1
休日でも家に居ることはなく、仕事で出張とか言い信二が留守する日々が多くなった。
夫である信二から帰宅の連絡がない限り、聖子も彼が食べる夕食の用意はしない。
風呂から上がり、しなければならないことが無ければ、聖子は足早に寝室へと向かう。
家族の会話もなく、リビングでひとりテレビを見て過ごしている卓也は、まるでアパートで一人住まいをしているみたいだ。
「お兄ちゃん、一人なの?」
少し季節が温かくなると、妹の亜美はアイスクリームを咥え、卓也がいるリビングに来た。
誰も、何も、語らない家族なので、亜美も寂しくをおぼえるのだ。
卓也の横に座ると、彼女は頭を彼の肩に預け呟いた。
「お母さんが、生きていたら、こんな事は無かったのに・・・」
亜美の口から、亡くなった母(沙織)の話しを初めて聞くような気が卓也はした。
憐れみを感じた卓也が、そんなことを言う妹を抱き寄せ、唇を合わせると亜美は抱きつき涙している。
近頃の亜美はよく泣く。
多感な女子高生ともなれば感情の起伏が激しい。
それでも、兄である卓也にキス以上のことを要求することはない。
「ありがとう、少しは落ち着いたわ」
リビングに、甘いアイスクリームの匂いを残し亜美は去った。
2
祖父である達也が、浴室でもゆっくりと身体を伸ばし、聖子から拭いてもらえるようにと、卓也はマットを浴室に準備用意した。
聖子が信二の後妻として来ると、リハビリを怠った達也は足腰がめっきり弱りなり、本当に立てなくなっている。
週に二回だけは介護師が来て入浴させてくれるが、その日以外は家族が面倒を見ている。
家族といっても、昼間は聖子がひとりで達也の面倒を看るしかない。
その聖子も、信二がほとんど帰ってこなくなると、女盛りの身体をもてあまし、近頃は欲求不満になっている。
唯一のはけ口は、隠れて達也が施している指での悪戯だった。
表向きは、達也が強引に迫ってきたみたいに装っているが、実のところ聖子は達也の指を心待ちにしている。
「お義父さん、横になってください」
浴室を湯気で充満させ、裸でいても寒くないようにと、絶えずお湯が床を流れるようにしてある。
達也が着ている寝間着は、入浴後に洗濯されるので脱ぐ必要はなく、そのまま達也は浴室の床で横になった。
聖子は手のひらに石鹸の泡をたて、達也の逸物を洗う。
そして彼の股間に顔をうずめる。
洗い終わった性器を口に咥え、達也を頂点に上り詰めさせる。
射精を見た性器を丁寧に拭くと、彼の身体を綺麗に洗い始める。
そのとき聖子は水着のパンツの下には何も着けてはいない。
少し大きめの水着は、裾の脇から達也が指による侵入を図れば、直ぐに迎え入れられそうなくらい緩い。
身体を拭いてもらっている間の達也は、聖子の乳房を撫で続けている。
「あっ、あ~・・・・・・あは~」
快感を覚えると、達也を洗っていた手を止め、彼の背に腕を絡める。
抱きつかれた達也は聖子の水着に手を伸ばす。
「ダメですよ、お義父さん。・・・・・・わたし困ります」
「いいじゃないか?」
拒絶しているのは言葉だけで、達也の背に回されている聖子の腕はそのまま動くことはない。
「聖子さん、頼むから・・・・・・触らせてくれ?」
「そこだけは許してください」
淫乱な言葉の応酬に聖子は酔いしれ、閉じていた太ももが徐々に緩んでくる。
「お願いだ、聖子さん」
「私、信二さんから追い出されます。止めてください」
「ふたりだけの秘密に・・・」
「ダメです。あっ。もう・・・・・・ダメで~すよー」
達也は拒絶を受けながら、言葉だけのせめぎ合いの中、パンツの裾から指をヴァギナに侵入させていた。
上に重なり、パンツの両脇を中央に寄せると、はみ出した陰毛の奥に指の侵入を受けているヴァギナがヒクッ、ヒクッと小さくうごめき覗いている。
乳首を舐めながら達也が、指を頻繁に動かせば聖子のヴァギナから、大量のスケベ汁が湧き出ているのがわかり、性器の挿入が果たせそうな感触を達也は得た。
脇に舌を這わされると、腰を高く上げる癖が聖子にあることを達也は見抜いていた。
もう一度、聖子の下半身に目を落とし濡れ具合を確認すると、そこはもうビショビショに濡れている。
達也は、聖子に受け入れ準備が整ったとみて、ウイーク・ポイントの脇に舌を這わせた。
「あ~、いいわ~」
喘いだ瞬間。案の定、聖子の腰が弾んだのを達也は見逃さなかった。
「あっ。ダメ!」
気づいたときにはもう遅かった。
夫、信二よりのそれよりも大きな達也の逸物が、聖子の濡れた膣に収まっている。
「お義父さん、駄目ですよ・・・・・・早く抜いてください」
「無茶を言わないでくれ、聖子さんが腰を高く上げたから入っただけで、わしは何もしていないよ」
挿入行為がいかにも、偶然の出来事だと言わんばかりに、達也はうそぶいた。
「聖子さん、入ったものは仕方ないから、楽しもうよ」
達也が言った時には、欲求不満に苛まれていた聖子は腰を振っていた。
「わあー凄いっ!・・・・・・お義父さーん。・・・・・・いいわ~」
悩ましい声に、達也は何年かぶりに燃えた。
ここ数年もの間、セックスは一度もしていない達也。
男の身体から遠ざかっていた聖子の女体は、限りない快楽を求める肉体になっていた。
達也が出し入れする度に、ヴァギナが卑猥な音を立て達也のペニスを迎えている。
「お義父さん、私が上になりますから」
聖子は自ら態勢を変えた。
達也の上にまたがると、勃起している性器を支え、徐々に腰を落としていった。
「あー。・・・・・・いいわー」
挿入を受けいれた聖子は、感極まった声を出し瞼を閉じると、円を描くように腰を振った。
達也の胸に手を置き、上半身だけを後ろに反り、性器の感触を膣で愉しみ、官能の淵をさまよい頂点を迎えようとしている。
「お義父さん、逝ってもいいですか?」
達也は痛みを忘れて、下から渾身の力を振り絞り突き上げた。
「アツ、ふう~、あつ、あつ、逝くわ~」
聖子は果て、肩で大きく呼吸しながら下腹部も小刻みに震わせている。
「お義父さんは、逝かれましたか?」
「十分、逝かせてもらったよ」
マットで疲れをいやしている達也に、聖子は重なり抱きついた。
「聖子さん、頼むから、信二には言わないでくれ。お願いだから」
聖子の負担を軽くするために達也は心遣いを見せた。
「二人だけの秘密ですよ」
聖子も達也の真意を汲み取り言葉にした。
【ふたりの秘密】
ほど都合がいい言葉は無い。
今度もチャンスが有れば、秘密だからと言ってセックスが楽しめる。
つづく