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いつまでも婚期を明らかにしない信二に、業を煮やした聖子は男と女の関係をすませたホテルの一室で尋ねた。
「信二さんいつになったら結婚してくれるの?」
「一周忌が済むまで待ってくれ」
信二は忌明けの婚期を聖子に約束した。
それから数か月。
妻の1周忌を済ませた信二は・・・。
「今日は、皆に紹介したい人を連れて来るので、昼の二時になったらダイニングに集まってくれないか?」
信二は、それだけを言い残すと、どこかに出かけた。
横暴な態度は改めることなく、残された家族3人は信二が手配していたテイクアウトで昼食を済ませた。
午後一時を少し廻った時刻。
信二は亡くなった沙織よりも、若い女性(聖子)を伴い帰ってきた。
「おーい。集まってくれ!」
やがて十四時になると、足が不自由な達也(祖父)は車椅子に乗り、家族が集合しているダイニングにやってきた。
「今度、私の妻になってくれる聖子さんだ。みんな仲良くしてやってくれ」
信二は、聖子を亡くなった沙織の後妻として、迎える用意があることを唐突に紹介した。
ブッスと両ほほを膨らませた亜美(妹)は明らかに、反抗する態度を示している。
信二から、何ら事前に相談を受けていなかった達也と卓也も唖然とした表情でいた。
こうして青山家に、亡くなった沙織よりも、五歳若い聖子が、信二の後妻としてやってきたのであった。
「仲良くしてくださいね」
声をかける聖子に対して卓也は冷めた思いでいた。
亡くなった母の沙織みたいに優しくさえ、接してくれれば誰でも良かった。
若い後妻を迎えた信二だけが、家族の想いをまったく図ることなく上機嫌ではしゃいでいる。
「お兄ちゃん、お父さん馬鹿じゃないの?」
「・・・・・・」
「お兄ちゃん、今度来た聖子さんどう思う?」
亜美は、いかにも気に食わないような素振りを見せる。
「まだ、来たばかりで判らないよ?」
卓也の本音でもある。
混乱を極める亜美と卓也を除き、早速聖子に甘えるのは達也だった。
「聖子さん、身体を拭いてもらえませんか?」
達也は、手助けしてもらえば歩けるのに、聖子が事情を把握していない事を口実に、甘えとも取れる行為を要求した。
必要ない介護を受けながら達也は、舐めるような視線で聖子の動作を見ている。
身体を拭いているときの姿勢は尻を高く上げ、しかもクネクネとはいかないが微妙な動きをしている臀部。
腰を突き出した不用心なスカートの裾からは、ショーツがはっきり見えている。
体つきは小柄なのに、尻は大玉スイカみたいに豊かだ。その見ごたえある尻を包んでいる、ショーツは黒くて、まるで男を誘っているように達也は感じた。
沙織が生きていた時は、頻繁に出張に行っていた信二なのに、聖子を迎えると出張がとたんに激減し、もう1月ぐらいはでかけていない。
信二と聖子の艶めかしい声が聞こえ、夜中に目を覚ました卓也は、オナニーで自らの性欲を慰める日々が続いている。
「あなた~、ねぇ~だいて~」
「・・・・・」
「早くして、もっと、そこ、そこよ」
「・・・・・」
「ああ~だめ、いく、いくわ、うっ」
響き渡る聖子の喘ぎ声。
亜美も安眠を妨げられるのか、卓也がダイニングで水を飲んでいると、時々出くわす時がある。
「お兄ちゃん、聖子さんも露骨ね」
言葉とは裏腹に第2性徴期を迎えた亜美は、二人の性行為に興味を覚え、目を潤ませて興奮しているみたいだ。
「亜美、来てごらん」
「いやよ・・・」
興味を覚えながらも、外見上は取り繕うそぶりを見せる亜美を、信二と聖子が性交をしている寝室の前に卓也は連れて行った。
つづく