのは、さっき銃砲店の存在を教えた人とはまた別のおっさんだった。
「すまない、助かったよ」
「あっちで避難誘導を行っている、それに従って避難してくれ」
「ああ、わかった」
おっさんがそそくさと避難していく横を通り抜け、二人で進んでいく。原作でもそうだったけど、助けた後の対応があまりにもドライというか雑なんですけど大丈夫なんですかね?
そんな中で見えてきたのは青い車。確かトランクからゾンビが2体くらい飛び出してくるはずの……ちょっと待って、なんかこの車ギシギシ揺れてない?
何も言わずにジェームズさんの方を見る。彼も気付いたようで、何とも言えない表情でこちらを見返してきた。そして、無言のハンドサインで『行け、援護はする』と伝えてくる。嫌だなぁ……。
ここで駄々をこねていても何も始まらないので、意を決してトランクの扉をあけ放つ。
「──うくっ!?♡」
瞬間、むわっ♡と鼻につく特濃の精臭。スパッツとパンツの下で二穴が震え、乳首とクリトリスが充血して突起する感覚。
ずちゅっずちゅっと何かをこすり付けるような水っぽい音と、ややくぐもった嬌声が聞こえてくる。後部座席の方を見ると、全身精液に塗れた女性が2体のゾンビに口とマンコを犯されていた。ゾンビが唸り声とともに腰を振るのに合わせて腹と喉がボコボコと膨らんだり戻ったりしている様は見ていてとても、こう……なんというか、すごい。
すぐさまHK45を突き付け、手始めにマンコでハッスルしている方のゾンビのこめかみをぶち抜いた。体内から打つなんて真似をせずとも至近からぶちかませば、流石に確殺とはいかないが乱数一発で倒せるようだ。
そして目の前で仲間がヘッドショットされて死んだのを見て、もうひとりの方がゆっくりと私の方を見る。コイツも例によって私が女であると認識すると私の方に──より正確には胸の方に手を伸ばしてくるが、逆にバールをこめかみにブッ差してそのまま一本釣りした。
「ジェームズさーん! 釣れましたー!」
「よし、そのままこっちに──って釣ったのはゾンビの方か!」
ズリズリと車内から引きずり出し、その辺に放り捨てる。バールを頭から生やした状態でビチビチと暴れるそれを、ジェームズさんが手早く銃弾を叩き込んで黙らせた。
さて、それで要救助者の状態は……うーんひどいなこれ。腹がポッコリしてるからわりと中に出されてるのは間違いないし、それでも抵抗しようとした痕跡があざという形で散見された。目は虚ろで、口の端から涎を垂らしながらブツブツと何かを呟いている。
「もしもーし、大丈夫ですかー? ゾンビは片づけましたよー」
「……あぇ?♡」
「あ、うん受け答え駄目そうですねー」
とりあえず要救助者の状態だけ伝えに車内から出ようとするが、その女性が背後から私にしなだれかかってきた。
そしてそのままぐいっと私の体を引っ張り、もろとも後部座席に転がり込む。私が下になり、女性が私に馬乗りになる形になった。女性が腰を浮かせると、マンコからトロリと愛液と精液の混合物がシートに垂れる。
「ちょっ、あの? あの、もしもーし?」
「大丈夫かホド?」
「あ、こっちは大丈夫です! ただ要救助者の様子がちょっと──うひゃぁ!?」
「……本当に大丈夫か?」
「すいません、ちょっと要救助者の方がっ♡ちょっ、胸揉まないでください!♡」
おもむろにブラの中に手を突っ込んだかと思うと、そのままブラから私の胸を思いっきり持ち上げた。
ばるんっ、とブラから胸が放り出され、そこはかとなく膨らんだ乳輪とそれに埋もれた陥没乳首があらわになる。
そして、女性は蕩けた笑みを浮かべたまま私の胸に顔をうずめ、両手で胸を揉みしだき始めた。陥没していた乳首を引っ張り出し、親指と人差し指でつまんでコリコリと弄られる。
「あっ♡やめっ♡離しっ♡んおおっ♡乳首ぃ♡」
「……あー、私は周りを見てくる。終わったら伝えてくれ」
「ちょっ♡ジェームズさんっ♡これ止めさせっ……♡んほぉおおっ♡♡」
私の喘ぎ声で何が起こっているのか察したジェームズさんが車から離れていく。離れないでこれ止めてぇ!
胸の中で熱が渦巻いていく。それは弄ばれている乳首の方にゆっくりと動いているようにも感じられた。というか、実際乳首の方へ吸い寄せられるように流れていった。
そしてそれが乳首の先端まで到達したとき、私は叫ぶ。
「やめっ、出りゅっ♡おっぱい出りゅっ♡♡♡」
触手にニプルファックと搾乳でさんざん分からされていた私の雑魚乳首は瞬く間に白旗を揚げ、乳首をぐいっと引っ張られたのに合わせて乳腺を解放してしまう。
ぷしゃああああっ♡と乳白色のシャワーがあたりに降り注ぎ、あっという間に車内は甘い匂いで満たされた。
女性は一瞬それに驚いたような顔をしたが、直ぐに蕩けた顔に戻って私の乳首に吸い付き、ちゅうちゅうと母乳を飲み始める。
「んっ……んぐっ……ごく、ごくっ……♡」
「あっ♡あっ♡やめてくらひゃい♡赤ちゃんなんていないんですぅ♡授乳イキなんてしたくないのにぃ♡ひうぅ♡そこらめぇ♡乳首に舌入れないれっ♡」
歯と舌でコリコリと乳首を愛撫され、母乳を効率的に搾り取られる。舌の感触で違和感に気付いたのか、しばらくそのまま舌で乳首の先端をコロコロと転がして味わうと、乳首で乳腺を押し広げて舌の先端を乳首の中にねじ込んできた。もう片方の乳首も指で弄られ、指の先端が乳首の中に入り込んでいる。
さらには、女性の片手がスパッツの中に差し込まれた。メス穴もケツ穴もすっかり蕩けていて、チンポ挿入を今か今かと待ち望んでいる。その代わりに女性の手によって妙に慣れた手つきの愛撫が始まった。クリトリスをつまんでねじられ、菊門を爪の先でカリカリと引っかかれ、膣内を指でクチュクチュと掻き回される。
「なにこれぇ♡この人絶対知ってるっ♡メスの堕とし方知ってりゅっ♡やめっ♡百合セックスで立場分からせられちゃう♡」
明らかに素人の手つきではない、なにかそういう職に就いていたのは間違いないだろう。快楽に曇りつつある思考がそんな考えを出す。
乳首から口を放して頭を上げたかと思うと、ぐいっと私の顔の方に顔を近づけてきた。
「おぼっ……んごぉっ♡」
「はえ……?」
その喉が膨らんだかと思うと、その口からぬらぬらとした白い何かが顔をのぞかせる。その正体が何か理解するよりも早く、女性は私の唇を奪った。
当然、その白いヤツも私の口の中に飛び込んでくるわけで……
「おぶっ、がぼぼっ!? おっぶ、おぉううううっ!!?!?」
ビクンッと体が跳ねる。
その白いヤツは私の口の中に入り込み、喉に体をねじ込んだかと思うと、そのまま食道を下って胃袋へと入り込んでいく。
さらに、それは一匹で終わりではなかった。女性の喉奥から大量の何かが飛び出し、ビチビチ暴れながら我先にと私の中へ入り込んでいく。
その華奢な体つきからは信じられないほど強い力で体を抑え込まれ、されるがままになっていた。
「おぼえっ、ごぼっ、うぼぇええええっ!!!!」
体内で生き物が動き回る不気味な感覚と、腹が膨らんでいく感触。
一通り私の中に吐き出したのか、唾液の糸を引きながら唇が離れていく。そして、その女性はそのまま意識を失って私の上に倒れ込んできた。
「ぐぶっ……うえっ……はーっ、はーっ……」
気持ち悪さが腹の中でぐるぐると渦巻いている。下半身に視線を向けると、今なお頂点から母乳を溢れさせる胸と私の上に倒れ込んだ女性に隠れて、不気味に膨張した腹が見えた。
「くそっ、またこれかよ……♡」
吐き捨てる。ヒル詰めたり卵詰めたり今回の白いヤツ……まあ十中八九ヒル詰めたり、この世界は私の腹をコインロッカーかなんかと勘違いしてるのだろうか。
吐き気をこらえて体を起こし、
コツコツと窓をたたく音。そちらに視線を向けると、スーツ姿のあちこちを返り血で汚したジェームズさんがドアから中を覗き込んでいた。私が百合レイプされてるちょっとの間に一体何が。
扉を開ける。
「……終わったか?」
「なんとか……」
「女性は保護しよう。レスキューに何人かこっちに人員を割くよう連絡してある。こちらでも何人か自力での避難が難しそうな要救助者を確保したからな」
なるほどそんな設定が。
とりあえず、と全裸の女性をジェームズさんが持ってきていたタオルで覆う。座標は既に連絡してあるそうで、もう5分もすれば救助要員が来てくれるそうだ。
というわけで、ジェームズ周りのゾンビをあらかた片づけていたこともあってか特に何事もなくレスキューが到着し、女性と何人かの要救助者を連れて所定のポイントへと撤退していった。
「よし、私たちは先を急ごう。ホド、君は大丈夫そうか?」
「大丈夫です、いけます」
相変わらず腹は膨らんだままだがとりあえず激しく動かなければ問題はなさそうだ。母乳は乳首を押し込んで陥没させたら勝手に止まった。どうなってんだ私の体……?
はだけた服を着なおし、アメスクスタイルに戻る。
「全く、ひどい目に遭いました」
「人としての尊厳を貶められているのを『ひどい目』で済ませるあたり、君も豪胆というかなんというか……」
「はっはっは、ケツと腹に卵詰め込まれて苗床にされるんでもなけりゃもう気にしませんよ」
「……聞かなかったことにしておこう」
「そうしてください」
HK45を構えて進んでいく。
狭い路地に入ると、突然上から悲鳴とともに男性が降ってきた。頭から落下した彼はぐしゃりと嫌な音を立てて地面に倒れ、そのまま動かなくなる。
何事かと上を見ると、脇の家屋の窓から両手の血の滴る斧を振りかぶった腐れ野郎と目が合った。コイツが犯人か!
──発砲。45口径が火を噴き、ゾンビの手から斧を手首から上ごと強引にもぎ取る。ジェームズさんもワンテンポ遅れて発泡し、もう片方の手も吹っ飛んだ。
一瞬で両手を失ったゾンビはもはやこれまでとばかりに飛び降りて体当たりしようとしてくるが、すかさず二人がかりで蜂の巣にされ、飛び出そうとした窓から再び建物の中に押し込まれていった。あの分だと部屋の中で赤いシミになっていることだろう。
倒れている男性の手を取る。
「……脈拍ないです」
「残念だが、今は先を行こう。死んでしまった誰かよりも我々が急げば死なずに済む誰かに意識を向けるほかない」
「……了解です」
合掌してから先を進むジェームズさんの後についていく。
道なりに進んでいくと、またも上からこんどは別のゾンビが2体飛び降りてきた。顔に包帯を巻いて両手にナイフを持ったそいつらは、俊敏な動きでこちらに迫ってくる。
「撃て!」
指示に従ってこれも発砲。バック転で距離をとったかと思うと、手に持ったナイフをこちらに向けて投擲してくる。
ジェームズさんはそれを器用にも拳銃で撃ち落とすが、さすがに私がそれをやるのは難しすぎた。大人しく迎撃は諦め、あえて後ろにすっ転んで受け身をとるような感じで飛来してきたそれを躱す。授業の一環とはいえ柔道やっててよかったと思ったが、目の前をナイフがくるくる回転しながら飛んでいくのはさすがに肝が冷える思いを抱く。こえぇよ。
「ふんぎゃろーっ!」
「何っ! でかしたぞホド!」
倒れた状態のまま銃口を向け、引き金を引く。でかい胸と腹のせいで前がよく見えないが、とりあえずジェームズさんに誤射らなければ十分!
私が適当に何発かぶっ放した銃弾は次いで飛んできた2本目のナイフを撃ち下とし、返す刀で私を狙ってきた下手人の肩を撃ち抜いてよろけさせた……ようだ。
というのも、前がよく見えないせいで判断基準がジェームズさんの「でかしたぞホド!」しかなく、実際どこに当てたのかがわからない。弾痕から見るに多分肩なんじゃないかという感じだ。確認してからすぐ赤いシミになっちゃったせいでもう見直すこともできないしね。
っていうか今思ったけど、なんで服ごと溶けるんだあいつら。
「よし、先へ急ぐぞ」
「はい!」
ともかく今は進もう。幸いにもここはまだ難易度が低いエリアだ、さっきみたいに要救助者にレイプされるとかみたいなよくわからん事態さえ起きなければ私の尊厳は守られる! ……はず!
そんなことを考えながら、私は走るジェームズさんの後を追って駆けだした。