輝龍、DREXの執筆の合間ちょこちょこ書いていました。
それでは、どうぞ!!
東京にあるとあるビルの一室、その部屋の入り口には規制線が張られていた。
そこにはカマキリのキマイラに惨殺された男の遺体があった。
警察組織の科捜研に所属している鑑識の警察官たちが現場から犯人に繋がる証拠になり得るものを集めていた。
「また、この手の仏さんか。」
この現場に入っている刑事が遺体を見てそう言った。
「例の怪物騒ぎに関連するかもな。また、あいつが無茶をするかもな。」
この刑事の言ったあいつはこのビルの付近で聞き取りを行っていた。
「分かりました。ありがとうございます。」
まだ若いこの刑事は聞き取りを終えると次の場所へまた聞き取りを始めた。
彼の名前は岸波海斗。若くして刑事として活躍する彼は昨今の怪物がらみの事件に強い執着を見せていた。この時の彼はまだこの先に待ち受けている出会いについても、その後に続く事件についてもまだ何も知らなかった。
追手から逃れてヒロミはバイクを走らせ続けていた。その中でヒロミはバイクの燃料残り僅かであることと、肉体のある変化を察知した。ヒロミはこのまま進んでいく中で小さな町があることを道路標識から知った。
そのまま、バイクを走らせ続けたヒロミはとある町にたどり着いた。周囲が森林で囲まれた町でヒロミは休息をとることに決めた。
バイクの燃料も底をつき始めていたので町にあるガソリンスタンドにバイクを止めた。
組織から出る際に少しばかりの金と食料を持ち出していたが、ガソリンを給油した時には金額が足りなかった。
ヒロミは組織に居た時から使っている方法をここでも使うことにした。さらに、徐々に抑えきれなくなっていた体の疼きを治めるためにも。
「あの、すみません。」
「はい?」
ヒロミはわざとボディスーツのジッパーを下げて、豊満な胸に生じた魅惑的な谷間を見せた。その上で男性店員に話しかけた。
「ガソリンを入れたんですけど、お金が足りなくて。」
「ええ、はい。それは。」
店員はヒロミの谷間に視線を逸らせる。
相手の反応を見て、ヒロミはさらに一手打つ。
「あの、必ず払うので。」
そう言ってヒロミは店員に体を密着させる。
「あの、困ります。その。」
店員はいきなりヒロミが密着してきたことで動揺した。
「迷惑、ですよね。」
「いえ、その。次に来た時に払って頂ければ、大丈夫ですので。」
店員からの言葉を聞いて、ヒロミはさらに一歩踏み込む。
「ありがとうございます。」
そう言うとヒロミは店員の頬にキスをして微笑んだ。
「じゃあ、お店の奥で先にお礼をさせてください。」
ヒロミは体を店員に密着させて、店員を店の奥へ誘導させる。
店の奥に入り、ヒロミは店員を壁に押し付ける。
「ごめんなさい、身体が疼いて。」
ヒロミはそう言うとライダースーツのジッパーを下まで下ろす。
ライダースーツを脱ぎ、裸体をさらすヒロミ。
その美しい裸体を見た店員は生唾を飲んだ。
ヒロミは店員に体を預けると、店員とキスをする。
美しい体を持つ美女にキスをされ、目を白黒させる店員。
ヒロミは店員の首の後ろに手を回し、キスを続ける。
唇を吸い合うキスからほどなく舌を絡ませ合う激しいものへ変わる。
店員の理性は瞬く間に失い、欲望のままにヒロミの肉体を貪り始める。
「………ん……゛んん…、…はぁぁああぁ…ぁぁ!んっ!。………!」
発情した体を貪られることでぐぐもった喘ぎ声をあげるヒロミ。見る者を欲情させる美しい体に、艶やかな喘ぎ声、快感を感じるその姿は人の本能に訴えかけるものだった。
店員は興奮のままにヒロミの首筋を、鎖骨を吸い、その豊かな乳房にも吸い付く。
自身の体に降りかかる愛撫にヒロミは喘ぎ声を漏らす。
ヒロミが喘ぐたびに彼女の肉体から濃厚な性臭が匂い立つ。
ヒロミの性臭を嗅いだ店員は本能のままにヒロミの肉体にむしゃぶりつく。
ヒロミは快感のままに喘ぎ、男を誘う。
ヒロミに誘われた店員は勃起した怒張を露出し、ヒロミの秘所に宛がいそのまま挿入した。
「あああああああああ♡」
溢れる程に愛液を分泌していたヒロミの秘所は赤黒く勃起した店員の怒張を容易く受け入れた。
挿入するや否や激しい腰つきでヒロミの秘所を突きまくる店員。
激しい破裂音に混ざって粘着質な水音が響く。
「あん♡あん♡あん♡あん♡あああああん♡」
店員の腰つきが激しくなるにつれヒロミの喘ぎ声も激しくなる。
「あ、あ、もう、出る。出ます!!」
店員が限界になったことを伝える。それに対してヒロミは店員の腰を抑えるように足を組んだ。
「お願い、出して。私の膣内に、射精して♡」
ヒロミは店員の耳元で囁いた。それと同時に自身の膣を自在に動かし、店員の逸物を刺激する。
ヒロミの誘惑により、理性のブレーキが外れた店員はそのままヒロミの膣内で果ててしまった。
店員との情事を終えたヒロミはライダースーツで身を包むとバイクに乗り、町を出た。
エキドナの改造により、ネコ科動物の特性を有するヒロミは発情期がある。発情期により性欲が高まる彼女は時折その本能に身をゆだねる。それはエキドナに居た頃からあり、その時はエキドナの首領との情事で発情期の火照りを冷ましていた。
「やっぱり、普通の男相手だと満足できない。」
エキドナ首領との情事になれたヒロミの肉体は普通の男相手のセックスでは物足りなさを感じていた。
今もなお収まらない肉体の疼き、常人とは違う肉体に変化した代償として発情期が来ると性的快感を際限なく求めてしまう。
性的欲求が満たされなかったことに不満がありながらもヒロミはバイクを走らせる。
町から進むと峠に入るヒロミ。自身の失われた記憶を求める彼女はひとまずは、大都市である東京を目指していた。もし、エキドナに入る前の自分を知っている人物が居るとすれば、そうでなくとも人の集まる場所に自分を知る人物が居るかもしれないという考えから東京に向かっていた。
峠を上る中、ヒロミは森の中からガサガサという音を聞く。その音の発生源が自分に近づいていることに気付き、バイクのスピードを上げる。
ヒロミがスピードを上げたのを察知してか音の発生源もそのスピードに合わせて動いている。
ヒロミはスピードを上げながら、峠の頂上までバイクを走らせる。
ネコ科動物の特性を有するヒロミは自身を追う相手が何者なのかを即座に察知していた。
峠の頂上に着いた時、森からヒロミを追っていた何者かが森から飛び出しヒロミの前に立ちはだかった。
「もう逃がさないわ、ヒロミ。」
その相手はヒロミをエキドナに連れ戻すべく追って来たスパイダーキマイラだった。
ヒロミはバイクを止めるとスパイダーキマイラと対峙する。
「あなたをエキドナに連れ戻す。あなたが拒否しようと絶対に連れ戻すわ。」
「なら、力づくでも通るわ。例え、あなたを倒すことになっても。」
ヒロミはそう言うとキャットドライバーを取り出し、装着する。
「私は、私はもう失われた過去を見て見ぬふりは出来ない。私が何者なのかを知るために、私は戦うわ。」
ヒロミはプラグを取り出し、起動させる。
≪レオパルド!≫
ヒロミはプラグをドライバーにセットし、ドライバーを操作する。
≪ビューティービースト、レオパルド!ビューティービーストチェンジチェンジ!仮面ライダーキャット、レディ!レオパルド!≫
ヒロミは仮面ライダーキャットレディに変身、スパイダーキマイラを見据える。
「さあ、行きましょうか?」
「今度は油断しないわ。最初から本気で行かせてもらうわ!!」
スパイダーキマイラは前回の戦いと同じように自分と仮面ライダーキャットレディを囲むように蜘蛛の巣を展開する。
蜘蛛の巣で作られたそこは檻のような場所であった。その内部をさらに四方八方に蜘蛛の糸が走る。
スパイダーキマイラは蜘蛛の糸の上に立ち、背中から蜘蛛の手足を4本出現させる。文字通り、蜘蛛の特性を存分に発揮した戦闘形態。それはスパイダーキマイラが本気で仮面ライダーキャットレディを倒すつもりであることが伺い知れた。
背部の足を使い、蜘蛛の糸で出来た檻の中を自由自在に動くスパイダーキマイラ。
仮面ライダーキャットレディはスパイダーキマイラの出方を見ている。
「本気で行く、そうは言ったけど高い場所から私を見るだけかしら?」
「いいえ、それだけではないわよ!!」
スパイダーキマイラはそのまま自由な手足で仮面ライダーキャットレディを攻撃する。背中に生やした足も時折攻撃に使用するスパイダーキマイラ。
仮面ライダーキャットレディはスパイダーキマイラの攻撃を躱そうとするも檻の中に逃げ場はなく、ともすれば蜘蛛の糸で身動きが取れなくなってしまう。
蜘蛛の糸に注意しているとスパイダーキマイラの攻撃が繰り出され、スパイダーキマイラの攻撃に気を取られると蜘蛛の糸のせいで身動きが制限される。
純戦闘は得意としないスパイダーキマイラ、その本領発揮はこのように制限された空間内で相手の戦力を制限した上での戦闘である。
ネコ科動物の力を発揮する仮面ライダーキャットレディは高い戦闘力を有するものの、このような自身の動きを制限する戦法を取られると自身の能力を存分に発揮することが出来なかった。
さらに、スパイダーキマイラはバイザーの蜘蛛の顎から毒矢を発射、遠距離からも仮面ライダーキャットレディを追い詰めていく。
先の戦いとは違い、スパイダーキマイラが有利に戦っていた。これまでの戦闘とは違い、三次元的な攻撃を行うスパイダーキマイラに防戦一方のキャットレディ。
スパイダーキマイラは中距離からの攻撃を繰り返すことで戦闘を有利に進めていた。その現状に内心でほくそ笑む。
「この蜘蛛の巣で作られた結界ではあなたの機動力は生かせない。このまま確実にあなたを消耗させて連れ帰るわ!!」
そう言ってスパイダーキマイラはキャットレディに飛び掛かる。
ここまで為す術なく防戦一方のキャットレディ。形勢は圧倒的に不利だと思われていた。だが、キャットレディは腰に右手を回すとそこから何かを取り出し、スパイダーキマイラをそれで打ち据えた。
「えっ?」
自身に何が起きたか理解できないスパイダーキマイラ。そのままスパイダーキマイラは地面に倒れる。
キャットレディの右手に握られていたのは彼女の専用武器、バトン型の武器であるキャットバトンである。
「私が武器を持たずに組織を離れるわけがないのは分かったはずよ。私が武器を持っていないことに油断したのでしょう?」
スパイダーキマイラにそう言うキャットレディ。さらに、キャットレディはバトンを高速で回転させてそのままの勢いで投げ飛ばした。
投げられたキャットバトンは勢いよくスパイダーキマイラの胸に当たり、そのままスパイダーキマイラを押し出し、蜘蛛の巣の結界を突き破った。
「キャアッ!!」
悲鳴を上げるスパイダーキマイラ。
出来上がった出口から蜘蛛の巣から出るキャットレディ。
形勢が逆転した以上、決着は着いたと思われる。
「まだよ、まだ!」
それでもなお戦おうとするスパイダーキマイラ。
スパイダーキマイラを見るキャットレディはキャットドライバーを操作する。
≪ビューティービーストアーツ!レオパルドストライク!≫
キャットドライバーから音声が流れ、キャットレディの体に力が漲る。
キャットレディは宙高く跳び上がるとスパイダーキマイラに右足を突き出す。
高所からの急降下、強化された右足はそのままスパイダーキマイラを貫いた。
「がはっ!!」
腹部に風穴があき、口から血を吐くスパイダーキマイラ。そのまま、彼女の肉体は崩壊して消滅した。
スパイダーキマイラが消滅したのを見たキャットレディ。
そこに存在した痕跡すらも残さず消滅したスパイダーキマイラに対して、キャットレディは何も言わずにバイクに乗り、その場を離れた。